作品一覧

  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために
    3.7
    バブル経済崩壊以降の「失われた20年」に青春時代を過ごし、就職時に氷河期だった30代たちが今何を考え、何を求めているか。そして彼らが生きる世界は今どうなっているのか――本書は、記者たちのそんな疑問と関心から生まれた新聞連載の単行本化である。 30’sが置かれた状況と2012年の日本社会の実相を多くの人と共有するために、この連載と本書は生まれた。連載にあわせて解説したツイッターアカウントにも反響が次々と寄せられ、その視点を記事や取材に反映させた。本書にも収めたツイートの数々は、30’sの叫びであり、それだけで一つのノンフィクションとなっている。 「今、この社会で30歳として働いてみたいですか。昔と同じ生き方で幸せになれるでしょうか」。本書は、記者たちがあらゆる世代にそう問いかけ、考えようと試みた取材の記録である。

ユーザーレビュー

  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために

    Posted by ブクログ

    どんな状況にいても職についていても、
    もやもやする世代なのだろうか。

    給料はそんなにいらないけど、
    かといってやりがいも求めてるわけでもなく。
    繋がりもそんな求めてなくて。

    ちょうどこの世代なので、
    ピンとくるところもあればそうじゃないところも。
    変革の過渡期という表現は何となく納得。

    0
    2016年02月08日
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために

    Posted by ブクログ

    リアルな30代を真正面から捉えたルポ。正直に言えば、本の中には「この人は"リアル"なのか?」というような特異な(に思えてしまうような)生き方をしている人が出てきたのも事実。いや、でもこうした人を含めてのリアルな30代なんだろう。
    新たな価値観を思い描こうとするけれど、自分が思い描く価値観になんとなく自信が持てないでいる…なんとなくそんな印象。とにかくみんな迷ってる。本当にこれでいいの?それは(陳腐な言い方ではあるけれど)唯一無二の答えを求め続ける学校教育の考え方が無意識のうちに染み込んでいることに原因があるのかもしれない。「どう生きるか」という正解のない問いに自分で答えを出すのはなんだか不安だ

    0
    2015年12月17日
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために

    Posted by ブクログ

    安定雇用が崩れ、足場の不確かさが自信のなさに繋がり、「覇気がない」と言われつつ低賃金で黙々と働く。
    真面目に働けば成功できた親世代に理解されず、「努力が足りない」と言われる。
    30代として、随所に頷きポイントがあり、閉塞感の理由が少し解った。
    新聞連載時から興味深く読んでいたけれど、現状把握のその先を見たい。
    紙上ではまたこの企画が始まるそうなので、期待。

    0
    2012年12月09日
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために

    Posted by ブクログ

    30代前半の人たちのインタビューに基づいて記事にしてあるんだけど、
    同世代なだけに、
    「コイツ、すげぇ尊敬する」、
    「心から共感する」、
    「まだこんな甘ったれたこと言ってヤツがいるのか」、
    とか、いろいろ思った。

    リアル過ぎて、沈んだ気持ちになってしまった。

    働き始めてからずっと感じてる閉塞感を感じ続けてて、経験を重ねても消えることはなく、より強く感じるようになってたけど、多くの人はそれを「生きづらさ」と表現するのかな、と考えた本でした。

    0
    2012年11月12日
  • リアル30’s “生きづらさ”を理解するために

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、リアルな30代の声をまとめた本。もっと普通な人もいるし、幸せな人もいるだろうとツッコみたくはなるが、おなじ30代としていろいろ考えさせられた。

    0
    2014年08月12日

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