いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか

ビジネス・実用
1,034円 (税込)

5pt

いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。第1章 「自分たちなり」の小社会 / 第2章 いじめの秩序のメカニズム / 第3章 「癒し」としてのいじめ / 第4章 利害と全能の政治空間 / 第5章 学校制度がおよぼす効果 / 第6章 あらたな教育制度 / 第7章 中間集団全体主義


逃げ出すことのできない恐怖と絶望と悪意の世界=いじめはなぜ蔓延するのか? 画期的理論をうちたて注目される〈いじめ研究〉の第一人者が、学校でのいじめ問題の本質を平易に語る。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社現代新書
  • タイトル
    :
    いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか
  • タイトルID
    :
    827461
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年09月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    いじめを発生させる心理的構造や、学校という環境の特殊さを説明した後に、より良い教育環境について提案していた。
    何より、作者の言い回しや思考回路が自分に心地よくフィットした。
    何度も読んでいきたい。

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    今までのいじめの実態から、いじめのメカニズムを導き出すことによって問題点を明らかにし、解決策を提言している。特に、いじめのメカニズムは詳細かつ論理的で、説得力がある。著者によると、いじめは、ほとんど集団で行われるが、集団内のノリを重んじることが秩序となり、場の雰囲気(付和雷同)によっていじめが起こる。ノリで響きあうみんなの空気は集団の秩序の根幹であり、人の命よりも大きな存在となっている。空気を読めない者は、「ジコチュウ(自己中心的)」で「悪い」。だから痛めつけられると一例を示している。
     解決策についても、抜本的に現在の教育制度を改革し義務教育にしばられず自由に教育機関を選択できようにすべきとの著者の意見に全く同意する。昼間は学校で適当にやり、夕方から深夜まで塾や家で猛勉強する優等生には、昼間の義務教育が全く無駄になっているし、内申により受験で足を引っ張られている。いくら日教組ががんばっても、現在の日本の教育制度では、日本の将来に光明は見えず、もはや制度疲労も限界であろう。
     最後に全体主義についてであるが、現在でも様々な組織(企業、スポーツチーム)で強力なチームワークが必要とされており、社会主義的なあるいは全体主義的な強制を必要とすることもあることから、一概に著者の意見は理解できるものの疑問もある。全体主義であれば秩序維持は厳格であるし、そういった組織が強い(犠牲者もあるだろうが)ことも確かだからだ。いずれにしても、いろいろ考えさせられる、極めて読み応えのある一冊であった。

    0
    2018年12月08日

    Posted by ブクログ

    いじめの問題を、ただ単に、加害者、被害者の問題としてではなく、社会制度のあり方、組織の中の人間行動の本質まで踏み込んでいる点に、目から鱗が落ちた。

    0
    2018年10月22日

    Posted by ブクログ

    学校のいじめを社会モデルの形態そのものが引き起こす「メカニズム」としてとらえた社会学的考察本。著者の提唱する、国家より下位にある「中間集団全体主義」における「群生秩序(その群の論理)」がいじめの発生源であるから、その秩序を一般社会の「市民秩序」などの導入で、脱構築してしまえばいじめはなくなる、という論理は、報道や身近な見聞で耳にする「いじめ」の話題に触れるたびに思うことだが、一般感覚からいって、不思議な思考がまかりとおり、容赦ない人間関係が強要され、法律の手が届きにくいという学校という構造の特殊さを思えば、おそらく大半の人は納得がいくのではないかと思う。問題は、著者がいうように、その「共同体主義的な理念」は、学校だけにあるものではなく、市民の社会にもあり、(これは自分の個人的な意見だが)おそらく日本人にとって少なからず「好感のもてる理念」であるということだ。まずはそういった社会の仕組みや、そういった仕組みを取り入れたいと思う心性についてよく知ることが大切だと思う。

    0
    2014年03月23日

    Posted by ブクログ

    学校のいじめに限れば、学校に行かないという選択肢を親が子供に与えない限り、学校という閉鎖社会から子供は逃げられないし、逃げ場がないから自死に逃げるという事が多々起こっているのではないか。

    この本からは、生きる為に選択肢を出来るだけ多く持つ重要性を教えてくれるし、選択肢が多い社会こそが、最大のセーフティネットだとも感じさせてくれた。

    この本の内容は、学校だけではなく、閉鎖的閉塞的でローカルルールが蔓延する集団に大抵適用できる有用なものだろう。

    0
    2014年01月26日

    Posted by ブクログ

    「いじめの社会理論」と90%同じ内容。その意味で、オリジナリティはないが、表現、章立てが、かみ砕いた、分かりやすい、読みやすいものになっている。

    どちらか読んだらいいと思う。
    学術書としては、「社会理論」。手っ取り早い理解としては、本書で。

    面白かった点。
    ・法には、人を市民社会に連れ戻す「解除キー」としての働きがある。
    ・押しつけがましい設計主義的な教育でなく、自由な社会のための生態学的な設計主義を。
    ・「あとがき」全て。

    0
    2012年10月26日

    Posted by ブクログ

    いじめの事例から持論を構築しての説明って感じ。文系の長論文て読みにくい。
    学校という社会空間への問題点を強く意識して書いていますね。閉鎖社会を守ろうとする大人の中で起きる様々な問題の処置の難しさがより解決の難度を上げてると。
    いじめ脳を並行して読んでたので、この本の本がより深くいじめを捉えていて、事例を読むたび胸が痛くなります。

    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    ほんとに興味深いし読んでよかった

    正直内容を全てを理解できてる訳じゃなくて7割くらいの理解だけど満足感ある。より解像度を深めたいから2回目を見る予定。
    2009年刊行の本だから今の時代といじめの感じ違うだろうなって正直そこまで期待してなかったけど現代でも全然参考になる。
    題名の通りいじめの構造がかかれていて
    なぜ人間はいじめるのか?
    いじめられた人間はいじめ側に回ってしまうのか?
    など納得と説得力のある言葉、論理でかかれていた。
    良本

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    職場のいじめを目にしたことがあり、なぜそうなるのかを知る手掛かりとして読んでみました。

    閉鎖空間ではある一定の人間関係の力学が働き、成熟した大人でさえも、場合によってはその構造に沿ったいじめ行為に参加することがあるかと思います。その構造を大まかにでも知っておけば、そうした職場を避けることができるかなと。

    本書はその構造を知る良書だと思いました。

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    閉鎖的・固定的な集団から可変的・流動的な自由な社会へ 本書は、いじめをメインテーマに、人間社会における集団秩序を生態学的に捉えたものです。

    人間が集まるところには、それぞが属する集団における秩序がいくつも重なり合って存在しています。

    その中で、人権や法を守るような市民秩序が優位な場合は、何も問題がない集団です。

    しかし、固定的・閉鎖的な集団は人権や法よりも、そこに集まる人々が作り出すその場の空気やノリが支配する群生秩序が生まれやすいといいます。

    この群生秩序は、社会の法が届きにくい学校においては極めて生まれやすく、維持されやすい傾向にあります。

    群生秩序が優位な集団において、人はその群れから外れることを極度に嫌い、仲間外れにならないように自分の内面をいとも簡単に作り変え、人を傷つける怪物になりえます。

    人が怪物になり、いじめが生まれる構造を見事に解明してあります。

    そして、その構造を破壊する環境設定・政策として短期的、中・長期的な解決案が提示されています。

    短期的な解決案としては、?学校に法を適用すること、?学級を無くすこと、の2つを同時に行うことです。

    中・長期的な政策は、少し複雑です。
    ?まず、教育を内容を狭めた義務教育と権利教育に分けます。

    ?義務教育は社会生活を送る上での最低限の知識・技能に厳選し、国民全員に修了の国家試験を設けます。

    ?権利教育は、学問教育と技能教育に分けられ、学問を究めたり、手に職をつけたりするように自分で選べます。

    ?そして、年齢制限を撤廃して誰でも生涯、権利教育が受けられるようにします。その中には現行の学校制度が残っても良いです。

    ?義務教育は、教育バウチャーを使い、試験に落ちた人は無制限に使って学習ができます。


    現実にこうなることは不可能に近いですが、全ての人に教育が開かれ、自由に選択できる理想的な社会になるのではないかと期待感を持てます。

    0
    2026年01月02日

いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社現代新書
  • タイトル
    :
    いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか
  • タイトルID
    :
    827461
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年09月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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