無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
日本人は「お金のため」という金銭的欲求よりも「認められたい!」という承認欲求が強いことを実証。職場などで口には出しにくいこの欲求を刺激し、ヤル気を引き出す方法を提示する。
【主な内容】
第1章 手当てがつかないと、かえって残業するのはなぜか? / 第2章 先輩が後輩に仕事を教えなくなったほんとうの理由は? / 第3章 刑事ドラマの主人公はなぜヒラばかりなのか? / 第4章 「褒めれば育つ」はほんとう? / 第5章 喫煙ルームだと話がまとまるのはなぜか? / 第6章 隠れた承認欲求で動機づける方法
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
Posted by ブクログ
201107/
日本の社会では、人を評価するときにどうしても全人格的に評価してしまうのです。逆に言えば、全人格と切り離した評価は難しいということです。/
日本人は正しい褒められ方、すなわち有能感や自己効力感、平たく言えば自分の能力に対する自信につながるような褒められ方をしていない。/
一般に子どもは、近所の人たちに対しては親や教師に対するときほど上下関係を強く意識しません。したがって近所の人から褒められることは、自信をつけるのに効果がある一方、親や教師から褒められるより統制感は小さいと考えられます。ところが、小学生から高校生までを対象にした調査によると、近所の大人から褒められた経験がない(「全くない」もしくは「あまりない」)という子は高校2年生で4割、中学2年生で3割に達しています(世代間交流活動研究会「青少年及び高齢者の異世代に対する意識調査報告書」2000年)。地域社会に限らず、あらゆる生活の場において、欧米に比べるとわが国ではあまり褒められていないことが知られています。/
同じタイプの人間を集めておけばチームワークがよくなるという「迷信」はそろそろ捨て去って、多様な個性を持った人が共通の目的のために協働するという、一段上のチームワークを目指すべきではないでしょうか。/
京都にある1775年創業の老舗仏壇店、小堀では職人たちによる木地、漆工、金箔、仕立てという仏壇の製作工程が見学者に公開されています。また工房内には2台のカメラが取り付けられていて、だれでもインターネットを通して製作風景をライブで見ることができるようになっています。工房の公開は、作り手(職人)と客との間のコミュニケーションを深めることが目的だったそうですが、職人たちの間からは、公開されることでプレッシャーが大きくなった反面、自分の技を見てもらえることで仕事にいっそう張り合いが出たという声も聞かれました。高度な技能を売り物にする仕事なので、見られることによって、ウデを誇れる喜びや充実感を得られるようになったのでしょう。/
日常の仕事に於いても、人知れず苦労させられているときに不満がたまります。「営業所の売上が伸びたのは自分が頑張ったためなのに、外の人はそれをわかってくれない」とか、「おとなしい私がいつでも損な役回りを押し付けられる」といった不満はいたるところにくすぶっています。かといって、たいていの人はその分をお金や昇進で報いてほしいなどとは思ってはいません。ただ、それだけの貢献をしている、あるいは負担を被っているということを外部の人たちに知ってもらうだけでよいのです。つまり仕事のプロセスを公開すれば、承認という無形の報酬によって貢献や苦労が報われるわけです。/
愛知県豊橋市の樹研鉱業では、分業による量産体制が全盛だった30年前から、先輩が後輩に1から10まで教える一種の徒弟制を取り入れてきました。この会社における徒弟制の特徴は、「弟子」が「師匠」を選べるところにあり、技能の優れた「師匠」のところへはたくさんの「弟子」がやってきます。一方、「師匠」は自分の「弟子」を一人でも増やそうとウデを磨き、熱心に教えます。このようにして自然に形成された師弟関係はたいへん親密で、「師弟」が家族同士のつきあいをしたり、一緒に旅行したりするなど私生活でのつきあいも盛んだそうです。/
日本人の隠れた承認欲求を引き出すためには、「オレについてこい」という親分型リーダーや、不可思議な魅力で人を引き付けるカリスマ型リーダーのように自分が主役になるのではなく、部下を「役者」や「選手」のように売り出し、サポートできるリーダーこそが求められていると言ってよいでしょう。ちなみに、このようなリーダーシップを私は「インフラ型リーダーシップ」と呼んでいます。部下を売り出し、支援できるリーダーこそが部下の潜在的能力を引き出すことに成功し、最終的に自らも尊敬や名誉を手にすることができるのです。/
Posted by ブクログ
なかなか面白った。人は金銭の為に働くのではなく承認を求めている承認人(ホモ・リスペクタス)。肝心なのは承認の多元化(名誉の分かち合い)を取り入れる事。日本人には表の承認と裏の承認がある。表面的に安易に褒めると妬み、嫉みを生んで「出る杭は打たれる」状態になってしまうので、控えめな日本人は裏の承認で動いてる。これをくすぐってやるにも承認を外部に求めたりしてあげるのが大事と。
「リーダーの仕事は、部下を売り出すこと」はとても共感できる。インフラ型リーダー。俺についてこい的なカリスマ型リーダーではなく、部下を「役者」や「選手」のように売り出しサポートできるリーダーこそ求められると。今時の言葉で言うとサーバントリーダーシップに通じるところもあるかな。自分の”推し活”は”推し”の部下を見つけ、”推す”事なので。推し活型リーダーって言葉を広めるかな。。
Posted by ブクログ
こういう本も読まなくてはと思って手に取ったが、難しい!読むのは20年早かった。管理者のための本ですね。私の思想と合っていて読みやすいのだが、付箋まみれになってる。まだこれを整理して飲み込むには経験が浅いみたいだ・…。ただ、民俗学論的には面白い本だと思った。
****
「客観的には無意味な行動であっても、ただそうしなければ自分の名誉心がすまないために行う行動、しかもその名誉心というものが、本人が自分でそう思っているだけのもので、他人の眼で期待されているわけでもなんでもないような行動、そういう行動をすることを、われわれは意地を張る、という」(佐藤 忠雄)長谷川伸論かな??
Posted by ブクログ
目立たないこそ美学、出る杭は打たれる日本において、
部下・社員のモチベーションを上げるためにどうすれば良いのか?
大きな成果を上げたり、卓越した実力を示したり、
自分の個性を発揮することで積極的に認められる「正の承認」。
一方、義理を果たしたり周りとの調和を保ったり、
あるいは自分を殺すことで周りから消極的に認められる「負の承認」。
この「正負の承認」という著者独自の概念をを主軸に、
部下・社員に対してどう働きかけていくべきかについて書かれている。
マズローやデシ等伝統的なモチベーション論を引き合いに出しつつ、
これらに対する著者自身の理論は着眼点も面白く、
日本人であれば誰もが納得できる内容であろう。
本書の結論を極論すれば、マネージャーの仕事は、
部下を直接褒めることではなく、組織外から褒められるように仕向けること。
日本人は自身の置かれた環境を相対的に判断しがち。
このことからも良きにつけ悪しきにつけ差別化することは、
本人や周りに与える影響は大きいと感じた。
正負に分けた表現がやや分かりにくくしている面は否めないが、
マネージャーの立場にいる人はもちろん、
HRに関連する業務に携わっている人にはお薦め。
後書きの対処方法を実行するだけでも一定の効果があると思う。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸