愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか

愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか

880円 (税込)

4pt

4.1

なぜキリスト教信者ではない日本人にとっても、クリスマスは特別行事になっているのか? それは実は、力で押してくるキリスト教文化の厄介な侵入を――彼らを怒らせることなく――防ぎ、やり過ごしていくための、「日本人ならではの知恵」だった! 「恋人たちが愛し合うクリスマス」という逸脱も、その「知恵」の延長線上にあったのだ――キリスト教伝来500年史から、極上の「日本史ミステリー」を読み解こう!

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愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    近年クリスマスへの参加意欲が活発化してきている。自分は本書で言うところの、「古代の神の祭りを受け継いで、異教徒なれどもばか騒ぎを続ける」日本人そのものだ。

    いきなり結論から述べると、本書ではそうしたクリスマスに浮かれる日本人を全く責めていない。むしろ、宣教師を送り込んで世界を統べようとするキリスト

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    2023/12/14
    日本とキリスト教の関わり方の歴史から、日本におけるクリスマスの形の変遷について考察した本で、内容がとても興味深く面白いと思いました。
    安土桃山時代のキリスト教宣教師による布教に対する日本のスタンスや、その先の時代における為政者とキリスト教との関わり方の変化の理由、クリスマスが現

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    キリスト教と日本の歴史的な考証が素晴らしい。

    前半、現在のクリスマスと、戦国時代に日本で行われていたキリシタンの生誕祭には断絶があるということが考証される。この頃のキリスト教は、めちゃくちゃ怖い。キリスト教徒でなければ人にあらず、キリスト教の文化でなければ全て邪教の文化、破壊し

    0
    2022年01月20日

    Posted by ブクログ

    堀井ファンの期待を裏切らない一冊。膨大な下調べに対し、敬意を表します。
    著者の主張に対し、私の大きな異論はなぜ日本で一神教が根付かなかったかの理由。
    それは、一神教は先祖崇拝を認めないからですよ。
    日本人のほとんどはほかの国でも先祖崇拝をしていると思っている。が、そうじゃないです。
    日本仏教は死ぬと

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    1983年を境に日本が変わっていく、というポイントをほかの著書でも指摘していたホリイさん。今回はそのクリスマスをまじめに、ずんずんと調査していきます。
    クリスマスなんて、いちいちまじめに調べるほどのもの?とか、戦後になってアメリカ文化に染まったってことでしょ?というのがアリガチなイメージです。

    0
    2017年12月10日

    Posted by ブクログ

    「キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝う(クリスマスで騒いで楽しむ)のはおかしい!」という意見を耳にすることは多いです。
    特に昨今では、恋人のいない人がいわゆる「リア充」をねたんでこのような発言をすることをSNSなどで目にするように思います。
    「恋人たちの日」として認知され、さまざまな市場が沸き立

    0
    2020年12月01日

    Posted by ブクログ

    なかなか興味深かった。何だ、昨今のハロウィーンの渋谷でのバカ騒ぎが巷間批判・揶揄されているが、1930年頃、また1950年頃に、当時の若者たちもクリスマスをネタに乱痴気騒ぎをしていたのか!というのは初めて知った。日本におけるクリスマスの大衆化は思っていたよりもずっと歴史が長いことや、時代により雰囲気

    0
    2017年12月31日

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