いつだって大変な時代

いつだって大変な時代

770円 (税込)

3pt

私たちはなぜ、いつも「大変!大変!」と言っているのか? もしかしたら、大変なのは、経済や社会や時代ではなく、そういうふうにしか考えられない私たちの頭のほうかもしれない――。科学への無邪気な信仰、個性尊重という錯覚、独創的な名前の子の増殖、まだまだ世界は発展するという思い込み……私たちの奇妙な固定観念を考え直す。(講談社現代新書)

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いつだって大変な時代 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この人の視点は面白い。東日本大震災でまだ状況がよくわからないときの対処方法、考え方など納得できる。SNSの果たした役割など、言えそうでいえないこと。こういう人は信頼できる気がする。

    0
    2012年12月16日

    Posted by ブクログ

    最初にタイトルから受けた印象とはかなり違う本だった。
    「いつだって大変な時代」という、さも当たり前な共通認識を疑ってみる。
    そしてそこから派生する自己愛だったり身体性の無い情報だったり、世界は発展し続けるという幻想だったりと、いろいろな観点から切り込んでくる。
    ハッとさせられる良書だった。

    0
    2011年10月31日

    Posted by ブクログ

    「今は大変な時代だ」というのは、人である限り、普通に考えることだ。
    東北で大地震があったから、原発事故があったから、ではない。
    それとは無関係に人はいつだって、いまは大変な時代だと答えてしまう。
    なぜならこれは、「自分が特別だ」「選ばれた」と思いたい自己愛の発露であるから。

    しかし頭の奥底では、「

    0
    2011年09月10日

    Posted by ブクログ

    本当に大変な時代って言うことが多くなり、ときどき本当に今が大変な時代なんだろうかって思うようになった時に見つけた本。そうなんだよ、いつだって大変だったはず。でも、過去のことはいい思い出になりやすいから、今が大変って思っちゃうし、本当は、大変だ大変だって思うことでしか生きていけない私たちが「大変な」問

    0
    2012年06月16日

    Posted by ブクログ

    「今は大変な時代だから」はつまり「おれは忙しいんだよ」の亜種ですね。
    なんとなく変わっていく状況と、
    実は変わっていない状況とを混同してはいけない。
    今嘆いていることは、過去に自分が選んできたことの結果でもある。
    落ち着いて考えれば分かること、見えることがたくさんあるのだ。

    0
    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    今の日本の社会のシステムの中でのもやもやしているものをこんな風にもやもやしていますと教えてくれている本。人の考え方のベースになる部分、当たり前の部分の考え方を揺さぶってくれる本です。
    読後のもやもや感は今も晴れませんが、物事ちょっと深く考えてみようと思わせてくれました。

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    ものの見方はさまざまであるということ。改めて感じさせられた。
    「第六章 無縁社会はみんなの努力の結果である」
    だけでも読んで欲しい。
    血縁・地縁など、さまざまな縁から自由になるために、われわれは無縁社会を選んだのではないか?
    結びつきというものが、一義的にいいもののように語られているが、それはわれわ

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    「いまは大変な時代だから」は、いつの時代にも言われていたこと。だから「いつだって大変な時代」。

    気象予報・少子化・無縁社会・子どもに付ける変な名前など、ある意味達観した諦念と独自の歴史感で鋭く突っ込んでいく。

    カンケーないけど、最近の本は震災以前に書いた内容を、震災を材料に論拠を補強するパターン

    0
    2013年01月23日

    Posted by ブクログ

    いつだって大変な時代なのだ。
    事後に大変だと塗り替えられることもあれば、突き詰めていくと実はぜんぜん違うものがみえることもある。
    著者は、あれ?と思ったことをなぜ?に置き換えて、思索を続けるているのだろう。
    梅雨入り宣言なんて大きなお世話だし、歴史的な転換点など当事者にはわからない。
    いつのまにやら

    0
    2011年09月24日

    Posted by ブクログ

    よく使われる「~が今ほど重要な時代はありません。」って言葉に違和感を感じていた。このもやっとした感覚を明快な言葉で整理して解決してくれる。腑に落ちる解釈がちりばめられていて嬉しかったな。

    0
    2011年09月23日

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