ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

自由に生きられるはずなのに、かえって自由に行動できない現代社会。そこには「自由に行動すれば認められない」という承認の不安がある。誰もが自分を押し殺し、周囲に同調し続けているのはなぜなのか。どうすれば本当の自由が得られるのだろうか。承認不安の意味を哲学的に考察し、この不安を解消するための心のケアの原理を提示。さらにこの原理を、子育て、保育、教育、看護、介護などの多様な局面にまで広げ、自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵
  • タイトルID
    :
    895906
  • 電子版発売日
    :
    2021年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を通じて「認められたい」という思いは、単なるわがままではなく、人が生きるうえで非常に根本的な感覚なのだということだった。
    「存在の承認」と「行為の承認」という言葉が出てくる。
    「存在の承認」とは、「あなたはここにいてよい」という承認である。

    成果を出したから認めるのではなく、存在そのものを否定しないこと。私はこの考え方がとても重要だと思った。

    人の行為については、価値観が違えば賛成できないこともあるし、距離を取ることもある。しかし、それでも相手の存在そのものまで否定してはいけない。

    逆に、人を馬鹿にしたり、軽蔑したり、面前で否定することは、「存在の承認」を傷つける行為になる。

    また、本書では「承認不安」が繰り返し語られていた。
    認められない不安
    否定される不安
    軽蔑される不安
    を抱えながら生きている。

    そして、その不安が強くなると、人は自由に行動できなくなる。
    空気を読みすぎる。
    相手の機嫌を気にしすぎる。
    本音を言えなくなる。

    だからこそ、人が自由に生きるためには、「存在の承認」による安心感が必要なのだと思った。

    さらに、人は給料だけでは活力高く働けない、ということも思わされた。
    自分の仕事が、
    誰かの役に立っている
    意味がある
    見てもらえている
    と感じられることが大切なのだと思う。
    これは「行為の承認」につながる。

    そして終盤では、人は「依存を理解できる存在」だと語られていた。
    成熟とは、「自分は一人で生きている」と思うことではなく、「人は支え合わないと生きられない」
    という事実を受け入れることなのかもしれない。

    この本を読んで、幸せとは、すごい人になることではなく、
    不安を少なくし、
    存在を否定されず、
    自分の行為に意味を感じ、
    支え合える関係の中で生きること
    だと思った。

    「認められたい」という軽い言葉では片づけられない、人間の根本を考えさせられる一冊だった。

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ

    承認不安からの脱却
    集団的承認も親和的承認も得られない時は自己承認をする(社会一般の常識理解があれば可能、吟味は必要)
    →普遍的自己承認

    不安は危険な状況に対する無力への抵抗であり、危険を避けるように知らせている
    不安が生じる→不安な自分を自覚→自己価値の低下を予感→ますます不安になる
    不安の悪循環

    高齢化社会でますます、障がい者や立場が弱い人が増えていく中、それを下に見て優越感に浸っていることことそが承認不安による言動
    その存在を否定することは民主主義を否定することになる
    存在の承認が今後の課題
    学校や職場は競争意識から優劣をつけて、行為の承認ばかりを育ませてしまっている

    相互ケア社会の構築
    お互いに助け合う
    不安が少なく、自己了解のできる人間を教育過程で育てること
    子供の したい を受け入れて増やしてあげる
    多様な価値観を教えて、普遍的視点を培える能力を伸ばす 
    それが出来なかった人もそれができた人と関わることで自己了解ができる

    他者を馬鹿にしたり、軽蔑した言葉を弄することは、相手の方を引きずり下ろし、無価値なものにすることで、相対的に自分の価値を底上げしようとする、あさましい戦略なのです。
    差別は自己価値の底上げを本質としています。自分の価値に自信がない人間が、他人の価値を引きずりおろし、価値のない人間として見下すことで、自分の方が上だ、自分の方が価値がある、と思いたがっているのです。本当の意味での自信がなく、能力や価値ある行為とは無関係な属性にこだわり、自分とは異なる生まれ、貧しさ、信仰、障害などを貶めようとするのです。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    高校の時に試験用で読んで面白すぎて衝撃だったのをまたこうやって見つけられてうれしい。この本で救われる人がいると思うし気づいていないだけで承認不安のせいで苦しんでいる人がいると思う。私もこの筆者のようにそういう人を救うことのできるような小さい存在のままできることをやりたい。

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    ふだん人とコミュニケーションする上で、「承認」というものがどういう風に存在しているか、作用するか知れる本。

    「認められたい」ということよりも、人が無自覚に薄々感じている「不安」が、その人の行動に大きく影響しているのだと知れてよかった。
    過去の経験、体験として承認を十分に得られなかった人は、それを反映したり補償する形で歪んだ価値観や行動様式を持っているというのは自分に当てはめてもそうかもという風に思った。
    存在の承認、行為の承認によって、その人の価値を認識すること、認めることが人と人とのコミュニケーションにおいて大事なんだなと思う。

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    リソースははっきりしてないが、読んでいて納得しながら読み進められる。
    個人的には、障がい者や高齢者に焦点を当てて承認不安について説明している章の内容が目新しくて勉強になった。「どうしてそう考えるのか」「どうしてそうするのか」を掘り下げて質問することによって、理解と共感につなげていくという点も分かってはいるもののなかなか実践できていないポイントだったので、言語化されていることにより意識がむいてよかった。

    0
    2021年11月09日

    Posted by ブクログ

    終章で本書の内容が凝縮されていた。わかりやすく説明されているのはわかるが、やや繰り返し表現が多く、少し読むのが退屈になってしまうこともあった。
    ただ、この本を読んで普遍的承認ができるようにまずは世間一般として「いいこと」と言われるものをやってみて、また存在の承認をしてあげられるよう、他人への共感を行ってみようと思った。また、多様な価値観を認めるという筆者の観点もあってか、文書自体もそのような表現が多くみられた

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    人のことを行動の価値でしか見てなかったように自分のことも価値ある行為をしないと認められないと思っていた。人も自分も無条件に承認することは難しい

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    『「認められたい」の正体』の続編的位置づけ。「存在の承認」をベースとした相互ケア社会の実現が、承認不安がまん延する世の中への処方箋になるという。「存在の承認」=「ただそこにいてくれるだけでよし」については、岸見一郎氏のアドラー関係の書籍でも言及されていた。 山竹氏本人もあとがきで触れていたが、相互ケア社会については、少々理想主義的でもある。そもそも、世の中のほとんどの人は、このような新書など読まない(もっと言うと、本すら読まないし)ので、この考え方を広めていくことが課題でもある。

    0
    2022年10月16日

    Posted by ブクログ

    なんとなく普段感じていたことを、ある程度で学的にに言語化していただいた。著者自身がいうように「わかりやすく」書いたとされている。丁寧さの記述と繰り返しの箇所が多いと感じた。著者の考える処方箋は、「相互ケア社会」を作る上での、人に対する「教育の重要な役割」(P.231)としているが、既述にもう少し具体性があれば関係者の施策に資することができただろう。

    以下に備忘録の意味でいくつか引用した。

    0
    2022年10月13日

    Posted by ブクログ

    人間関係でモヤモヤしているときにたまに読み直すと、ちょっと精神的に落ち着くかもしれません。

    自分がなぜ辛いのか、他人に対してモヤモヤするのかちょっとした気付きがあると思います

    「承認欲求が強いひとは毒親のもとで育った」というざっくりした情報は持っていましたが、
    基本的には親の育て方がベースにはなっていますが、人生においてはいろんな場面で乗り越えたり成長していけるものです。

    何歳になって承認欲求はつきまとうし、それに向き合って生きていこうと思います。

    繰り返しの情報が多くて、ちょっと読みにくい印象はありました。

    0
    2021年07月20日

ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    筑摩書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ちくま新書
  • タイトル
    :
    ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵
  • タイトルID
    :
    895906
  • 電子版発売日
    :
    2021年01月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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