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財政難にあえぐ地方自治体。住民サービスの質を維持するためには、公務員が受け身の姿勢ではままならない。これからの時代、地域社会が元気であるかどうかは、すべて公務員の“やる気”にかかっている。その数およそ350万人。この巨大な人的資源を活用するためには、いたずらにバッシングするのではなく、彼らのモチベーションを改善して積極性を引き出すべきだ。本書では、財源も役職も不要の、「スーパー地方公務員」の育て方を考え、地域社会が豊かになる方途を描く。
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Posted by ブクログ
公務員の”やる気”に着目して現在の公務員界の課題を解決する方策を提言している。 まず、公務員でない住民やマスコミに対して、公務員叩きやバッシングが公務員の”やる気”を削ぎ、結果的に住民の損失につなげているという指摘。 私自身公務員なので、こういった発言があることに救われる。 そして、自律・承認・夢...続きを読むを「超やる気の三要素」として国内の役所や海外の事例も紹介しながら、制度改革の方向性を示している。 全公務員に読んでほしいし、自分の所属する組織を少しでも改善していこうと思えた。
著者が描く理想の公務員像・役所像と自分のそれとが近く、かなり深い共感をもって読めた。 公務員をテーマにした本は、霞ヶ関の官僚についてのものが多い(気がする)中で、市町村の職員にフォーカスを合わせている点も評価できる。 安易な「民間の手法を官公署にも取り入れるべし」型の議論になっていないところも...続きを読むイイ。もちろんそのような議論が全くないわけではないけど、民間と官公署の違いを論じたうえで、何が公務員に適した方法かを検討しているので、かなり説得的。「欧米では~」式の話も結構多く出てくるけど、他のそのような議論展開にありがちな嫌味はない。むしろ、なんで日本でそれをやらないんだ!と歯がゆくなるばかりである。 最終章では転職支援やヘッドハンティング、副業、兼業を認め、職員個人のモチベーションを上げれば役所が活性化するはずだという、かなり刺激的な議論が展開されている。どの案も決して荒唐無稽ではない。十分検討する価値がある! 若手公務員が読めばモチベーションアップになるし、管理職が読めば効果的な組織運営を根っこから見直すきっかけになるであろう良書。
「組織は仕事をするためにあるもので、組織のために仕事をするのではない。」 超やる気人間たちに共通することとして、自分が仕事の主役であるという意識を持っている。 木村俊昭さん 公務員の多くはどちらかというと受動的。仕事へのこだわりも強くない ゆえに、一人でもこのように目標が明確でアグレッシブな...続きを読む人がいると、そのエネルギーが役所全体に波及し、自治体が変わっていく。 もちろん、トップの理解とサポートは大事な案件だが。 公僕というイメージから、公務員は受け身に、なりがち。そしてそれはとても危険。
組織論の立場から、どうしたら公務員のモチベーションを向上させ、『スーパー公務員』を育てることができるか、ということについて論じている。 説明がすごく理路整然としてて分かりやすいし、いくつかの自治体の成功事例を取り上げている点とてもおもしろい。かなりおすすめです!
公務員のモチベーション等について組織論の研究者が記した一冊。公務員という人的資源を活用するためには、批判ばかりでなく、モチベーション改善を行うこと、そして、公務員が「やる気」になることが、地域を良くするというの納得。そのやる気のためには、「自律」「承認」「夢」といいキーワードも理解できる。公務員にス...続きを読むポットをあてた組織論として、とても参考になる。
「公務員革命」というタイトルから、公務員を目指している人や現在公務員として働いている人が多く読みそうだが、公務員なんてクソ食らえ!と思っている人にこそ読んでほしいと思った。 公務員って、わりと褒めると伸びるタイプの集まりだと思うんですよ。公務員のやる気、引き出していきましょうよ。
本書では、現行の地方自治体の人事制度の問題点を挙げ、どうすれば自治体職員の士気が上がる制度になるか、ということについて論じている。現行の人事制度は、個人を組織の中で管理する制度であるので、地域にとってプラスになる行為であっても、組織の行動原理から外れた行為を、職員が取りづらくなり、職員の士気が頭打ち...続きを読むになる制度であると指摘している。その上で、筆者は職員の「やる気」を生かすためには、職員個人の仕事の範囲を明確にすること、仕事のプロセスよりも成果を管理すること、職員個人の仕事に自律性を持たせることをすべきであると主張している。 筆者の主張は理解できるが、筆者の提案の実現可能性には疑問がある。例えば、我が国は集団で仕事を行うことが多いので、個人の仕事の範囲を明確にできるかどうかという問題がある。さらには、筆者が主張する「あいまいな」人事制度は、確かにやる気のある職員にとってはいいかもしれない。しかし、やる気のない職員が、仕事をしなくなるのではないか。 いろいろ述べたが、公務員の人事制度の問題点が、分かりやすくまとめられている点は評価できる。
経営学の観点から、公務員についてとても示唆に富み、分かりやすく説明している。今、自分の周りの例からも、これまで研究等で接した例からもとても納得出来る内容。
経営学者である著者が経営学の観点から、公務員マネジメントや動機付けについて論じている。公務員を取り巻く厳しい世間の目、公務員制度改革で厳しくなった管理の中で、低くなった「やる気の天井」をどう突き破るか。やる気を出す方法について述べている。
今の自治体の「人事管理」の問題点、課題がよくわかる。自治体職員が外部で評価されるような風土を作ることはすぐにもできそう。
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太田肇
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