あらすじ
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あの名著の、「いき」の美学が理解できる
典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。
著者:九鬼周造 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった日本美学の名著が、あざやかなカラー写真つきで。流れるような文章は浸る余裕なく拾い読み程度だが、概要を理解できた。美しくシンプルな本。
粋とは生き方であり、色事における媚態、武士道上の意気地、そして諦め、無心として表れる人の魅力。
Posted by ブクログ
「粋(いき)」とは何か、について。
→理想を持って人を好きになったり物事に明るくなったりした上で、
その人や物事に執着し過ぎない
ってことなんだな。
面白かった。
一見難解な文章だが、日本語の持つ流れるような美しいリズムで書かれていて、意外と読みやすかった。
Posted by ブクログ
ぱっと見、結構難しそうに思えたからなかなか読む気にならなかったのだが、載ってる写真はちょっとイイし、学術文庫とかで読むよりはとっつきやすそうだから、気を入れて読んでみた。
畢竟、「いき」とはこの日本において「生きる」ことが大前提、ということだったのかな。表現や仮名遣いなどが昔だから、読みづらいのだけど、写真が時折理解を助けてくれるようにも思うい、読み通せた。
内容は、今一度、というわけでもないのだが、写真はまたみたいなと思うものだから、古本でもいいから手にしておきたいなと思う。
Posted by ブクログ
「いき」について徹底的に分析・解説されてる本
この本を読んだのは「エネルギーをめぐる旅」と言う本がとんでもない名著で、その中で今の生きにくくなってる時代にこそ「いき」という庶民が生み出した独特の美意識が大事なのではないかと言う主張がされており、「いき」について、くわしくは九鬼周造が「いきの構造」で書いているとあったためだ。
この本はかなり丁寧に「いき」について解説してくれているが、かなり難しいのでざっと一通り読んだが、あまり理解できなかった部分も多い
「いき」について、もっと本格的に知識をつけたくなったら読み返したいと思う