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圧倒的「数覚」に恵まれた瞭司の死後、熊沢はその遺書といえる研究ノートを入手するが――冲方丁、辻村深月、森見登美彦絶賛!選考委員の圧倒的評価を勝ち取った、第9回野性時代フロンティア文学賞受賞作!
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Posted by ブクログ
数学の才能をもつ旧友が遺したノートに未解決問題の証明が見つかり、当時の思い出を振り返り葛藤するお話。感情をガシガシと揺さぶられます...! "数覚"というシックスセンス的感覚をもった青年の生涯を反芻していく場面は、行き先が分かっているだけに読み進めるのも辛くて、孤独に堕ちていく過...続きを読む程はとても切なかったな。 やるせない気持ちを、森見登美彦さんの解説で、なんとか浄化させた感もあります⭐︎笑 という事で解説もぜひ読んでください( ᵕᴗᵕ ) びっくりなのは、これが岩井圭也さんのデビュー作という事。岩井先生こそ天才なのでは??と思ってしまう。
数学の本だー!! って安易な気持ちで読んだら 涙が止まらなくなった。 色んなことがすれ違ったり、かけ違っていって、もどかしさもあるんだけど、 真理って何だろうなって感じたし、 なんというか、 すごい人生を見た セオリーの語源とか 数覚という素敵な言葉にも出会えた。
最終章 見える者 誰しも見えない何かを探し求めているのかもしれない。 同級生も先輩も恩師も、魅力的でとてもイイ。 最後、田中少年の登場。読後の爽快感プラス。
濁流のような作品だった。 これがデビュー作とは思えないストーリー構築や、読みやすさ、キャラクターの強さがあって一気読みしてしまった。 書店でこの本のタイトルと裏面のあらすじを読んで、多分ミステリーなんだろうなと思い購入した。読み進めるうちにミステリーじゃないことに気づいて少しガッカリしたが、もうそ...続きを読むんなのはどうでもよくなるくらいに引き込まれてしまっていた。 飛び抜けた才能を持つことでより孤独になること。 その才能に嫉妬して掴まれた手を振り払ってしまうこと。 どちらの感情も理解出来、あまりにも悲しく虚しく、それでもそれらを受け入れることで繋がる未来が、唯一の救いであると感じた。 才能が彼を外に連れ出したのに、その才能がまるで囚人の手足に繋がれた枷の鎖のように、彼だけをその場に縛り付けた。どんどんと変わりゆく荒波のような中で、彼が飲み込まれた孤独の暗さを思うと心が痛い。 最後の表現が、恩田陸さんの蜜蜂と遠雷のような読み心地があった。何も分からないけど、勝手に涙が溢れてくる感覚。
これが、デビュー作か。すごい。 「数覚」というものをもった1人の男性が数学を通して世界の真理を追い求める。ただ自分の世界を突き詰めていくこと、それが幸せじゃないのか?同じ世界を共有できない孤独が苦しくて、でも最後には温かい光みたいなものが見えて、自然と涙が込み上げた… 岩井圭也さん、作品の幅が広い...続きを読む!
澄んだ文章とストーリー 数学の世界 初めて触れる世界と景色を旅してわくわく、そして胸がつんとしました 登場人物一人一人がリアルで迫ってきました
岩井圭也さん2冊め。読書YouTuberさんの紹介だったかと思います。 出だしは少々読みづらかったけども、『数学上の未解決問題』を論文にまとめあげる、三ツ矢瞭司のずば抜けた才能に惹き込まれた。 こういった才能の持ち主はギフテッドと呼ばれ、そういった方の苦悩もこの物語で描かれている。それが周りの人た...続きを読むちとの距離感・バランスを一気に崩し、本人が堕ちていってしまう、その姿。 周りの人たちはなぜ瞭司の才能を認めながらも去っていってしまったのかという悲しみだけが残ってしまった。周りの人の気持も非常に分かる。自分が持つ才能とどうしても比べてしまう傾向は人間の悲しい性か。 遺した論文をクマがまとめあげ発表したシーン。言葉の表現が脳内にビジュアル化され、ようやく瞭司とクマとの答え合わせができたんだなと、あまりにも美しく気づけば感情が溢れ出てしまい、読後感の余韻は心を満たされた。 ひたすら良かった。これしか言えない…。 この余韻をまた噛み締めたくなる。そういった物語に出会えました。
誰も悪い人はいなくて皆んな自分の人生に真剣に向き合ってるのは分かるけど、それでも少し寄り添う事は出来なかったのだろうかと思う。瞭司の孤独が辛すぎるし悲しすぎる。けど、熊沢は最後に「誰かが解いてくれればいい」という瞭司の意思を受け取り引き継いだ事で救われたし感動でした。一気に岩井圭也さんを好きになりま...続きを読むした。
今回は天才数学者の話。 数学は全ての科目の中で1番嫌いだったから、またもや自分の苦手な分野。 でも、岩井さん作品は自分の苦手な分野から読みたくなる。自分の知らない世界のことを知るのが楽しい。 瞭司は、幼い頃から天才的な数学の才能があることで周囲と馴染めず、数の世界だけが友達だった。 そんな瞭司が...続きを読む初めて自分らしくいられたのが、同じく特別推薦生で入学してきた熊沢だった。 しかし、才能があり過ぎるがゆえに熊沢や恩師たちは瞭司から離れていく。。。 瞭司と熊沢、二人の語り手で進んでいく。 心理描写が上手いとかそういう次元ではなくて、完全に自分もストーリーの中に入って瞭司と熊沢を疑似体験してしまった。 だから今回はとても辛かった。。。 数学への愛と情熱、友情、嫉妬、苦悩、孤独、劣等感、後悔………。 苦しくて心が痛くなった。 でも、辛いだけでは終わらず仲間たちとのつながりが感じられたラスト。 どの作品も終わり方が好きなんだけど、特にこの作品の最後は感動した。 数学の美しさが言葉で表現されていて、数学が嫌いな私でも数学に魅了されてしまった。 なぜこんなにも岩井さんの作品が刺さるのかと考えると、どの作品でも悩みを持つ人、繊細な人など、どんな人にも寄り添う優しさが溢れているからなのかな。 それから、面白いと思うことや、嫌だと感じることなどの感覚が自分と似ているので、読んでいても自然に物語の中に入ってしまう。 そして解説を読んで驚愕した。 このすごい作品がデビュー作だったとは!!! この作品は、偶然にも現在ドラマ化されていてBS8Kで放送中らしい。 BSでは秋頃に放送予定とのこと。 熊沢役は、竜星涼さん。12年前に親子で大好きだった戦隊もの『キョウリュウジャー』のレッド役だった竜星涼さん、懐かしい。 最近テレビを全然観なくなったけど、これは必ず観たい! しかし、BS8K放送が3月からで、BS放送は秋頃って時間差ひどいな。忘れないようにしなくては… もうこの作品はぶっ刺さりましたので、今回も★10で。 まだまだ続きます。岩井圭也さんフェア。
ワークライフバランスなんか
良くも悪くも、ワークライフバランスなんか知ったことかという本。こういう本は好きだが、この線でリアリティを出すには、アイデアをさらに厚くしてもらうとさらに良い。
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岩井圭也
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