大野正和の作品一覧
「大野正和」の「過労死・過労自殺の心理と職場」「まなざしに管理される職場」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大野正和」の「過労死・過労自殺の心理と職場」「まなざしに管理される職場」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
なぜ、死にいたるまで働くのか。
強制によるものなのか、自発的な意志に従った結果なのか。
労働の質的な変化にともなって仕事を至上とする社会的な要請が崩壊し、日本的な仕事倫理を死守することはもはや有効に作動しなくなっている。
それでもなお、強制と自発とがないまぜになった心性に突き動かされ死を賭して働きつづける。
旧来の日本型労務管理システム論や長時間労働説の限界性を突破して、まじめで責任感が強く他者に気を遣う「メランコリー親和型性格」が、責任境界が曖昧な「柔軟な職務構造」に組み込まれている実態こそが真の原因だと指摘する。
“心理”と“職場”の相互関連を読み解き、自己と他者との能動的な
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
同僚の目が怖い――。
日本型経営の特徴である職場での相互扶助と相互監視は、人間の心理に何をもたらしたのか。
上司からの縦の管理に、同僚による配慮という名の「横の監視」が交差する職場環境とそこで発生する息苦しい人間関係、強迫の心理をえぐり出す。
[ 目次 ]
はじめに
第1章 グローバル化する職場のストレス
第2章 日本的経営とピア・プレッシャー
1 ジャパナイゼーションの時代
2 日本的経営に学んだ欧米
3 ピア・プレッシャーをどう考えるか
4 仲間・同僚の目に見える管理
第3章 職場でのピア・プレッシャーの実際
1 職場のまなざしによる規律化
2 仲間に迷惑をかけ
Posted by ブクログ
日本の職場では、労使関係のような「垂直的圧力」よりも、同僚あるいは仲間による「水平的圧力」が強いのではないか、また近年は欧米でもチームワークを重視する経営スタイルが取り入れられるジャパナイゼーションが起こっているのではないか、という指摘はうなずけます。しかし、「水平的圧力」には束縛的な側面だけではなくて「配慮と援助」というプラスの面もある、とばかり繰り返すのはどうでしょう。それってちょっと問題アリのような。それから、「水平的圧力」が古来の「日本文化」の特徴によって形成された、という物言いも相当にいかがなものかと。あとがきで言及されている熊沢誠さんの発言にもあるように、「日本的経営」とそれを特徴