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Posted by ブクログ
組織論の学者さんが、システム視点ではなく個人視点で日本の様々な組織構造を論じた書でした。
その人の個性を最大限尊重しつつも、機会の平等を担保した社会構造への変革が必要であるというのが、著者の主張でしょうか。
組織管理の強化が、かえって不祥事の抑止にはつながらないという章の論は、たいへん参考になりました。意識・技術面での個人の自律性の強化は、非常に大事です。
ただし、本書の全体的な訴求点として、個性の重視と機会の平等が混在且つ背反的に感じたので、どちらか1つの主張にまとめて下されば、さらに理解が進んだのではないかと感じました。そういう意味では、システム視点での思考もほしかったです。
Posted by ブクログ
初めの内は『日本人は微笑んでいても目が笑っていない』とか『選抜は外れの方が多い』(芸能オーディションの結果を全ての組織に一般化する議論は学者のするものではない)とか根拠のない思い込みの強い記述にあきれたが、読み進むに連れて通底する著者の主張が解ってきた。日本的なウェットな組織論理が時代に合わなくなっていて、独立した個人が主体的に帰属、活動する形に変革すべし、と言うのが主旨だ。
能力や実績に大差のない6割の人に無理矢理順列や差を付けるのはむしろ害悪、地方分権は格差を拡大させたい強者の論理、PTAは自由参加・最小負担・選択の3原則で、と言う主張も納得できる。
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