作品一覧

  • 「いき」の構造
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの名著の、「いき」の美学が理解できる 典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。 著者:九鬼周造 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • らんまんの笑顔 「人間・牧野富太郎」伝
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    2023年NHK朝ドラのモデル、牧野富太郎。 この男、天才学者か借金王か!? 「こんだけ評判が分かれる男はめったにおらんぜよ」 土佐史談の名手・谷是が土佐弁丸出しの臨場感で語り下ろす怒涛のエピソード「世界のマキノ」94年の生涯。 貧乏学者は、いかにして世界的植物学者になったのか。 秘蔵の牧野の肉声音源もプラスし、これまた土佐出身の名物編集者・谷村鯛夢が書き留めた。 「多面体」レジェンドのリアル――それは、ファンタジーでも偉人伝でもない――「人間・牧野富太郎」伝。 【カバーそでから抜粋】 学会から圧迫され、裕福な酒造家の実家をつぶし、 借金まみれになるも、なぜか協力者が現れる。 貧苦の連続なのに、なんだか明るい不思議な物語。
  • 漂巽紀畧 全現代語訳
    値引きあり
    4.4
    1巻440円 (税込)
    1841年、嵐に襲われた土佐の漁師・万次郎は、アメリカ捕鯨船に救われ合衆国本土での生活を経験し、帰国を果たす。その10年にわたる奇跡と苦闘を、万次郎はいかに語ったか? 民主的な大統領選出などの近代市民社会のありようや鉄道などの文物など、幕末維新の人々に西洋近代のイメージを残したと言われる証言の記録。信頼性が高い写本をベースにした、読みやすい訳文での文庫訳し下ろし。

ユーザーレビュー

  • 漂巽紀畧 全現代語訳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「漂巽紀畧」は「ひょうそんききゃく」と読む。
    「巽(南東)の方角に漂流した記録のあらまし」というほどの意味とのこと。

    ジョン万次郎については、漂流してアメリカに暮らし、帰国後身につけた英語を教えて明治の人材育成に貢献したとしか知らなかった。
    その漂流からアメリカ暮らしについて生き生きと語った記録。

    驚いた点、はじめて知ったこと
    ・当時漂流した日本人がジョン万次郎一行以外にもたくさんいたこと。
    ・鎖国していることが、ときに上記の日本人の帰国のハードルになったが、帰国した者もたくさんいたこと。
    ・無人島や海の上の漂流生活でも年単位で生き延びた人がおり、そのようなことができること。
    ・アメリカの

    0
    2023年02月01日
  • 「いき」の構造

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと読みたかった日本美学の名著が、あざやかなカラー写真つきで。流れるような文章は浸る余裕なく拾い読み程度だが、概要を理解できた。美しくシンプルな本。

    粋とは生き方であり、色事における媚態、武士道上の意気地、そして諦め、無心として表れる人の魅力。

    0
    2022年04月22日
  • 「いき」の構造

    Posted by ブクログ

    「粋(いき)」とは何か、について。

    →理想を持って人を好きになったり物事に明るくなったりした上で、
    その人や物事に執着し過ぎない

    ってことなんだな。
    面白かった。

    一見難解な文章だが、日本語の持つ流れるような美しいリズムで書かれていて、意外と読みやすかった。

    0
    2022年02月04日
  • 漂巽紀畧 全現代語訳

    購入済み

    素晴らしい。

    面白く、テンポが良くて、中身が濃いので、一気に読んでしまった。全日本人におすすめする。

    0
    2021年08月01日
  • 漂巽紀畧 全現代語訳

    Posted by ブクログ

    普通の船乗りに生まれ、14歳で遭難して、すったもんだで世界を回る。

    とにかく、土佐藩から言われて書き残した河田小龍が「いささかも私見はいれず」書いてくれたので、面白くてたまらない内容になっていました。

    ジョン万。
    ものすごく頭がイイ人だったんだろうなーと。
    それ以上に、人に気に入られるという人間力が。

    人生の後半生は、極めて静寂、とあった。
    激動の前半生だけで、普通の人の数倍の人生を味わったからなのかな?

    でも。
    ごくごく一人の田舎の青年の史実として、ドキュメンタリーとしてだけで読んでみると、こんな濃い体験を乗り越えられる、その凄さに感服しました!

    0
    2019年02月27日

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