【感想・ネタバレ】流転の海 読本(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

宮本輝畢生の大作「流転の海」は実に37年の歳月をかけて全九巻で完結した。松坂熊吾、房江、伸仁、三人の戦後20年間を描いたこの大河小説には、実に1500人を超える人物が登場する。この物語の世界に調査の達人・堀井憲一郎が果敢に挑む。熊吾・房江両家の系図、それぞれの前史、舞台の地図、各巻あらすじ、主要人物370人の紹介、人物相関図等……。未曾有の文学的感動のお供に必携の一冊。

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Posted by ブクログ

よい、よいぞ…膨大な数の登場人物の紹介、さくいん、家系図(!!)、各巻ごとの人物相関図もある。各地の地図も載っていて各巻の生活の様子がよりくっきり目に浮かぶ、垂涎。あらすじも人物紹介も、とても丁寧に触れつつネタバレには配慮している様子が伺える。
一番好きなのは、あえて「何度も登場しないが、印象に残る人たち」項を設けているところ。
好きな人物を索引で探すも良し、地図や人物相関図を改めて眺めながらストーリーをおさらいするも良し。最新刊が出るたびに毎回一巻から読んでいてそれも骨太さが再確認されて良かったのだが、途中からでも人物について索引で探せるようになったのはさらに素敵。

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2021年04月27日

Posted by ブクログ

流転の海シリーズを既に読み終えた身としては人物紹介を読みながらおさらいをする感じで楽しめた。

シリーズを読みながら座右の書とするなら、人物相関図もそうだが舞台の地図が土地感のない読者の理解に役立つと思う。自分は長年関西に住んでいるので大阪や尼崎はイメージしやすかったが、南宇和や富山の地図は読んでいた当時にそばにあれば理解が深まったと思う。

流転の海の後日譚やスピンオフ読みたい!

くまざわ書店阿倍野店にて購入。

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2021年04月21日

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