Posted by ブクログ
2012年07月10日
昔からそんなにテレビを見る方ではなかったのですが、
ここ数年、ほんとに見なくなりました、、スポーツとニュース位ですかね。
たまに見続けるドラマも、リアルタイムで見ることはまずありません。
これはそんなテレビの現状に警鐘を鳴らした一冊、、になるのでしょうか。
現状の「食ってばかり」「通販ばかり」「...続きを読むどこも同じ」とは、確かに言い得て妙です。
- 公正・中立なジャーナリズムとしての立場を確立しなければならない
そして、問題意識として持っているこの点も、理解できる内容です。
物足りなかったのは、どうして現状がこうなっているのか、まで踏み込めていない点でしょうか。
"権力機構"や"ネット情報"に対峙しうるのは"テレビ"のみとの気炎は頼もしいですが、
最近でいえば、読売巨人の反社会勢力への献金問題などへの追及が封殺されている点など、、
既存メディア(テレビ・ラジオ・新聞)や既存の芸能業界の根っこにある、
"特定勢力"に対する自浄作用が働いていない点には言及できていません。
意識して見ないようにしているのか、本当に知らないのかはわかりませんが、
どちらにせよその点に言及できないと、画餅のまま終わり、衰退していくだけでしょうね。
個人的には、面白いコンテンツが配信される環境であれば、
既存のテレビにこだわるつもりもなく、CATVの形態で十分と、感じています。