いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

979円 (税込)

4pt

いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。第1章 「自分たちなり」の小社会 / 第2章 いじめの秩序のメカニズム / 第3章 「癒し」としてのいじめ / 第4章 利害と全能の政治空間 / 第5章 学校制度がおよぼす効果 / 第6章 あらたな教育制度 / 第7章 中間集団全体主義


逃げ出すことのできない恐怖と絶望と悪意の世界=いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。

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いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    いじめを発生させる心理的構造や、学校という環境の特殊さを説明した後に、より良い教育環境について提案していた。
    何より、作者の言い回しや思考回路が自分に心地よくフィットした。
    何度も読んでいきたい。

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    今までのいじめの実態から、いじめのメカニズムを導き出すことによって問題点を明らかにし、解決策を提言している。特に、いじめのメカニズムは詳細かつ論理的で、説得力がある。著者によると、いじめは、ほとんど集団で行われるが、集団内のノリを重んじることが秩序となり、場の雰囲気(付和雷同)によっていじめが起こる

    0
    2018年12月08日

    Posted by ブクログ

    いじめの問題を、ただ単に、加害者、被害者の問題としてではなく、社会制度のあり方、組織の中の人間行動の本質まで踏み込んでいる点に、目から鱗が落ちた。

    0
    2018年10月22日

    Posted by ブクログ

    学校のいじめを社会モデルの形態そのものが引き起こす「メカニズム」としてとらえた社会学的考察本。著者の提唱する、国家より下位にある「中間集団全体主義」における「群生秩序(その群の論理)」がいじめの発生源であるから、その秩序を一般社会の「市民秩序」などの導入で、脱構築してしまえばいじめはなくなる、という

    0
    2014年03月23日

    Posted by ブクログ

    学校のいじめに限れば、学校に行かないという選択肢を親が子供に与えない限り、学校という閉鎖社会から子供は逃げられないし、逃げ場がないから自死に逃げるという事が多々起こっているのではないか。

    この本からは、生きる為に選択肢を出来るだけ多く持つ重要性を教えてくれるし、選択肢が多い社会こそが、最大のセーフ

    0
    2014年01月26日

    Posted by ブクログ

    「いじめの社会理論」と90%同じ内容。その意味で、オリジナリティはないが、表現、章立てが、かみ砕いた、分かりやすい、読みやすいものになっている。

    どちらか読んだらいいと思う。
    学術書としては、「社会理論」。手っ取り早い理解としては、本書で。

    面白かった点。
    ・法には、人を市民社会に連れ戻

    0
    2012年10月26日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    学校や社会からこの苦しみが消えない理由とは?

    [ 目次 ]
    第1章 「自分たちなり」の小社会
    第2章 いじめの秩序のメカニズム
    第3章 「癒し」としてのいじめ
    第4章 利害と全能の政治空間
    第5章 学校制度がおよぼす効果
    第6章 あらたな教育制度
    第7章 中間集団全体主義

    [ PO

    0
    2010年11月20日

    Posted by ブクログ

    “いじめ“という事象のパターンや人間心理、構造的な発生要因まで踏み込んで分析する優れた本。“いじめ“そのものは卑劣で全く肯定されないが、誰しもがそう感じる存在が何故なくならないのか。進化人類学的にも色々言えそうだが、本書が強調するキーワードは“群生秩序“。

    言い換えると、その場の仲間意識やノリとい

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    職場のいじめを目にしたことがあり、なぜそうなるのかを知る手掛かりとして読んでみました。

    閉鎖空間ではある一定の人間関係の力学が働き、成熟した大人でさえも、場合によってはその構造に沿ったいじめ行為に参加することがあるかと思います。その構造を大まかにでも知っておけば、そうした職場を避けることができるか

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    前半は、いじめの構造の説明。
      「ノリは神聖にして侵すべからず」とかよくわかった。全能感からいじめを説明しようとしてる点もかなり納得できた。いじめられてタフになったやつがタフを他人に求めるとかの説明もよかった。
    後半は、だからどうしよう、という提案なんだけど、正直前半を読み物として読んでた(データ

    0
    2018年12月01日

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