自分が理解できない商品は、買ってはいけない。
世に数多ある商品の中で、複雑怪奇な商品の一つが金融商品。
理解出来ないのに、少なくない人が、手を出してしまう。
金融商品に対して、少しリテラシーがあるので、こんなサギみたいな商品、
少なくとも、自分では手を出さないものを、少なくない人が、買ってしまう。
...続きを読む無知というのは、やはりおそろしい。
例えば、テレビCMで紹介されているモノとか。。。
金融機関が、広告まで売って、つまり余計に経費をかけて売りたいと思うものに、
契約者がお得になる商品は、ほとんどない。
少ない掛け金で安心、少額、ボーナスありなど、
聞こえの良い言葉が並んで、そうか私も必要なんだ、契約してしまうのは、
ほんと恐ろしいことだ思う。
ただ、なぜ、飛びつくか、わかるような気がする。
それは、逆説だが、よく、わからないからだと思う。
人は、わからない何か(例えば将来)に期待してしまうからだろう。
逆に宝くじは、よくわかるから、買われてる。
ただ、金融リテラシーが少しでもある人は、まず買わない。
宝くじは、もし当たったらどうしようという淡い期待と安さが魅力だが、
当たることは、まずない。一生で交通事故に何回も遭遇するより、
確率はずっと少ない。少なくない生命保険の商品が、
実は、宝くじと似ている。ただ、優れた商品もあるのも、また事実。
ただそういうものは、やはりある程度、知識がないと、絞りこめない。
くれぐれも、マネー〇〇という人には、相談するかは、よくよく考えるべきだと思う。
なんで、まともな金融機関に勤めていない彼らが、
なんとかプランナー2級という、新書1冊分の金融知識で、専門家ズラして、喰っていけるのか?
彼らは、何を売っているのか、顧客への正しい金融知識とライフプランの作成、
んなわけないからだ。こういう疑問を持つのは、重要だと思う。
この著作を読むと、まぁ、そうだろうなという状況が書いてある。
テレビで投資信託の商品CMを見たり、生命保険のCMを見ると、複雑な気分になる。
金融リテラシーの向上は、かなり前から叫ばれているが、
英語やITスキル以上に、下がっているような気がする。
日本では、どうしても、リスクという考え方が、文化的にも、
また、教育的にも、わざと理解させないようにしている。
高齢者をターゲットにするのは、確率的に騙される、
失敬、商品の「特性」をよくわからないままに、誘導営業という名の元に、
半強制に買わせられる確率が、他の世代と比べて高いからだろう。
つまり認知機能が劣っている人を今、大手金融機関がターゲットにしている。
個人的には、生命保険の契約の他に、
大手通信会社の下請けがやっているサギまがいの契約だと思う。
高齢者は、アホみたいに高い契約をしている。
その一人が自分の両親だった。
到底使わないようなオプションを山のようにつけられていた。
母親いわく、担当者は、良い青年だったみたいで、年収まで聞かれたみたいである。
これじゃ、郵政がやっていることと、そっくりじゃないかと思う。
通信プランも、実は金融商品に近いことを、もっと啓蒙すべきだと思う。
全く自身の通信状況に合わない契約をやっている高齢者は、ごまんといるだろう。