人質の朗読会

人質の朗読会

作者名 :
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作品内容

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして……。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。今はもういない人たちの声、誰の中にもある「物語」をそっとすくい上げて、しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公文庫
ページ数
243ページ
電子版発売日
2014年04月04日
コンテンツ形式
XMDF
サイズ(目安)
1MB

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人質の朗読会 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年07月23日

    その湖はとてもとても深いのです。岸からすぐにいきなり深くなっていて危険なため、遊泳禁止になっています。湖面は非常に静かですが、よく見るとわずかにさざ波だっているのが分かるでしょう。
    わたしは知っています。この湖の底には大小の水の流れのうねりがあって、それに囚われたが最後、底の大きな穴に引きずり込まれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月26日

    静かに語られる、不思議な経験。誰もがこのような物語を、ひとつは持っているのではないか、という気にさせられる。
    朗読が行われることになった経緯も秀逸。ここで語られたことに意味があったのだろう。

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    Posted by ブクログ 2020年04月29日

    遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ますのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。
    永遠に終わってほしくない物語というものがある。久しぶりにそんな気持ちにな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月21日

    小川洋子の詳説は久しぶりだったけど、やっぱ素晴らしかったな~。人質8人とレスキュー隊員1人の、それぞれの朗読内容を順に綴るとういう体裁。一応の舞台設定はあるけど、基本的にはそれぞれが独立した連作短編集。語られるのは、死の恐怖にさいなまれた、ネガティブだったり緊張感あふれるものとかではなく、寧ろ淡々と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    静かな始まりと静かな時間、静かな終わりに身を委ねた。派手さもない、ほんのささやかな語りはそれぞれの人生というしずくの中のほんのひとしずく。
    そのひとしずくを大切にびんに集めたくなる感覚で全員の語りに耳を傾ける。そしてその人たちにとって真っ先に浮かぶ大切なかけがえのないひとしずくの物語は確実に自分の胸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月22日

    面白かったです。
    文字通り、「人質」の朗読会で、捕らわれていた彼らがどうなったかは最初に書かれているのですが、それが物語を更にしんとしたものにしていると思います。
    「やまびこビスケット」「冬眠中のヤマネ」「コンソメスープ名人」が好きですが、今回は「死んだおばあさん」も好きでした。
    わたしの語りたい物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月20日

    心の引き出しにしまい込まれた、自分だけのささやかな物語がある。
    人に話さずにそっとしまわれたままのものや、何かの拍子にふと語られたものなど、多種多様な光景。
    人生経験て、人が驚くような大それたものではなくて、自分だけに差し込まれた小さな光の積み重ねなのかなと思った。

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    Posted by ブクログ 2016年07月06日

    全てのお話が心の中に染み入るようでした。特に第一夜の「杖」と第五夜の「コンソメスープの名人」がよかった。

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    Posted by ブクログ 2020年07月18日

    良いな〜
    御伽噺みたいな温度感でずっと進んでいくのに、朗読の最後に差し込まれる個人プロフィールで毎回現実に引き戻される気持ち悪さ
    あったかいとも奇妙とも取れる不思議なバランス

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    Posted by ブクログ 2020年04月18日

    バスジャックで人質となった乗客+αの朗読。語り手の人生と滑らかに繋がっている(であろう)物語は、人質として監禁されているという背景を通すことで、いろんな感情を連想してザワザワしました。最後の朗読で語り手達の声や様子が分かり、それまでの朗読に厚みが加わり、逆に何かが欠けてしまったような、切ない読後感で...続きを読む

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