ノンフィクション - タメになる作品一覧

  • 予言者 梅棹忠夫
    3.7
    戦後の論壇に颯爽と登場し、大胆な変化を次々と予言した梅棹忠夫。 その謦咳に接した著者が、彼の発言を多面的に読みなおし、その予言がいかにして実現していったのか振り返る。 <目次> 【プロローグ 実現した予言と失われた時代】 【第一章 「文明の生態史観」の衝撃】 異例ずくめの「出生作」/日本文化を機能論的に見直す/進歩的知識人からの批判・・・など 【第二章 モンゴルの生態学者】 京都町衆の生まれ/山登りで危うく放校に/京都学派と梅棹をつなぐ線・・・など 【第三章 奇説を語る少壮学者】 『モゴール族探検記』/激しい論争を呼んだ「妻無用論」・・・など 【第四章 豊かな日本という未来】 「ぼくはマルクスの徒です」/数十年後の日本文明を予測する・・・など 【第五章 情報社会論の先駆者】 情報の時代を生物学的に論じる/お布施の原理による経済学・・・など 【第六章 イスラーム圏の動乱を予告する】 「生態史観」は中東から/イスラーム原理主義の「伝染」/近代化とイスラーム・・・など 【第七章 万博と民博のオーガナイザー】 「万国博を考える会」の結成/グローバル時代論の先駆者・・・など 【第八章 文化行政の主導者へ】 文化を「開発」する/田園都市国家構想とその評価・・・など 【第九章 ポスト「戦後」への視線】 梅棹忠夫と司馬遼太郎/核武装の可能性による抑止/日本文明は終わりか・・・など 【第十章 行為と妄想】 見えないなりの知的生産/「あそび」と「学問」/文明史曲線の先にあるもの・・・など 【エピローグ 梅棹忠夫を「裏切る」ために】 思想家としての梅棹/あかるい虚無家/精神のキバ・・・など
  • 横井小楠―維新の青写真を描いた男―
    3.9
    勝海舟曰く「おれは今までに天下で恐ろしいものを二人見た。横井小楠と西郷南洲だ」。日本史の教科書でもろくに取り上げられず、幕末もののドラマで登場することもほとんどない。しかし小楠こそ、坂本龍馬や西郷隆盛をはじめ、幕末維新の英傑たちに絶大な影響を与えた「陰の指南役」であった。早くから現実的開国論を説き、東洋の哲学と西洋の科学文明の融合を唱え、近代日本の歩むべき道を構想した鬼才。その生涯を追う。

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  • 「横審の魔女」と呼ばれて
    4.5
    女性初の横綱審議委員として、角界にもの申し続けてきた内館牧子さんが、10年間の任期を終え、朝青龍への苦言、大麻事件での相撲界の体質、貴乃花の秘話など、まだまだ言い足りなかったこと、これまで言えなかったこと、相撲界の内緒話を一気に打ち明ける! 週刊朝日連載で随時掲載した人気コラム「横審リポート」も10年分を一挙再録!

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  • 横綱
    4.0
    横綱を語れるのは横綱だけだ。初代若乃花、大鵬をはじめ、白鵬、日馬富士に鶴竜を加えて文庫化。大相撲の頂点を極めた、歴代横綱22人の肉声を綴る。今は亡き、北の湖、千代の富士らの貴重な証言は必読!
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~
    3.8
    幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)
  • 与謝野晶子(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    4.8
    女性の地位が低かった時代、つつみかくさない恋の情熱をうたった与謝野晶子の短歌は、世の中に衝撃を与えました。戦争を批判したときは手ひどい攻撃を受けましたが、その後も晶子はことばを武器にして古い考えと戦います。女性の自立と自由を高らかにうたった情熱の歌人の生涯です。
  • 吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎
    3.0
    日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は藪の中である。本名はわかっているが生没年ともに不詳。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。
  • 吉田茂-尊皇の政治家
    3.7
    戦後日本の出発期に首相・外相を務め、政治・外交の軌道を敷いた吉田茂。その講和・安保条約締結は、軽武装・経済第一主義の確立によって後の繁栄を招いたと評価されがちだが、果たしてそういえるか。著者は、彼の遺した書簡、公開された外交文書、関係者からの聞き取りを通して、天皇体制の徹底した擁護者という新しい吉田像を描き出す。

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  • 吉田茂とその時代
    4.0
    1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏をした。ここに第二次世界大戦は終結。同月30日、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、コーンパイプを燻らせつつ厚木に降り立った。以来2000日におよぶ日本占領が始まったのである。その間、占領政策の下、昭和21年には日本国憲法が公布され、昭和23年には極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判の判決が下されるなど、激変する社会情勢のなか、「戦後の日本」がつくられていった。その立役者となったのは誰なのか。本書は、終戦から日本が自立復興の道を歩み出す、講和条約発効までを描いた、著者渾身の長編歴史評論である。陸奥宗光、小村寿太郎、幣原喜重郎等、卓越した外交官にスポットを当てながら、近現代の日本の歩みと外交史を事実に即して克明かつ冷静にたどった、著者のライフワーク「外交官とその時代」シリーズ5部作の掉尾を飾る、堂々の完結編である。
  • 吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(上)
    4.0
    ワンマン宰相と呼ばれ、占領からの早期独立を果たした吉田茂。戦前、外交官だった彼は、ヒトラー、ムッソリーニと手を結ぶ三国軍事同盟に強く反対。最後まで開戦を回避しようと努力する。さらに、戦争中も早期終戦に奔走するが、反東条派と睨まれた彼は、スパイを送り込まれ、ついに憲兵に逮捕されてしまう。(講談社文庫)
  • 吉田松陰 変転する人物像
    3.5
    長州藩の兵学師範をつとめ、松下村塾を主宰して維新の俊傑たちを育てた吉田松陰は、安政の大獄を断行する幕府から政道批判を咎められ死罪となった。その思想的影響は没後も衰えることはなく、三十年の短い生涯にかかわらず、公刊された評伝は膨大な数にのぼる。「革命家」「憂国忠君の士」「理想の教育者」など、時代の状況によって描かれ方が目まぐるしく変化したのはなぜか。維新に先駆けた思想家の人物像を再構築する試み。
  • 「吉田調書」を読み解く 朝日誤報事件と現場の真実
    4.4
    福島第一原発の吉田昌郎所長が、「政府事故調」の聴取に答えた記録「吉田調書」。それを独占入手した朝日新聞が、「所長命令に違反、所員の9割が撤退」と大々的に報じたのは、2014年5月20日のこと。だが、それはあまりにおかしな記事だった。吉田氏本人や現場の人々に取材して『死の淵を見た男』を上梓した著者は、「誤報だ」と声を上げる。すると朝日新聞は「法的措置を検討する」と抗議。以後、両者の闘いは続いてきた。しかし8月、各紙が「吉田調書」を入手して「命令違反なし」と報道。さらに9月11日に政府が「吉田調書」全文を公開するにおよび、遂に朝日新聞は社長の謝罪会見と、編集幹部の退陣に追い込まれたのであった。本書では、誤報事件の核心に何があったのかを当事者である著者自身が徹底追及。さらに、膨大かつ専門的な「吉田調書」の重要部分を読み解き、「全員撤退問題」から「官邸・東電本店と現場の対決」「津波対策」まで、真実をすべて解き明かす! 第一章:朝日新聞の「吉田調書」報道/第二章:謝罪会見/第三章:全電源喪失/第四章:ベントの死闘/第五章:海水注入をめぐる攻防/第六章:部下たちへの感動/第七章:“東日本壊滅”の真実/第八章:「全員撤退」問題の決着/第九章:現場は何と闘ったのか/第十章:津波対策と新聞報道/第十一章:吉田調書が残した教訓
  • 吉原伝説の女たち
    3.0
    日本各地から集まった泡姫たちが、己の威信とプライドをかけてしのぎを削る、日本一のソープランド街・東京「吉原」。この街には長年にわたって第一線で輝き続ける“レジェンド”と称される女傑たちがいる。 吉原で珍しい“本名”で働く「ティアラ」の希望(のぞみ)嬢、至高のテクニックから“巨匠”の異名を持つ「プレジデントクラブ」の芹沢加茂嬢、入店2ヶ月でナンバー1に上り詰めてからずっとトップをはり続ける「ランドマーク」近藤ひろ嬢など、吉原で畏敬をもってその名が語られる“スーパー泡姫”たちに取材を敢行。 なぜ彼女たちは最前線で活躍できるのか、なぜ長年にわたって人気嬢であり続けられるのか、そして彼女たちが吉原で得たものとは?名物嬢の知られざる素顔に迫る奇跡のインタビュー集!
  • 吉本せい お笑い帝国を築いた女
    3.0
    大阪天神橋筋に育ち、芸事好きな夫に嫁いだ吉本せいは、やがて夫婦で寄席の経営に乗り出す。彼女は天性の「興行師」だった。桂春團治ら伝説の芸人たちとの交流や、ライバル会社との激闘など、波乱万丈の生涯に迫る。 ※本作品は電子書籍化にあたり、許諾等の理由から写真、イラストの一部を掲載しておりません。あらかじめご了承ください。
  • 吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日
    3.9
    「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こう。それは今の慰めの唯一であると共に、又彼等への復讐の宣言である――」。親の借金のために吉原へ売られた少女・光子が綴った、花魁・春駒として日々、そして脱出までの真実の記録。大正15年に柳原白蓮の序文で刊行され、娼妓の世界に、また当時の社会に波紋を呼んだ告発の書。
  • 寄せ場のグルメ
    4.0
    「山谷」の鰻、「魚河岸」のナポリタン、 「深川」のめしや、「土手下」の焼肉、 「三里塚」のジンギスカン、「鹿浜」のホルモン、 「中山道」の立ち食いそば――。 巨大都市・東京の周縁で労働者が集まる「寄せ場」こそ、人間のあらゆる欲求を本能的にむき出しにさせ、 「食」と地続きで都市に生きる人間の「生」を作りあげている現場なのだ。 食べるという行為が内包する「食べる喜び」と「食べなくては生きてゆけない辛さ」を、「寄せ場」で二十数年にわたって飲み食いを続けてきたノンフィクションライターが活写した。 単なる消費のための情報ではない、切れば血の出る異色の「グルメ本」。 月刊『潮』で3年半にわたって連載され話題を呼んだルポルタージュが書籍化。 本書を読んだあなたは、今晩ひとりで赤提灯の暖簾をくぐりたくなるだろう。
  • 世にも危険な医療の世界史
    3.9
    爆笑と恐怖が交互に襲い来る強烈な歴史書 梅毒には水銀風呂! 夜泣きする子にはアヘン! 水難事故にはタバコ浣腸! かつて人類の常識だった残念すぎる医療の全てがここに。 〈最終的には次の簡単な問いを自問するといいだろう。その治療法には、信頼できるエビデンスがあると思うか? 副作用が出ても構わないか? それから忘れてはならない問いがもう一つ──治療費にいくらまで払えるか?  実のところ、この本は何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史を、簡潔にまとめたものだ。言うまでもなく、「最悪の治療法」は今後も生み出されるだろう。〉(「はじめに」より) ※この電子書籍は2019年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 世にも奇妙な人体実験の歴史
    4.0
    マッドサイエンティストの世界へ、ようこそ 性病、コレラ、放射線、毒ガス……。人類の危機を救った偉大な科学者たちは、己の身を犠牲にして、果敢すぎる人体実験に挑んでいた! 自身も科学者である著者は、自らの理論を信じて自分の肉体で危険な実験を行い、今日の安全な医療や便利な乗り物の礎を築いた科学者たちのエピソードを、ユーモアたっぷりに紹介します。 解剖学の祖である十八世紀の医師ジョン・ハンターは、淋病患者の膿を自分の性器に塗りつけて淋病と梅毒の感染経路を検証しました。十九世紀の医師ウィリアム・マレルは、ニトログリセリンを舐めて昏倒しそうになりますが、血管拡張剤に似た効果があると直感。自己投与を続けて、狭心症の治療薬として確立するもとになりました。二十世紀、ジャック・ホールデンは潜水方法を確立するために自ら加圧室で急激な加圧・減圧の実験を繰り返し、鼓膜は破れ、歯の詰め物が爆発したといいます。 その他にも放射能、麻酔薬、コレラ、ペストなどの危険性の解明に、自らの肉体で挑んだマッド・サイエンティストたちの奇想天外な物語が満載。その勇気と無茶さに抱腹絶倒するうち、彼らの真の科学精神に目を開かされる好著です。 解説・仲野徹
  • 世の中への扉 海をわたる被爆ピアノ
    値引きあり
    4.3
    2010年9月11日、被爆ピアノ、ニューヨークへ! 被爆ピアノの音は、平和を願う声。ピアノと調律師との、奇跡的な出会い。/矢川光則さんは、被爆2世として生まれながらも、原爆や平和についてまったく意識せずに育ちました。しかし、ピアノ調律師となり、ピアノの調律・修理・寄贈という活動をしていくなかで、偶然、「被爆ピアノ」に出会います。「被爆ピアノ」との出会いによって、彼がどのように平和への意識に目覚めていったのか、その足どりをたどります。
  • 世の中への扉 甲子園がくれた命
    値引きあり
    4.3
    脳腫瘍の手術の日、ぼくは生まれ変わった。「野球ができることは幸せです。でも、普通に生きているだけでも、とても大切なことに思えてきたんです」春の甲子園で、山崎福也選手は投打に大活躍し、日大三高を準優勝に導きました。脳腫瘍を克服した福也君のがんばりは、病気をかかえている人を勇気づけただけではありません。ふだん命のことなんて考えたこともないという人にも、命の大切さを教えてくれたのです。
  • 世の中への扉 災害救助犬レイラ
    値引きあり
    4.2
    2011年3月12日早朝、被災地に駆けつけるヘリコプターに乗り、大船渡に海から上陸したレイラと村田さん。ふたりは、自衛隊と協力して、救援活動のための路を切り開いていきました。レイラの役割は、埋まっている人を見つけること。困惑しながらも、大事な嗅覚を死臭で鈍らせながらも、人が大好きなレイラは救助活動を続けていきます。少しでも人に喜んでほしい、そのためにがんばる犬のすがたを追ったノンフィクション。
  • 世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか
    値引きあり
    4.4
    地雷で脚を失ったアデム、ゲリラに誘拐され兵士にされたターティ、目の前で友達を殺されたアブドゥヌール……。明日をも知れぬ毎日ですが、みな、一日一日を懸命に生きています。どうして同じ人間が憎み合ったり殺し合ったりするのか、なぜ戦争がおこるのか、平和のためにはどうしたらよいのか、親子で、友達同士で話し合うきっかけになる一冊です。
  • 世の中への扉 「大好き!」を見つけよう
    値引きあり
    3.0
    宮本恒靖さん(元サッカー日本代表)、柿沢安耶さん(パティシエ)、上田勝彦さん(水産庁職員)、御手洗瑞子さん(前ブータン首相フェロー)に、質問してみました。「大好き」を見つけ育むヒントがいっぱいの、インタビュー・ノンフィクションです。「大好き」なことに打ちこんでいるおとなたちの、少年少女時代の話、困難にぶつかったときのエピソード、ものの見方や考え方は、きっとみなさんにも参考になるはずです。
  • 世の中への扉 にいちゃんのランドセル
    値引きあり
    3.0
    阪神淡路大震災から20年、NHKドキュメンタリードラマ「忘れない…にいちゃんのランドセル」にもなった感動のノンフィクション。埼玉県さいたま市に、阪神淡路大震災で亡くなったおにいちゃんのランドセルを背負って学校に通う、とても元気な小学2年生がいます。6000人以上の命が奪われたあの地震から15年。いのちのバトンを、きみに伝えたい!
  • 世の中への扉 ヒット商品研究所へようこそ! 「ガリガリ君」「瞬足」「青い鳥文庫」はこうして作られる
    値引きあり
    4.0
    バカ売れロングセラーアイス「ガリガリ君」(赤城乳業)、運動会で主役になれる靴「瞬足」(アキレス)、おとなの知らないベストセラー「青い鳥文庫」(講談社)。それぞれの商品をうみだすおとなたちをおいかけて見えてきたのは、「あそび・夢中・好き」を仕事にしているすがただった。この一冊で、仕事ってほんとはたのしいものだってことが、きっとわかる!
  • 世の中への扉 ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密
    値引きあり
    4.4
    生まれたときから光のない世界にいながら、音楽への非凡なセンスを示し、ピアノの才能をのびのびと開花させてきた辻井伸行さん。特別な天才のように見える彼も、お母さんが“炎のレッスン”と呼ぶように、毎日何時間もピアノに触れることで、わたしたちに美しい音色を届けています。伸行さんを小学校5年生のときから知る著者が、輝く才能が生まれた秘密を、ときあかします。
  • 世の中への扉 弁当づくりで身につく力
    値引きあり
    4.7
    いま全国の小・中学校や高校にまで広がっている「弁当の日」を知っていますか?  親は手伝わず、子どもたちが自分でつくった弁当を持って登校する日のことで、2001年に香川県の滝宮小学校で始まり、いまでは全国47都道府県の約1000校で実践されています。 自分で献立を考え、材料の買い出しから調理、弁当箱詰め、後かたづけまで「ひとり」でこなしてつくる。 そんな弁当づくりの体験をつうじて、子どもたちは自己を肯定し、親への感謝の気持ちを持ち、食べ物と命の大切さに気づきはじめます--。
  • 世の中への扉 ほんとうの「ドラッグ」
    値引きあり
    3.7
    ドラッグは、実際にどんなものなのか? 使用すると、どのような感じになるのか? なぜ、依存してしまうのか? 依存しないためには、どうしたらいいのか? など、薬物依存の過去から立ち直った近藤恒夫氏が、自身の体験を通じてドラッグの真実を伝えるノンフィクション読み物。実体験をベースにした、説得力のある語りにひきこまれているうちに、ほんとうの「ドラッグ」のことを理解することができます。
  • 世の中への扉 野生動物のお医者さん
    値引きあり
    4.5
    野生動物専門獣医師の目から見える地球環境。野のものは野へ帰してやりたい! 映画『ウルルの森の物語』のモデルでもあり、絶滅の危機に瀕した猛禽類の治療にあたる、野生動物専門の獣医師の仕事を追う。
  • 夜はまだあけぬか
    値引きあり
    3.5
    突然の失明。しかしなお、闘病に仕事に趣味にと新たな挑戦の日々。初代民博館長・梅棹忠夫の凄絶なる生き方を見よ!老年の域に達して、学問・研究のしめくくりをつけなければならない大事な時期に、突然の視力障害におちいった筆者。くる日もくる日も夜がつづく。目が見えないのではどうしようもない。何かよい方法はないものか。闘病・リハビリ、さまざまな試みを経て、新たなる知的生産に立ち向かう、元民博館長の感動の名エッセイ。「そのうちにわたしはどういうわけか、著作集をやろうという気になった。それは病院のベッドのうえでのことだった。なぜこういう気になったのか、よくはわからない。なにかしら、やろうとおもい、やれるとおもった。目がみえないままでも、この仕事はやれるのではないかとおもった。それにはもちろん、たくさんの友人たちのたすけにたよらなければならないが、みんなにたのんでみよう。わたしは決心した。」(本文より)
  • 読売新聞 朝刊一面コラム 竹内政明の「編集手帳」傑作選
    4.5
    体調不良により、読売新聞朝刊一面コラム「編集手段」の執筆を退いた竹内政明氏の最後のコラム集。勝った人より「負けた人」に、幸せな人より「日の当たらない人」に寄り添い、人々の心の襞に分け入る当代きってのコラムニストによる自選121編の「傑作選」と、ラクレ未収録分30編を収録。「泣けるコラム」で多くのファンを魅了してきた竹内氏の珠玉の作品集。
  • よみがえる「学校の怪談」
    4.2
    恐怖が生まれ増殖する場所は、いつも「学校」だった――。 繰り返しながら進化する「学校の怪談」をめぐる論考集。 90年代にシリーズの刊行が始まり、一躍ベストセラーとなった『学校の怪談』。 コミカライズやアニメ化、映画化を経て、無数の学校の怪談が社会へと広がっていった。 ブームから30年、その血脈は日本のホラーシーンにどのように受け継がれているのか。 学校は、子どもたちは、今どのように語りの場を形成しているのか。 教育学、民俗学、漫画、文芸・・・・・・あらゆる視点から「学校の怪談」を再照射する一冊。 目次 1章 「学校の怪談」はどこから来て、どこへ向かうのか ―― 一柳廣孝 2章 「学校の怪談」と戦争の影 ―― 吉田悠軌 3章 「学校の怪談」ブームのさきがけ ホラー雑誌と怪談投稿文化 ―― 廣田龍平 4章 令和によみがえる『地獄先生ぬ~べ~』 ―― 真倉翔 岡野剛 5章 「大学怪談」の世界 ―― 吉田悠軌 6章 「学校の怪談」を調査する ―― 朝里樹 7章 特別寄稿 “つなぐ”学校の怪談 ―― 吉岡一志 8章 ブックガイド 現代ホラー小説は学校怪談をどう描いてきたか ―― 朝宮運河
  • 甦る昭和脇役名画館
    4.0
    東映ヤクザ映画、日活ロマンポルノ、新東宝怪奇映画……、3000本以上のプログラム・ピクチャーから厳選36本! あの懐かしの個性派俳優たちが帰って来た! ◎プログラム・ピクチャーにおいては、主役は代われど、脇役陣は常に同じである。一例をあげると、悪親分役の脇役は、多少のバリエーションを伴いつつ、ほとんど同じ役を演じ続ける。その結果、劇中の様々なキャラクターが俳優その人のパーソナリティーに重なって、一種独特の人格が形成されることになる。 ◎それはいってみれば、モンタージュ写真のようなもので、劇中のそれぞれのキャラクターとも、俳優の素顔とも異なる第三の人格である。 ◎私は、脇役特有のこの第三人格の形成にとりわけ興味をもった。というのも、これこそは、映画の製作側と受容者側とのコラボレーションによって初めて生まれる、文字通りのインタラクティブ(相互干渉)芸術にほかならないからである。――<「開館の辞」より>
  • よみがえる天才1 伊藤若冲
    4.3
    私は理解されるまでに1000年のときを待つ――。生前、名声をほしいままにしながら、その後、幾世紀にもわたり忘れ去られた存在であった若冲は、代表作《動植綵絵》のうち一五幅を描き上げたとき、この謎めいた言葉を残した。そこに込められた秘密とは? 若冲研究の第一人者がはじめて明かす、知られざる若冲像。
  • よみがえる森鴎外
    3.0
    生誕160周年、没後100周年を迎えた文豪の魅力を360度再検証!平野啓一郎、伊藤比呂美、池澤夏樹、瀬戸内寂聴、多和田葉子、町田康、海堂尊など、鴎外ファンの作家・識者ら41名が森鴎外をとことん語り尽くした毎日新聞連載を書籍化。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • よみがえれ! 老朽家屋
    4.2
    私たちは「家は高い」という呪縛からどうすれば解放されるのだろう? 家づくりは料理やガーデニングと同じ、特殊なものではないと説く著者が、東京・吉祥寺の商店街にほど近い15坪の古家付き売り地を購入し、「取り壊しが前提」と言われた築31年の建て売り住宅を見事に再生。その実践をもとに住宅文化のあり方を問い直す。

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  • 読むための日本国憲法
    5.0
    集団的自衛権、憲法改正など「日本国憲法」をめぐる話題が連日報じられているが、興味はあっても、憲法そのものは読んだことがない方も多いのでは? 本書は現役の政治部記者が、すべての条文を現実の私たちの生活に即して丁寧に解説し、そのポイントをワンフレーズでズバリと指摘。一日一条読むだけでも、約三ヵ月で完全理解。まるで物語を読むように「日本国憲法」がどんどん読める! 新聞連載時に大反響を呼んだ、幻の好企画が待望の電子化!
  • 読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫
    NEW
    3.0
    五歳で失明した本間一夫さん。本の朗読を聞くのが大好きだった彼は、点字と出合い、「盲人に読書の喜びを伝えたい」と決意します。戦争や差別という苦境に負けず、国内最大の点字図書館を創立するまでの激動の人生を追います。

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  • 余命10年 多発性骨髄腫になって、やめたこと・始めたこと。
    4.0
    がん、余命10年、岸博幸が悟った、人生でやるべきこと、やめるべきこと。 ゲーテwebで1200万PVを獲得した独白記事を大幅加筆して、書籍化。 同世代、子を持つ親、若者、日本の未来に最期に言いたいこと。 元官僚の大学院教授・岸博幸が、人生の締め切りがわかったことで気づいた、 残りの人生を“ハッピー”に生きるための究極の思考法。 仕事、たばこ、過保護だった子育て、白髪染め、マルチタスク、酒、変化に動じること……、 すぐにやめるべきこと、すぐに始めるべきこととは。 <目次> はじめに 2023年1月20日、がんを告知された 1章 癌になってようやく悟ったこと 2章 余命宣告された人・定年を迎える人へ 3章 未来を担う、若い世代へ 4章 人生を”ハッピー”に”エンジョイ”するための5つのヒント 5章 子を持つ親へ 6章 日本の未来へ、5つの提言
  • よもだ俳人子規の艶
    4.2
    34年の短い生涯で約2万5千もの俳句を残した子規。中には遊里や遊女を詠んだ句も意外に多く、そのような句においても透徹した観察眼が味わえる。ユーモアあり、反骨精神あり、ダンディズムあり。見つめるものをあるがままに切り取り十七音で詠む表現者。そんな子規俳句を縦横無尽に読む、松山・東京・道後にわたる全三夜の子規トーク!
  • 夜の虹を架ける 四天王プロレス「リングに捧げた過剰な純真」
    4.7
    四天王プロレス――全日本プロレスの三沢光晴、川田利明、小橋健太、田上明。90年代、最大年7回の武道館を満員にし、全国津々浦々の会場のファンを熱狂させた闘い。激しい打撃、急角度の投げ技、エプロンでの危険な攻防……何度もマットの上に倒れ、何度も立ち上がる。そして続くカウント2・9の攻防。命がけの闘いを見つめ続けた元週刊プロレス全日本担当記者が当事者たちへの取材で解き明かす、四天王プロレスの真実。
  • ヨーロッパ ホラー&ファンタジー・ガイド 魔女と妖精の旅
    値引きあり
    3.4
    ホラーとファンタジーの故郷(ふるさと)に、ようこそ! 『ハリー・ポッター』や『指輪物語』など話題の幻想ファンタジー小説や西洋オカルト思想、妖精妖怪研究、魔女と古代信仰、風水とレイライン……ヨーロッパの神秘と怪奇の起源を訪ねる旅。吸血鬼ドラキュラのトランシルヴァニア、怪物ゴーレム伝説のプラハ、ルートウィヒ2世の楽園ミュンヘン、パラゴーニアのお化け屋敷、幽霊ツアーのロンドン……。ヨーロッパの深くて古くて不思議な旅にあなたを誘う!!
  • 〈弱さ〉を〈強み〉に 突然複数の障がいをもった僕ができること
    3.9
    中学の時,四肢マヒ,発話・視覚・嚥下障がいと共に生きることになった著者は多くの困難に直面しながら,独自のコミュニケーション方法を創る.24時間介助による一人暮らし,大学入学,会社設立,大学院での当事者研究,各地の障がい者とのつながり.絶望の日々から今までをその想いとともに丁寧に描き,また関連する制度も解説し,提言する.

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  • “48歳、彼氏ナシ” 私でも嫁に行けた! オトナ婚をつかみとる50の法則
    3.1
    『十年不倫』『依存症の女たち』など、女性の心に迫るノンフィクションを書いてきた衿野さん。40代後半にさしかかった頃から「どうしても結婚したい」と思うようになり、震災でその思いをさらに強くし、恋人もいないところから「大人の婚活」を開始。1年後に魚沼在住の男性と“がぶりより婚”を成功させます。 自分で婚活をした結果、40代以上のオトナ婚には、世にあふれる従来の恋愛マニュアルや結婚ノウハウ本はまったく使えないことを実感。そこで本書では、ご自分のカラダを張った貴重な経験を面白おかしく綴りながら、40代で嫁に行くための超実用的な「50の法則」をノンフィクション作家ならではの冷静な目で導き出します。「結婚しないつもり」ではなかったのに、いつの間にか独身のまま40代になっていた女性たち必読の書!
  • ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲル 画家ゴッホを世界に広めた女性
    4.3
    ふたりのゴッホを支えた女性と知られざるファミリー・ヒストリー フィンセント・ファン・ゴッホの義妹で、弟テオの妻ヨー。兄弟が相次いで亡くなった後、彼女は膨大なゴッホ作品を受け継ぎ、作品の普及に生涯を捧げた。世界各地での展覧会の開催、有力な画商や顧客に対する戦略的販売など男性優位の美術市場を切り拓いて成功を収め、さらにゴッホ書簡集の出版にも尽力した。ヨーの功績によって、ゴッホは死後に「同世代でもっとも優れた芸術家の一人」という評価を確立できたのだ。美術界を揺るがす意欲と先見性を持ち合わせ、さらにオランダ社会民主労働党員として政治活動にも関わったヨーの類いまれなる人生を描く。未公開の日記、家族の手紙、記念の絵画など貴重な資料と図版130点以上を収録。
  • ヨーロッパの教科書に書かれた日本の戦争
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヨーロッパの教科書は、日本の戦争をどうとらえ、どう伝えているだろうか。さらに自国の戦争は?イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、イタリア、スイス、オーストリア、ロシア、デンマーク、ポーランド。
  • ライオンはとてつもなく不味い<ヴィジュアル版>
    4.3
    あらゆる関係が「弱肉強食」で決まるアフリカの原野。弱ったものは瞬く間に被食の対象となる彼の地で、ライオンなどの大型肉食獣は衰えと共に最期を迎えることも多いという……。その理由は「とてつもなく不味い」から。赤茶色の乾いた大地、縦横無尽に駆ける野生動物、そしてそこに身を投じる人間……。そこでは、生きることのすべてがサバイバルだ。大自然を貫く「生」の本質とは? ひとつひとつの瞬間を、幼少期より人生の多くをアフリカで過ごした異色の経歴を持つ写真家が、貴重な写真と文章で綴る。【目次】はじめに――フィールドでの一日/CHAPTER1 アフリカについて/CHAPTER2 動物たちは日々、生き残りを懸けている/CHAPTER3 フィールドでのサバイバル術/CHAPTER4 アフリカに命の輝きを求めて/CHAPTER5 南部アフリカに見る人間と自然との関係/おわりに――なぜアフリカで写真を撮り続けるのか
  • 頼山陽とその時代 上
    5.0
    名は襄、字は子成、通称久太郎。安永9年、儒者頼春水の長子として大坂に生まれる。後に、天賦の詩才と史書の叙述で天下に令名を馳せる頼山陽(1780‐1832)である。その一代の文章は、幕末期に尊王攘夷運動の原動力ともなった。作家中村真一郎は、この人物の内面を丹念に掬い上げながら、生涯の全貌と時代の知的風景を余すところなく描き出す。発表後、山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝。上巻では、精神の異変と、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族のあり様、西遊中の交際などを扱う。芸術選奨文部大臣賞受賞。
  • ライチョウ、翔んだ。(集英社インターナショナル)
    5.0
    半世紀前に絶滅したはずの中央アルプスに、突如1羽のライチョウが現れた。絶滅危惧種に指定されているライチョウを救わんと情熱を燃やすのが、信州大学名誉教授の中村浩志(76)だ。ライチョウの知られざる生態を解明し、木枠と金網で作ったケージでヒナと母鳥を守る「ケージ保護」を考案、動物園での人口飼育、卵やヒナのヘリコプターでの移送などを指揮、難題を次々に解決していく。新聞記者だった筆者が、早期退職してまで追い続けたライチョウ奇跡の復活劇。
  • ライ麦はもともと小麦に間違えられた雑草だった~食材と人類のウィンウィンな関係~
    3.7
    酔っぱらったハエがミルクで溺れてチーズができた? スティーブ・ジョブズがパソコンの名前をリンゴから採った理由とは? 雑草だったライ麦は人間に小麦と取り違えられることで種として独立! 著者が披露するのは、あなたの知的好奇心を“満腹”にすること間違いなしの食材と人類の関係性をめぐる教養。自然科学的な知識から歴史上のエピソードまで縦横無尽! 知れば美味しい思いができること間違いなしのフルコースエッセイ。
  • 落語の履歴書 語り継がれて400年(小学館101新書)
    3.0
    落語史の泰斗が描く、話芸400年の軌跡! 「落語ブーム」と言われはじめて7、8年。中堅・若手落語家のなかにも、将来が楽しみな逸材が目立つようになりました。落語の前途は安泰に見えますが、果たしてどうでしょうか。 落語は、演じ手だけで成り立つ芸ではありません。いつの時代も、落語には必ず聴き手がいて、聴き手の感覚が変わることで、落語そのものも変わってきました。落語には、「優れた聴き手」もまた、不可欠なのです。 本書では、芸能史研究60年という著者が、戦国末期から現代まで、約400年の落語の歩みを一望。豊富な資料をもとに、「落語のようなもの」の誕生と発展、圓朝による「近代落語」の成立などを平易に解き明かします。さらに、いつも話題を呼ぶ「真打制度」の変遷や、人情噺/滑稽噺の精確な区分、寄席の看板の種類と意味など、長年のファンにも興味深いコラムを満載。笑いを主体としながらも、ただ笑わせればいいというものでもない、伝統を背負った話芸の深みに触れることができます。 昨今のブームで落語にハマった人から、ホール落語の常連さんまで、すべての落語ファン必携、座右の落語史です。

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  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」
    4.1
    ラグビー日本代表を勝利に導く名将の哲学。ラグビーワールドカップで敗北を繰り返すなど、弱かったラグビー日本代表は、なぜ世界の強豪国にも勝てるようになったのか。オーストラリア代表コーチとしてチームをワールドカップ準優勝に導いた世界的名将が組織と個人を育てるための哲学を語り尽くす!
  • ラジオと戦争 放送人たちの「報国」
    4.3
    1925 年に登場し、瞬く間に時代の寵児となったラジオ。そのラジオ放送に携わった人々は、ラジオの成長と軌を一にするかのように拡大した「戦争」をどう捉え、どう報じたのか、あるいは報じなかったのか。また、どう自らを鼓舞し、あるいは納得させてきたのか。そして敗戦後はどう変わり、あるいは変わらなかったのか――。 上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017 年8 月号~21 年12 月号で、5 年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。 本書では、記者・ディレクター・アナウンサー…といった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。 ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。
  • ラジオ福島の300日
    4.0
    すべての、被災した県民と、共にあるために――東日本大震災発災から350時間14分の、自ら収入を断つことに他ならないCMカット連続生放送。 社の存続さえ危ぶまれるなか、ラジオ福島はインターネットとの連動型災害放送で県内外、海外へも声を届け、多大な支持を集めた。 放射能への不安を胸底にかかえながら、誰に何をどう伝えるべきかに苦悩し奔走して、ラジオの新たな地平を示した、 社員55人、中継車2台の小さな放送局の、2011年3日11日から1年間の闘い。
  • ラスボスに負けても
    3.0
    脚本、演技、編集をすべて一人でこなし、男女問わず何役ものキャラクターを演じ分け、「笑い」を作ることに人生を捧げているハネハネ。 チャンネル登録者数は135万人を越え、男女問わず幅広い年齢層に支持されている。 だが、ここまでたどり着くのは決して順風満帆ではなかった。 野球に打ち込んだ時期があったり、シンガーソングライターや小説家を志したり、20代前半までは何者かになろうと必死であがいたが どれだけ努力を重ねても誰の目にも留まることがなかった。 24歳でプロゲーマーになり、26歳でゲーム実況者として実績を残すことができた。そして、コントYouTubeで注目を集めている今がある。 数えきれないほどの失敗を重ねたからこそ、負け筋と勝ち筋がわかるようになったのだ。 「叶わなかった夢の延長線上に今の僕がいると思っています。 本書には、アイデアの生み出し方、勝つための戦略、正しい努力の仕方などハネハネが人生をかけて得たものを 書き記しました」  ――――― ハネハネ
  • 拉致 北朝鮮の国家犯罪
    値引きあり
    3.0
    愛する者への必死の叫びが、ついに政府を突き動かした! ――いつまでこんな事を許しておくのか! 横田めぐみさんが消息を絶ってから四半世紀、さまざまな「失踪事件」が「拉致」であることは、周知となりつつある。そして、八尾恵証言で、有本恵子さん誘拐への「よど号」グループの関与が暴露されるに及び、未曾有の国家犯罪が白日に曝された。読者よ、家族の痛切な叫びを聞け! <『娘をかえせ息子をかえせ』改題作品>
  • 拉致と決断
    4.2
    恋人と語らう柏崎の浜辺で、声をかけてきた見知らぬ男。「煙草の火を貸してくれませんか」。この言葉が、〈拉致〉のはじまりだった――。言動・思想の自由を奪われた生活、脱出への希望と挫折、子どもについた大きな嘘……。夢と絆を断たれながらも必死で生き抜いた、北朝鮮での24年間とは。帰国から10年を経て初めて綴られた、衝撃の手記。拉致の当日を記した原稿を新たに収録。
  • ラバウル戦線異状なし 現地司令長官の回想
    4.0
    ガダルカナル撤退後、最前線基地の防備と航空戦の継続という使命を負った草鹿は、補給が途絶えても破損機を修理して航空戦を展開、食料と生活必需品、さらには火薬や魚雷までを自力で生産する。また敬愛する山本長官の戦死、陸軍との友好関係が描かれる。巧みな人材登用によって終戦までを自給自足で戦い抜いたサバイバル戦記。 以下目次 1 まえがき(戦況のあらまし) 2 明朗豁達一意邁進 3 陸海軍の協同戦線 4 火山研究所と科学者の良心 5 嗚呼山本元帥 6 南東方面艦隊の歌 7 武功抜群 8 漂流記 9 気象観測 10 民政部の人々 11 洞窟生活(陣地構築) 12 施設作業の苦労 13 いかもの食い 14 現地自活 15 兵器類の製造 16 教育訓練の問題 17 医務衛生のはなし 18 珍客待てども来らず 19 輸送潜水艦の労苦 20 鼠輸送、蟻輸送 21 ラバウル海軍航空隊 22 終戦の憾み
  • ラブレスセックス
    3.0
    その中学生はなぜ売春を始めたのか。ホスト幹部たちとのセックスに明け暮れる女子高生が考えていること。究極の熟女デリヘル嬢の赤裸々な告白……。元風俗嬢の著者が現代セックスの実像を描き出す。性の切なさを隠し、寂しさを持て余し、そして静かに爆発する。そこに愛がないにもかかわらず、女たちは何ゆえに体を開くのか。

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  • ラマナ・マハルシの伝記
    5.0
    偉大なる覚者の生涯。16歳のとき、擬似的な死の体験から、悟りを得た。その後、聖なる山アルナーチャラめざして旅立ち、以後そこから離れることはけっしてなかった。ラマナ・マハルシの日常的なエピソード満載。
  • 乱と変の日本史
    4.8
    中世を中心に、日本史の転換点、あるいは転換点を引き寄せる要因となった10以上の乱と変を読み解いたのが、本書である。背景、構図、経過、結果を明らかにし、当時の状況、人々が求めたものを考察する。個々の事例を掘り下げ、つなげることで、歴史を貫くものが見えてくる。この国では誰がどのような時に勝利し、敗れる者は何ゆえ敗れるのか。700年にわたる武士の時代を概観、日本および日本人の本質に迫る。
  • ランドセルが教えてくれたこと 世界一やさしい社会貢献の教科書
    4.0
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 タイガーマスクに憧れて25年間休むことなく地道にランドセルを子どもたちに手渡しし続けてきた社会貢献活動家・中谷昌文の物語 1994年、難病の少年に手渡した1個のランドセルがきっかけとなり、 1996年より「タイガーマスク運動 ランドセル基金」が始まりました。 「なかよし先生」こと社会貢献家・中谷昌文氏によって、 難病や恵まれない子どもたちにランドセルを手渡すこの運動は、 既に25年の歳月が流れています。 中谷氏個人やサポーターの支援もあって、これまで手渡してきたランドセルの数は1000個、 海外には10万個のランドセルを寄贈してきました。 もともとは教師だった当時20代の著者が、単身アメリカに渡り、人脈を広げ、 その後も数々のビジネスオーナーを続けながら、地道にランドセルを1個ずつ手渡しし、 社会貢献活動を行ってきた軌跡を1冊の本にまとめました。 中谷 昌文(ナカタニヨシフミ):社会貢献活動家。「国際ビジネスホールディングスグループ」創立者、「国際ビジネス大学校」理事長、特定非営利活動法人「国際コンサルティング協会」理事長などを務める。2004年に若手起業家が有名実業家から学ぶ場「志魂塾」を立ち上げる。2011年には「国際ビジネス大学校」を創立し、若手起業家の育成に注力。他にもNPO法人や一般社団法人を立ち上げ、営利目的だけでなく「社会に貢献できるビジネスモデル」を国内外に発信。1995年から東京ディズニーリゾートに難病の子どもをお連れする活動を25年以上続ける傍ら、1996年から個人的に、後に児童養護施設などにランドセルを届ける「タイガーマスク運動 ランドセル基金」の活動もスタート。これまで国内で1000個のランドセルを手渡しし、海外へは10万個のランドセルを寄贈してきた。2019年7月発刊の著書『ビル・ゲイツの幸せになる質問 もしも1日200円しか使えなかったら?』(日本実業出版社)も話題に。

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  • らんまんの笑顔 「人間・牧野富太郎」伝
    4.0
    2023年NHK朝ドラのモデル、牧野富太郎。 この男、天才学者か借金王か!? 「こんだけ評判が分かれる男はめったにおらんぜよ」 土佐史談の名手・谷是が土佐弁丸出しの臨場感で語り下ろす怒涛のエピソード「世界のマキノ」94年の生涯。 貧乏学者は、いかにして世界的植物学者になったのか。 秘蔵の牧野の肉声音源もプラスし、これまた土佐出身の名物編集者・谷村鯛夢が書き留めた。 「多面体」レジェンドのリアル――それは、ファンタジーでも偉人伝でもない――「人間・牧野富太郎」伝。 【カバーそでから抜粋】 学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、 借金まみれになるも、なぜか協力者が現れる。 貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。
  • ラーメンの神様が泣き虫だった僕に教えてくれたなによりも大切なこと 「お茶の水、大勝軒」田内川真介の変えない勇気
    4.0
    ラーメンの神様が教えてくれた人生の極意 「おまえだけは俺の味を変えるなよ」 伝説のラーメン職人が遺した「味」と「心」を継いだ愛弟子がたどりついた人生の極意とは。 伝説のラーメン職人・山岸一雄(旧東池袋「大勝軒」創業者)が小学生でつけ麺の虜になった愛弟子に伝えたかった、全力で生きるための「味」と「心」。
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために
    3.7
    バブル経済崩壊以降の「失われた20年」に青春時代を過ごし、就職時に氷河期だった30代たちが今何を考え、何を求めているか。そして彼らが生きる世界は今どうなっているのか――本書は、記者たちのそんな疑問と関心から生まれた新聞連載の単行本化である。 30’sが置かれた状況と2012年の日本社会の実相を多くの人と共有するために、この連載と本書は生まれた。連載にあわせて解説したツイッターアカウントにも反響が次々と寄せられ、その視点を記事や取材に反映させた。本書にも収めたツイートの数々は、30’sの叫びであり、それだけで一つのノンフィクションとなっている。 「今、この社会で30歳として働いてみたいですか。昔と同じ生き方で幸せになれるでしょうか」。本書は、記者たちがあらゆる世代にそう問いかけ、考えようと試みた取材の記録である。
  • 理化学研究所 100年目の巨大研究機関
    4.5
    113番元素だけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、100年目を迎える今では450の研究室、3000人の研究者を擁し、全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がつぶさに研究現場を訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。
  • 力道山未亡人
    4.0
    第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作! “戦後復興のシンボル”力道山が他界して60年。 妻・田中敬子は80歳を越えた今も亡き夫の想い出を語り歩く。 しかし、夫の死後、22歳にして5つの会社の社長に就任、30億円もの負債を背負い、4人の子の母親となった「その後の人生」についてはほとんど語られていない──。 〈未亡人である敬子には、相続を放棄する手もあった。 しかし、それは考えなかった。 「そんなことを、主人は絶対に望んでないって思ったんです」 敬子は社長を引き受けることにした〉(本文より) 「力道山未亡人」として好奇の視線に晒され、男性社会の洗礼を浴び、プロレスという特殊な業界に翻弄されながら、昭和・平成・令和と生きた、一人の女性の数奇な半生を紐解く傑作ノンフィクション! 選考委員絶賛!  ●辻村深月氏(作家) 「未亡人・敬子さんの人柄がくらくらするほど魅力的」 ●星野博美氏(ノンフィクション作家) 「戦後日本の闇の深さを際立たせることに成功した。過去と現在がうまく共存し、そこから日本の変遷が透けて見えた」 ●白石和彌氏(映画監督) 「アントニオ猪木や周りの人との関わりも、プロレスファンが読んでも堪らなかった」 (底本 2024年5月発売作品)
  • 陸軍作戦部長 田中新一 なぜ参謀は対米開戦を叫んだのか?
    4.3
    対米戦争を決した男は何を考えていたのか? 田中は陸軍の中でも最も強硬に日米開戦を主張した人物です。参謀本部作戦部長という重要なポジションにあって、作戦立案の中心を担った田中は、国策決定上、大きな発言力を持ちました。 なぜ圧倒的な国力差のある米国と戦わなければならないか。実はかなり開戦のギリギリまで、日本は、なんとか米国とは戦わない方法はないか、と検討を重ねています。しかし、田中は早くから米国との戦争を決意していました。 現代の眼からは田中が唱えた「日米開戦すべし(そしてソ連も)」との主張は理解しがたいでしょう。しかも田中は同時にソ連とも戦うべきだ、と主張します。無理に決まっています(実際、陸軍も無理だと判断しました)。しかし田中は陸軍の頭脳ともいうべき参謀本部の、しかも作戦担当のトップだったのです。彼の対米開戦論は、参謀本部に結集した情報に基づき、彼なりのロジックで組み立てられたものでした。その論理とは何だったのか。 参謀は、いかに勝利への答えが出ない状況でも、何か無理やりにでも、「これなら勝てる(可能性がないわけではないかも)」みたいなプランを出し続けなくてはなりません。田中はその仕事にきわめて精力的に取り組みました(その結果、日本を敗戦に導きます)。 戦争の途中で、田中は軍務局長をぶん殴り、東条英機首相に「馬鹿者共」を罵声を投げつけて、ビルマに飛ばされてしまいますが、田中がいなくなると陸軍にはもう、「これなら勝てる(以下略)」を絞り出せる人はいなくなってしまいます。そのあと2年半くらい、日本はずるずると犠牲を出し続けて、負けます。そういう本です。是非ご一読を。
  • 『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』
    3.0
    明治期、日本は外国人を頼ってまで軍歌や国歌を性急に必要とした。だがなぜ、敵性用語が禁止された太平洋戦争時代に作曲者の名前を伏せて使われ続けたのか。その真実に迫る。
  • リスクコミュニケーション
    3.0
    かつてない分断が広がる世界を生き抜くために、私たちは何をすべきか? 危機を乗り越える新しい「リスクコミュニケーション」論
  • リスクと生きる、死者と生きる
    4.2
    数字では語れない、あの日の出来事――。 岸政彦さん、星野智幸さん、推薦! 「被災地」は存在しない。「被災者」も存在しない。 土地と人が存在するだけだ。 「それでも生きていこうとする人々」の物語が、胸を打つ。 (岸政彦) ここには、あなたを含め、この本に書かれていない被災した人すべての物語が、ぎっしりと詰まっている。 その見えない言葉に目を凝らして、読んでほしい。 (星野智幸) 「リスク論」からこぼれ落ちる生を探し求めて、東北、そしてチェルノブイリへ――。 若き記者による渾身のノンフィクション。
  • リターンマッチ
    4.6
    定時制高校の教壇に立って二十数年、子供たちの変化に脇浜義明は戸惑っていた。かつては「成績は悪いがケンカは強い」のが自慢の、ゴンタクレどもが集まってきたのに、いつからか「成績は悪くケンカも弱い」ひ弱な子らばかりになってしまった。成績で、生活環境で、いままでの人生を「負け続け」てきた彼らに、ひとつでもいい「勝つ」体験を知ってもらおうと、脇浜はボクシング部を創設する。それは彼自身の敗者復活戦でもあった。第26回大宅ノンフィクション賞受賞作。
  • リチウムイオン電池物語 : 日本の技術が世界でブレイク
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ リチウムイオン電池の生みの親が語る誕生秘話! ★ 開発アイディアが満載の研究者必携の1冊!
  • 李登輝秘録
    4.0
    正々堂々、中国共産党と渡り合った男 「日本の新聞記者が冷徹な目で、 台湾がたどった民主化への苦難の道を、 ここまで明確に綴った記事は例がない」 (台湾元総統李登輝) 日本人が「国家とは何か」を考えるには 台湾ほど大切な存在はない 【本書に登場する主な李登輝語録】 ☆学生の民主化要求デモに絶対に危害を加えてはならない ☆若者が政治を変えるんだ ☆22歳まで日本人だったんだ ☆日本政府の肝っ玉はネズミより小さい ☆この国(日本)は伸びますよ。まだまだ ☆遺灰は新高山にまいてほしい 《内容》 まえがき 『李登輝秘録』出版に寄せて 李登輝 第1章 虚々実々の中台両岸関係 第2章 日本統治下に生まれて 第3章 大東亜戦争と台湾 第4章 政治弾圧時代の苦悩 第5章 蔣経国学校の卒業生 第6章 薄氷を踏む新任総統 第7章 静かなる民主革命 第8章 日本よ、台湾よ あとがき 幻の講演原稿「日本人の精神」全文 李登輝と家族の年譜 参考文献 (巻末に「李登輝さんのご逝去を悼み」を加筆しました)
  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか
    3.6
    ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。「リバタリアンが集まる自由な町がいかにして全米きっての住みにくい場所になったか。急進的すぎる理想主義者たち、彼らとご近所になるのだけは遠慮したい」速水健朗(コラムニスト)

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  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅
    4.0
    全米リバタリアン党は「医療の国家からの完全分離」を主張。「医療の自由」を掛け声にリバタリアンとトンデモ民間医療と反ワクチン活動家が結集し、コロナ禍に向かった先は……健康や安全は個人の問題なのか? 日本にとってもシミュレーションとなるかもしれない、笑ってばかりはいられない話。

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  • リベラルを潰せ―世界を覆う保守ネットワークの正体―(新潮新書)
    3.8
    LGBTの権利拡大や中絶の容認に、猛烈な抵抗を示す人々がいる。米国最大の宗教勢力、聖書の教えを絶対視するキリスト教右派だ。彼らの組織「世界家族会議」とは何か? プーチン大統領と水面下で繋がり、欧州の反リベラル政党、イスラム諸国とも連携する驚異の組織力の源泉は? リベラリズムの世界的浸透に対し、反撃を始めた保守ネットワークの全貌を緻密な取材で描き出す。日本にも迫る価値観の戦争の行方を直視せよ。
  • 琉球検事 封印された証言
    4.0
    1970年 燃えるコザ! 秘められた沖縄戦後史 ここに解き放たれる。 戦後の米軍統治下で沖縄の法治を支えたのは「琉球検察」であり「琉球検事」たちだった。日本と米国、沖縄とアメリカ、大和と琉球という、幾重にもからまった桎梏のなかで、司法の独立を守る使命を負わされた琉球検事は、戦後日本が抱えざるを得なかった矛盾の一断面をかたどる存在である。彼らは沖縄住民と米国民政府(沖縄の駐留政府)との間に立ち、1970年のコザ暴動でピークを迎える対立の歴史のまっただ中で苦闘の日々を送る。 だが沖縄が望んだ日本への返還が果たされたとき、彼らは日本政府によってその資格を剥奪された。そして彼らの功績も名誉も苦悩もすべては歴史の彼方に忘れ去られたのである。 闇市、炭鉱など置き去りにされた昭和史を浮き彫りにしてきた七尾氏が、100歳を迎えようとする琉球検事の生き残りたちに現地滞在してロングインタビューを敢行。これまでほとんど表に出ることのなかった封印された沖縄の歴史に光を当てる。
  • 流通王 中内功とは何者だったのか
    4.0
    中内の生涯は、われわれ日本人に対して「無から有を生み出す者こそもっとも尊い」というメッセージを残したと言えるのではないかと私は考えている。無から有を生み出すというのは、なにも「ものづくり」にかぎった話ではあるまい。社会に新しい価値観、新しいライフスタイル、新しい社会システム、すなわち新しい社会のあり方をこの世に現出させること。中内のやったことは、まさしくこれだった。――〈「序章」より〉
  • 流氷の海 ある軍司令官の決断
    4.7
    帝国陸軍随一の人間愛あふれる樋口季一郎将軍の物語 日独伊三国同盟の下、ハルピン特務機関長として数万人のユダヤ難民を飢餓と凍死から救い出し、北方軍司令官として「太平洋戦争最大の奇蹟」キスカ撤退作戦に力を尽くした陸軍将官の生涯!
  • 劉備と諸葛亮 カネ勘定の『三国志』
    4.0
    三国志の英雄は全員悪人!? 気鋭の歴史学者が歴史学の知見をふまえて、これまでの常識をくつがえす! 小説、映画、マンガ、ゲームを通じて幅広い世代に受け入れられている三国志。 多くの場合、主人公は劉備で、きまって「つねに民を思いやる仁君」として描かれる。 その脇には彼を支え続けた天才的軍師、諸葛孔明がひかえている。 ところが歴史学の手法を駆使すると、まったく違う姿が浮かびあがる。 本書で示される驚愕の事実とは・・・ ・劉備は競馬好き、学歴詐称で、親不孝なボンボン。 ・劉備はヒゲがないことがコンプレックスだった。 ・諸葛亮は軍略をたてるのが苦手。 ・関羽・張飛は劉備にカネでスカウトされた。 物語では美化されてきた二人だが、彼らの家柄や「財布の中身」に着目すると、本当の姿が見えてくる。 また本書では他の群雄にもスポットをあてている。 ・呂布の赤兎馬はポニーなみに小さかった ・三国志の英雄たちはいつも資金繰りに悩んでいた ・董卓は暴君だったのか? ・袁術、袁紹の「二袁児」は声望を集めながら、滅びたのはなぜか? ・曹操はどのようにして財源を確保したのか? あなたの知らない「三国志」がここにある!
  • 量刑相場 法の番人たちの暗黙ルール
    3.2
    量刑とは、裁判官が当事者らの言い分や証拠を、刑法の定める範囲内で酌量し判決を下すことである。その判断は各裁判官に委ねられているものの、先例判例主義が重視されるため、「一人殺しは無期」「三人殺しは死刑」といった刑罰の“相場”が自ずと形作られてきた。例えばゴルフ場からロストボールを“大量”に持ち帰れば懲役10カ月、“衝動的”な放火で“一人”焼死させたら懲役10年など、微罪から重罪まで、法の番人たちが共有する刑罰の約束事が全て明らかに!
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)
    4.6
    1900年、放射線の不可思議な現象を説明するため、M・プランクは「量子」という概念を考案した。その後、天才たちはこれを武器にニュートン力学を覆して、新しい世界像を提示し続ける。量子力学の解釈をめぐるアインシュタインとボーアの論争を軸に、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレーディンガーなどの人間ドラマも交え、物理学百年の流れを追った白熱の科学ノンフィクション。(解説・竹内薫)
  • 猟師になりたい!
    3.5
    猟師や狩猟はもちろん、アウトドアにもほとんど縁のなかった著者が突然、猟師になることを宣言――。狩猟免許や銃砲所持許可を取るまでの戸惑い、初めて持った銃の重さ、家族の反応、出猟できずに途方に暮れる感じ、さらには先輩猟師との違い、山や川を見る目の変化……など、猟師1年目の出来事を詳細につづった体験レポートです。2013年10月から2014年4月まで、信濃毎日新聞本紙に連載した「猟師になりたい! 北尾トロの山里フントー記」を基に、2倍以上に加筆・修正しました。著者は長野県松本市在住の人気フリーライター。
  • 龍馬史
    4.0
    坂本龍馬を斬ったのは誰か? 黒幕は? 幕末最大のミステリーに挑んだ 気鋭の歴史家が、史料の丹念な読解と巧みな推理でついに謎を解きあかした。 自筆の書状から龍馬の内面に迫り、龍馬が生きた幕末という時代、土佐藩の事情などを一つ一つ検証。既成の枠にとらわれない自由な発想の持ち主が生まれた背景にも迫ります。 坂本龍馬の生涯をたどることで、複雑な幕末史が分かる。
  • 料理は女の義務ですか(新潮新書)
    4.0
    「昔から苦手」「とにかく時間がない」……それでも家族のために気力を奮い立たせて、毎日台所に立つ女性たち。一体、どうすれば料理への苦手意識を克服できるのか? その歴史をひもとき、「スープの底力」「楽しい保存食」「便利な常備菜」といった先人の豊かな知恵に今こそ学ぼう。女性の社会進出と現代の台所事情、「一汁一菜」より大切なこと、料理がつなぐ人間関係など、好きな人も苦手な人もあらためて考える料理論。
  • 旅館再生 ――老舗復活にかける人々の物語
    3.8
    国内旅館の99%が赤字といわれる。過渡期を迎えた旅館業界にも再編の波が押し寄せ、外資も参入を始めた。長年国内旅館の取材を続けてきた著者が、地方旅館の現状と再生の成功例を裏話も交え赤裸々に綴る渾身のルポ
  • 旅情酒場をゆく
    3.5
    知らない土地で、ちょっとドキドキしながら、居酒屋の暖簾をくぐるときの期待と不安は何とも言えない旅の楽しみである。地元の人に混じり人情に触れるもよし、静かに酒と料理を味わうもよし。酒場を求めて、山、海、温泉……。観光地や路地裏まで日本各地を旅しながら見つけた、あの店この店。全国24か所を旅した、酒場ルポの傑作。文庫オリジナル。
  • 虜人日記
    4.4
    太平洋戦争で、日本はなぜ敗れたのか。本書で説く「克己心の欠如、反省力なき事、一人よがりで同情心がない事、思想的に徹底したものがなかった事」など「敗因21カ条」は、今もなお、われわれの内部と社会に巣くう。そして、同じ過ちをくりかえしている。これらを克服しないかぎり、日本はまた必ず敗れる。フィリピンのジャングルでの逃亡生活と抑留体験を、常に一貫した視線で、その時、その場所で、見たままのことを記し、戦友の骨壷に隠して持ち帰った一科学者の比類のない貴重な記録。ここに、戦争の真実と人間の本性の深淵を見極める。第29回毎日出版文化賞受賞の不朽の名著。 ★電子書籍版『虜人日記』では、紙の書籍でモノクロだった挿絵を全てカラーで再現。未公開の写真や挿絵も追加。
  • 凛々しき明治女性たち
    4.0
    時代を切り拓いた女性たち—— 小泉セツ、川上貞奴、マダム花子、ガントレット恒子、クーデンホーフ光子。 その波乱に満ちた足跡を辿る。
  • 理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!
    4.5
    2019年大晦日。西浦博は、武漢で未知のウイルスが流行の兆し、との情報をキャッチする。1月16日には日本で最初の症例が確定。急遽、北海道から東京へ向かうこととなる。のちにクラスター対策班につながる初動であり、6ヵ月にわたる予想もしない日々の始まりだった。 厚生労働省クラスター対策班でデータ分析に従事し、「8割おじさん」と呼ばれた数理モデルの第一人者が、新型コロナ対策の舞台裏で繰り広げられた政治との格闘、サイエンス・コミュニケーションの葛藤と苦悩、科学者たちの連帯と絆まで、熱い本音を語った奮闘の記録。 (以下、本文より) ・・・川名先生から、ぽんとメールが届いたんです。僕が頑張っているのを川名先生は分かっているし支持していると。そして「西浦さんが発信する情報は専門家会議のクレジットですから」とまでおっしゃってくれました。つらい時には1人このメールを見て泣いたこともあります。  僕自身が折れると終わりだから、科学者は勇気を持って科学的事実を正確に伝えるのが間違っていないのなら、頑張らないといけないし、これはまだ第一波だから序の口だと思って、継続して頑張ってみようと、心新たにできました。感染症の数理モデルで定量的なものだったら、あるいは、データ分析をさせたら、日本では自分の右に出る者はいないだろうと自分自身を鼓舞します。ニコニコ生放送で何万人というような人が参加する中でプレゼンをするわけですが、自信を持ってやろうと決意しました。僕がこけると、感染症数理モデルをやっている同志や研究室の弟子たちがこける。僕がここで敗けたり折れたりするわけにはいかないのです。
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―
    3.7
    ミステリィ作家であり、某国立大学工学部助教授である著者は、学生に質問をさせることで出席をとり、その質問に自身が答えたプリントを配布するという授業を、何年間も続けている。理解度を評価するとともに、自主性や創造性などを高めるためである。授業内容に関連するもの以外に、たわいのないものから、科学、雑学、人生相談など、学生の質問内容はヴァラエティ豊かだ。本書は、数万にのぼるそのQ&Aから、ユニークなもの・印象深いものを独断的に選び、その面白さの一端を紹介していく。【目次】まえがき/I いろいろな質問/II 建築に関する質問/III 人生相談?/IV 大学についての質問/V 科学一般についての質問/VI コンクリートに関する質問/VII 森自身に対する質問
  • リンゴの花が咲いたあと
    4.8
    ○19万7000部のベストセラーとなった『リンゴが教えてくれたこと』の続編。 著者の木村秋則さんは、人生を振り返ると、常にアゲンストの向かい風と戦い、 毎日がドラマのような生活だったという。 とりわけ、無肥料・無農薬のリンゴ栽培に挑戦したことから 壮絶な人生が始まった。 ○ほとんど収入のない時代が約10年続いたあとの1988年、 畑のリンゴの花は満開となった。 著者の成功は数々のメディアで取り上げられ、映画にもなったが、 実は著者の苦悩はその後も続いた。 ○2010年、木村さんを支えてきた妻が、過労がたたって倒れ、即入院となった。 そして、木村さん自身も15年末頃から体調悪化に苦しみ始めた。 そして2016年10月、胃がんを診断され、手術。胃を全量摘出した。 さらに講演や農業指導で全国を飛び回るうち、 リンゴ畑の手入れが行き届かなくなった。 異例の大寒波もあって、生産量は激減した。 ○一方で、ずっと向かい風の中にいた著者には、 フォローの風も吹き始めている。 大きな幹になりつつあるハンディキャップを抱えた人たちとの 「農福連携」活動が全国に広がっている。 米国やオーストラリアなどでは、木村式の自然栽培が 「AKメソッド」として知られるようになっている。 本書では自然放牧による牛乳生産を行っている中洞正さんとの対談も収録。
  • 臨終、ここだけの話 現場で見つめた、患者と家族の事情
    5.0
    死んでもマグロ寿司が食べたかった患者。赤ちゃんの世話を焼く不思議な男性。自分の寿命は占えなかった占い師の患者。臨終の瞬間にまつわる、涙あり笑いありの不思議な話が満載。医師歴五十余年の臨終医が、長年看取りの現場で見つめ続けた患者と家族の事情。ほんとうに幸せの臨終とは何かを一緒に考えることができる、話題作待望の文庫化登場!
  • 隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること
    4.0
    日本は「事実上,移民社会」と言われながら,安全・安心のうちに生きることができる条件を保障できていない――.入管での理不尽な死,技能実習生の過酷な孤立出産,外国人へのヘイトと監視の目…….シリアで,ウクライナで,世界各国で.国内外で苦境にある人々を見つめてきたジャーナリストの最新報告.

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  • リーゼ・マイトナー 核分裂を発見した女性科学者
    4.6
    二十世紀前半,物理学が大きな発展を遂げた時代に活躍した物理学者,リーゼ・マイトナー.なかでも「核分裂の発見」という業績は後世に多大な影響を及ぼしたが,第二次世界大戦後,発見の栄誉は共同研究者に奪われてしまう.ユダヤ人差別,女性差別に遭いながらも研究を続けた,「人間性を失わなかった物理学者」の生涯をたどる.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • リーダーの言葉力
    3.5
    人が遺す生と言葉の宝庫に出会う! 人は誰しも生きている間に言葉を遺すものだ。ましてやひとかどの人物ならば、その言葉はしばしば含蓄に富んでいる。 送る側も、生前の偉人の言葉には激しく反応するから、追悼文はしばしば言葉の宝庫となる。 そんな言葉を集めてみたいという動機のもとに編んだのが本書である。 第一章では、松下幸之助、丸山眞男、石原裕次郎、千代の富士などの知られざる側面が、彼らを「師」と仰いでいた人物によって語られる。側近、もしくは身近な者だけに晒した「生の言葉」「生の姿」の迫力が凄い。 第二章では、水木しげるの晩年と壮年の日々を、奥様と娘二人が思い起こす。手塚治虫への想い、水木作品が古びない理由などを語る。 第三章で登場するのは美空ひばりである。最期の「不死鳥コンサート」に至るまでと、それを成し遂げたあとの凄まじいエピソードが明かされる。 第四章で語られるのは、稀代の作家にして政治家であった石原慎太郎であるが、息子の目を通した素顔はわれわれが知る姿とはかけ離れている。「オレは思いっきり女々しく死んでいくんだ」の真意とは? 第五章で阿川弘之を論じるのは、倉本聰氏である。氏にとっては、作品・人間・生き方・思想、そのすべてが好きで、まさに「師」以外の何物でもなかった。 第六章で立花隆を語るのは佐藤優氏である。二人は共著をものしているのだが、最初から立花とは波長が合わなかったと追想する。最後に佐藤氏を立花に近づけたものは何だったのか。 そして、本書では、保阪正康氏による半藤一利、澤地久枝氏による中村哲への追悼がつづく。 追悼文は、送り送られる人たちの、人生の縮図なのである。
  • リーマン・ショック・コンフィデンシャル上 追いつめられた金融エリートたち
    4.2
    気鋭のジャーナリストが鋭く抉りだすリーマン・ショックのセンセーショナルな内幕。800‐CEO‐READビジネス書大賞受賞作。《フィナンシャル・タイムズ》紙の年間ベスト・ビジネスブックに選出。金融ノンフィクションの傑作 みずからの利益か、世界金融システム破綻の回避か? 迫り来る未曾有の危機に際して、リーマン・ブラザーズCEO、ポールソン財務長官、バーナンキFRB議長、ガイトナーNY連銀総裁、ウォーレン・バフェット、そして巨万の富を稼ぐウォール街のトップは、何を考え、何を語り、いかに行動したか?
  • リーマンの牢獄
    3.5
    ■これはノンフィクションです──2024年最大の問題作、ついに刊行! 371億円を詐取し、獄中14年。逃亡を指示した「共犯者」は忽然と姿を消した──。 無名のサラリーマンの人生を狂わせた「バブル」とは何だったのか? リーマン・ショック64兆円破綻のトリガーを引いた男、衝撃の手記。 文化勲章受章者・岩井克人氏推薦! 怒濤の442ページ ■男の人生は、バブル経済の通史であり、裏面史でもある 替え玉警官 海外逃亡 買春地獄 持ち逃げした共犯者 苛烈な獄中生活…マネーゲームの狂奔を描く昂奮ノンフィクション! 待っていた黒崎氏から僕が言われたのは〈ダブルベッドの上に帯封のついた現金5億円の札束を山積みにしてください〉という指示でした。黒崎氏が買ってきた黄色い箱に入った輪ゴムで、100万円を一つ一つ束ね直していく作業を3人で始めました──。(本文より) ■経済学者・岩井克人氏 推薦のことば ある大商社の資金保証という虚構を種として、リーマン日本法人から371億円という巨額な出資を引き出すが、その焦げ付きがきっかけとなって、米国リーマン本社が倒産してしまう。全世界を大不況に陥れたあのリーマン・ショックの引き金を期せずして引いてしまった齋藤栄功氏の告白録。 山一証券から始まり、蔵相秘書、都民信金、医療機関、丸紅、メリルリンチ、ゴールドマン・サックス、リーマン・ブラザーズなどを次々と巻き込んでいくその活動の軌跡は、闇の女たちや高級車とも交差し、10億円入りのスーツケース、東京地検特捜部、海外逃亡、逮捕、報道カメラのフラッシュ、拘置所、裁判へと一気に降下し、14年にもわたる牢獄生活に至ってしまう。 80年代のバブルの狂乱からその崩壊を経て、失われた30年に入ってしまう日本経済。マクロの視点からは繰り返し語られてきたこの現代経済史を、ミクロの視点から小説のように語ってくれるこの告白録を読むことは、金融とは何かを改めて考えることにもなる。金融とは実体経済上に積み重ねられた精緻な仕組みであるが、その仕組みを実体経済に繋ぎ留めておくためには、たった一切れでも良いから、その中で活動している個人の倫理性が不可欠であるということを。 ──岩井克人(経済学者 神奈川大学特別招聘教授、東京大学名誉教授) ■本書の内容 第1章 原点は山一證券 第2章 大洪水のあと 第3章 カネは蜜の味 第4章 「丸紅案件」の魔物 第5章 破局の足音 第6章 コンゲーム 第7章 海外逃亡 第8章 檻の中の蛙 第9章 われ深き淵より エピローグ クロサギとのこと
  • 流転の王妃の昭和史
    4.0
    嵯峨侯爵家に生まれた美貌の姫君・浩。軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐが、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死……。日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。

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