流氷の海 ある軍司令官の決断

相良俊輔

帝国陸軍随一の人間愛あふれる樋口季一郎将軍の物語

日独伊三国同盟の下、ハルピン特務機関長として数万人のユダヤ難民を飢餓と凍死から救い出し、北方軍司令官として「太平洋戦争最大の奇蹟」キスカ撤退作戦に力を尽くした陸軍将官の生涯！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / 人物評伝
• 出版社: 潮書房光人新社
• 掲載誌・レーベル: 光人社ＮＦ文庫
• ページ数: 522ページ
• 電子版発売日: 2022年04月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 24MB

[ブクログ · ★★★★★]

樋口季一郎中将の話。キスカ撤退で木村提督ばかりだが樋口司令官にももっと注目してとつい思ってしまった。シベリア出兵、オトポール事件、桜会、アッツ島玉砕、キスカ撤退、ソ連の侵略と様々な局面に断固とした態度で立ち向かう。陸軍の軍人は富永や牟田口といったくずばかり目立つけどこういう人間が居る事も忘れない

[ブクログ · ★★★★★]

本当の祖国防衛戦を指揮した将軍。樋口季一郎。オトポール事件ではユダヤ人難民を独断で救助した。陸軍において名将中の名将と言ってもいい存在。学べる事柄があまりにも多い。

[ブクログ · ★★★★☆]

樋口季一郎という軍人を書いた本。
相沢事件の相沢三郎が直接の部下だった時期があるのは知らなかった。
世間（帝国陸軍）というのは狭いものなのだなと思った。