吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎

吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎

919円 (税込)

4pt

3.0

日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は藪の中である。本名はわかっているが生没年ともに不詳。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。

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吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     兼好の人生を追ったもの。
     作品自体の研究ではない。
     家庭教師のテキストとして生まれた、というのが一番のオリジナリティか。 

    0
    2013年11月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、従来の兼好法師像である「隠者的な歌人」としてではなく貴族の家司であるとして堀川家の為に生きた、鎌倉幕府の政治情勢・宗教的変革・歌壇の勢力争いの渦中で生きざるを得なかった「現実主義者」として位置づけている
    兼好の出自を倉栖某の子で早世した為、卜部氏(神官家系)に養われ貴族世界で生きてきたとして

    0
    2025年11月03日

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