【感想・ネタバレ】ひとはなぜ「認められたい」のか ──承認不安を生きる知恵のレビュー

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Posted by ブクログ

ふだん人とコミュニケーションする上で、「承認」というものがどういう風に存在しているか、作用するか知れる本。

「認められたい」ということよりも、人が無自覚に薄々感じている「不安」が、その人の行動に大きく影響しているのだと知れてよかった。
過去の経験、体験として承認を十分に得られなかった人は、それを反映したり補償する形で歪んだ価値観や行動様式を持っているというのは自分に当てはめてもそうかもという風に思った。
存在の承認、行為の承認によって、その人の価値を認識すること、認めることが人と人とのコミュニケーションにおいて大事なんだなと思う。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ

リソースははっきりしてないが、読んでいて納得しながら読み進められる。
個人的には、障がい者や高齢者に焦点を当てて承認不安について説明している章の内容が目新しくて勉強になった。「どうしてそう考えるのか」「どうしてそうするのか」を掘り下げて質問することによって、理解と共感につなげていくという点も分かってはいるもののなかなか実践できていないポイントだったので、言語化されていることにより意識がむいてよかった。

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2021年11月09日

Posted by ブクログ

『「認められたい」の正体』の続編的位置づけ。「存在の承認」をベースとした相互ケア社会の実現が、承認不安がまん延する世の中への処方箋になるという。「存在の承認」=「ただそこにいてくれるだけでよし」については、岸見一郎氏のアドラー関係の書籍でも言及されていた。 山竹氏本人もあとがきで触れていたが、相互ケア社会については、少々理想主義的でもある。そもそも、世の中のほとんどの人は、このような新書など読まない(もっと言うと、本すら読まないし)ので、この考え方を広めていくことが課題でもある。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

なんとなく普段感じていたことを、ある程度で学的にに言語化していただいた。著者自身がいうように「わかりやすく」書いたとされている。丁寧さの記述と繰り返しの箇所が多いと感じた。著者の考える処方箋は、「相互ケア社会」を作る上での、人に対する「教育の重要な役割」(P.231)としているが、既述にもう少し具体性があれば関係者の施策に資することができただろう。

以下に備忘録の意味でいくつか引用した。

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2022年10月13日

Posted by ブクログ

人間関係でモヤモヤしているときにたまに読み直すと、ちょっと精神的に落ち着くかもしれません。

自分がなぜ辛いのか、他人に対してモヤモヤするのかちょっとした気付きがあると思います

「承認欲求が強いひとは毒親のもとで育った」というざっくりした情報は持っていましたが、
基本的には親の育て方がベースにはなっていますが、人生においてはいろんな場面で乗り越えたり成長していけるものです。

何歳になって承認欲求はつきまとうし、それに向き合って生きていこうと思います。

繰り返しの情報が多くて、ちょっと読みにくい印象はありました。

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2021年07月20日

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