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かつて団塊世代が東京圏にあふれ、郊外に大量の住宅が建てられた。それが今や、人口減少社会へと転じ、ゆくゆくは40%が空き家になるという予測も出ている。そうなれば、東京の随所にもゴーストタウンが現れるだろう――。これから郊外はどうなる? 住むべき街とは? 不動産を最大限に活用するには? 独自の意識調査をもとに、これからの東京の都市、郊外のあり方を提言する。
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Posted by ブクログ
議論の土台になる1~4章は飛ばして5,6章だけ読んでもOK。関東首都圏において、所有から共有への消費の変遷から郊外の目新しい役割と発展の指針を提示してくれている。
人が少なくなると下水が流れなくなる。。まぁそう言われればそうだよな。。人は社会的な動物なんだから、一緒に生活しないとだめだと思うけどね。。中途半端にくっついてるのは五月蠅いけど。。大勢いれば五月蠅くないのかな。。昔新しい産業ができて、若い人が移り住んできて、街ができて、その産業がなくなって若い人がま...続きを読むた別の産業のあるとこへ移動していってその街がなくなる。。の繰り返しなんだろうな。昔からずーっと同じところに住んでるわけじゃないからな。。
これまで首都圏や郊外に住んできた人、これから住もうと思っている人にお勧め。先読みした地域選びの参考の一つ。 個人的には、だから今後どうするか、というところを、もっと具体的かつ広範に考えていきたいところ。 ・東京圏の住宅地の今後の問題は、ひとことで言えば団塊世代の老後の問題であり、死後の問題であり、...続きを読むその子ども世代(団塊ジュニア)のこれからの問題であるということが言える。 ・1980年ニュータウン:団塊世代の典型的な核家族がどの家にも住んでおり、同じようなマイカーを所有。 2010年オールドタウン:子供二人が独立し夫婦だけに。その後父が死去し、母一人暮らしの家などに。 2040年ゴーストタウン:老人夫婦だけの家、独居老人、寝たりきりのおやと子供、空き家、庭木の手入れもできない、マイカーを売って買い物も不便。 ・二世帯同居の理由。1、母親が出産後も働くことが増え、祖父母に世話をお願いする。2、子ども世代の収入伸び悩み。3、未婚の親元暮らしの増加。 ・第四の消費社会では「私有」の事業仕分けが始まる。 第一:1912~1941 共同利用物の生産 第二:1945~1974 消費社会、中流社会の大衆化 第三:~現在 個性思考の高まり、個人専用の私有物
久しぶりに三浦展さんの本を読みました。 社会の切り方と分析の仕方がわかり易くて、ふむふむと納得できる内容です。お勧め!
老齢化、人口減少、ライフスタイルの変化によって郊外にマイホームを持つという20世紀後半の「人生モデル」が崩壊して、今や郊外は陸の孤島化しつつある。その現状をどう打破するかを考えた本。 私が小学生のころは「ドーナツ化現象」という言葉が盛んに言われていて、地方都市の中心地に住んでいた私の学区は生徒が...続きを読む少ないのが問題になっていた。でも、最近は、中心地にも高層マンションがどんどん建設されて、ドーナツの穴が少しずつ小さくなっている感じはあった。 その実感をこの本では多角的なデータによって実証している。今や、郊外のマンションは300万円で投げ売りされている状態だとか。多摩ニュータウンの老朽化のニュースなどを観るに、なるほど、今や土地も住まいも買う人間はいなくなったのだなぁと。 となると、買った人間は地価は下がるはコミニティは崩壊するわで、これから社会問題化するのは必至だと思う。そうならないためにも、今までは「住むだけ」だった郊外を都市化して、「働く」「遊ぶ」場所にしようという提案には納得できるものがあった。
前半は、詳細なデータ分析、アンケート分析だが、後半の大胆な断言の方がおもしろい。 (1)郊外の衰退するオールドタウンに対するマネジメントのために、よく言われる地主組合とか、斉藤広子先生が提案している(p193)が、むしろ、デベロッパーか、やる気のある地権者が管理会社を立ち上げて、地区運営をどんど...続きを読むん手がけた方がいいのではないか。 どうせ年寄りが多くて実践をみせなければだめだから、まず、事業をしているという発想が大事だと思う。 (2)田園都市線沿線は、住みたい街だが、働きたい街ではないという世論調査を逆手にとって、東急が二子玉にシェアオフィスを構えているのもおもしろい。(p166) このままだと、東急線沿線は衰退していくので、ここで、職住近接型のくさびをうって時代を先行しようとする意気込みがいいと思う。 (3)新しいビルに魅力がなくなり、路地の魅力が再生しつつある。(p187) これも実感にあっている。大手デベロッパーに聞かせてやりたい。無理して、再開発をしなくて、リノベーションとかコンバージョンでこつこつ稼ぐ技術、ノウハウを磨くべき。
これだけのアンケート情報などの分析からすると、何も特徴のない郊外は過疎化が激しくなると現実味がある。実利の埼玉、千葉は、納得感があるな。
「下流社会」の著者。下流社会ほどではなかったが、本書も着眼点が著者らしく、面白かった。 住みたいまちの上位といえば、田園都市線沿線のイメージがあるが、最近の調査によれば、実は中高年には人気だが、若い世代にはそうでもないらしい。著者はこう分析している。 「高校卒業、大学入学時点でバブルがはじけ、以来...続きを読むずっと長期不況を経験してきた団塊ジュニアやそれ以降の若い世代にとっては、イメージはよいが値段が高い東急田園都市線沿線はブランド品のようなものであり、そう簡単には手を出さない。コストパフォーマンスが悪く感じるのである。 どうせ値段が高いなら、都心に近いほうがコストパフォーマンス的に見て実質的であり、高い家賃を払う能力がないなら、埼玉、千葉、湾岸でよい。ブランド品よりもユニクロでOKという団塊ジュニアらしい価値観が表れていると言える。」 かねてから自分も似たような発想をしていたが、まさか他の人も同じような考え方をしているとはちょっと驚きだった。
首都圏の住宅問題をえぐる新書を連読していますが、これもまた首都圏に視野が狭まった分析で、田舎に住む私には何も響きませんでした。極論すれば、近いうちに大震災で壊滅するはずの首都圏にこれからも支出すべきか、五輪後を見すえて議論すべきだと思います。
郊外を放置すれば高齢者だけのゴーストタウンになる。働・学・憩・農の機能を持つ魅力的な地域にすれば若者も住むゴールドタウンになる。 行政を待ってるだけじゃなく、オール地域でがんばったところが生き残るんだね。
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