平一紘(脚本・監督)の作品一覧
「平一紘(脚本・監督)」の「小説 木の上の軍隊」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平一紘(脚本・監督)」の「小説 木の上の軍隊」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1945年、太平洋戦争末期の沖縄県伊江島
二人の日本兵が命からがら木の上に身を潜め、日本の敗戦を知らぬまま二年もの間生き延びた
実話を元に描かれた、井上ひさし原案の舞台を映画化。
この本はそのノベライズとなる。
当たり前だが台詞などもそのままなので、映画の場面を思い返しながら読み、〝生き抜くこと〟の大切さ、そしてその困難を噛みしめた。
映画は、先月の公開初日に鑑賞してきた。
戦争映画と聞くと重苦しい雰囲気が漂うが、こちらは少しコミカルに描かれており、時折クスッと笑える場面もあって、温かな気持ちになる。
厳格な陸軍少尉と、現地で召集された故郷を愛する新兵の〝二人だけの軍隊〟
この新
Posted by ブクログ
1945年、太平洋戦争末期の沖縄・伊江島で米軍との激しい攻防戦で追い詰められ、生き残った陸軍少尉・山下と沖縄出身の新兵・安慶名は、大きなガジュマルの木の上に身を潜める。
それから木の上で2年、2人は耐え忍ぶ。
実話から着想を得た作家・井上ひさしが原案を遺し、舞台「木の上の軍隊」で上演され、映画化されて現在上映中である。
戦争の悲惨さは、心身を極限の状態にまでしてしまうというのがよくわかる。
上官である山下の理性が崩壊したときな叫びは、凄まじいが、止めることなく見つめることしかない安慶名の気持ちも推しはかることはできない。
お互いに思い遣ったり、突き放したり…の2年。
2人とってのこの2年は