流転の王妃の昭和史

流転の王妃の昭和史

1,100円 (税込)

5pt

4.0

嵯峨侯爵家に生まれた美貌の姫君・浩。軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐが、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死……。日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。

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流転の王妃の昭和史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    民族を超え、そして関東軍の思惑が絡む政略結婚であるにもかかわらず、こんなにもお互いを思い合える夫婦になれたことを、あとがきで梯さんが「奇跡」と書いていて、まさにそうだと感じた。

    自伝というのは主観が色濃く出てしまうというデメリットがありつつ、歴史上の出来事に関する熱量のある記述を読むことができるの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月14日

    関東軍、マジでクソすぎ....

    今日本の植民地運営を評価して「日本が植民地にしなかったら、この国はここまで進んでなかったよね!」というクソみたいな言説があるけど、ほんとに美化以外の何物でもない
    一番キツかったのは溥儀に神道を強制したとこ

    日本人と清朝皇弟妃のあいだで揺らぎ続けた人の体験は重い

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    購入済み

    一読の価値あり

    2020年12月25日

    出版年やその頃の時代背景もあり、書けなかったこともあるのだろうなという前提で読むべき。
    当時、彼女は共産党支配下の中国で暮らしていたわけで、日本批判をしなければ、生きていけなかったのだと思う。そういった事情を顧みても、一読の価値はある。

    公家の旧華族出身ということで、文章の端々に鼻に付く表現...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月16日

    世の中のことを大体知らない僕は、例によってこの愛新覚羅 浩さんのことも存じていなかったわけで、最初は正直「なにこの名前、ラノベのキャラ?」などと思っていたのですが、今となってはその数日前の自分をぶん殴ってやりたいですよ。

    政治の都合によってこんなドラマチックな生き方をせざるを得なかった方が、近世の...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月28日

    最後の皇帝溥儀の退位式や通化事件の現場の顛末などしれっと歴史的重大事件が出てくる。十数年ぶりに周恩来首相のはからいで中国に「帰国」した折に撮ったとある写真には老舎(満洲族)が写っている。
    ところどころ史実と異なる、恐らく思い違いや記憶違いだと思うこともちらほら散見されるが、当時の関東軍の狼藉や、関東...続きを読む

    0

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