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地雷で脚を失ったアデム、ゲリラに誘拐され兵士にされたターティ、目の前で友達を殺されたアブドゥヌール……。明日をも知れぬ毎日ですが、みな、一日一日を懸命に生きています。どうして同じ人間が憎み合ったり殺し合ったりするのか、なぜ戦争がおこるのか、平和のためにはどうしたらよいのか、親子で、友達同士で話し合うきっかけになる一冊です。
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Posted by ブクログ
なぜ政治家にはこの思いが届かないのだろう。自分が最前線に立つなどと考えもしないくせに威勢だけはいい醜い自民党のクソ議員どもに読ませたい。子供向けでふりがなも振ってあるからバカでも読めるだろう。とにかく自民党政府は何もしなくてよい。政策など考えなくて良い。そのかわり金は使うな。地元にずっと帰って東京に...続きを読む戻って来なくていい。国会では全員寝ていてかまわない。その方が日本はずっと良い国になると思う。あんな下衆どもより地雷犬の方がはるかに良い仕事をしていると思う。
「世の中への扉」シリーズは複数読んでいるが、どれも秀逸。 いくつかの地域が取り上げており、それぞれに地図が載せられ何が起きているか何が原因の核か、中立的な立場から分かりやすく書かれている。 知りたいのに無知すぎてどこから手をつけていいか分からないような国際問題迷子の大人(私)にも大変わかりやすく、読...続きを読むんで良かった。
私達が平和に暮らしている中で世界のどこかでは死ぬかもしれないと怯えている人がいたり、子供なのに誰かを殺さなければいけない状況にいる事実をこの本を通して知りました。技術が発展して豊かになって私達が現代的な生活をしている中で難民キャンプで綺麗な水もご飯もないまま暮らしている人がいるというまま私たちは幸せ...続きを読むと言えるのかなと感じました。どうしたらもっと世の中の人が恐怖に怯えずに生活できて夢を持つことができる世の中にあるのか私達不自由ない暮らしをしている人は考えるべきだと感じました。
何故戦地に赴いて取材をするのか? 何故危険な地域で取材するのか? 丁度いまこの問題がクローズアップされているので、この本を手に取りました。 児童書として子どもたちを読者対象に書かれているため、内容も戦地に於ける子どもたちが中心となります。戦争で家や家族をなくした子、地雷で体に障害を負った子、少年兵...続きを読むとして戦争に参加していた子、故国を追われて難民となった子。 各地での様子がその子の経験を通して伝えられます。そこにはその子らの写真と名前も添えられるためどこかの国の誰かの話でなく、例えばコソボに住む13歳の少年アデムの経験というように直接的に届くのです。現地に赴き当人と話したからこそ伝えられるものがあるでしょう。そしてそれを読むことによって感じるものもあるでしょう。 この本は7年前に出版されています。10年に満たない月日ですが、その間に世の中がここまで変わるのかとの驚きもあります。遠い国の事情として書かれていたことが、この国で目の前で起こっているのです。戦争とは何かを伝えてきた人たちの声が、いま届きにくくなっているのかも知れません。だからこの本は当時の事情を知るためのものというだけでなく、普遍化されたものとして読み継がれるべきものでしょう。 著者の山本美香さんはこの本を出されたあと、取材先で亡くなられています。何故戦地に赴いて取材するのか? 何故危険な地域で取材するのか? そこにいる人たちの声が世界に届けられていること。その声をきちんと受け止めているのか? 改めて考えさせられます。
ジャパンプレス所属のジャーナリストとして世界の紛争地を中心に取材し、ボーン・上田記念国際記者賞特別賞などを受賞。2012年8月20日シリアでの取材中、政府軍の銃撃により殺害された山本さんの最後の著書。東京へ行く新幹線の中で、一気に読みました。 読み手を小学上級向きとして書かれた本に登場するのは、山...続きを読む本さんが戦場で出会ってきた読み手と同じ年齢層の子どもたち。彼・彼女らが置かれている状況・傷つけられ事実・その中で受けてきた精神的な苦痛を読むと、ほんとうに心が痛みます。「幻肢痛(げんしつう)」(手や足を失った人が、ないはずの手の先やつま先に激しい痛みを感じること)を抱える子どもたちの消えることのない苦しみに、言葉を失います。 地雷の非人道性、戦場に送られる兵士たちの生活、難民生活の実態、背景にある国同士の思惑等々、戦争が何故起こるのかを考える上での視点もきちんと触れられています。 この本を読んだ同じ年齢層の子どもたちは何を感じたのか、話してみたくなりました。そして、自分も含めた大人たちは子どもたちに語る言葉をきちんと持てているのか心配になりました。 「違っていることは壁でも障害でもありません。人間はひとりひとり違っているからこそ、豊かな関係を築いていけるのです。だれもがちがいを学び、相手の気持ちを考え、他人を理解しよう努めることで、お互いの価値観のちがいを乗りこえることができるのではないでしょうか」は山本さんの読者へのメッセージ、その通りだと思うし実践することが求められていると思います。 おすすめの一冊です。
子ども向けの文体、内容だけど、大人が読んでも響くものがありました。 ニュースでは知ることができない、戦争の中で暮らす人々。息子を亡くしたお父さんの言葉が印象的でした。 自分たちを見ていてくれるひとがいること、忘れないでいてくれていること、が心の支えになる。 一人一人に向けられた山本美香さんのまっ...続きを読むすぐなやさしさが感じられる本でした。
とても理解しやすい文章で、戦争、紛争、世界で起きている争い事を紹介している。 写真も説得力があるし。 小学高学年~対象の本ではあるけど、大人が読んでも、十分読み応えがありました。 装丁の子供の笑顔が、とても良いです。
世界の戦場を取材して、テレビや新聞などで報道するジャーナリストの山本さんは、小柄で普通の女性。なぜ戦争を取材するのか、迷っていた時にアフガニスタンで爆撃によって子どもを亡くした父親に出会った。彼は言った。「遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられてい...続きを読むると思っていた」…戦争ってなんだろう、戦争を終わらせるためにはどうすればいいのだろう。山本さんは未来を担う10代の子ども達に問いかけています。2012年、山本さんはシリアでの取材中、政府軍の銃撃を受けて亡くなりましたが、彼女の志と、未来への伝言がこの本の中にあふれています。
世界では何がおこっているのか? 戦争・紛争・冷戦。今の日本に住んでては全く想像のつかない現実。 8/20にジャーナリストの山本さんがシリア内戦中、銃撃を受け亡くなったニュースは、衝撃が走った。 なんでこんな小柄な日本人の女性が戦場で取材をし続けたのか? 行動力だけでは、絶対に真似できない命がけの仕事...続きを読む。 命の危険を冒して迄、彼女が伝えたかったものは、何なのか?世界では何が起きているのか?なんで、ある国の人は寿命や病では死なず、争って死んでいくのか? さまざまな疑問がでて、この人が本当に伝えたかった事を知らないといけないと思い、この本を読み始めた。 子どもでも読める様な分かりやすい、読みやすい本。 しかし、内容は信じ難い内容。 明日は来るのか怯えている人々がこの世界に沢山いる現実。 平和ボケしている自分にはどれも衝撃的な世界でした。 山本さんが本当に伝えたかった事。 これをきっかけに世界情勢をもっと知りたいと思った。 一人でも多くの人が、こういう本を読んで、何かを感じとっていければ、必ず世界を変えていけると信じています。
著者が小学高学年ぐらい向けにかいた本作。 山本さんの仕事に対しての想い、死と向き合ってること、今自分ができる精一杯をすることが詰まっていた。 亡くなってしまったけれど、こうやって本にしてあったことでこれからもたくさん伝えたかった著者の想いをことを受け取る人がいるだろう。 大切なことを伝えてくれてどう...続きを読むもありがとうございました。 私もこれを読んだことで自分がすべきことに真摯に向き合わなければと思った。
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