菊谷和宏の一覧

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作品一覧

2018/06/11更新

ユーザーレビュー

  • 「社会」のない国、日本 ドレフュス事件・大逆事件と荷風の悲嘆
     なかなかの力作。ゾラと幸徳秋水のあいだに永井荷風を挟んだことで、著者の<日本には社会(コンヴィヴィアリテ)がない>という主張がより立体的に、説得力をもって展開されているように思う。
     あえて蛇足を言わせてもらえば、福沢諭吉の<古来の因習に国家という文字あり。この家の字は人民の家を指すにあらず。執権...続きを読む
  • 「社会」の誕生 トクヴィル、デュルケーム、ベルクソンの社会思想史
    神なき時代に、人間を保証するものはなにか。最後にはこの答えに辿り着く。とてもわかりやすく良い本だ。半分ぐらいまでは、キリスト教カトリック信仰がうすれ世俗化するなかで立ち現れてくる社会という社会思想史的説明。神がいなくとも同等な人間一般というものを保証するものはなにか、というのが後半。
    あのベルクソン...続きを読む
  • 社会学的方法の規準
      どういった観点で「社会」を見なければならないか、どの様は基準を設けるべきか、あるいは設けてはいけないかを論じている。西洋的価値観に基づく観点を捨て、その事象を一つの事実として認めるよう訴えている。ある社会では悪徳とされることであっても、別の社会においては称賛される行為があるとき、称賛される社会を...続きを読む
  • 「社会」の誕生 トクヴィル、デュルケーム、ベルクソンの社会思想史
    トクヴィル、デュルケム、ベルクソンの3人を取り上げ、「社会」がいかに思想的にとらえられてきたという系譜を追う思想史。トクヴィルは、「神の御業」としての世界が二月革命によって神の摂理が後退し「社会それ自体」を発見したという。デュルケムはパリコミューン以降、カトリシズムにとってかわる共和制の世界観樹立の...続きを読む
  • 「社会」の誕生 トクヴィル、デュルケーム、ベルクソンの社会思想史
    トクヴィルとデュルケームとベルクソンを繫げるのは珍しい。特にベルクソンの『道徳と宗教の二源泉』を扱っているのがポイント。社会とは人間的超越性なんですね。