【感想・ネタバレ】「いき」の構造のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

あの名著の、「いき」の美学が理解できる

典型的な『高等遊民』にして西欧の教養と遊びの精神及び江戸と上方両文化に精通する粋人が、西欧流哲学の構文で迫る「いき」の構造。「いき」と言えば日本人の九割が感覚的に了解し、では「いき」とは、と問われれば九割が答に窮するといわれる「いき」の謎。一字一句の難解、一行一章の曲折に気を取られず軽く読み超えていけば、ふっと、日本独自の美学の要点が見えてきます。『日本の美』の空気感、存在感に通底する大川裕弘の写真の数々が、そうした読書法の確かな一助になります。

著者:九鬼周造 写真:大川裕弘 編:谷村鯛夢

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと読みたかった日本美学の名著が、あざやかなカラー写真つきで。流れるような文章は浸る余裕なく拾い読み程度だが、概要を理解できた。美しくシンプルな本。

粋とは生き方であり、色事における媚態、武士道上の意気地、そして諦め、無心として表れる人の魅力。

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2022年04月22日

Posted by ブクログ

「粋(いき)」とは何か、について。

→理想を持って人を好きになったり物事に明るくなったりした上で、
その人や物事に執着し過ぎない

ってことなんだな。
面白かった。

一見難解な文章だが、日本語の持つ流れるような美しいリズムで書かれていて、意外と読みやすかった。

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

ぱっと見、結構難しそうに思えたからなかなか読む気にならなかったのだが、載ってる写真はちょっとイイし、学術文庫とかで読むよりはとっつきやすそうだから、気を入れて読んでみた。
畢竟、「いき」とはこの日本において「生きる」ことが大前提、ということだったのかな。表現や仮名遣いなどが昔だから、読みづらいのだけど、写真が時折理解を助けてくれるようにも思うい、読み通せた。
内容は、今一度、というわけでもないのだが、写真はまたみたいなと思うものだから、古本でもいいから手にしておきたいなと思う。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

「いき」について徹底的に分析・解説されてる本

この本を読んだのは「エネルギーをめぐる旅」と言う本がとんでもない名著で、その中で今の生きにくくなってる時代にこそ「いき」という庶民が生み出した独特の美意識が大事なのではないかと言う主張がされており、「いき」について、くわしくは九鬼周造が「いきの構造」で書いているとあったためだ。

この本はかなり丁寧に「いき」について解説してくれているが、かなり難しいのでざっと一通り読んだが、あまり理解できなかった部分も多い

「いき」について、もっと本格的に知識をつけたくなったら読み返したいと思う

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2024年09月02日

Posted by ブクログ

いき
かなり難解な概念である。
そして日本人という民族の事柄でもある。
外側から、内側から、芸術、建築、具体と、かなり解説をしてくれている。
後半に何だかわかったかな?とも感じるが、さいごに、これは行き方だよ。ということを語られる。
ほほー、何だろう。この本を読んだ上で、実際のいきを探しに行くしかないよ。ということなのだろう。

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2024年06月20日

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