作品一覧 2021/03/27更新 愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか 試し読み フォロー あなたが知らないディズニーランドの新常識44 試し読み フォロー いつだって大変な時代 試し読み フォロー 江戸の気分 試し読み フォロー 教養として学んでおきたい落語 試し読み フォロー 『巨人の星』に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。 試し読み フォロー 恋するディズニー 別れるディズニー(新潮文庫) 試し読み フォロー 1971年の悪霊 試し読み フォロー TDSレストランぜんぶ食べたガイド 全土産店紹介付 試し読み フォロー TDLレストランぜんぶ食べたガイド 全土産店紹介付 試し読み フォロー 東京ディズニーリゾート便利帖〈第3版〉 試し読み フォロー ねじれの国、日本 値引きあり 試し読み フォロー ボーっとディズニーランド行ってんじゃねーよ ~ディズニーアトラクション34 本当の物語~ 試し読み フォロー やさしさをまとった殲滅の時代 試し読み フォロー 落語の国からのぞいてみれば 試し読み フォロー 落語論 試し読み フォロー 流転の海 読本(新潮文庫) 試し読み フォロー 若者殺しの時代 試し読み フォロー 1~18件目 / 18件<<<1・・・・・・・・・>>> 堀井憲一郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか 堀井憲一郎 2023/12/14 日本とキリスト教の関わり方の歴史から、日本におけるクリスマスの形の変遷について考察した本で、内容がとても興味深く面白いと思いました。 安土桃山時代のキリスト教宣教師による布教に対する日本のスタンスや、その先の時代における為政者とキリスト教との関わり方の変化の理由、クリスマスが現...続きを読む代のように「恋人と過ごす日」のような雰囲気に形作られるまでの変化が、とてもわかりやすくまとめられていてとても歴史の考察本だけどそれほど硬くもなく読みやすかったです。 所々に入る著者のツッコミのような部分も、確かにそう思うよなーと言う気持ちととても重なるものが多く、端的ですが的を射た表現で各章が構成されているように感じます。 クリスマスについて考察してみたい人にはとてもおすすめですし、これまでの時代の変化も読み取れる面白い一冊です。 Posted by ブクログ 愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか 堀井憲一郎 とても面白かった。 キリスト教と日本の歴史的な考証が素晴らしい。 前半、現在のクリスマスと、戦国時代に日本で行われていたキリシタンの生誕祭には断絶があるということが考証される。この頃のキリスト教は、めちゃくちゃ怖い。キリスト教徒でなければ人にあらず、キリスト教の文化でなければ全て邪教の文化、破壊し...続きを読むて、キリスト教式に塗り替えるべきということが書簡などから透けて見える。 一神教だから、日本の大らかな多神教では無理な感覚。日本なら、キリスト教も、いくつもある宗教の一つ。そんな神様もいるんだって感じだが、キリスト教を信じるってことは、それ以外の神様を一切否定する、また、それにまつわる習俗にも迎合しないってことだから、日本の風土と合わない。 結局はキリスト教の世界征服計画だから、看破した日本では布教自体をNoと言い続けてたけど、明治になって、あからさまにNoを言い続けるのも難しくなった。そこで、キリスト教?うん、一応受け入れてるよ、だってほら、うちの国でもクリスマスやってるから、という感じにするために異郷のお祭り(日本的軟化ver)として受け入れ始めた。毎年、新聞に、横浜なんかの居留地、もしくは元居留地での楽しげなクリスマスの状況を報道していた。クリスマスの成立自体が、ローマ帝国でキリスト教を受け入れるにあたり、これまでやってた他のお祭りに被せる形で、行われた。そのうえ、そのクリスマス(イエスの誕生日)もサンタクロースが贈り物をする日に取って代わられつつある。キリスト教の目立ったイベントでありながら、そのありようは、全くキリスト教的でないので、元々の意味を離れて、とにかく馬鹿騒ぎをする日として受け入れるのに都合がよかった。…というようなことが、歴史的な検証を踏まえ、考察される。 後半は、昭和、戦争を経て後の、恋人たちのクリスマスに至るまで。 Posted by ブクログ 江戸の気分 堀井憲一郎 堀井さん、流石です 膨大な寄席の経験とディズニーやスキーの調査能力を元に、また面白い本を出してくれました。感謝です。江戸の範囲を分かりやすく見せてくれたのも良いし、長屋の貧乏の説明も判りやすかったです。 水道筋たろう 流転の海 読本(新潮文庫) 堀井憲一郎 よい、よいぞ…膨大な数の登場人物の紹介、さくいん、家系図(!!)、各巻ごとの人物相関図もある。各地の地図も載っていて各巻の生活の様子がよりくっきり目に浮かぶ、垂涎。あらすじも人物紹介も、とても丁寧に触れつつネタバレには配慮している様子が伺える。 一番好きなのは、あえて「何度も登場しないが、印象に残る...続きを読む人たち」項を設けているところ。 好きな人物を索引で探すも良し、地図や人物相関図を改めて眺めながらストーリーをおさらいするも良し。最新刊が出るたびに毎回一巻から読んでいてそれも骨太さが再確認されて良かったのだが、途中からでも人物について索引で探せるようになったのはさらに素敵。 Posted by ブクログ 落語の国からのぞいてみれば 堀井憲一郎 江戸の世界観を現代に伝える落語。子どもの頃に両親に連れられて上野鈴本で観た正月公演。そこから落語好きになったのだが、今は江戸、明治という時代の雰囲気を楽しんでいる。著者は京都生まれで上方落語や江戸(関東)落語に深い造詣があることをひしひしと感じる。ライブで落語を聞けないとき、DVDではなくCDを推す...続きを読む著者の主張に納得だ。桂米朝を聞いてみたくなった。 Posted by ブクログ 堀井憲一郎のレビューをもっと見る