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派遣切りの次に来るのは、かつてのエリート正社員たち、すなわち「文系・大卒・30歳以上」のホワイトカラーの大リストラである。低成長が続き、就業者総数が減り続けてきたここ十年でも、ホワイトカラーは「本当は必要のない仕事」を作って水ぶくれをし続けてきたからだ。「数年以内にホワイトカラー一〇〇万人がクビになる」大失業時代に何が起きるのか。そしてどう備えるべきなのか。生き残りの処方箋を提示する。
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Posted by ブクログ
タイトル(文系・大卒・30歳以上)が自分の事過ぎて、、、 ホワイトカラーの人数は、「経営に必要な仕事の量」と比較して、多すぎるのだそうだ。(今ある仕事の量、ではなく) 派遣切りは、あくまで生産量、売上高に変動するもので、体質改善ではない。それに対して、ホワイトカラーのリストラは、体質改善である。 ...続きを読む「自分は大丈夫」「大企業は大丈夫」「自分の仕事は重要だから」「自分は他社でも通用する」はただの幻想(そう思いたいだけ)。そのために、「がん細胞」のような、所属する会社の存在を脅かし、自己増殖を繰り返す存在になってしまった。 「コイン・ポリッシャー」コインをピカピカに磨いて、価値あるものだと満足する。 「必要な仕事に人材を配置する」時代から、「人材がいるから仕事を作り、それを与える」時代になり、ホワイトカラーの人数は急増し、「がん細胞化」していった。 「人事部長M氏の見た風景」が、ものすごくエグい。 会社にとって不必要な人材といっても、社会にとって不必要な人材ではない。そういう人たちを飼い殺しにするすることは、社会全体で人材の無駄遣いになる。 思ってたこと、考えてたことが書いてある。30代でこうなら、40代はもっと悲惨なのかも。本当に、できないことをできるようになるのが唯一の道なのかも。
リストラが進行された事例が本当に面白い。 とはいえ、僕もリストラ対象だから笑えない。 どうすべきか。 本書の事例を踏まえて、 「子供の成長はなぜ早いか。それは出来ないことが多いから。僕はできないことをもっとやらなきゃいけない。」
民間でも役所でも確かに管理や企画、人事に携わっているホワイトカラー達は、全く本業に役立つ仕事をしていない。リストラされて当然と思われても仕方ないだろう。著者の主張する様に、出来ない仕事をできる様になろう。
大学を卒業してすぐに一流企業に就職した人たちは転職することもなく一つの会社にいることが日本では多いけど、僕にしてみればよくもそんな危険なことが出来るものだと思う。(向こうにしてみれば逆なんだろうけど。)それって最初に付き合ったガールフレンドと結婚するようなものなんじゃないだろうか。最初のガールフレン...続きを読むドが「女性という全て」というのはいかに言ってもだいぶ偏ってしまうだろうに。それが人生観を狭めないことを祈るけれど。 ============= ホワイトカラーの仕事ってほんとなら減ってしかるべきなんだよね。Windowsパソコンが導入されて大幅な効率化が図られた1995年以降のオフィスで働く人が増えてるってほんとはおかしいでしょ。今まで電卓とかでかなり時間がかかってた作業とかがかなり自動化されて、ファックスとか電話とかで時間がかかってたことがすぐメールとかチャットとかで出来るようになった分、今まで二人や三人でやってた作業が一人でも出来るようになってるはずで、本来ならば人は減ってるはず。 この筆者はホワイトカラーは企業にとってはがん細胞である、と議論していて、その根拠は下記の二点。 1. ホワイトカラーが、営業活動とは直接的に関係しない仕事を現場も巻き込んで行なっているために、生産や販売などの活動に支障が庄治、業績悪化の要因となっている。 2. ホワイトカラーが、自らの存在感をアピールするために仕事を増やし、そのたびに人員と人件費が増加して、業績悪化の要因となっている。(63p) 例えば、大したアジェンダもないような毎週のチームミーティング用にアニメーション付きのプレゼン資料作ってたり、とか、仕事まじめにやってそうに見えるのは良いのかも知れないけど、30代の社員で年収1000万もらってる人だったら人件費が一時間5,000円くらいかかってるわけで、そのプレゼン資料に5,000円の価値なんてないだろ、って話。プレゼン資料何ページも作るよりも、アジェンダを一行にまとめてすぐに議論を開始して、簡潔な結論を出してみんな仕事に戻る方がチームにとっても、会社にとっても、日本にとっても、消費者にとっても、世界にとっても良いことなのに、自分が仕事してます、まじめにやってますアピールをし続けるホワイトカラーはほんと要らない。 こういう話に同意するしないは個人個人の人生観、または世界観なので勝手にすればいいと思うけど、、、 Don't say I never warned you!!
次のリストラの対象は、ずばり、「文系・大卒・30歳以上」。 データと論理でそれを実証する憂鬱な一書。
●世界大不況は「人口が減少に転じた中で発生した、日本史上初めての不況」ととらえるべき。 ●ホワイトカラーは会社において存在しないほうがよい。 ●最近のホワイトカラーは「コイン・ポリッシャー」になっている。 ●もともと、ホワイトカラーの仕事の本質は、「社会と企業、そして従業員との間を効果的に結びつける...続きを読む」ということにある。 ●日本企業の弱体化の一因となったのが、がん細胞と化したホワイトカラー。 ●しっかりとした仕事をするためには、会社や従業員のことだけではなく、社会や家族のことまで考えなければだめだ。それが『会社人間』と『社会人』との違いだ。自分の能力が高いと思うのであれば、低いものの分まで考えて全体がうまくいくようにがんばらないといけない。会社をまとめていく仕事をする者は、そうやって他人のこと、全体のことを考えられる人間でなければならない。 ●総人口が減少する中での大不況という状況下において、存在し続けることができるものは、「これまで必要とされてきたもの」ではない。「これから必要とされるもの」だけだ。 ●あるものの必要性を決めるのは、あくまでも「他者」である。したがってホワイトカラーの必要性を決めることができるものは、ホワイトカラー以外の者ということになる。 ●これまでのように、ホワイトカラーが大勢いて、それが高い賃金をもらっている時代の方が異常だったのだ。 ●経営者にとって、従業員の雇用を維持することは、会社の業績を向上させ、株主に配当を還元することと同じくらい重要な使命である。しかし、この使命とは、会社に不必要な人材を抱え込んでおいてもよいということではない。こういう状態を続けていると、業績が下がり、株主から見放され、事業の縮小を余儀なくされて、結局は、従業員の雇用を維持することができなくなってしまう。 ●『成長』とは、できなかったことができるようになる、ということです。 ●将来のことを考える場合に過去のことを振り返ることは必要である。しかし、過去のことばかりを議論していても何も始まらない。 ●大量失業の発生という「傷の痛み」に耐えて、環境変化への不適応という「病の苦しみ」と向き合い、その治療に取り組む覚悟があるのかが問われている。
重い。ホワイトカラーに突きつけられる過酷な問いと 正規雇用者への大リストラを予告する、深刻な一著。
自分は文系の大学生で、本書とか、「若者はなぜ3年で~」のような、これからの雇用情勢の変化について関心があり、読んでいる。 もちろん就職を控えてということもあるのだろうけど・・・・・・ 本書は、内容的には、なかなかわかりやすかったように思う。だが、行き詰まる白色労働者の行き先として、安易に介...続きを読む護業界を挙げるのはどうかと思った(そんなものが分かれば苦労しないけど)。
出版されたのは2009年10月ということで、当時と比べると現状は変化したのかな、と思います。きっと当時はもっとリーマンの影響や円高が長続きすることが想定されたのかもしれません。しかし、いつでもクビになるかもしれない、と思いながら仕事する方が自分にとってプラスになると思いました。また、人事部長の手記は...続きを読む、非常にゾクゾクさせるものでした。裏側ではこんな風にリストラが行われていたのか、と思いました。私も今やっている仕事って本当に必要なのか?と問いかけながら、日々の業務を行っていきたいと思います。
できることばかりをもくもくとこなす毎日、できないことを避ける、逃げる。まさに自分の鏡。厳しい時代だ!
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「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法―
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深田和範
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