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病いとは戦わない、顔が信用のもと、神様はすぐそこにいる、米さえ食べられれば……大切なことはみんな落語が教えてくれた! 生き生きと語り継がれる江戸庶民の暮らしと知恵に学ぶ。(講談社現代新書)
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堀井さん、流石です
膨大な寄席の経験とディズニーやスキーの調査能力を元に、また面白い本を出してくれました。感謝です。江戸の範囲を分かりやすく見せてくれたのも良いし、長屋の貧乏の説明も判りやすかったです。
Posted by ブクログ
フロイトは「キツネタヌキに騙されるな」ような心理を未熟だというが、本書ではそれを豊さであるという、20世紀最大の科学者フロイトの知恵と江戸の知恵はどちらに共感できるかという形で読むと非常にスリリングでした。「蚊帳という結界」という着想や、無尽の話から始まる江戸のお金の話がいい。
落語が好きなので、「江戸の気分」というものを知っておきたいと購入した次第。堀井さんの本は「落語論」「いつだって大変な時代」(ともに講談社現代新書)を読みましたが、いずれもためになる作品でした。 で、「江戸の気分」は、というと、これが現代人にもためになるのですね。 たとえば、江戸の人は、「病い」を「引...続きを読むき受ける」と考える。ただ、どうしようもないから諦める。「それが幸せとはいえない。でもどうにもならないことを、なぜ、私が、家族がこんな目に、と考える苦しみはそこにはない」と著者。 江戸の気分とは直接関係ないですが、本書によると、「キツネ」はかつて身近な存在だったのですね。1965年といいますから、私が生まれる8年前ですが、それまでは「キツネが人を騙す」ということが人々の口にしょっちゅう上っていたそうです。 懐旧趣味はほとんどあまりない自分ですが、現代人が「江戸の気分」から学ぶことは大いにあるのではないかと考えた次第です。
落語から覗える江戸の「気分」を追体験してみよう!という本。 一昔前に「週刊文春」を時々読んでいた(最近はほとんど買わないなぁ)が、この人の連載「ホリイのずんずん調査」は「はぁぁ」と体中脱力するほどクダラナイことを調べ、そのクダラナサのあまりについつい読んでしまう欄であった。「テーマパークのアトラク...続きを読むションの待ち時間」だの「チョコ菓子をいくつ買ったら当たりが出るか」だのをとにかくひたすら調べるのである。今でも連載は続いているらしい。ある意味、すごい欄なんである。 で、そんな「ずんずん調査」風のテイストもちょっと盛り込みつつ、数々の落語から、現代人がなかなか嗅ぎ取れない江戸時代の「空気」をすくい取ってわかりやすく説明したのが本書、となる。 これが予想以上におもしろかった。 身分の違う階級の住み分け、本当の貧乏とはどういうものか、火消しと鳶職の関係、蚊帳の話、富くじと無尽、米の飯、等々。話題は多岐に渡り、「へぇ、そういうものだったのかもしれないなぁ」と思わせる説得力がある。 あまり堅苦しくなく気楽に読めるところも、落語を踏まえた本書にふさわしい。 それにしてもホリイさん、相当の数の落語を聞いている。すごい。 ずっと東京の人だと思っていたのだが、京都の人だという。巻末の京都人から見た上方落語・江戸落語みたいな部分がおもしろかった。大阪と京都のビミョーな距離感というのも、京都に5年住んでみて、何となく頷けるところがある。 *江戸落語はそこそこ知っているが、上方落語ってほとんど知らない(『愛宕山』とか『三十石』とか『地獄八景亡者戯』くらい・・・?)。ちょっと聞いてみたくなった。 <2010.11.25追記>よく考えたら、一時、枝雀もよく聞いたし、上方を聞いたのも3つってことはなかった。でも、これを機に米朝のCDを続けて聞いたりして、なかなか楽しい♪
落語の背景が理解できたという意味では収穫があった。しかし、しかし、全編を通じて「である調」と「ですます調」が混在する筆致はいただけない。この違和感はあとがきまで読み進めても同じだった。また、筆者は京都出身ということで、のっけから上方落語を引用しており、江戸≒昔の東京という先入観をもって読むと、文体と...続きを読む相まって「え、え、ええ~」という違和感だらけになる。本のタイトルが読み手に与える影響の大きさを改めて感じた。
なかなか面白かった。 語り手(著者)の口調が落語のようである。 落語を題材に、江戸の生活や少し昔の日本と 今の生活との違いなどが書かれている。 病気に関しての江戸の人々の考え方、 狐や狸に騙された話などは面白かった。
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