人質の朗読会

人質の朗読会

726円 (税込)

3pt

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして……。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。今はもういない人たちの声、誰の中にもある「物語」をそっとすくい上げて、しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    中公文庫
  • タイトル
    人質の朗読会
  • タイトルID
    255735
  • ページ数
    243ページ
  • 電子版発売日
    2014年04月04日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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人質の朗読会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やっぱり小川洋子作品にはハズレがない。夢の中にいるような、原風景を見ているような、生きているけどすぐ側には常に死があるような。この本の中で特に好きだったのは「やまびこビスケット」「B談話室」「槍投げの青年」「花束」かなー。解説で紹介されている小川さんの言葉「物語として残しておきたいと願うような何かを

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    人質たちが暇つぶしに、何か一つ思い出を文に書き出して朗読し合おうとする。今必要なのは、じっと考えることと耳を澄ませることだ。これを読んで、
    小川洋子さんが「物語の役割」で、辛い現実を乗り切るための手段として物語がある、と語られていたのを思い出した。

    杖 子供の頃足を怪我した太った下っぱ工員さんに、

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    普段、腕や首や血が飛び散ったり井戸から貞子が出たりするものばかり読んでいるので、文字通り心が洗われた気持ちになった。
    たまには心をお洗濯しないとだめですね…。

    ささいな日常を(もちろん練りに練られた内容なのだけども)繊細で丁寧で厳選された言葉で綴られると、こんなにも濃密な世界になるんですね。
    どの

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    監禁されたことによる人質の方たちの朗読会。人は誰しも語りたくなるような思い出を持っている。事件や事故大きいことではないかもしれない。けれども、自分にとって大きいことは物語のように話は進んでいく。
    素晴らしい小説です。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    何かの比喩かな?と思った「人質の朗読会」というタイトル、そのまま「人質の朗読会」の話でした。

    その人質は全員亡くなったことが明かされ、複雑な気持ちで読み始めることになります。

    人質となってから時間も過ぎ、少し周りを見る余裕ができる頃。囚われの身である8人もだんだん打ち解けてきたのかな。
    殺伐とし

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    ひとまとまりのお話だけれど、短編集のような構成。一人ひとりの静かなコアな地味な物語が、心に染み入ります。小川洋子さんの世界観は人であることでしか味わえない心理描写をいつも描いてくれて、それがたまらなく大好きです

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    個人的にかなり好きな話です。
    人質たちはみんな悲惨な最後を約束されていますが、その人達がぽつりぽつりと語るのはふとした日常。きっと人の心や物語と呼ばれる物は尊い日常から生まれて、その日々を元に生きてきたのだなと思いました。小川洋子さんの語る「物語」というのはこういうものなのだなと思いました

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    人質として、いつ処刑されるか分からない状態の中で、自分の人生の一部を文章にして朗読し合う話です。
    緊迫した状況下で、ほのぼのした話、切ない話、楽しい話が発表します。
    牢獄の中で生きる糧を見つける人質の心情を上手く掴んでいて、その発想が面白かったです。

    0
    2026年02月02日

    Posted by ブクログ

    こんなにも生と死、いつも通りの生活の有り難みを感じられる小説はあまり読んだことはありません。

    極限のなか感謝、後悔、恐怖、様々な感情を押し殺して朗読会を行います。

    8人の人質は偶然その場に居合わせただけで、皆それぞれの生活があり、家族や友人がいる。年齢や性別も違っているお話がとても身近に感じられ

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

     ずっと心の中にあり、人に話す程ではない、落ちもない話だけど忘れられなくて、思い出すたび、鮮やかさを増す記憶。私にもそんな話があるだろうか。
     語り手一人一人の、その人となりが、息遣いが、ひとつひとつの話に感じられる。
     お気に入りは、『死んだおばあさん』。

    0
    2026年01月22日

人質の朗読会 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    中公文庫
  • タイトル
    人質の朗読会
  • タイトルID
    255735
  • ページ数
    243ページ
  • 電子版発売日
    2014年04月04日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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