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ひきこもり新人作家は気づいた。辛い現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを突き進む自分を変えるには「超人」になるしかないのだと――女神のごとく降臨した脳内彼女レイちゃんと共に、進め超人への道!! 電子版特典著者が自作について語る「電子版あとがき」収録!
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Posted by ブクログ
あまりの痛さに抱腹絶倒のエッセイです。 実体験を基に書かれていますが、自虐の多さや、脳内彼女「レイ」を登場させるなどにより相当ぶっ飛んだ内容になっています。 「これは文学なのか?」っといった疑問や、意味不明な部分が多い点、ドラッグに関する危険な知識等問題が多いですが、笑いたい人にはオススメです。
滝本竜彦氏による、自分自身の自虐エッセイ?面白いです。 脳内彼女レナと過ごす滝本さん。小説なのかエッセイなのか・・・。 滝本さんの作品が気に入った方は読んでみてはいかがでしょうか?
「21世紀の太宰治」こと滝本竜彦のエッセイ。イタすぎて面白い。馬鹿さ加減に愕然としながらも時折ハッとさせられ、ダメさ加減に我が身をも投影する。 ある意味でレイちゃんの純愛物語ともとれる本作、エッセイなので何か特別なオチがあるというわけでもなく、ちょっと尻切れとんぼで終わるのが気になった。まあエッセイ...続きを読むなので、作者が生き続ける限り超人ロードは続いていくのだものな。これはこれでいいのかも? キノコの話ら辺が一番面白かった。 ちなみに作中の、バリ島でキノコオムレツを食べてパニック障害になった「滝本さんが尊敬するあるアーティスト」とはおそらく大槻ケンヂだと思われる。
NHK滝本さんのエッセイ。超痛々しい。ネガティブキャンペーン満載だがそれがいい。 滝本さんの、小説家としての起源めいたものを垣間見られる……かもしれません。 あと滝本さん脳内でどんだけレイ可愛いキャラにしてくれてんですか。これはいい綾波さん(*´∀`)
脳内彼女レイと共にルサンチマンに囚われず永劫回帰を肯定する超人を目ざすというのが最初の方に書かれている事だが、脳内彼女ではなくリアル彼女を作るために努力する経過を書いた体験エッセイである。 滝本の日常が中心になっていて、脳内彼女が登場する場面は私のような観念的な対話が中心ではなく、日常に根づいたもの...続きを読む。 哲学に興味を持つエヴァ好きのひきこもりというのも、現実の彼女がいないから脳内彼女を作り出すというのも、ある種のパターンなのかな。 私と同じだ。 作家として成功するのはそうした男子の中の100人に1人以下なのだろうな。
これはエッセーなのか、どこまで本気なのか。 先日に超人計画インフィニティを読んで、そもそもの超人計画を読んでみた。 構成は12年後の新作と同じく、著者の一人称と、時折脳内彼女のレイの視点が入る。 そして、内容は12年経っても変わらず、アパートに引きこもる著者のルサンチマンが語られる。 ...続きを読むひどい人生を過ごしているが、たまにドキッとして自分を投影する内容がある。 2003年は就職氷河期が20代を直撃した世代だった。 そして今は状況が変わっているだろうか。
【本の内容】 新人作家は悩んでいた。 厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを一直線に突っ走る自分はこのままでよいのだろうか?…いや、よくない!! 虚無感とルサンチマンに支配された己を変えるには、そうだ! “超人”になるしかないのだ!! 「くじけてはダメ、ゼッタイ!」 やさしく励ま...続きを読むす脳内彼女レイと手を取り進め、超人への道!! 『NHKにようこそ!』の滝本竜彦が現実と虚構のはざまに放つ前人未踏の超絶ストーリー。 [ 目次 ] [ POP ] ニーチェの理論を用いながらひきこもりからの脱出を図る書き手(滝本竜彦)。 文章はほぼ全て「脳内彼女・レイ」との会話形式で進められる。 レイに優しく叱咤されながら社会復帰を目指すが、あまりに打たれ弱い書き手は少しのことですぐに挫折してしまう。 なぜ引きこもるのか、なぜこんなに打たれ弱いのかと書き手を批判するのは簡単だ。 だが、読みながら私は自分の中に住んでいる「滝本竜彦」を強烈に意識せずにはおれなかった。 自分のくだらなさにすぐ気がついてしまうせいで、目標を立てて努力したり、自分に酔ったりといった「物語」の中に自分を置くことができず、何の救いにもならない脳内彼女に甘えながらその日をやり過ごすしかない。 どんな夢も、恋愛も、目標も心の支えとなってくれない――その状態に「神は死んだ」という言葉は何と似合うことか。 何を信じるべきなのかわからない人間にとって、痛いほど共感できる一冊だと思う。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
何がホントで何が嘘かわからんエッセイ。 分かるのは作者が苦しんでいること、ただその一点のみ。 ニヒリズムと無為な欲望の狭間でヒキコモリは懊悩する。 そんなに嫌いじゃない、と思ってしまうのは 俺も厨二で妄想癖のある変態だからなのか。
滝本竜彦の日常が書かれている本。 中途半端な終り方に感じたが、共感することもあった。 全体的に暗い。
オタク青年なら…いや、ところにより乙女もかも…きっと覚えがあるだろうシチュがたーくさん。そこに脳内彼女という名のツッコミ神と、文才と、あとケミカルXか何かそれ系のものを混ぜると…こう… …こうはならんか。 ともかくも、ネクラかオタクか両方を自認するなら読んで損無しかと。 買ってどうかは個人差が大...続きを読むきいと思うけど、とりあえず前半読んでレイちゃん(アヤナミではないらしい)に萌えたら買ってもいいんでないでしょうか。 家でじっくり脳内彼女に思いをはせるのもまた一興だと思うのです。 あと、何となく大槻ケンヂを思い出しました(特に後半、どんどん鬱&無感動になっていくあたりの感覚が「ステーシー」のエピローグと被る) 影響されてんねやろな。 追伸 読後感は最悪です(笑)
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