ミーナの行進

ミーナの行進

968円 (税込)

4pt

【本書の英訳『Mina’s Matchbox』が、
米『TIME』誌発表の「2024年の必読書100冊」
(THE 100 MUST-READ BOOKS OF 2024)に選出】

美しくて、かよわくて、本を愛したミーナ。
あなたとの思い出は、損なわれることがない――
ミュンヘンオリンピックの年に芦屋の洋館で育まれた、
ふたりの少女と、家族の物語。
あたたかなイラストとともに小川洋子が贈る傑作長編小説。
第42回谷崎潤一郎賞受賞作。

挿画:寺田順三

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ミーナの行進 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小川洋子さん特有の、品のある美しい表現と、淡々と描かれる情景の中にある優しさや温かさが、沁みました。
    私は、小川洋子さんの、冷たくて少し怖いくらいの描写や物語が好きだったし、その毛色の小説しか読んでなく、どことなく末恐ろしい結末を予想していたので、それが覆されて嬉しい発見だった。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    『博士の愛した数式』『猫を抱いて象と泳ぐ』『ブラフマンの埋葬』を過去に読んだことあり。ブラフマンがかなり純文系で、以降あまり手に取らず。久々に手に取った。

    いい本だった。やはり作家の書く文章に限る。半端な訳者の文とは読みやすさが違う。

    西の魔女よろしく、田舎での素敵な思い出が綴られた形式の作品。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    主人公の朋子が従妹・ミーナとその家族とカバ・ポチ子と過ごした1年間。裕福でおばあさんがドイツ人で、少し変わった家族たちとカバのポチ子。何が起きるわけでもない家族たちの日常ひとつひとつが宝物のように大切に描かれていてなんだか懐かしい気持ちになる。歪んだ心の持ち主などが一切でてこない本当に美しい物語。読

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    朋子が過ごした立派なお屋敷ではないけれど、子どものころ、一時期祖母の家で過ごした日々が、今でも色濃い思い出となっていることを、改めて感じました。

    朋子にもミーナにも、伯父や伯母、ローザおばあさん、米田さんに小林さんにも、朋子の母にも、そしてポチ子にも心のどこかに影はあって、それでも、温かく過ごした

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    赤毛のアンを彷彿とさせるようなでも数十年前の芦屋での美しい世界の物語。とても好きなジャンルだった。
    物語のどの登場人物も大好きになれたし、小川洋子さんの日常を美しく彩る文才のお陰でこの本を通じて心が綺麗に洗われた気がする。起承転結があるようなどんでん返しがあるようなタイプのお話ではないが、一気読みし

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    友達に誕生日プレゼントでもらった本
    いつも読む続きが気になってドキドキとかどんでん返しとかではないけど、ミーナと朋子の思い出を読んでいると心が温まる感じがした。自分がしんどい時に読んだ部分でちょうどミーナが泣いていた。
    仕事帰りの電車で少しずつ読んだから時間がかかったけど、どんなに仕事で嫌なことがあ

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    思い出は色褪せないことを教えてくれる 
    芦屋の洋館、伯父さんの家で1年暮らすことになった朋子の日記のようなお話。読んでいるときに、脳裏に描き出される人物や景色や出来事が、なんていうか自分もそこにいたい!と嫉妬させられるほど生き生きとして素晴らしい。
    そして、時々「あれから何十年たっても」みたいな描写

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    ほっこりしました。誰でも子どもの時にあるような家族の経験なのに、小川さんの手にかかればまるで詩のような美しい物語になってしまう。素晴らしい話だった。ミーナがきちんと大人になれるかハラハラしたが、ドイツまで行進できて、無事に仕事にも就けて安心した。いつまでも仲の良い2人でいて欲しい。

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    芦屋の洋館で育まれたふたりの少女と家族の物語。
    自叙伝とファンタジーが融合したような不思議な感覚。
    心温まる話の中で伯父さんや伯母さんなど謎めいた人たちが良いアクセントになっている。
    大好きな映画「ドライビング MISS デイジー」を彷彿させる。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    楽しかった日々はもう今はないと思うと哀しく切ないけれど、その反面これからの人生を照らして心の支えにもなる…。
    そんなことをしみじみ思いました。
    小川洋子さんの切ないけど心に染み渡る文章が好きです。

    0
    2025年03月16日

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