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堀井さん、流石です
膨大な寄席の経験とディズニーやスキーの調査能力を元に、また面白い本を出してくれました。感謝です。江戸の範囲を分かりやすく見せてくれたのも良いし、長屋の貧乏の説明も判りやすかったです。
Posted by ブクログ
落語が好きなので、「江戸の気分」というものを知っておきたいと購入した次第。堀井さんの本は「落語論」「いつだって大変な時代」(ともに講談社現代新書)を読みましたが、いずれもためになる作品でした。
で、「江戸の気分」は、というと、これが現代人にもためになるのですね。
たとえば、江戸の人は、「病い」を「引き受ける」と考える。ただ、どうしようもないから諦める。「それが幸せとはいえない。でもどうにもならないことを、なぜ、私が、家族がこんな目に、と考える苦しみはそこにはない」と著者。
江戸の気分とは直接関係ないですが、本書によると、「キツネ」はかつて身近な存在だったのですね。1965年といいますから、私が生まれる8年前ですが、それまでは「キツネが人を騙す」ということが人々の口にしょっちゅう上っていたそうです。
懐旧趣味はほとんどあまりない自分ですが、現代人が「江戸の気分」から学ぶことは大いにあるのではないかと考えた次第です。
Posted by ブクログ
落語から覗える江戸の「気分」を追体験してみよう!という本。
一昔前に「週刊文春」を時々読んでいた(最近はほとんど買わないなぁ)が、この人の連載「ホリイのずんずん調査」は「はぁぁ」と体中脱力するほどクダラナイことを調べ、そのクダラナサのあまりについつい読んでしまう欄であった。「テーマパークのアトラクションの待ち時間」だの「チョコ菓子をいくつ買ったら当たりが出るか」だのをとにかくひたすら調べるのである。今でも連載は続いているらしい。ある意味、すごい欄なんである。
で、そんな「ずんずん調査」風のテイストもちょっと盛り込みつつ、数々の落語から、現代人がなかなか嗅ぎ取れない江戸時代の「空気」をすくい取ってわかりやすく説明したのが本書、となる。
これが予想以上におもしろかった。
身分の違う階級の住み分け、本当の貧乏とはどういうものか、火消しと鳶職の関係、蚊帳の話、富くじと無尽、米の飯、等々。話題は多岐に渡り、「へぇ、そういうものだったのかもしれないなぁ」と思わせる説得力がある。
あまり堅苦しくなく気楽に読めるところも、落語を踏まえた本書にふさわしい。
それにしてもホリイさん、相当の数の落語を聞いている。すごい。
ずっと東京の人だと思っていたのだが、京都の人だという。巻末の京都人から見た上方落語・江戸落語みたいな部分がおもしろかった。大阪と京都のビミョーな距離感というのも、京都に5年住んでみて、何となく頷けるところがある。
*江戸落語はそこそこ知っているが、上方落語ってほとんど知らない(『愛宕山』とか『三十石』とか『地獄八景亡者戯』くらい・・・?)。ちょっと聞いてみたくなった。
<2010.11.25追記>よく考えたら、一時、枝雀もよく聞いたし、上方を聞いたのも3つってことはなかった。でも、これを機に米朝のCDを続けて聞いたりして、なかなか楽しい♪
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