国内小説作品一覧

  • さびしい女神―僕僕先生―
    4.3
    苗人の国を襲った大旱魃。その原因は王弁が出会った少女にあった。さびしがり屋で、話し下手で、でも人と触れ合いたい女神「魃」。王弁は枯れゆく国と魃を救うため、神々を探す旅に出る。宇宙に飛び出し、時空をも越え、神仙たちの古代戦争を目撃した王弁を待っていたのは、あまりに残酷な魃と僕僕の過去だった──。救うべきは女の子か、それとも世界か。怒濤のシリーズ第四弾。
  • 新世界〈1st〉
    4.0
    1~5巻429円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太陽から二億三千万キロ離れた夏星。そこではP.U.Sという先天的病気の因子が住民を蝕み、人々は"新世界"への渡航を夢見ていた。斡旋住宅で兄シュイと二人きりで暮らすイオ。彼の元に残された謎の物質"ゼル"とは何か?二人を巻き込む壮大な闘いが今、始まる。超人気シリーズの第一巻。
  • 先生の隠しごと―僕僕先生―
    3.8
    ボクはラクスの妻になることにしたよ──。蛮族と蔑まれ、虐げられる人々にとっての理想郷・ラクシア。その国を治める英雄王の突然の求婚に、僕僕が応じてしまった。なぜ。どうして。王弁は混乱するが、劉欣の助力を得て、光の国の謎に迫る。明かされる僕僕とラクスの関係。秘められた過去。先生、俺とあなたの旅は、ここで終わりですか……? 急転直下のシリーズ第五弾!
  • 童子の輪舞曲―僕僕先生―
    3.7
    道士・司馬承禎と暮らす那那と這這の大活躍。変幻自在な旅のお供・第狸奴(だいりど)の生態。劉欣の苦悩と、秘められた優しさ。シリーズ第七弾は、僕僕ワールドのキャラクター総登場の豪華短編集! そして、最後に明かされるのは、美少女仙人・僕僕の秘密。ふと気づけば、先生によく似た女性と結婚していたが、彼女は老衰で死にかけていて……。謎が謎を呼ぶ、魅惑のファンタジー六編。
  • ブラックボックス
    3.8
    第166回芥川賞受賞作。 ずっと遠くに行きたかった。 今も行きたいと思っている。 自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。 自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。 昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より) 気鋭の実力派作家、新境地の傑作。
  • ハプニングみたい
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 言葉と絵のメイク・ラブ! いとうせいこう&岡崎京子のなんかへん――あのいとうせいこうくんが、岡崎京子ちゃんと組んでこしらえた、なんとも不思議なハプニング。どんなハプニングかって? それがなんとも……いやはや……。
  • 春、戻る
    3.5
    結婚を控えたさくらの前に、兄を名乗る青年が突然現れた。どう見ても一回りは年下の彼は、さくらのことをよく知っている。どこか憎めない空気を持つその“おにいさん”は、結婚相手が実家で営む和菓子屋にも顔を出し、知らず知らずのうち生活に溶け込んでいく。彼は何者で目的は何なのか。何気ない日常の中からある記憶が呼び起こされて――。今を精一杯生きる全ての人に贈るハートフルストーリー。
  • ディスカヴァー文庫 沖の権左
    値引きあり
    4.3
    巨鯨(バケモノ)を取らねば斬首(クビ)! かつて多く漁師の命を奪い、手出しが禁じられた伝説の巨鯨、「権左(ごんざ)」に無謀にも挑む男がいた。 第1回本のサナギ賞大賞作家作品、待望の文庫化! 【あらすじ】 ー権左に銛打つことならずー 勝山に生まれた少年、吾一(ごいち)は、父、重吉(じゅうきち)のように鯨組の頭領を目指していた。 だが不漁に悩んだ重吉は村の掟に反し、巨大鯨「権左(ごんざ)」に挑むも仲間に多大な犠牲を出し、自らも命を落とす。 父の不手際により村を追いだされた吾一は江戸で鯨とは無縁の日々を過ごすも、いつまでも権左を忘れることができない。 しかしある日、偶然にも吾一は権左を取る秘策を思いつく。だがそれは、幕府にご法度とされている手段だった……。
  • 愛でも恋でもない、ただ狂おしいほどの絶頂
    3.3
    仕事が忙しすぎて恋愛をしているヒマがない。だったらセックスは、金で買えばいい。朝の顔を務める女子アナの紗奈子は、秘密の会員制買春サロンを訪れる。しかし冷たい眼をした男娼・貴島のプレイは、想像を絶していた。泣きじゃくりながら、自慰を繰り返す紗奈子。「もう許してっ……」。禁断の扉の先にあったのは蜜園ではなかった。肉欲の沼だった。
  • 新卒ですが、介護の相談うけたまわります【イラスト特典付】
    4.0
    ご相談は一件につき500円! 大切な人の声、お届けします。大規模な事業を展開する社会福祉法人【花の郷会】に新卒として入社した小飼里枝。やる気に燃える里枝だったが、配属先は希望とは異なる【介護保険外相談所クルクマ】に決定! 介護保険「外」って? と思いつつ、里枝が向かった先で待っていたのは、ツナギにぼさぼさ髪のむさい男。クルクマの所長を務める彼、早馬海吾は「相談や悩みを聞いて500円をもらえばいい」と簡単に言うのだが……? 青春と感動の旗手が描く、汗と涙のお仕事ストーリー開幕!
  • 落花流水
    3.6
    早く大人になりたい。一人ぼっちでも平気な大人になって、自由を手に入れる。そして新しい家族をつくる。勝手な大人に翻弄されたりせずに。若い母を姉と思って育った手毬の、60年にわたる家族と愛を描く。
  • ドゥリトル先生のブックカフェ
    3.9
    妻の様子がなんだかおかしい。毎週金曜日に仕事と偽って、近所のカフェに通っているのだ。常連客は、不登校の小学生に、定年退職した男性、憧れの日本で暮らす外国人、そし て僕!?自分の居場所が見つからないお客たちに、店主は美味しいコーヒーと焼きたてのスコーンと共に、本を処方するが……。心もお腹も満たされるブックカフェ、営業中!
  • ハコブネ
    3.7
    十九歳の里帆は男性とのセックスが辛い。自分の性に自信が持てない彼女は、第二次性徴をやり直そうと、男装をして知り合いの少なそうな自習室に通い始める。そこで出会ったのは、女であることに固執する三十一歳の椿と、生身の男性と寝ても実感が持てない知佳子だった。それぞれに悩みを抱える三人は、衝突しあいながらも、自らの性と生き方を模索していく。芥川賞作家が赤裸々に紡いだ話題作。
  • 蛙のゴム靴
    5.0
    カン蛙が履いているゴム靴がうらやましくてたまらないブン蛙とベン蛙。あこがれのルラ蛙がゴム靴に興味を示し、カン蛙と婚約することになったのを知った二匹はカン蛙に嫉妬し――(表題作「蛙のゴム靴」)。 ほか、洋傘直しの男がうつくしい森をあるき、すももやひばりと語り合う幻想的な物語「チュウリップの幻術」や、山に遊びに行った少年が子猿たちにかつぎあげられ、不思議な大男と出会う「さるのこしかけ」など、生きものたちへの讃歌ともいうべき珠玉の26話を収録。
  • Presents
    4.4
    私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」――。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切り取った12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。待望の文庫化!
  • ラジ&ピース
    値引きあり
    3.6
    自分は醜いというコンプレックスを抱く野枝(のえ)は、実家を出て群馬県のローカルFM局で人気番組を担当するようになる。誰からも干渉されない自由に閉じ籠もる野枝だが、その心の隙に気さくな方言で話す女医の沢音(さわね)が入り込み……。横浜と会津出身の二人の女性の呼び合う心を描く「うつくすま ふぐすま」を併録。(講談社文庫)
  • ゼッタイ! 芥川賞受賞宣言 ~新感覚文豪ゲームブック~
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    こりゃいける、と君は思う。君は自分が本気を出せば、近いうちに文学賞を獲れると確信する。いや、芥川賞も夢ではないと思う。君は芥川賞を獲って君の好きな女の子の神になり、いけすかないインテリ風読書家どもを圧倒し、彼女に愛を告白しようと決めた。(本文より) 君は、美人読書家を振り向かせるため、彼女が神の如く崇める芥川賞作家を目指すことにした――。 君の選択で運命が変わる。最短2ターンでゲームオーバー(!)。抱腹絶倒、死屍累々の新感覚文豪ゲームブック誕生!
  • グランド・フィナーレ
    3.4
    「2001年のクリスマスを境に、我が家の紐帯(ちゅうたい)は解(ほつ)れ」すべてを失った“わたし”は故郷に還る。そして「バスの走行音がジングルベルみたいに聞こえだした日曜日の夕方」2人の女児と出会った。神町(じんまち)――土地の因縁が紡ぐ物語。ここで何が終わり、はじまったのか。第132回芥川賞受賞作。〈解説・高橋源一郎〉これは、「人間」も「人間」の形をしたものにすぎないものも区別できない「小説」らしきものが横行するこの時代に登場した、ほんとうに数少ない「小説」の一つなのである。――<解説より>
  • 浅草文豪あやかし草紙
    3.3
    現代に転生した作家の樋口一葉。前世と同じく浅草で和雑貨屋を営む彼女のもとには、怪奇小説家の泉鏡花に、森鴎外の娘・茉莉など転生者が集まり、にぎやかな毎日を送っていた。ある日、茉莉の同級生で蔵前女子高校に通う菊池優奈が店にやって来る。聞けば、彼女が所属する水泳部で怪我人が続出する事件が起きているという。そこにあやかしの気配を感じた鏡花は、一葉に「水泳部を調べたい」と切り出して……。転生した文豪コンビが織りなすあやかし怪異譚。
  • 〈あの絵〉のまえで
    3.8
    「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ――。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。
  • 平安恋うた綴り ―本日より、姫様の求婚者を謀ることとなりました―
    4.2
    ある晩、大江家の頼姫のもとを訪れた検非違使佐・常貞から求婚の歌を預かった女房の小夜は、目を疑った。なぜなら、そこに書かれていた歌はあまりにも下手だったのだ。そのひどさは、思わず歌を添削して返すという無礼な振る舞いをしてしまうほどだったのだが……。姫のわがままから童子姿をした日に、二度と来ないと思った常貞に再会したばかりか、姫への恋心を募らせた彼から、姫に送る歌の指導をして欲しいと頼まれてしまって!? 嘘と恋歌が結ぶ恋絵巻。
  • ファミリーポートレイト
    3.9
    最初の記憶は五歳のとき。公営住宅の庭を眺めていたあたしにママが言った。「逃げるわよ」。母の名前はマコ、娘の名前はコマコ。老人ばかりが暮らす城塞都市や奇妙な風習の残る温泉街。逃亡生活の中でコマコは言葉を覚え、物語を知った。そして二人はいつまでも一緒だと信じていた。母娘の逃避行、その結末は。(講談社文庫)
  • それ自体が奇跡
    3.9
    百貨店で働く貢と綾は結婚三年目。貢は婦人服売り場、綾は紳士服売り場で働いており、社内結婚だった。 貢はもともと百貨店のサッカー部に所属していたが、廃部に。しばらくサッカーとは無縁の日々を過ごしていたが、ある時社会人サッカーチームの強豪「カピターレ東京」からスカウトを受ける。 綾の反対にあいながらも、入団を決意する貢。 仕事よりも試合を優先しがちな貢に、上司も不満を募らせていく中、綾ともすれ違いはじめ――。 一方、綾は売り場に訪れた天野という男と映画や食事に行く関係に。貢よりも趣味が合う天野が徐々に気になり始める綾だが――。 結婚三年目にして初めて訪れる大きな危機を、2人は乗り越えられるのか!?
  • 螢川・泥の河
    4.3
    1巻506円 (税込)
    土佐堀川に浮かんだ船に母、姉と暮らす不思議な少年喜一と小二の信雄の短い交流を描いて感動を呼んだ太宰治賞受賞の傑作「泥の河」。北陸富山の春から夏への季節の移ろいの中に中三の竜夫の、父の死と淡い初恋を螢の大群の美しい輝きの中に描いた芥川賞受賞の名編「螢川」。
  • もう一度デジャ・ヴ
    3.8
    テレビに映し出された風景に見覚えがある。行ったことはないのに、確かにこの情景を知っている……。高校2年生の矢崎武志に起こったのは強烈な既視体験(デジャ・ヴ)。彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する。その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか? 運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆け巡る愛と宿命のリフレイン! 1993年、新書版の「ジャンプJブックス」で刊行された村山由佳の正真正銘の処女作がついに電子版で登場!!
  • 草枕(新潮文庫)
    3.9
    住みにくい人の世を芸術の力で打破できぬかと思案する青年画家。あるとき温泉場の出戻り娘・那美に惹かれ、絵に描きたいと思うが何か物足りない。やがて彼が見つけた「何か」とは――。豊かな語彙と達意の文章で芸術美の尊さを描く漱石初期の代表作。(「漱石の文学」江藤淳、「『草枕』について」柄谷行人)
  • イーハトーボ農学校の春
    4.0
    訪れた春の暖かい日差しのなかで、歓びあふれ、農作業を謳歌する学生たちを描く表題作をはじめ、賢治の農学校教師時代の生活や、農学生時代の思い出から生まれた作品を集めた短篇集。 (C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved.
  • 阿茶
    値引きあり
    4.0
    「政など、きれいごとでは進まない。呑まれているときではない」。豊臣家大坂城の堀を埋め徳川の権威を決定づけたのは、武士をも凌ぐ智慧を持った阿茶だった。夫亡き後、徳川家康の側室に収まり、戦場に同行するも子を喪う。禁教を信じ、女性を愛し、戦国の世を自分らしく生き抜いた阿茶の格闘と矜持が胸に沁みる感涙の歴史小説。
  • 時の罠
    3.8
    辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信――。 綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時”をテーマにしたアンソロジー。 小学校時代に埋めたタイムカプセルがほどくこじれた関係、配置換えになった「縁結び」の神様の新たな仕事、人類には想像もつかない悠久なる物語……。 “時間”が築いたきらびやかな迷宮へ、ようこそ――。
  • 考える技術
    4.2
    経済激変のこれからは思考力格差の時代だ! 世界経済は急激に変化している。これまでの原則がまったく通じない新しい経済状況の中で、ビジネスマンに求められるもの――それが「考える技術」だ。論理思考を身につける具体的方法、アイデアの生み出し方、先見性を磨く術……。「思考力格差」の時代を生き抜くための、大前研一流・知的パワーアップ法を開陳。
  • 青い蜃気楼 小説エンロン
    -
    1巻792円 (税込)
    米国のエネルギー企業、エンロンの破綻劇と同社が駆使した粉飾会計の手法を白日の下に晒す実録小説! 2001年12月、米エネルギー企業大手エンロンが破綻した。一介の地方ガス会社は、いかにして世界にエネルギー革命をもたらし、なぜ突如破綻したのか?同社と米国政府、ウォール街、会計事務所との癒着は、いかなるものだったのか?エンロンが駆使した金融工学と会計操作のからくりに徹底的にメスを入れ、貧困家庭から這い上がろうとして戦い、破滅した幹部たちの人間ドラマに光を当てる画期的な実録経済小説。 【目次】 プロローグ、第1章 サッチャリズム、第2章 カウボーイ対インディアン、第3章 ガス銀行、第4章 オフバランスの魔術師、第5章 電力革命、第6章 青いダイヤ、第7章 エンロンオンライン誕生、第8章 LJM2号、第9章 黒船上陸、第10章 青森進出、第11章 ケツの穴野郎、第12章 内部告発、第13章 カラ売り屋の逆襲、第14章 救済合併、第15章 破綻、エピローグ 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『メイク・バンカブル!』『地球行商人』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
  • 一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。
    値引きあり
    4.4
    「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。突如始まった撮影生活は、自由奔放な香織に振り回されっぱなし。しかしある時、彼女が明るい笑顔の裏で、重い病と闘っていると知り…。「僕は、本当の君を撮りたい」輝彦はある決意を胸に、香織を撮り続ける――。苦しくて、切なくて、でも人生で一番輝いていた2カ月間。2人の想いが胸を締め付ける、究極の純愛ストーリー!
  • キッドナップ・ツアー
    4.0
    5年生の夏休みの第1日目、私はユウカイ(=キッドナップ)された。犯人は2か月前から家にいなくなっていたおとうさん。だらしなくて、情けなくて、お金もない。そんなおとうさんに連れ出されて、私の夏休みは一体どうなっちゃうの? 海水浴に肝試し、キャンプに自転車泥棒。ちょっとクールな女の子ハルと、ろくでもない父親の、ひと夏のユウカイ旅行。私たちのための夏休み小説。

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  • 作家という病
    3.3
    どこかしら「過剰」だからこそ作家なのだ--。小説新潮の編集に約30年携わり、同誌の編集長もつとめた著者が、鬼籍に入った思い出深い著者たちの記憶をたどる。渡辺淳一、山村美紗、遠藤周作、水上勉、井上ひさし、城山三郎、久世光彦……総勢21名の作家たちのそれぞれの業(ごう)を秘話満載で描く。(講談社現代新書)
  • 短篇セレクション 幻想篇 命日
    4.0
    仙台の家に引っ越してから、姉の繊細な神経はますますその度合いを増していくようだった。見えないものを見、聞こえない音を聞く。それは死者の気配。(表題作「命日」より)生きているものたちの後ろにひっそりとある異界のものたちの存在。かれらは何を伝えようとしているのか。恐怖より哀しみ、不思議より美、幻想に満ちたあやしの交流を、流麗な筆致で描く恐怖短篇集。
  • 薄妃の恋―僕僕先生―
    3.8
    あれから5年目の春、ついに先生が帰ってきた! 生意気に可愛く達観しちゃった僕僕と、若気の至りを絶賛続行中の王弁くんが、波乱万丈な二人旅へ再出発。さっそく道中の漉水のほとりで、男女の熱愛現場に遭遇した一行。しかしそれは、人間の男と、すでにこの世のものでなくなった女との、悲しい恋の目撃だった──新しい旅の仲間も増えて、ますます絶好調の僕僕シリーズ第二弾!

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  • ベーコン
    3.6
    初めてだった。男から、そんな目で見つめられたのは――。家族を置いて家を出た母が死んだ。葬式で母の恋人と出会った「私」は、男の視線につき動かされ、彼の家へ通い始める。男が作ったベーコンを食べたとき、強い衝動に襲われ……表題作ほか、人の心の奥にひそむ濃密な愛と官能を、食べることに絡めて描いた短編集。単行本未収録の「トナカイサラミ」を含む、胸にせまる10の物語。
  • 深夜の祝祭
    3.5
    「女妖」「書妖」「地妖」をキーワードに幻想小説、随筆、評論を精選するオリジナルアンソロジー。文豪怪異小品集シリーズ第14弾。
  • やがて海へと届く
    3.8
    すみれが消息を絶ったあの日から三年。真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが――。
  • 銀河食堂の夜
    値引きあり
    4.1
    ひとり静かに逝った老女は、愛した人を待ち続けた昭和の大スターだった(「初恋心中」)。 運に見放され、母親を手にかけてしまった息子の心に残る母の言葉(「無器用な男」)。 あの戦争で飛び立った青年が聴いた「最後の曲」に込められた想い(「ぴい」)。 ……謎めいたマスターが旨い酒と肴を出す飲み屋を舞台に繰り広げられる、不思議で切ない物語。
  • この世の喜びよ
    3.7
    第168回芥川賞受賞作! 娘たちが幼い頃、よく一緒に過ごした近所のショッピングセンター。 その喪服売り場で働く「あなた」は、フードコートの常連の少女と知り合う。 言葉にならない感情を呼びさましていく芥川賞受賞作「この世の喜びよ」をはじめとした作品集。 ほかに、ハウスメーカーの建売住宅にひとり体験宿泊する主婦を描く「マイホーム」、 父子連れのキャンプに叔父と参加した少年が主人公の「キャンプ」を収録。
  • さよならドビュッシー 前奏曲
    値引きあり
    4.0
    車椅子の玄太郎おじいちゃん&介護者・みち子さんコンビが大暴れ!玄太郎は下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが、頭の回転が早く、口が達者な不動産会社の社長。ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中(密室状態)から死体が発見された。お上や権威が大嫌いな玄太郎は、みち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す!ほか、リハビリ施設での怪事件や老人ばかりを狙う連続通り魔事件、銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、5つの難事件に挑む!
  • 舞台
    3.8
    29歳の葉太はある目的のためにニューヨークを訪れる。初めての一人旅、初めての海外に、ガイドブックを暗記して臨んだ葉太だったが、滞在初日で盗難に遭い、無一文に。虚栄心と羞恥心に縛られた葉太は、助けを求めることすらできないまま、マンハッタンを彷徨う羽目に……。決死の街歩きを経て、葉太が目にした衝撃的な光景とは――。 太宰治『人間失格』を愛する29歳の葉太。初めての海外、ガイドブックを丸暗記してニューヨーク旅行に臨むが、初日の盗難で無一文になる。間抜けと哀れまれることに耐えられずあくまでも平然と振る舞おうとしたことで、旅は一日4ドルの極限生活に--。命がけで「自分」を獲得してゆく青年の格闘が胸を打つ傑作長編!
  • クワイエットルームにようこそ
    4.0
    第134回芥川賞(2006年)候補作。 恋人との大喧嘩の果て、薬の過剰摂取(オーバードーズ)で精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれた明日香。そこで拒食・過食・虚言・自傷など、事情を抱えた患者やナースと出会う。普通と特別、正常と異常……境界線をさ迷う明日香がたどり着いた「場所」とは一体、どこなのか? 悲しくて笑うしかない、絶望から再生への14日間を描いた本作は2007年、松尾スズキ自身の監督・脚本で映画化された(主演・内田有紀)。 解説・枡野浩一
  • 謎解き診察室、本日も異状あり
    値引きあり
    3.5
    「医師作家」だから書けるアイデアとリアリティがある――。人生相談の連載を持つ女性精神科医に届いた怪文書。山中で発見された、頭と手足のない「胴体」だけの遺体。死亡診断後に突如動いた女性の手。夜間の歯科医院に大金を持って訪れた謎の男。保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる女。人気医師作家陣が織りなす、珠玉の医療ミステリー集。
  • グミ・チョコレート・パイン グミ編
    4.2
    1~3巻715~836円 (税込)
    大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にも打ち解けられず、猛烈な自慰行為とマニアックな映画やロックの世界にひたる、さえない毎日を送っている。ある日賢三は、親友のカワボン、タクオ、山之上らと「オレたちは何かができるはずだ」と、周囲のものたちを見返すためにロックバンドの結成を決意するが……。あふれる性欲と、とめどないコンプレックスと、そして純愛のあいだで揺れる“愛と青春の旅立ち”。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説、第一弾!
  • 愛するということ
    3.9
    人は人を愛する時、いつもどこかで本当の自分、飾り気のない自分をさらけ出してしまうのだろう。相手に見せたい自分、こんなふうに見てもらいたいと願う自分は、実は常に、中身のない、実体のない、ただの脱け殻にすぎないのだ――。愛の始まりから失恋、絶望、再生までを描く小池文学の決定版、本格恋愛小説。
  • 新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!
    3.7
    日本陸軍が生んだ“悪魔の部隊”とは何か? 世界で最大規模の細菌戦部隊(通称石井部隊)は、日本全国の優秀な医師や科学者を集め、ロシア人・中国人など三千人余の捕虜を対象に、非人道的な数々の実験を行った。歴史の空白を埋める日本細菌戦部隊の恐るべき実像! 本書は極限状況における集団の狂気とその元凶たる“戦争”に対する痛烈な告発の書である。
  • 蛇行する月
    3.8
    「東京に逃げることにしたの」。高校を卒業してまもなく、同級生だった順子から清美に連絡が入る。二十も年上の男と駆け落ちするという。故郷を捨て、極貧の生活を「幸せ」と言う順子に、それぞれ苦悩や孤独を抱えた女たちは引き寄せられていく――。自分らしく生きてゆくことの難しさ、そこにある確かな希望を描いた連作長編。
  • ここはとても速い川
    3.7
    読んでいる間、ずっと幸福でした。――川上弘美 保坂委員が説明の途中で嗚咽した場面は 野間新人賞の選考の歴史に刻まれよう。――長嶋 有 選考委員--小川洋子、川上弘美、高橋源一郎、長嶋 有、保坂和志-- 満場一致の、第43回野間文芸新人賞受賞作 【あらすじ】 児童養護施設に住む、小学五年生の集。 一緒に暮らす年下の親友ひじりと、近所を流れる淀川へ亀を見に行くのが楽しみだ。 繊細な言葉で子どもたちの目に映る景色をそのままに描く表題作と、 詩人である著者の小説第一作「膨張」を収録。 選考委員の絶賛を呼び、史上初の満場一致で選ばれた、第43回野間文芸新人賞受賞作。
  • 小説 ブルーロック 1
    5.0
    2022年10月、テレビアニメがスタートする大人気サッカー漫画、待望のノベライズ!! 2018年、W杯で日本代表はベスト16敗退。これを受け日本フットボール連合はW杯優勝のため育成寮・ブルーロックを設立。300人の高校生FWを集め「エゴイズムにあふれるストライカー」の育成に乗り出した。育成の指揮を執るのは謎の男・絵心甚八。無名のFW、潔世一をはじめ300人はたった一つの椅子に座るため非情なセレクションに挑む!栄光かそれとも永遠の敗北か!?くたばれ日本サッカー! 青い夢を見るために!! <小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
  • 日曜日たち
    3.8
    ありふれた「日曜日」。だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。(講談社文庫)
  • 冥途あり
    3.6
    川辺の下町、東京・三河島。そこに生まれた父の生涯は、ゆるやかな川の流れのようにつつましくおだやかだった──と信じていた。亡くなってから父の意外な横顔に触れた娘の家族のルーツを巡る旅が始まる。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出すある家族の物語。第43回泉鏡花賞、第68回野間文芸賞受賞作。
  • 村の名前
    3.5
    1巻478円 (税込)
    中国のはるか奥地を仕事で旅する日本人商社マンが、桃源郷の名をもつ小さな村にふと迷い込んだ。優美な村の名前からは想像もつかない奇怪な出来事が、彼の周りで次々と起こる。謎の溺死体、犬肉を食らう饗宴、つきまとう正体不明の男達……。彼も同行の日本人も、次第に調子がおかしくなってゆく。桃花の薫りがする魅力的な土地の女に導かれるように、知らず知らず村の秘密へと近づき、ついに彼が見た“真の村の姿”とは。話題の第103回芥川賞受賞作と他一篇を収録。
  • 産む、産まない、産めない
    4.1
    不妊治療を始めるか、続けるか、やめるか、突然の妊娠、仕事と出産、育児をどうするか、流産をどう受けとめればいいのか、独身で産むか、病気で産めなくなることにどう向き合えばいいのか……妊娠と出産をめぐる女性のさまざまな戸惑いや迷いを丁寧にすくいあげる注目作。産む、産まない、産めない―ー「産む性」として揺れ動く女性たちの"心の葛藤"とそれぞれの"人生の選択"を描いた八つの物語。人生のヒントがここにある。
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち
    値引きあり
    3.8
    高校二年生の真緒と暮らす祖母・千絵の仕事 は、割れた器を修復する「金継ぎ」。進路に 悩みながらもその手伝いを始めた真緒はある 日、引き出しから漆のかんざしを見つける。 それを目にした千絵の困惑と故郷・飛驒高山 への思い。夏休み、二人は千絵の記憶をたど る旅に出る――。選べなかった道、モノにこめ られた命。癒えない傷をつなぐ感動の物語。
  • ラストファンタジー
    値引きあり
    4.0
    家族って何?「ラストファンタジー」とは「空想、幻想の世界と決別し、現実を生きる」という意味。母親に捨てられ、父親と死に別れた経験を持つシングルマザーはまっとうに子供を育てることができるのか。北海道への熱く哀しい思いとともに、小説とエッセイをミックスして、「水曜どうでしょう」の鬼才、鈴井貴之のルーツと今を一冊に凝縮。
  • 家日和
    3.8
    会社が突然倒産し、いきなり主夫になってしまったサラリーマン。内職先の若い担当を意識し始めた途端、変な夢を見るようになった主婦。急にロハスに凝り始めた妻と隣人たちに困惑する作家などなど。日々の暮らしの中、ちょっとした瞬間に、少しだけ心を揺るがす「明るい隙間」を感じた人たちは……。今そこに、あなたのそばにある、現代の家族の肖像をやさしくあったかい筆致で描く傑作短編集。
  • 魚神
    4.0
    かつて一大遊郭が栄えた、閉ざされた島。独自の文化が息づく島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは互いのみを拠りどころに生きてきた。しかし、年頃になったふたりは離れ離れに売られてしまう。月日が流れ、島随一の遊女となった白亜は、スケキヨの気配を感じながらも再会を果たせずにいた。強く惹きあうがゆえに拒絶を恐れて近づけない姉弟。互いを求めるふたりの運命が島の雷魚伝説と交錯し…。
  • 稲荷山誠造 明日は晴れか (本のサナギ賞受賞作)
    値引きあり
    3.9
    1巻499円 (税込)
    ナニワの最強じいさん、見参! 関西の金融会社会長、稲荷山誠造(いなりやませいぞう)の前に現れた赤髪の今どきの青年。その正体は、とうの昔に縁を切った娘、桃代(ももよ)の息子 ――すなわち孫の翔(しょう)だった。 初めて会った孫は告げる。 「お袋がいなくなった」 金のことしか頭にない頑固者だが、パワフルな行動力と肝っ玉をもつ誠造(70歳)と、大食いなだけで頼りない翔(19歳)。 かみ合わない爺孫(じじまご)コンビは、桃代を見つけ出すことができるのか!? 登場人物紹介 稲荷山誠造 70歳 大阪でハピネスビジネスローン社を一代で築いた現会長。 「蝮の誠やん」と呼ばれた苛烈な取り立て屋。金と効率を何より重んじる。 五反田翔 19歳 誠造の孫で予備校生。色白で華奢な体つき。赤く立てた前髪が特徴。 自らを「ヘナチョコ」と称する気弱な性格だが、大食漢。 五反田桃代 誠造の娘で翔の母。労政福祉省の調査官。 父と義絶状態だったが、ある事情で翔を誠造のもとへ送る。行方不明となっている。 阿東高丸 65歳 政友クラブ幹事長。理知的な容貌で次期政権の要職を狙う。 誠造に10億円の融資を依頼するが、裏で不穏な動きを見せる。 藁井正 労政福祉省の監査担当参事官。色黒で眼鏡をかけた痩身。 川渡グループと姻戚関係にあり、事件の鍵を握る人物。 ※本書は、2015年4月に小社より刊行した『稲荷山誠造 明日は晴れか』を文庫化したものです。 ※本書はフィクションであり、実在の人物や団体等とは一切関係ありません。
  • 光媒の花
    3.9
    一匹の白い蝶がそっと見守るのは、光と影に満ちた人間の世界――。認知症の母とひっそり暮らす男の、遠い夏の秘密。幼い兄弟が、小さな手で犯した闇夜の罪。心通わせた少女のため、少年が口にした淡い約束……。心の奥に押し込めた、冷たい哀しみの風景を、やがて暖かな光が包み込んでいく。すべてが繋がり合うような、儚くも美しい世界を描いた全6章の連作群像劇。第23回山本周五郎賞受賞作。
  • 八月からの手紙
    値引きあり
    4.1
    一九四六年、戦後間もない東京で野球の力を信じた男がいた。復興への期待を胸に、「日本リーグ」を立ち上げようと走り出す日系2世の元ピッチャー矢尾。戦時中、カリフォルニアの収容所で絶望の日々を送る彼を支えたのは、ニグロリーグのスター選手ギブソンとの友情だった。構想10年、渾身の感動作! (講談社文庫)
  • バスジャック
    3.4
    今、「バスジャック」がブームである――。バスジャックが娯楽として認知されて、様式美を備えるようになった不条理な社会を描く表題作。回覧板で知らされた謎の設備「二階扉」を設置しようと奮闘する男を描く「二階扉をつけてください」、大切な存在との別れを抒情豊かに描く「送りの夏」など、著者の才能を証明する七つの物語。この短編集の中に、きっとあなたの人生を変える一編があります。
  • フラワー・チャイルド
    3.5
    恋人が行方知れずとなり、さらには母を亡くし打ちひしがれていた 祭実理科。 「運命の日がくるの――。」 生前、母・八重子は謎の青年と出会ってからこの言葉を口にするようになっていたという。 その青年こそ、行方が知れず、実理科が会いたいと焦がれていた恋人・啓太だった。 実理科は、母の言葉の意味を知るべく、啓太を探す旅に出る。 大阪、福岡、沖縄、台湾と渡り歩く中、 やがて実理科自身が封印していた過去が明らかとなる。 特殊能力を持つ子供、フラワー・チャイルドの真実とは。 そしてやってくる〈運命の日〉。 誰も予想できない衝撃のクライマックスが実理科を待ち受ける!
  • 茜さす(上)
    値引きあり
    5.0
    1~2巻165~275円 (税込)
    直木賞作家・永井路子氏の作品が遂に電子化! お嬢様大学に通う友田なつみは、自らの名前のルーツでもある吉野を訪ねる。 そこで知り合った会社社長の泉のことが気になりながらも、卒論、就職活動と慌ただしく日常が流れていく。 友人の死を乗り越えつつ、なんとか編集に携わる仕事を得るが、他方で大学のゼミで勉強した万葉集の額田王の生き方に魅かれていく……。 【目次】 優雅なる喪服 むらさき 夏の川辺 斜光 鍵 山茶花 白いコート 霧の夜 沈める寺 行く人なしに 街路樹 【著者プロフィール】 大正14年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業後小学館に入社し、『女学生の友』『マドモアゼル』の編集者を務める。 小学館時代から歴史小説を執筆し始め、昭和39年『炎環』で直木賞を受賞。その他にも吉川英治文学賞を受賞した『雲と風と』等多くの素晴らしい作品を世に送り出している。 男性的目線になりがちな歴史人物や歴史事件を解きほぐし、その陰になりがちな女性にも焦点をあて、歴史上の人物、出来事を鮮やかに浮かび上がらせる作風は、歴史小説に新風を巻き込んだものと評価されている。 また、直木賞受賞作品である『炎環』、『北条政子』などは、NHK大河ドラマ『草燃ゆる』(1979年)の原作として、また『山霧 毛利元就の妻』『元就、そして女たち』などは、同じくNHK大河ドラマ『毛利元就』(1997年)の原作としても知られている。
  • 女の子は、明日も。
    値引きあり
    3.8
    略奪婚をした専業主婦の満里子、女性誌編集者の悠希、不妊治療を始めた仁美、人気翻訳家の理央。元同級生達は再会を機にそれぞれの悩みに向き合うことになる。前妻への罪悪感、要領のいい後輩への嫉妬、妊娠できない焦り、好奇の目に晒される戸惑い――。華やかな外見に隠された女性同士の痛すぎる友情と葛藤、そしてその先をリアルに描く衝撃作。
  • 地下室の姉の七日間
    3.0
    謎の男“マル鬼”の誘いをきっかけに、大学生の秀人は、誘拐してきた女をM奴隷に調教する喜びを覚える。ある日秀人の姉・亮子が獲物に。「見ないで…、許して」という亮子の願いも虚しく、男を知らない純潔な秘唇が左右に広げられる。「待ってなよ、姉さん。苦痛と屈辱の果ての快楽を教えてあげるから」。一週間で、清純だった姉が変貌する。
  • むかしのはなし
    3.5
    三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集!!
  • 宵待の月
    値引きあり
    -
    半兵衛は若くして、右に出るものがいないほどの剣の達人。御家への忠誠心も人一倍強い。しかし、戦の度に、亡くなった家臣を数えては眠れぬ夜を過ごしていた。そんな半兵衛に、ある人物暗殺の命がくだり、そうとは知らず家督騒動の陰謀に巻き込まれていく。「生きたい」という想いと使命の間で揺れ動く、武士の心情を綴った傑作時代小説。
  • ニムロッド
    3.5
    仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。 小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。…… やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して。 …… 「すごく好きです。胸がつまって泣きそうになりました。」――島本理生さん (TBS系毎週土曜日あさ9:30~放送中「王様のブランチ」より ) 【芥川賞選考委員絶賛、選評より】 「地上から塔の頂上へと、軽々と読者を運んでいく垂直の跳躍力こそがこの作家最大の魅力である。」――吉田修一さん 「ここには小説のおもしろさすべてが詰っている。」――山田詠美さん
  • 香華宮の転生女官
    3.5
    1~3巻704~748円 (税込)
    「働かざる者食うべからず」が信条の苦労性貧乏OL・長峰凜、28歳。仕事も恋も、最近若干停滞気味。 ある日凜は、彼氏が親友と浮気をしている場面に遭遇する。 追いかけようとして車に轢かれてしまった凜は、目覚めると中国とおぼしき過去の世界に転生していた! すぐ横には血まみれの死体。まったく状況が呑み込めずにいると、なんと殺人事件の犯人と間違えられ、投獄されてしまう。 窮地に陥る凜だが、時の皇帝の甥で武官である趙子陣(ちょう・しじん)に助けられ事なきを得る。 周囲の人の話から推測するに、どうやら凜は、自分と同じ名前を持つ宮廷女官・南凜(なん・りん)の体に転生してしまったらしい。 子陣の屋敷に居候することになった凜は、現世では全く役に立たなかった数々のスキルを使い、子陣や周囲の人を助ける。 その活躍ぶりが耳に入り、凜は皇帝の勅命を受けて香華宮で女官として働くことに! 裏ミッションとして、皇帝のスパイを命じられた凜は、宮中で数々の奇妙な事件に遭遇し……?
  • 里山奇談 よみがえる土地の記憶
    3.6
    1~3巻682~836円 (税込)
    人の暮らす地と神の棲む山との境界にある里山。そこに息づく動植物の多様さ同様、ここにはさまざまな“奇しき話”が存在する。動物、植物、虫、土地にまつわる恐ろしくもなつかしい奇談集。『里山奇談』改題。
  • 色を忘れた世界で、君と明日を描いて
    -
    高校2年生の森沢和奏は、ある出来事のせいで人に自分の意見を伝える事に臆病になっていた。彼女には佐野翔梧という幼馴染がいて、思った事をすぐ口にする彼を和奏はいつからか避けるように。ある日の帰り道、2人が乗った電車が大きな音と共に傾き、顔を上げるとそこはいつもの教室で…。いきなり始まった同じ1日を繰り返す日々。リセットのたびに描いていた絵のキャンバスから色が消え、視界の色彩まで変化していることに気づいて――。この現象から抜け出す方法は……!? 過去の後悔と本当の自分に向き合う感涙必至の「青春リライト物語」!!
  • 恋する失恋バスツアー
    3.8
    「失恋バスツアー」はちょっと変わった旅行ツアーで、失恋した参加者にどん底まで落ち込んでもらい、あとは上がるだけ、グイグイ元気になってもらおうというもの。添乗員の龍太郎は、添乗しているカウンセラーの小雪に自らがフラれたばかりで、なんとか巻き返したい。今回の参加者は超濃いメンツで、金髪のハーフ美女、自称パンクロッカー、謎の中国人など、彩り豊かな9名。ハプニングに翻弄される龍太郎だったが、意外な事実が次々と明かされていく。果たし龍太郎の恋の行方は――笑いあり、涙ありの感動ツアー、いざ出発進行!
  • スティグマータ(新潮文庫)
    4.2
    あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った、ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓(ちかう)は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。(解説・川西蘭)
  • 泪壺
    4.0
    「わたしを壺にして、側においといて」。癌に冒されて逝った最愛の妻を骨灰磁器(ボーンチャイナ)として遺した男。一周忌を過ぎ、男の前に現れた女性は、その壺に戸惑いを隠せない。表題作のほか、会社の上司との愛と別れを描く『マリッジリング』、手の移植手術から過去の女を振りかえる『握る手』など愛と性を抉(えぐ)る珠玉の短篇集。
  • 七十歳死亡法案、可決
    値引きあり
    4.0
    高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まであと二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我儘放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘と家族はみな勝手ばかり。「やっとお義母さんが死んでくれる……」東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて……。すぐそこに迫る日本の危機を生々しく描いた衝撃作!
  • シェエラザード(上)
    4.0
    1~2巻858~880円 (税込)
    昭和20年、嵐の台湾沖で、2300人の命と膨大な量の金塊を積んだまま沈んだ弥勒丸。その引き揚げ話を持ち込まれた者たちが、次々と不審な死を遂げていく――。いったいこの船の本当の正体は何なのか。それを追求するために喪われた恋人たちの、過去を辿る冒険が始まった。日本人の尊厳を問う感動巨編。
  • 晩年の子供
    4.2
    メロンの温室、煙草の畑、れんげ草の群れ。香り高い茶畑、墓地に向かう葬列、立ち並ぶ霜柱など。学校までの道のりに私が見た自然も人間もあまりにも印象的であった。心を痛めることも、喜びをわかち合うことも、予期しない時に体験してしまうのを、私はその頃知った。永遠の少女詠美の愛のグラフィティ。
  • ドラフィル! 竜ヶ坂商店街オーケストラの英雄
    3.8
    音大を出たけれど音楽で食べていく当てのないヴァイオリニストの青年・響介。叔父から紹介されて彼がやってきたのは竜が舞い降りた―― と思われる程に何もない町、竜ヶ坂の商店街の有志が集まったアマチュアオーケストラだった。 魚屋のおっさんから女子高生、スナックのママまで、激烈個性的な面子で構成されたそのアマオケを仕切るボスは、車椅子に乗った男勝りの若い女性、七緒。彼女はオケが抱えている無理難題を半ば強引に響介へ押し付けてきて―― !? 竜ヶ坂商店街フィルハーモニー。通称 『ドラフィル』を 舞台に巻き起こる、音楽とそれを愛する人々の物語。
  • 雪蟷螂 完全版
    4.6
    涙氷の降るその山脈で雪蟷螂の女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガの政略結婚だった。 しかし、その約束の儀は、世代を超えた様々な思惑が交錯することによって阻まれる。果たして、極寒の地に舞う恋の行方は……。
  • 雷鳴
    4.0
    1918年、日本の支配下で貧困にあえぐ韓国・済州島。下級両班の娘で一八歳の李春玉は名門の尹家に嫁ぐ。彼女を迎えたのは10歳の幼い夫と、残酷な仕打ちをしてはばからない姑。耐え続ける春玉の前に運命を変える一人の男が現れる……。苛酷な時代と環境の中、懸命に生きのびようとする女性を描く、『血と骨』の原点となった傑作小説!
  • 密やかな口づけ
    4.0
    娼館に売り飛ばされ調教された少女。大きい胸をもてあましている女性。不倫の恋人に飽いて、高校生に惹かれていく病院受付の女性。SMの世界に足を踏み入れてしまった地味なOL。湯船の中で前日の甘い記憶を思い出しながら一人で楽しむ女性。生徒と関係を持ってしまうピアノ講師。様々な形の愛が描かれた気鋭女性作家による官能アンソロジー。
  • ハッピー・リタイアメント
    3.7
    定年まであと四年のしがない財務官僚・樋口と愚直だけが取り柄の自衛官・大友。二人が突如転属を命じられたJAMS(全国中小企業振興会)は、元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。戸惑う彼らに、教育係の立花葵はある日、秘密のミッションを言い渡す。それは汚職か、横領か、それとも善行か!? 痛快娯楽「天下り」小説。
  • それでも会社は辞めません
    3.7
    人材派遣会社で働く初芽は、営業部での成績がふるわず上司から叱責される日々。ついに、会社中の使えない社員が集められたという噂のAI推進部へ異動になった。パワハラ、セクハラの横行する理不尽に耐えるのは、生産性の低い無能な社員だから? 「逃げたらいい」と「逃げ場なんてない」の狭間で揺れ動く初芽だが――。輝かない人々に当たる心温まるスポットライトは、これまでと同じ世界を新しい見え方へと変えてくれる。ビジネスに精通した著者が従来と真逆の価値観で描く、決してかっこよくないヒーローたちの物語。
  • ブラックツイン 組織犯罪対策部特攻班
    -
    1~3巻759~836円 (税込)
    警視庁組織犯罪対策部に新設された「第六課」。そこは凶悪化する組織犯罪を防ぐためなら、手段を問わない捜査もいとわない闇の特殊班だった。無鉄砲な刑事・植木と、辣腕を振るう悪徳刑事・後藤の凸凹バディが巨悪に立ち向かう!どデカいスケールの新時代警察小説ここに始動!
  • 岸辺の祭り
    -
    1巻506円 (税込)
    凄惨な戦闘、正月休戦の短い平和、米兵や村民たちの日常、日本人少年との美しい友情。南ヴェトナムにジャーナリストとして従軍した久瀬の鮮烈な体験を描く秀作「岸辺の祭り」。ヒトラーの貧しい美術学生時代を描いて人間の孤独の深淵を抉った初期の傑作「屋根裏の独白」。他に「一日の終りに」「兵士の報酬」「森と骨と人達」を収める。
  • 祝祭と予感
    値引きあり
    4.0
    コンクール入賞者ツアーのはざま、亜夜とマサルとなぜか塵が二人の恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。菱沼が課題曲「春と修羅」を作曲するきっかけとなった忘れ得ぬ教え子への追憶「袈裟と鞦韆」。幼い塵と巨匠ホフマンの永遠のような出会い「伝説と予感」ほか全6編。最終ページから読む特別オマケ音楽エッセイ集「響きと灯り」付き。
  • エンジェル エンジェル エンジェル(新潮文庫)
    3.9
    コウコは、寝たきりに近いおばあちゃんの深夜のトイレ当番を引き受けることで熱帯魚を飼うのを許された。夜、水槽のある部屋で、おばあちゃんは不思議な反応を見せ、少女のような表情でコウコと話をするようになる。ある日、熱帯魚の水槽を見守る二人が目にしたものは――なぜ、こんなむごいことに。コウコの嘆きが、おばあちゃんの胸奥に眠る少女時代の切ない記憶を呼び起こす……。
  • 贈る言葉
    4.0
    1巻440円 (税込)
    さまざまな夢と未来への志向をいだきながら学窓を飛び立ったはずなのに、ただ倦怠と惰性をしか見いだせなくなっている十年後の今日の、限りない挫折感を吐露した「十年の後」、“愛の観念”に固執するあまり、ついに結ばれることなく訣別してしまった、過去の恋人に語りかける抒情的作品「贈る言葉」。戦後世代の青春の苦悩を真摯に浮彫りにした、芥川賞受賞作家の中編二編。
  • 小説 微熱少年
    値引きあり
    4.0
    1巻440円 (税込)
    60年代の少年たちの青春を叙情的に描いた、松本隆の長編小説処女作「やあ暗闇、ぼくの旧い友だち また君と話をしに来てしまったよ」。16ばんめの夏、平凡な高校生の「ぼく」は、バンド仲間と一緒に、ビーチボーイズのヒットナンバーが流れる海辺を訪れ、そこからひとつの物語が始まります。少しだけ年上の少女との出会い、ささやかな冒険、親友との友情、美しくも気まぐれな彼女との恋、日本中を熱狂させたザ・ビートルズの来日公演。さまざまな人との出会いが、少年の心に少しずつわずかな熱をおびさせていきます。60年代に高校時代を過ごした少年たちの淡く切ない青春を、リリカルなタッチで描いた、作詞家・松本隆の処女長編小説です。
  • てのひらの父
    NEW
    3.7
    弁護士を目指す司法浪人生の涼子、アパレルのデザイナーとして働く撫子、そして不条理なリストラにより職を失った柊子。彼女たちが住む下宿に、春の訪れとともに現れた臨時管理人・トモミさんの存在が、三人が抱える問題をはからずも浮き彫りにしていく。“家族の森”で迷子になっているすべての娘たちに贈る「父と娘」の物語。
  • ネコババのいる町で
    3.8
    わずか三歳でロスアンジェルスから一人、日本へ送られた恵里子は、実の母に捨てられたショックで失語症に陥る。家にいるのは気性のはっきりした叔母と口さがない祖母のふたり。隣家には「ネコババ」と祖母が呼ぶ女性。ネコババの家にはやさしいおじさんと「ネコバン」。行き場のない幼い少女の心をなぐさめるのはネコたち。生みの親が不在の家庭で、恵理子は人間のきずなというものを学んで成長していくが……。芥川賞受賞の表題作ほか二篇を収録。
  • ビートルズの優しい夜
    3.3
    眠れぬ夜、くりかえし耳に響くメロディー。あの時、ビートルズはぼくたちと共にあった。そして、ビートルズと共にあの時代は去った……。TVタレント、深夜放送のDJ、コメディアンなど、華やかなマスコミの世界の表層に漂いながら、本当の自分を探しあぐねている男たち――。その虚実を写しだして、ビートルズと共に生き、共に去った時代への挽歌を奏でるオムニバス長編小説。
  • 夕暮まで
    3.5
    若い男女のパーティに、幾人かの中年男が招かれる。その一人佐々は会場で22歳の杉子をホテルへ誘う。処女だという彼女は、決して脚を開かせない代りに、オリーブオイルを滴らせた股間の交接、フェラチオ、クニリングスは少しも厭わない。こうして中年男と若い娘の奇妙な愛は展開していく。しかし事の結末は呆気なくおとずれる。人間の性の秘密を細密に描き上げた一幅の騙し絵(トロンプ・ルイ)。野間文芸賞受賞。
  • ご主人様と呼ばせてください
    3.2
    新婚8ヶ月の「私」は、妻が20代のウェブデザイナーと浮気していることを知り、ある計画を思いついた。仕事を依頼する振りをして浮気相手に接触。妻とは今の関係を続け、すべての行為を写した画像を指定したサイトにアップするように命じる。こうして「私」は支配下に置いた浮気相手を通して、自分の妻を調教していく――。支配と隷属という男女関係の果てを描いたSM青春小説の第2弾!
  • はじまりの島
    値引きあり
    3.7
    一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。天才学者ダーウィンらは、調査のため滞在を決定。だが島には殺人鬼が潜伏しているという。直後に発見された白骨死体。さらに翌朝には宣教師が絞殺体で見つかった!犯人は島の殺人鬼なのか?「進化論」の提唱者が、惨劇の謎に挑むミステリ。
  • わしらは怪しい探険隊
    値引きあり
    4.0
    1巻469円 (税込)
    おれわあいくぞう ドバドバだぞお……潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶
    値引きあり
    3.8
    別れから七年後、紅の元恋人の潤吾の小説が日韓でヒットする。奇しくも父親の出版社が賓客として招いた潤吾は、紅に告げる。「この再会が最後のチャンスだということだけは分かる。この機会を逃したくない」捨て切れずにいた紅の愛が再燃する。再会の七日間、ソウルで愛の奇蹟は起こるのか?韓国人気作家が辻仁成と同時に描く傑作長編。
  • 私以外みんな不潔
    値引きあり
    4.4
    北海道から茨城に引っ越した五歳の「私」。好きなことはペンちゃんの漫画を描くことと、家で遊ぶこと。新しい幼稚園は、うるさくて、トイレに汚い水があって、男の子が肩を押してきて、どこにいても身の危険を感じる場所だった。ある日、おゆうぎの部屋が誰も来ない安全な場所だと知り――。卒園までの半年間を幼児の目線で描く、著者初めての私小説。

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