何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

ビジネス・実用
950円 (税込)

4pt

橘玲氏推薦! 貧しいニッポン、働かないおじさん、無気力な若者、進まない女性活躍……。実態とは裏腹に、「失敗を恐れないチャレンジ」「イノベーション」といった威勢のいいスローガンが虚しく響く。なぜ、ここまでに理想と現実がかけ離れてしまっているのか? 乖離の理由は、多くの日本人が消極的利己主義――すなわち自己利益と保身のために、現状を変えないほうが得だという意識を潜在的に持っているためだ。多くの日本人は、その事実に気づいている。しかし、あえて口にはしなかった日本人の胸裏に隠されたタブーを、本書は大規模アンケート調査により浮き彫りにする。そして、その背景にある「全体主義のパラドックス」についての打開策を提示する。日本の組織が積極的に挑戦する空気を生むために、必要なこととは?

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造
  • タイトルID
    :
    1258444
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    8MB

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何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何回か出てきたエピソード

    著者が働く大学で、
    大学生の少人数クラスに、
    留学生や帰国子女が2、3人入っていると、
    彼ら彼女らは臆せず自由に発言し続けるので、
    他の学生も次々と発言をするようになる。
    空気が変わる。

    という話が、リアルでいちばん面白く感じた。
    そうでない場合、
    最初に学生が自分の意見を主張したり、
    ウケをねらったた発言をすると、
    教室がシラッとした空気になり、
    沈黙のクラスができる。
    だそうで、こちらが典型的だそうです。

    しくみや、一人一人の考え方や態度や能力を変えるのは難しそうだなあと思いますが、
    もう少し本気で多様性を受け入れてみることなら、
    できるのではないかと思いました。

    皮肉的なタイトルでしたが、
    思ったより軽く読めました。
    未来に期待を持ちたいです。

    1
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    日本における消極性の弊害について説いた一冊。

    「消極的利己主義」によって日本が退化することがよくわかった。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    PTA、町内会と同じことが会社でも起きている、と考えれば、何もしないほうが得だと考える会社員がいることに納得。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

     同僚が貸してくれた本。著者は、同志社大学政策学部教授で、組織研究が専門の方。
     企業や学校や町内会などで、率先して動こうとする人が減っている背景には、イジメ問題が起きた学校の校長が「うちの学校にイジメはない」と言い切るような、根拠のない楽観主義と、それに基づいた素朴な全体主義による組織の運営体制がある。全体と個の対立など存在しない、という建前のもとでは、役割を求められることは負担ととらえられ、何もしないほうが得という態度になりやすい。それは一見消極的な態度だが、実際には自らの利益のために他者を攻撃するような激しい態度と、利己的という点では同じことである。しかし、そういう態度を個々人がとるようになってしまったのは、それぞれの人々が悪いのではなく、そのシステムを放置し続けた側にある。みんなが、何もしないほうが得という態度を続ければ、組織は維持できない。ではどうすればいいのか。企業も学校も町内会も職能団体も、自らの権益と影響力を維持するために資格制度や登録制などのハードルを新たに設けて個人を抱えこもうとしているが、それではダメだ。まず、各企業に委ねられてきた、社員全員にある程度の生活を保障する仕組みは、社会保障の本来の担い手である国や自治体が中心となるように社会全体を設計し直す(ベーシックインカムの導入など)。その上で、企業や学校などは、所属している各々の社員や学生が組織内だけでなく、広く世界で活動できるようにその枠をゆるやかにし、また、多様な人材を外部から積極的に受け入れ続けるべきだ、ということを著者は主張する。
     連日残業し続け、連休も滅多にとれず、公休日も職能団体の会議などに時間を取られ続けている日々を延々と送っている身からすると、うんうん、と頷けるところが多く、しかし、そんなふうに今更この社会は変われるのかなあ? どうせ無理でしょ? と醒めた気持ちになってしまうのも正直な読後感でもあり。まあでも、自分の所属するいくつかの組織を少し客観的にみることはできたかな。

    0
    2024年08月13日

    Posted by ブクログ

    企業経営者、政治家、社会学者はチャレンジ・挑戦が必要であり、イノベーションなくして未来なしという。しかし、声高に言われ続けているが我々の社会は皆が新しいことにチャレンジしている社会だろうか?そういう問いに一定の見方を示してくれる本でなかなかよかった。「見せかけの勤勉」、「忠誠の演技」、「働かないおじさん」、「受験勉強以外に意欲を示さない受験生」、「地域活動に後ろ向きな住民」などは日本に蔓延する消極的利己主義が生み出しているという。ただ、個人が問題なのではない。社会の仕組みがそうさせている。それはその通りだと思った。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    表題のインパクトに比較すると内容は知っていた内容が多かったような印象

    出る杭にそもそもなりたくないという無気力層が多いとなると日本も危うですね

    その一方で徐々に起業する人も増えている。この2つを分けるのは何か?素養?強烈な体験?

    出る杭を奨励するインセンティブを電気の節約要請とピーク料金で説明しているが、モチベーションは金銭的損得では動かないことは心理学的に実証済みでは?より精神的な損得としての制度設計が必要と感じた。

    0
    2023年05月17日

    Posted by ブクログ

    日本の会社、役所、教育機関で何もしないほうが得となる原因、その解決策を著者なりに書かれていました。
    原因については納得するところがありましたが、対策は壮大な話になるのでできるかなというところもありました。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    何もしないほうが得なのを言語化した本。確かにそうだ。若い社員ほどそう考えるだろう。だが、定年前とか終わりが見えてくると、ふっきれて逆に何かしようと思うかも。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    出る杭は打たれる日本社会に順応した人々は、積極的に動かない、かといって全く仕事をしないわけではない。分別を知った人が多すぎるのが問題なのはわかるが、ではどうしたら打開できるのか、という面からは本書の提言は理想論というか現実打破には弱い気がした。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    内容はライトであまり深い考察には至っていないけど、その分読みやすい。同調圧力をぶっ壊すためには多様性が必要というのには、閉鎖的なクソ田舎で男尊女卑にまみれて生きてきた身からすると納得するが、「出る杭」側はその組織や共同体にもはや期待をもたず外にいくだろうし、出る杭を打つ側は、その必要性を感じないまま静かに滅びていくほうを選びそうなのが今の日本人ではないか。

    0
    2025年07月14日

何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造 の詳細情報

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    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造
  • タイトルID
    :
    1258444
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    8MB

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