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「フィンランドは世界一の教育大国」「フランスは少子化問題を乗り越えた」「ドイツは戦争責任にカタをつけた」……日本人が理想視する「お手本の国」には、知られざる別の顔があった。もてはやされる制度や手法がその副作用ゆえに「嫌われモノ」というのは序の口、実は存在していないなんてことも! 各国に長年暮らす日本人七人が打ち明ける、“隣の芝生”の本当の色とは。
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Posted by ブクログ
かなり突っ込んだ事情が書いてあって、面白い フランスの少子化問題 フィンランドの教育 イギリスの選挙制度(二大政党制) アメリカの陪審裁判 ニュージーランドの在来種生物保護 ドイツの戦争責任 ギリシャの観光政策
ページ数のせいなのか何なのか分からないけどいまいち伝わってこないというか分かりにくいのが多かった 興味のあるテーマだっただけに残念。 フランスの少子化問題とギリシャの観光についてはおもしろかった
自分を客観的に観たり、他人を主観的に捉えるのって、なかなかできることじゃないな。今まで思い込んでいたことも、ただのイメージだったのかも。色んな意見、捉え方を知るのは、考えていく上で必要なことなんだな、と実感。続編出たりしないかな。
フランス、フィンランド、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、ドイツ、ギリシャ以上七カ国に実際住んでいる人たちからのレポート。 フランスの少子化対策であるとか、フィンランドの教育メソッドであるとか…一時期話題になった各国の良さについてモノ申す!な、タイトル。 なんだけど、読んでみたらイメージはむしろ...続きを読む良くなった。 特にフランス、フィンランド、ギリシャの三カ国。 「お手本の国のウソ」ではなく、より深くその国々を知る事が出来る。上辺だけではなくて、何故そこに至ったか、のが分かって凄く良かった。良い意味での「お国柄」が良く分かった。
世界一の教育であるフィンランドメソッドも、市民感覚で公正に裁かれているはずの陪審制も、現地に長年住む日本人から見れば、かなり違っているようだ。 海外の人が思う日本と実際がかけ離れている場合があるのを思い出せば、ごく自然なことなのだが、ついつい「隣の芝生」は青く見えてしまう。
記述は浅いが、少子化対策のフランス、フィンランドの教育、英国の二大政党制、アメリカの陪審員制度などへの冷静な視点は、さすがに知っっていた方がよい。特にマスコミ人士はこれくらいの現状は把握すべきである。
フランス出生率。フィンランド・メソッド。イギリス二大政党。アメリカ陪審員。ニュージーランド自然保護。ドイツ戦争責任。 その国に長く住んでいる人の目から見ると、日本での評価はちょっと異なる。コンテキストありきってことなんだろうけど、日本人の願望の反映と言えるかも。ウソっていうより、伝言ゲームの結果かも...続きを読む。
「フランスは少子化対策に成功した」「ドイツは戦後きちんと謝罪してえらい」「北欧の教育はすばらしい」など日本人のある意味「常識」になりつつある事例の実際のところを現地在住の人達が紹介する。 企画のコンセプトは非常におもしろいので期待したのだが、「「お手本の国」のウソ」というインパクトのあるタイトルほ...続きを読むど、自分の認識と隔たりがあったわけでもなく、細かい部分のニュアンスは少し違いますよ、という程度であることが多く物足りなかった。 これを読んでも、フランスは社会保障をしっかりやっているし、ドイツはナチスと今もきちんと向き合っているし、フィンランドの教育に対する意識は高いというのに間違いはないというのがわかっただけだし、アメリカの裁判員制度がいろいろ問題がありそうなことぐらい、日本人ならたいてい想像がつきそうなものだし。 著者が各国ごとにそれぞれ別で、「「お手本の国」のウソ」というテーマに沿っている人、すこしずれている人など様々で質も安定していなくて雑多な印象なのも残念。
フランス・フィンランドの項が興味深かった。 フィンランドの教育制度についても「大なり小なりの見直しは10年ペースで続けられており~右から左、左から右に方針が変わることを、あまりネガティブにとらえていない。まずいところを認め、原因を分析・追求して直せば良い」 フィンランド人全てがこのような考えとも思わ...続きを読むないけど、この柔軟性こそ見習うべきなのだろう。
フランスの少子化政策、フィンランドの教育・福祉体制、アメリカの陪審員制度、ドイツの戦争責任、ギリシャの観光対策、ニュージーランドの自然保護について。 現地に住んでいる人がそれぞれの視点から、日本の「お手本にしよう!」という姿勢に対して現地での状況を説明している。 住んでみないとわからない事情を知れ...続きを読むて興味深い。 とくにギリシャの観光政策については日本も学ぶところが多いように思う。
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「お手本の国」のウソ
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