ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

825円 (税込)

4pt

3.4

自由に生きられるはずなのに、かえって自由に行動できない現代社会。そこには「自由に行動すれば認められない」という承認の不安がある。誰もが自分を押し殺し、周囲に同調し続けているのはなぜなのか。どうすれば本当の自由が得られるのだろうか。承認不安の意味を哲学的に考察し、この不安を解消するための心のケアの原理を提示。さらにこの原理を、子育て、保育、教育、看護、介護などの多様な局面にまで広げ、自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。

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ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月22日

    ふだん人とコミュニケーションする上で、「承認」というものがどういう風に存在しているか、作用するか知れる本。

    「認められたい」ということよりも、人が無自覚に薄々感じている「不安」が、その人の行動に大きく影響しているのだと知れてよかった。
    過去の経験、体験として承認を十分に得られなかった人は、それを反...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月09日

    リソースははっきりしてないが、読んでいて納得しながら読み進められる。
    個人的には、障がい者や高齢者に焦点を当てて承認不安について説明している章の内容が目新しくて勉強になった。「どうしてそう考えるのか」「どうしてそうするのか」を掘り下げて質問することによって、理解と共感につなげていくという点も分かって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月16日

    『「認められたい」の正体』の続編的位置づけ。「存在の承認」をベースとした相互ケア社会の実現が、承認不安がまん延する世の中への処方箋になるという。「存在の承認」=「ただそこにいてくれるだけでよし」については、岸見一郎氏のアドラー関係の書籍でも言及されていた。 山竹氏本人もあとがきで触れていたが、相互ケ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月13日

    なんとなく普段感じていたことを、ある程度で学的にに言語化していただいた。著者自身がいうように「わかりやすく」書いたとされている。丁寧さの記述と繰り返しの箇所が多いと感じた。著者の考える処方箋は、「相互ケア社会」を作る上での、人に対する「教育の重要な役割」(P.231)としているが、既述にもう少し具体...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月20日

    人間関係でモヤモヤしているときにたまに読み直すと、ちょっと精神的に落ち着くかもしれません。

    自分がなぜ辛いのか、他人に対してモヤモヤするのかちょっとした気付きがあると思います

    「承認欲求が強いひとは毒親のもとで育った」というざっくりした情報は持っていましたが、
    基本的には親の育て方がベースにはな...続きを読む

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