ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵

880円 (税込)

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自由に生きられるはずなのに、かえって自由に行動できない現代社会。そこには「自由に行動すれば認められない」という承認の不安がある。誰もが自分を押し殺し、周囲に同調し続けているのはなぜなのか。どうすれば本当の自由が得られるのだろうか。承認不安の意味を哲学的に考察し、この不安を解消するための心のケアの原理を提示。さらにこの原理を、子育て、保育、教育、看護、介護などの多様な局面にまで広げ、自由と承認を得られる相互ケアによる共生社会を考える。

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ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    承認不安からの脱却
    集団的承認も親和的承認も得られない時は自己承認をする(社会一般の常識理解があれば可能、吟味は必要)
    →普遍的自己承認

    不安は危険な状況に対する無力への抵抗であり、危険を避けるように知らせている
    不安が生じる→不安な自分を自覚→自己価値の低下を予感→ますます不安になる
    不安の悪循

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    高校の時に試験用で読んで面白すぎて衝撃だったのをまたこうやって見つけられてうれしい。この本で救われる人がいると思うし気づいていないだけで承認不安のせいで苦しんでいる人がいると思う。私もこの筆者のようにそういう人を救うことのできるような小さい存在のままできることをやりたい。

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    ふだん人とコミュニケーションする上で、「承認」というものがどういう風に存在しているか、作用するか知れる本。

    「認められたい」ということよりも、人が無自覚に薄々感じている「不安」が、その人の行動に大きく影響しているのだと知れてよかった。
    過去の経験、体験として承認を十分に得られなかった人は、それを反

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    リソースははっきりしてないが、読んでいて納得しながら読み進められる。
    個人的には、障がい者や高齢者に焦点を当てて承認不安について説明している章の内容が目新しくて勉強になった。「どうしてそう考えるのか」「どうしてそうするのか」を掘り下げて質問することによって、理解と共感につなげていくという点も分かって

    0
    2021年11月09日

    Posted by ブクログ

    人のことを行動の価値でしか見てなかったように自分のことも価値ある行為をしないと認められないと思っていた。人も自分も無条件に承認することは難しい

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    『「認められたい」の正体』の続編的位置づけ。「存在の承認」をベースとした相互ケア社会の実現が、承認不安がまん延する世の中への処方箋になるという。「存在の承認」=「ただそこにいてくれるだけでよし」については、岸見一郎氏のアドラー関係の書籍でも言及されていた。 山竹氏本人もあとがきで触れていたが、相互ケ

    0
    2022年10月16日

    Posted by ブクログ

    なんとなく普段感じていたことを、ある程度で学的にに言語化していただいた。著者自身がいうように「わかりやすく」書いたとされている。丁寧さの記述と繰り返しの箇所が多いと感じた。著者の考える処方箋は、「相互ケア社会」を作る上での、人に対する「教育の重要な役割」(P.231)としているが、既述にもう少し具体

    0
    2022年10月13日

    Posted by ブクログ

    人間関係でモヤモヤしているときにたまに読み直すと、ちょっと精神的に落ち着くかもしれません。

    自分がなぜ辛いのか、他人に対してモヤモヤするのかちょっとした気付きがあると思います

    「承認欲求が強いひとは毒親のもとで育った」というざっくりした情報は持っていましたが、
    基本的には親の育て方がベースにはな

    0
    2021年07月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    休職期間の今読めて良かったと思う本だった。
    メンタルに関する今まで読んできた本は「ストレスを発散しましょう」「べき思考は改善しましょう」みたいに「言われなくても分かってるし、できたらやっているよ!」と言ってしまいたくなるアドバイスが載っているものが多かった。
    この本は「(承認)不安」にスポットライト

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    承認不安の根底にあるものとして、存在の承認と行為の承認の不足、と捉えるのは簡単なようで中々出てこない考え方かと思う。その克服として、まず親和的な間柄の人から存在の承認を得られると良い、ということも妥当と思う。個人的には、現代の社会は子供の頃から子供を値付けし過ぎている(南直哉さんの言う子供の商品化)

    0
    2025年05月17日

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