公文書の保管、公開について日本が諸外国に比べて立ち遅れていることは予想されていたことであるが、中国、韓国をはじめアジア諸外国の中でも立ち遅れていることを知り、かなりショックである。
本書の書かれた2011年から比べ状況はだいぶ進んでいるとは思うものの、もともと文書で残すという素養がない、もしくはその
...続きを読むような余裕がないという国ということでありましょう。
個人的にはかなり記録魔のつもりではあるもののこれをストックしておく余裕がない。結局はほとんど残っていない。最近はPDF化という手段が出てきた来たのだが、こちらも時間のかかる作業でなんでもかんでもPDF、というわけには行かない。また、どのようにバックアップをとるか、どのようにインデックスをつけるかということが問題になる。
日本の国自体も同じでありましょう。やはり、アーカイブズ化に係る作業量、ストックの方法、整理にかかる人手。言うは安く実行は難しである。
それにしても、昨今種々のデータが電子化され、ウェブで公開されていくのは有難いものである。