国内小説の検索結果

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  • 青空の街
    3.7
    (自分には社長業なんか向いてない)大学を出ても親の後をつがず、守衛をしたり、タクシー運転手をしたり……。そもそも人生とは何だろうか。建設会社の社長を父に持つ成瀬弘は考える。若者らしく現代を生き抜こうとする弘と恋人キミ子。多彩で複雑な人間模様のなかに愛の哀しみと喜びと、明日への夢を爽やかな筆致で描く明朗青春編。
  • 青空のルーレット
    4.2
    青い空に浮かんで、俺達はビルの窓を拭く――メシを喰うために、家賃を払うために。けれど俺達はそれぞれやりたいことを別に持っている。音楽、芝居、写真、マンガ……。だから、俺達が窓を拭いているのは、夢を見続けるためなのだ! 熱く純なハートを持った男達の夢と友情を感動的に描いた表題作。ほかに、第16回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を併録。
  • 青空のルーレット
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    俺達はビルの窓拭きだ。俺達は今日もビルの外に浮かんで、窓を拭いている。気楽な稼業、呑気な商売。ときどき危険、死んだ奴アリ。俺達が窓を拭いているのは、メシを喰うためだ、家賃を払うためだ。しかし、俺達が窓を拭いているのは(誓ってもいい)、夢を見るためだ。……燃えるような夢を抱いて、都会の片隅で働く男たちの篤い友情を描く、感動の物語「青空のルーレット」。のびやかな文体と小説家的資質を高く評価された、第十六回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を併収。
  • 青空バルコニー
    -
    1巻1,386円 (税込)
    親から受け継いだ会社を経営する河野達也は、家族を大切に思いつつ、妻以外の女性と親密な関係を持っていた。その裏で妻は自分の夢を諦め、親の介護問題も抱えていた。ある日、達也が幸せの象徴と思っていたバルコニーでの夫婦の食事中に、妻から別居を切り出される。娘にも次々と問題が降りかかり、達也はこれまでの人生を顧み、これからの生き方、家族の形を模索する。
  • あおぞらビール 〈新装版〉
    3.8
    コンドームメーカーのボートで川下りをしたら滝に落下しそうになる。露天風呂で裸になったら虫の大群に襲われる。103歳のスーパーご婦人と道の駅で一夜を共にする。ベストセラー小説家・森沢明夫の若かりし頃はバカで楽しい思い出ばかり。極貧旅行やアウトドア遊び、最高にうまいビール、著者と悪友たちが遭遇した抱腹絶倒の珍事件の数々を綴る伝説の青春乾杯エッセイが新装版で登場!
  • 青空娘
    3.8
    主人公の少女、小野有子は祖母の死によって自身の出生の秘密を知り、見知らぬ土地東京で暮らすことになる。継母とその子供たちからのいじめ、手がかりの少ない実母の行方探しなど幾多の困難にぶつかるが、それでも健気に真直ぐ生きる彼女に手を差し伸べてくれる人々が現れ、運命は好転していく……。青空のように明るく希望に溢れた日本版シンデレラストーリー。
  • あおてんだいぶ!
    -
    1巻1,188円 (税込)
    甲子園ボウルよりすごい「入替戦」?! チームの将来とプライドを賭けた、本物の戦いがここにある!! 北摂大学アメリカンフットボール部「へぼ」ラインバッカー倉橋和也。今シーズン全敗の末に迎える大学最後の試合、二部優勝チームとの「入替戦」。向こうのエースは、因縁のあいつ! 学生最重量級爆走ランニングバック赤澤大樹! 倉橋よ、おまえにビビってる暇はない!!
  • 青とうずしお
    4.3
    1巻2,365円 (税込)
    四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった――。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。
  • 青と白と
    4.1
    1巻726円 (税込)
    30代後半の悠は、アルバイトをしながら空き時間に原稿を書く駆け出しの作家。仙台を出て東京で一人暮らしを続けるが、ぎりぎりの 生活を送る。そんな悠の日常は、震災を境に激変した。非常時だとはしゃぐ同僚、思わぬ人からの気遣い、そして、故郷の家族の変化。 「私は、なぜこんなにもちっぽけなんだろう」 過去と未来を見つめた、悠の変化と決断は。
  • 青二才の時間の幻影
    -
    1巻1,056円 (税込)
    時間とは何か、自然とは何か、亡き父が自分に伝えたかったのは何だったのか。若者の成長をつまびらかに描きだした純文学小説 いつの間にか辿り着いた田園地帯でマムシに咬まれ、病院に搬送されてしまった大島浩三。九死に一生を得た大島だったが、この事件をきっかけに田園地帯の自然保護を謳う前市長から市議選での応援演説を依頼されてしまう。『市長選挙のキーマン』となり政局の渦に飲み込まれていく彼は、自分のなすべきことを追い求めていく。

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  • 青にまみえる
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    酒にではない、お茶に酔ったのだ。中国有史五千年のはるか以前より、福建省の深山に自生し続ける、大地自然の気をたっぷり吸い込んだ悠久の茶。この、水に次ぐ命の飲み物に酔った時から、「私」の運命はゆったりと動き始め……。混迷を深める人の世の底なしの泥沼に、疲れはてた心と体を温かくうるおす、大人のための小説。

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  • 青による、殺傷。
    -
    「私の価値って、幾らだと思う?」 君の問いに、僕は答えられなかった。 著者の実体験を基にした、 命と恋の物語。
  • 青葱(第4回大藪春彦新人賞受賞作)
    3.3
    1巻202円 (税込)
    話題の新人を続々輩出する大藪春彦新人賞、第4回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 日常生活の描写と、殺人・死体遺棄とのミスマッチが、なんともいえないおかしさを醸し出している。話の先が気になって、ついページをめくってしまった。 ●馳星周 選評(抜粋) 物語の進め方も、クライマックスの盛り上げ方も文句ない。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) 主人公、母、祖母。三人の女性が死体隠蔽をめぐって右往左往する様は、時に笑えて時にゾッとする、極上のサスペンスになっていました。 ●あらすじ 母から、祖母が徘徊でいなくなってしまったという連絡を受け、ひかりは約半年ぶりに実家に帰ってきた。 仏間に横たわっている父の姿。そして母の言葉。 「おばあちゃんが、殺してしもてん」 台風が通り過ぎ、昨日までの悪天候が嘘のように日射しが明るい。 ひかりは、警察で取り調べを受けるなか思い返していた。実家で起きた、あの出来事を……。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
  • 蒼猫のいる家(新潮文庫)
    3.5
    家庭で居場所を失ったキャリアウーマンが年下の男と出会って……。意外な成り行きに大人の孤独がにじむ表題作の他、未体験の快感と美容効果を保証する、謎の無脊椎動物が巻き起こす騒動を描く「ヒーラー」、借金まみれのカメラマンが山奥で雌犬の“ヒモ”となる「クラウディア」など。濃厚な物語世界に、動物たちの凜々しさや人間の愚かさを凝縮した絶品の五篇。『となりのセレブたち』改題。(解説・田中兆子)
  • 青の教室
    NEW
    -
    1巻220円 (税込)
    子どもたちの色と友彦の青。 青は子どもたちの色を染めない色。 青は友彦の色。 青も世界の中の一つの色なのです。 青春物語をお楽しみください。
  • 青の障壁
    -
    1巻1,018円 (税込)
    香子(かこ)は学習塾に勤める28歳。15歳年上で陶芸家の恋人・修治は、単身でフランスに渡ってしまった。さびしい日々の中、香子はリストカットをくり返す中学3年生の少女・未知と、急速に親しくなる。複雑な家庭環境の未知は、いじめを受けていた。お互いに友情を求めあうふたり。けれどやがてその関係に、大きな亀裂が生じる。なんのために、あしたが来るのだろう……。ドリカムの楽曲「朝がまた来る」にインスパイアされた忘れえぬ恋の物語。『OtoBon ソングノベルズ大賞~音楽を感じる小説~DREAMS COME TRUE編』の【佳作】受賞作品。
  • 青の女公
    4.4
    北方領主の父を冤罪で亡くし、絶望に心が壊れた家族を人質にとられ、リディエは下級女官として王宮で働かされていた。そんなリディエのたったひとつの望みは平穏に任期を終えて故郷に帰ること。ところが「王女と王子の仲を取り持ち、世継ぎ誕生の後押しをせよ」との命令がくだる。婚姻関係が破綻している二人の仲を取り持てというのだ。「絶対に無理だわ」と思うリディエ。しかし家族とともに故郷に帰りたいという衝動には逆らえず、リディエの長い闘いがはじまる。それは、やがて国を揺るがす動乱へと繋がり、リディエ本人の運命も大きく変化させていく……。下級女官が駆け抜けた、壮大な王国年代記!
  • 青の刀匠
    3.7
    突然の火事に遭い、孤独になったコテツは、島根に住む遠縁のかがりに引き取られる。かがりは、日本で唯一といえる女性刀鍛冶だった――。 かがりやその弟子たち、そして伝統工芸と呼ばれる作刀の仕事にかかわるうちに、徐々に刀に興味を持つコテツ。悩みながらも、鉄を打ち、その熱に溶かされ、コテツは自らの心の形も変えていく――。 気鋭の作家が少年の成長を瑞々しく綴った、胸に焔が灯るような青春小説。
  • 青の中へ
    -
    1巻1,320円 (税込)
    大切なあなたに、とっておきの「青」を。 調色師の紫衣は、ステンドグラス作家の父が生前作りたくても作れなかった「青色のガラス」を求めていた。 そんな中、出張で訪れたドイツのシュテファン教会で、とある青年と運命の出会いを果たす。 急速に惹かれ合う二人だったが、彼には重大な秘密があった―― 家族の絆や運命の糸が絡み合い、時を越えて再び交差するとき、世界は青で満たされる。 人間の心の機微を繊細な言葉で紡ぐ、愛と成長の物語。

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  • 青のフェルマータ
    3.7
    両親の不和、離婚から言葉を失った里緒は、治療に効果的だというイルカとのふれあいを求めて、オーストラリアの島にやってきた。研究所のイルカの世話を手伝って暮らす彼女に島に住む老チェリストJBが贈る「フェルマータ・イン・ブルー」の曲。美しいその旋律が夜明けの海に響いたとき、海のかなたから野生のイルカが現れて――。心に傷を持つ人々が織りなすイノセントでピュアな愛の物語。
  • 青の森に夢はたゆたう
    -
    1巻1,056円 (税込)
    何度も何度も思い返す、遠く甘い日々。 そこには確かに恋があった。 私にとって初めての、本当の恋が――。 心から人を好きになったことがない内気な大学1年生・川本多希に本当の恋を教えてくれたのは、 浪人経験者で2歳年上の同級生・柴田彬。 何度も重ねた夜の学内デートは、「二人だけの宇宙」のような時間だった。 そして一緒に暮らした部屋には、二人で作った青い森のジグソーパズルがあった――。

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  • アオハルスタンド ~福島県立桜堂高校野球部の誓い~
    -
    「甲子園のグラウンドにあいつと立ちたい」――文字の読み書きがうまくできない識字障害を抱えつつ、周囲の助けを得ながら、大好きな野球に打ち込む円谷桃李は、小学生の頃、一緒に桜堂高校野球部に入るという約束を残して突然、東京に転校した幼馴染の寿上明日馬との再会を夢見ていた。が、晴れて入学した高校に明日馬の姿はなかった。しかも彼は、同じ福島県内の強豪私立高校に、期待の新人エースとして迎えられていた。桃李は同じ中学だった赤名光と再びバッテリーを組んで甲子園を目指すが・・・・・・。青春野球小説!
  • アオハルの空と、ひとりぼっちの私たち
    4.0
    高1の奈苗は、いつも笑顔でいるものの、心に孤独を抱えていた。ある時、とある事情でクラスメイト五人だけで三日間、授業を受けることに。一匹狼の大北くん、優等生の怜ちゃん、委員長と呼ばれる落合くん、いじめられっ子の若尾くん。いやで仕方なかったのに、気づけばその時間が大切なものになっていて――。無限に積み重なる空の下、五人のひとりぼっちたちの物語。
  • アオハル・ポイント
    3.9
    人には「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。あらゆる要素から決まる価値、点数に、誰もが左右されて生きている。人の頭上に浮かぶ数字。そんなポイントが、俺にはなぜか見え続けていた。  例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。  上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。 「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。
  • アオハルロック宣言! クラスの問題児はギター男子!?
    -
    私、宮原優佳(みやはらゆうか)。進学校の私立きら星学園に入学したんだけど、いつしか「まじめな優等生の委員長」と呼ばれるようになって……まだ友達はできないままなんだ。そんな中、学年一の問題児で、クラスメイトの柏木隼人くん(なんと、金髪なの!)の面倒を見るように先生から頼まれて…!? ある日、職員室で、柏木くんがギターバッグを抱えて大あばれ!? 「誰にも見せていない自分がいる」すべての人に贈る、想いを叫ぶ!! アオハルロック・ストーリー!!
  • 青葉繁れる
    4.0
    青葉繁れる城下町、東北一を誇る名門校・仙台一高に、日本一の名門・日比谷高校から転校生がやってきた。しかも編入されたのは名門校にも存在する落ちこぼれクラス。料亭の息子で映画マニアの稔くん以下、ユッヘ、デコ、ジャナリの仲良し四人組はいろめきたったが、異性への過度の関心という共通の悩みから、日比谷の劣等生、俊介くんはあっという間に仲良くなって、女子校合同英語劇公演、松島合ハイと愛すべき珍事件をまき起す! 抱腹絶倒、爆笑とペーソスあふれる青春文学の傑作。
  • 青葉の翳り 阿川弘之自選短篇集
    -
    戦時中に青春を過した主人公は、学徒動員で海軍に入隊。戦友の多くが死んでいったなかで、現在も生きているのはほんの偶然の結果だという感覚に支配されている。戦後社会との違和に直面しながらも、生活者として中年にいたった現在を描く代表作「青葉の翳り」。他に「霊三題」「鱸とおこぜ」「野藤」「スパニエル幻想」「空港風景」「さくらの寺」と短篇的趣向の名品を収録。
  • 青葉の風に吹かれ
    -
    1巻1,056円 (税込)
    子供の頃から父を恐れ、逆らうことをしなかった「田之上洋」。大人になり仕事に奔走する中、父が体調を崩す。洋は体調を崩した父と会話を重ねるも、父が亡くなるまでついにわだかまりを解くことが出来なかった。「夫婦っていうのは、いいものだぞ。家族を持つってことは」それが父と交わした最後の言葉だった。父の死後、洋は様々な父の関係者と会い話しを聞いた。父親の本当の姿が見えてくるにつれ、洋の中には後悔の念が強まっていくが・・・・・・

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  • 青葉の頃は終わった
    3.4
    河合瞳子が大阪郊外のホテル七階から飛び降りた。周囲を魅了した彼女の突然の死。大学卒業から五年、その報せは仲間に大きな動揺を与えた。そんな折り、友人たちに瞳子からのはがきが。そこには、わたしのことを殺さないで、とあった。彼女を死に赴かせたものは? 答えを自問する残された者たちが辿り着いた先は? ほろ苦い青春の終わりを描く感動のミステリー。
  • 青葉の旅
    -
    愛別離苦――たまさかの出会いに垣間みる人生の断片、愛の余情を描き、男と女の哀しみとわびしさを浮き上らせる珠玉集。結婚20年を迎えた妻の哀愁にみちたひとり旅を描く表題作のほか「波の音」「良夜」「トランプ占い」「別れの旅」「冬の外套」「一年契約」「春の入り江」「城あと」の八編を収録。
  • 青髯殺人事件
    5.0
    医学部学生の康子が素人探偵役で事件を解いていく! 新聞記者と老刑事というワトソン役も用意してある、短篇連作ミステリー集。サラッと読ませる職人技が見事!
  • 青姫
    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    屈するか 逃げるか 農と自由と民の物語。 武士と悶着を起こして村を出奔した 若者・杜宇が迷い込んだのは、不思議な地。 自由経済で成り立ち、誰の支配も受けない 「青姫」の郷だった。 頭領・満姫のもと、生死を分つ選択さえも 籤で決められる。それが天意だからだが、 満姫はとんでもない気まま娘、 口も意地も悪い。 杜宇は命拾いするも米作りを命じられ、 田を墾くことから始めねばならなくなった。 生きるために「農」の芸を磨き、 民にも馴染んでゆくが、 郷には秘密の井戸がある。 そしてある日、若い武士が現れた―― 「米を作れ! わらわは姫飯が食べたい」 【著者からのコメント】  連載時はちょうどコロナ禍でした。 むしょうに土に触れたくて、田植えの匂いや 稲刈りの景色が慕わしく、それで主人公に 米作りをさせることにしました。 舞台は、「青姫の郷」という秘境です。 とはいえすべてが幻想(ファンタジー)ではなく、 まだ幕府の支配体制が固まっていない 江戸時代初期の様相を背景にしています。  青姫の郷は中央政権の支配がまだ及んでいない、 いわば自由都市。民による自治が行なわれ、ですが 人々がなにより重んじるのは「天意」です。 主人公の杜宇はその天意によって生かされ、 といおうか振り回されるのです。 郷の人々は姫をはじめ、クセが強い曲者揃い。 どの人物も書くのが楽しく、 今も愛着のある人々です。 ですが郷は、ある危機を迎えます。  土地は、領土は、いったい誰のものか。 攻め込まれたとき、屈するのか逃げるのか、 それとも? −−自らに問いながら書きました。 自分ならどうするか、と。連載終了後まもなく、 ウクライナ侵攻が始まりました。 この小説のラストは、 かの侵攻を予見できていない頃に書いた、 一つの願いでした。  このちょっと不思議な物語、 どうぞお楽しみください。            朝井まかて 一  玉結び 二  農の芸 三  田神祀り 四  赤影 五  旱(ひでり) 六  蝶 七  姫飯(ひめいい) 八  上々 九  月 十  籤(くじ) 十一 心願成就 十二 燃ゆる水 十三 杜宇
  • あおむけに大の字
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    無防備を撮り、それを交換する関係とは何だろう? 短編というよりは掌編。 そしてちょっと不思議な一編である。 登場人物は女性2人だけ。 酔った1人をもう1人が介抱し、その後、時を経て一緒に京都に旅行をする。 仲が良いのは間違いないのだが、そこにポラロイドカメラという装置が介在することで様々な推測が働きそうだ。 しかも互いに写真を交換したりする。 彼女と彼女の関係。これはいったいなにか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
  • 青森ドロップキッカーズ
    4.1
    凸凹四人組が繰り広げる青春カーリング小説。 青森三部作『津軽百年食堂』『ライアの祈り』の根幹をなす、感動エンターテインメント小説。 いじめられっ子の中学生・宏海、中途半端な不良で同級生の雄大、そして再起をはかるアスリート姉妹の柚果と陽香…。何をやってもうまくいかない彼等を結びつけたのはカーリングだった。青森を舞台に、見た目もキャラもバラバラな凸凹四人組が巻き起こす、爽快度120%+しみじみ泣ける青春カーリング小説。
  • 青森ねぶた殺人事件
    2.5
    十津川警部「祭り」シリーズ、遂に電子化! 化粧をほどこされた美女の死体が、ねぶた祭りの大太鼓の中から発見された。青森県警が逮捕した容疑者に、十津川警部は首を傾げる。公判では若い女性弁護士が「真犯人は別にいる」と追及したが、審理は難航。そしてねぶた祭りの夜に起きる第3の殺人事件! すべてを操った本当の犯人は誰か? その恐るべき動機は何か?
  • 青柳さんちのスープごはん
    4.0
    先読みサービス「NetGalley」にて感動の声、続々! 亡き妻が遺したのは、思い出の写真とレシピ。 柔らか白菜の豆乳胡麻スープごはん、野菜たっぷりクラムチャウダーetc 優しい《スープごはん》が父娘と人々を繋ぐ――。 函館を舞台に描かれる、心あたたまるグルメ物語! ♪巻末には作品に登場した《スープごはん》のレシピを収録♪ (あらすじ) 妻を病で失った青柳和佐は3歳の娘・二瑚を連れ、故郷の函館へと戻ってきた。引っ越しの荷解き中、しまい込んでいた妻の形見であるアルバムを開く。そこには妻の手料理と、笑顔でスプーンを握る二瑚の姿が――。偏食がちな娘の為に妻の遺したレシピで料理を作り始める和佐。新たな職場の仲間、疎遠だった母、ぎくしゃくとした関係の義両親……。妻の優しい《スープごはん》が父娘と周囲の人々を繋ぐ、ほっこりグルメ物語! 【著者について】 森崎緩 北海道函館市出身。2010年『懸想する殿下の溜息』(イースト・プレス)でデビュー。2018年『総務課の播上君のお弁当 ひとくちもらえますか?(受賞時タイトル:ランチからディナーまで六年)』(宝島社)と『隣の席の佐藤さん』(一二三書房)で第6回ネット小説大賞を受賞。他の著書に『マヨナカキッチン収録中!』(双葉社)、『株式会社シェフ工房 企画開発室』(KADOKAWA)などがある。
  • 青矢先輩と私の探偵部活動
    4.0
    かつて母が在籍した「探偵部」に入部するために東京へ越してきた美玖。しかし探偵部はすでに廃部になっていた。探偵部復活を目指して活動する中で、美玖は天才高校生・青矢と出会う。女子禁制の超進学校に通う青矢の命令で、会う時はいつも男装。それでも美玖は青矢の探偵としての才能に惹かれていく。男装少女と孤高の天才が立ち向かう、不可解な謎たち。凸凹コンビの探偵部活動がいま始まる!
  • 青山5丁目レンタル畑
    -
    健康器具会社で働く美菜子に企画部への異動辞令が下りた。6年越しの希望が叶い喜んだのも束の間、勤務先が畑とわかり、美菜子は「元カレと結婚しておけばよかった」と落胆を隠せない。しかも共に畑を運営する区の職員、河田は神経質で無愛想この上ない。二人は開園イベントの準備にとりかかるが……。都会の畑で始まる不器用な恋の行方。
  • 青山娼館
    3.7
    「恋は御法度よ」会員制娼館のマダム塔子は言った。娘と親友を亡くす不幸のどん底から、高級娼婦という仕事に行き着いた奈月(32)。青山に佇むその旧い館には、白檀の香りと真に拮抗する男女の関係があった。身体をぶつけ合い、生の実感を取り戻す奈月は、やがてマダム塔子の過去を知ることになる――。怒りと悲しみに満ちた人生が交錯し、身体から再生していく日日を描いた全く新しい衝撃作。
  • 青山物語 1974~スニーカーと文庫本~
    -
    たった6名の情報サービス会社に就職した平岡義彦。サラリーマン生活も早3年が経った。オイル・ショックの大不況、物価急騰、さらには長嶋茂雄の引退……と、巷は騒然としていた。そんなユーウツな時代に、義彦は“将来、作家になる”という夢を捨てきれず、恋に、仕事にヨレヨレの青春を送っていた。人生最大のスランプを独特のユーモアで描く、自伝的小説2。
  • 青山物語1971
    4.0
    1971年4月。愛知県の大学を卒業した平岡義彦は、青山の裏通りにある小さな企画調査会社に入社した。従業員は、社長以下6人。給料は3万円。それも10日ごとに1万円払うというひどさだった。このような状況にあっても、彼は落ち込むでもなく、将来、小説家になるんだという夢を持ち続けていた。著者の冴えなくも素晴らしい時代を描いた、自伝的青春物語。
  • 青山物語1979~郷愁完結編~
    4.0
    「正社員から嘱託(しょくたく)にして下さい」上京以来8年。平岡義彦は、子会社を任せるという社長に断り、ボーナスのもらえない人間となった。生活の安定よりも原稿の書ける時間が欲しい。小説家になる夢を持ち続けていた。仕事は今までどおりこなし、同僚の愚痴も聞く。そんな義彦にも淡い恋の予感が……。恋に仕事に、青春の日々を過ごした青山。ここに著者の原点がある!
  • 青を抱く
    4.1
    静かな海辺の街で暮らす和佐泉は、日課の海岸散歩中に出会った男の風貌に思わず息を飲む。海難事故に遭い、2年間目を覚まさない弟の靖野にそっくりだったからだ。長期休暇でしばらく滞在していると言うその男、宗清の人懐っこさや率直な好意に反発しながらも惹かれていく泉。しかし、泉には宗清の想いを受け入れられないある理由があった……。心が浄化される感動系BL。書き下ろし「Dear my her」を含む短篇3本も収録。
  • あかあかや月―明恵上人伝―(新潮文庫)
    3.0
    1巻737円 (税込)
    鎌倉初期・京都。戒律と理想に生きた一人の僧がいた――。十六歳で出家し求道のため自らの右耳を切り落とした明恵は、仏道に励み高山寺を開く。一世を風靡した法然を糾弾し、承久の乱の敗残兵を匿うなど、権力に屈せず釈迦の教えを貫く姿は、純真な魂そのものだった。気高さと無垢を併せ持ち、仏教史に鮮烈な足跡を刻む奇僧を、従者イサの眼を通して蘇らせた傑作長編。『あかあかや明恵』改題。(解説・玄侑宗久)
  • 紅嵐×渡雲
    -
    1巻539円 (税込)
    学園ドラマ+心霊ファンタジー+思春期恋愛もの=至高のエンターテインメント。小さい頃から「本来見えないらしいモノ」が見える特異体質を持っていた「僕」こと笙太と、中年幽霊キワさんが紡ぎだす摩訶不思議なお話。普通に学園生活をおくっていたが、笙太のクラスメートの話がきっかけで、2人(!?)は思わぬ事件に巻き込まれ――そして意外な結末を迎える!
  • 紅い糸のその先で、
    3.5
    1巻704円 (税込)
    この運命を結んで欲しい。この苦しみを解いて欲しい。 縁もゆかりも関係ない、君と一緒にこの先の人生を紡げるのなら、 いつかそれが運命だったと言える日まで共にいよう――。 子供の頃から「運命の糸」が見えていた主人公・つむぎは両親の不仲は糸が繋がっていないせいだと思っていた。 生きている全ての人間には小指に運命の赤い糸が結ばれていて、誰かと必ず結ばれているというのが彼女の見ている世界だった。 なので、自分が付き合うのであれば必ず赤い糸が繋がっている相手がいいと思っていた。 高校生になったつむぎは入学式でとある男子生徒とぶつかる。 気怠そうな雰囲気で目の下に隈を作っていた彼は驚いた表情を浮かべるも緩く口角を上げて去っていった。 偶然、その男子生徒と委員会が一緒になった。名前は解人。 委員会の仕事を通して解人と仲良くなっていくつむぎだったが、ある日衝撃の告白を受ける――。 『僕と彼女の365日』の著者が紡ぐ、運命の物語。
  • 赤い絣の記憶
    -
    1巻1,089円 (税込)
    明治10年。造り酒屋の旦那と女中だった母との間に生まれた八重は不遇な幼少期を過ごす。旦那も母も亡くなった後は住み込みの牛鍋屋で働き、そこで出会った実業家の男性と結婚。娘も生まれ何不自由ない生活だったが、八重は過去に苦しみ娘を愛せなかった。八重の痛みは世代を超えて現在に繋がり、八重を曾祖母に持つ「私」は、負の連鎖を断ち切るため過去を遡る……。
  • 赤い髪のミウ
    3.7
    1巻1,265円 (税込)
    不登校の僕は小6の春、「神が宿る島」にやって来た――。神秘の島を舞台に悩みを抱える子どもたちの成長と再生を描いた感動作!いじめを受けて不登校だった航は、小学6年生の春から「神が宿る」という沖縄の離島にある施設で新たな生活を始めた。そこで、ミウという赤い髪の少女に出会い、次々に不思議な体験をする!
  • 赤いカラス
    -
    過去も現在も未来もない、あるのは断片的な記憶だけ―― 夢から夢へと自由に行き来する男は、文明の栄枯盛衰を垣間見る。 これは虚構か現実か。時空を超えて展開される摩訶不思議な旅行奇譚。 「どっちみち死ぬんだから食ってあげましょうね、あなたの夢を」 妻との死別をきっかけに仕事を辞めた男は、思い出が残る中国を訪れる。 道中で出会った奇妙な仲間とともに、文明を辿る旅が始まった―― 夢と現実が交差する世界を描いた、予測不能なファンタジー小説。

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  • 赤いキズナの物語
    -
    タイプの違う作家の恋愛小説短編集。「月光」マイマイ「空とぶクジラ」林郷 明「人間の性」嶋 大河「泣きぼくろの女は幸せになれない?」 砂原美都の4話を収録。それぞれの赤いキズナの物語。
  • 赤い靴
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。誰が何のために母を殺したのか―― 奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。 「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。葵が最後に見たのは、希望か絶望か――。
  • 赤い靴 海を渡るメロディー
    -
    1巻1,144円 (税込)
    私、幸せになっちゃダメなんですか? 崩壊する家庭から逃げるように東京にやってきた少女・恵理。 出逢いと別れ、社会の厳しさに翻弄されながらも、懸命に新たな日々と向き合っていくが——。 運命の過酷さと家族の慈愛が胸を打つ長編小説。

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  • 赤い靴が悲しい
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    1人になって思い返す、ある決定的な痛みについて 時間は、いろいろなものを遠ざける。 ふと呼び出してやろうと思った男性は 組織の奥深くに紛れ込み、電話をつなぐにも手間がかかる。 そして彼には妻ばかりか恋人までいる。 自分より10歳も若く、聡明なその女性。 なかなかに厳しい時間を、それでもひととおり優雅に過ごした主人公の女性は 帰宅し、1人になった時、自分がある決定的なミスを犯したことに気付く。 他人なら誰も責めはしないだろうその「過ち」を 自分だからこそ許せない、その悲しみをここに読む。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 赤い靴が悲しい
    -
    恋人からのプロポーズを「今のままがいい」と断わった綾子。二人の関係はやがて男の結婚によって終わりを迎える。だが……。快適な恋愛関係を求める恵まれた女たちのさまざまな在り方を、鮮やかな筆致で描く恋愛小説短編集。

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  • 赤い殺意/罪な女
    4.0
    夫と子供の不在の一夜、強盗に踏みこまれた、一人の平凡な主婦と強盗との接点を、誰にでも日常的に起こり得る恐怖と描く心理サスペンス「赤い殺意」。貧しく不幸に生まれ、ただ一筋に男に尽くすしかない可愛い女を浮き彫りにする直木賞受賞「罪な女」。精細な心理描写の丹念な積み重ねと、定評のある女の情感描写の双方が響き合って、人間の哀しさと人間愛へと収斂されていく長短編の代表作を収録。
  • 赤い舌の先のうぶ毛
    2.0
    鍼灸師の浮田に弱みを握られ、地下牢に監禁された美少女いずみ。処女の体液を飲むと絶倫になるという健康法を編み出した浮田の目論見で、少女は性感を高める鍼を打たれ、セーラー服姿で、金持ち老人に差し出される。執拗な愛撫と折檻。「イヤ」と泣きながらも処女とは思えないほど濡れると、ここぞとばかり、老人の舌と唇が体中を這いずり回る。
  • 赤い砂
    3.7
    1巻880円 (税込)
    男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」――自殺はなぜ連鎖するのか? 現代(いま)を映し出した書き下ろし傑作! 『代償』50万部突破 『悪寒』30万部突破の著者が放つ 感染症×警察小説 国立疾病管理センター職員、鑑識係、 運転士、交通課の警察官――4人の死の共通点は、 「突然錯乱し、場合によっては 他者を傷つけ、最後は自殺する」こと。 彼らに何が起きたのか――?
  • 赤い砂を蹴る
    3.8
    1巻1,400円 (税込)
    社会派作品で評価の高い劇作家・石原燃による小説デビュー作にして、第163回 芥川賞候補作! 「――お母さん、聞こえる? 私は、生きていくよ。」 幼くして命を落とした弟。 心ない世間の声に抗い、それでも母は自由に生きた。 画家の母・恭子を亡くした千夏は、母の友人・芽衣子とふたり、ブラジルへ旅に出る。 芽衣子もまた、アルコール依存の夫・雅尚を亡くした直後のことだった。 ブラジルの大地に舞い上がる赤い砂に、母と娘のたましいの邂逅を描く。 渾身のデビュー小説!
  • 朱い旅
    3.0
    はじまりは色褪せた一枚の写真だった――。記憶の奥底に揺らめく見知らぬ男の影。春になると蠢く不気味な衝動。過去から突然届く父の論文……。自分の出自をめぐる疑念から、高見は己に流れる忌まわしい血が導く深い闇へと誘われる。ギリシア、萩、そして鎌倉へ。「私は一体何者なのか?」自らを導く〈運命〉の根源を問う、会心の長編小説。
  • 赤い月の香り
    4.2
    天才調香師は、人の「欲望」を「香り」に変える――。 直木賞受賞第一作。『透明な夜の香り』続編! 「君からはいつも強い怒りの匂いがした」 カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていたのだ。 朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。 香りを文学へと昇華した、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマティックな長編小説。
  • 赤い月、廃駅の上に
    3.7
    廃線跡、捨てられた駅舎。赤い月が昇る夜、何かが起きる――。17歳の不登校の少年が一人旅で訪れた町はずれの廃駅。ライターの男と待合室で一夜を明かすことになるが、深夜、来るはずのない列車が不気味な何かを乗せて到着し……(表題作)。温泉地へ向かう一見普通の列車。だが、梢子は車内で会うはずのない懐かしい人々に再会する。その恐ろしい意味とは(「黒い車掌」)。鉄道が垣間見せる異界の姿。著者新境地の鉄道怪談!
  • 赤い鳥、死んだ。
    3.0
    兄は“あいつ”に殺されたーー!? 幼き探偵コンビが真相に迫る! 北原白秋に憧れて童謡の創作に励み、「平成の白秋」と称される詩人・北里百男が急逝した。遺書が見つかり、警察は自殺と推定。だが、前途有望の彼がなぜ死を選ぶのか!? 独身の百男は、夫の暴行に苦しむ元隣人・早川兎弥子と恋に落ちていた。年の離れた弟で中学生の万介は、不倫と兄の死の関わりを疑い、兎弥子の娘で小6の瑠々と共に真相解明に乗り出すが……。 「掛け値なしに、辻真先ミステリーの最重要作の一つ」 小説家・阿津川辰海氏激賞の傑作長編!
  • 赤い毒に揺られて
    -
    1巻704円 (税込)
    その花や球根に強い毒性をもつという彼岸花。 ある日、ある男が道ばたで見つけた 彼岸花の異様さに魅了され、手を伸ばす。 ――意識が途絶えた後、 傍には見覚えのない女性が立っていた。

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  • 赤い白球
    4.0
    1939年、日韓併合時代の夏、平壌一中の一番ショート・朴龍雅(パクヨンア)と二番ショート・吉永龍弘の名コンビは甲子園出場を目指して野球に夢中だった。その後、朴は少年飛行兵に、吉永は陸軍予科士官学校に進学。軍人の道を歩み始めた二人だったが、戦況が悪化する中で、朴は東南アジアの撃墜王となり、朝鮮の英雄と呼ばれるようになる。懐には幼き頃に友からもらった白球があり、それが朴の心の支えだった。一方、少尉となった吉永はマニラに赴任。戦況を打破するための「特攻作戦」に関わることになり、再び二人の運命は交錯する――。
  • 赤い花と青い森の島で
    -
    1巻1,155円 (税込)
    東京オリンピック開催の前年の1963年、斉田順平は大島の定時制高校に着任した。まるで両手を広げて悠然とこちらを見下ろしている白い噴煙を吐く三原山。捉えどころのない不安や期待が湧き起こる中で、順平は教師生活をスタートしたのだった……。夜間で学ぶ生徒たちの様々な事情、教師たちの思惑、順平の理想と現実の狭間で揺れる教育観と淡い恋心を描くヒューマンノベル。
  • 赤い広場の女 【五木寛之ノベリスク】
    -
    テレビ番組の演出を務めてきた私は、番組の終了と同時に2週間の休暇を取ってモスクワへやってきた。早速、現地駐在の商社員である親友・朝見を訪ね市内を案内してもらう。翌日は朝見が用事があるというので、彼の婚約者・リューバが代わりをしてくれた。一通り観光をしたあと、私は彼女自身のことを訪ねた。するとリューバは、朝見の求婚を受け入れないという。彼女は乗り越えられないソ連とドイツの戦争の過去を引きずっていた。
  • 赤い風車劇場の人々──新宿かげろう譚 「昭和」のレビュー劇場の哀歓
    -
     日本の芸能史上、初めて「アイドル」とよばれた美少女・明日待子(あしたまつこ)。  そして「ムーランルージュ新宿座」という小劇場のステージは、その明日待子とチャーミングな若い踊り子たちの魅力にきらめいていた。  さらに、芝居の脚本を書いていた作家たちは、1950年代に始まった民間放送のラジオ・テレビのメインスタッフとして大活躍した。  とりわけ、昭和という時代を生きた踊り子たちの胸にしみる哀歓の物語! ※巻末付録として上演当時のパンフレット四部を収録。  ムーランルージュ新宿座 プログラム No.240  ムーランルージュ新宿座 プログラム No.278  ムーランルージュ新宿座 プログラム No.321  ムーランルージュ新宿座 プログラム No.326

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  • 赤いふんどしの秘密
    -
    1巻1,089円 (税込)
    性のめざめ。それは誰しも通る道。物語として、自伝的要素をもとり入れて編まれた作品群。内容:◎短編集「赤いふんどしの秘密」(赤いふんどしの秘密/しょんべんとばし/消えた脱脂綿/出逢い/学校たんけん/だいだい色の満月の夜/青い浮き輪/海にむかって放たれた小便/ぼくの「赤飯」/ひげ?そり/海の輝き/亀岩の女の子)◎「海へ行く」
  • 赤いペチュニア
    -
    1巻1,188円 (税込)
    待望の第一子が誕生した、都内の大学の専任講師。妻の妊娠中も出産後も積極的に妻をサポートし、それをこれからの父親像・イクメンの姿としてゼミの教え子達に報告していた。学生らの反応は上々で、充足感に浸っていたが、一方で妻は不満げである。最初は好意的だった周りの教授らもどこか冷ややかで…。形ばかりのイクメンから、リアルイクメンとなった男性の変化を詳らかに描いた物語。
  • 赤い星々は沈まない
    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    老人介護施設のマドンナ・キヌ子は、いまだ枯れずに「女」を振りまいている。夫とのセックスレスに悩む看護師のミサは、介助しながらその言動を複雑な思いで見ているが……。今の大人の女性たちが抱える「ままならなさ」を真っ向から、時にユーモアも交えて描いた「女による女のためのR-18文学賞」大賞作家デビュー作。
  • 赤い三日月 小説ソブリン債務(上)
    4.0
    1~2巻706円 (税込)
    東西銀行の但馬一紀はトルコで初めて獲得した融資案件の主幹事を、担保差入制限条項をめぐる見解の相違から失いかける。一方、但馬が頼りとする女性官僚ニルギュン・エンヴェルは、巨額債務と政治腐敗を抱える母国トルコの舵取りに頭を悩ませていた――。巨大銀行と国家の暗闘、新興国の債務管理の実態を迫真の筆致で描く超リアル国際金融小説。
  • 紅い三日月
    4.0
    1巻1,899円 (税込)
    殺すことで、私は変わるのか? 幸せな将来を捨て、彼女がなろうとしたのは“殺し屋”。傷ついた者たちに安息の時は訪れるのか――。大藪春彦賞作家が満を持して放つ衝撃作。父・清隆(きよたか)を銃殺した杉山(すぎやま)と帰宅後、不運にも鉢合わせした塔子(とうこ)は、重傷を負わされてしまう。かろうじて一命を取りとめたものの、半年間の昏睡状態に陥ったのち、奇跡的に目覚めた。犯人・杉山への判決に納得がいかない塔子に、担当刑事の犬伏(いぬぶし)は、「捜査に強い圧力がかかり、十分な捜査ができなかった」と告げる。さらに犬伏は、警察も捜査できない事件を扱う文目屋(あやめや)なる“殺しの集団”の存在を塔子に明かすのだった……。

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  • 紅い水着の女
    値引きあり
    -
    剛直で声が大きいけれど、めっぽう正義感と腕っ節が強い天川剛太郎は、都心の紡績会社で頑張る若手。湘南の海で出会った深紅の水着の女・涼子にひとめで心を奪われ、急速に距離が縮まるものの、さっぱり行動が読めない涼子嬢との一進一退の関係にほんろうされる。そんな二人の前に、腹にイチモツ抱えた面々が現れて、剛太郎は熱情とトラブルの渦に巻き込まれていく。長く波高い日々と純情がつむぐ、一途な恋の物語。
  • 赤い実たちのラブソング
    3.6
    1巻1,500円 (税込)
    教科書に載った、あのお話のその後の物語……。初恋の話が教科書に載ったと話題になった「赤い実はじけた」。とつぜん、胸の中でパチンと赤い実がはじけて戸惑っていた綾子も、すでに30歳を迎えた。同じ学校で、同じ時間を過ごした同期生たちも、それぞれ別の道を歩きはじめ、みんな大人になった。30歳になった今、どんな日々を過ごしているのだろうか。結婚した人、独身の人。バリバリ働いている人、家庭に入った人。──10数年の歳月は、彼女たちにどんな変化をもたらしたのだろうか。カレへの想い、夫への想い、子どもへの想い、親への想い、さまざまな愛のカタチを、今と中学時代の思い出を交差させながら描く15のストーリー。

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  • 赤い夜
    -
    「弥生の体は、日々燃える度合いを強めていた。芸者をして、しょっちゅうその体を客に抱かれて男の肌に慣れ過ぎていたせいか、それとも、彼女の中になにかの理由で、感じまいとする防禦の姿勢があったためか、弥生は、初めの頃は深い反応を示さなかった。浦川の方は、そんな弥生にいつか悦びを思い知らせてやるという意気ごみがあった」女体遍歴に熱心な流行作家にとって、不思議な魅力をもつ弥生との生活は充実したものだったが、あるきっかけから女への不信と疑惑はふくらんでいく。
  • 赤い轍
    -
    1巻1,980円 (税込)
    傷ついたこの世界を修復せよ!命の限りサヴァイヴせよ!ルーツを隠して妻に捨てられた「在日」の男と、小学生の息子に自殺されてホームレスになった片腕の男が出会った。瀬戸際の二人が修復とサヴァイヴァルの物語を始める。
  • 赤影参上!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 テレビ初のカラーによる特撮時代劇の最高傑作、「仮面の忍者赤影」ここに復活!おなじみのテーマソングにのせて、胸おどらせた奇想天外なストーリー。200枚を超える貴重な写真を収録。赤影役の坂口祐三郎が振り返る、「金目教編」「卍党編」「根来編」「魔風編」のあらすじと思い出話。白影役の牧冬吉氏、青影役の金子吉延氏に聞いた思い出話と平山亨、加藤哲夫両プロデューサーへのインタビューで、当時の時代背景と制作ウラ話が満載。
  • アカガミ
    3.6
    1巻638円 (税込)
    2030年、若者は恋愛も結婚もせず、ひとりで生きていくことを望んだ――国が立ち上げた結婚・出産支援制度「アカガミ」に志願したミツキは、そこで恋愛や性の歓びを知り、新しい家族を得たのだが……。
  • 紅きゆめみし
    -
    江戸指折りの芝居小屋・市村座の人気女形・荻島清之助。芝居中に起きた騒動が原因で干されてしまったある日、清之助が贔屓にしている吉原一の遊女・紅花太夫の宴で、不気味な子守唄を歌う禿「七」の噂を耳にする。火焙りになった「お七様」が化けて出る――。翌日、清之助自身も偶然、紅花と同じく開運稲荷でその娘に出会い、正体を追い始めた。「お七の祟り」の真相とは? 吉原を舞台に人々の業が渦巻く傑作時代ミステリー!
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)
    3.7
    1巻649円 (税込)
    輪笏(わしゃく)の領主としての未来を断たれ、ソナンは祖国トコシュヌコで都市警備隊の一員として勤勉に働く。五年の月日を経て士官へと昇進し、父シュヌア将軍が暮らす生家へと戻ることに。弓貴(ゆんたか)での日々は、一夜の夢だったのか――。だが、この国に常駐する弓貴の使者の名前を知り、ソナンは激しく動揺する。ひとりの青年とふたつの国の運命が絡み合う、激動のクライマックス。奇蹟の英雄物語、堂々完結!(解説・瀧井朝世)
  • 赤くない糸で結ばれている
    4.1
    書店員さんに恋をした体育会系男子、会ったことのないラジオの投稿者が気になる秀才、突然連絡してきた高校時代の同級生に翻弄される女子大生、同性を崇める女子中学生――鮮やかで儚い恋模様を描いた短編集
  • 「赤毛のアン」ノート
    4.0
    何度読んでも新鮮で、新しい発見がある「赤毛のアン」。アンを大好きな高柳さんが、アンの部屋の様子やグリーン・ゲイブルスの樹木や花のこと、日曜学校のピクニック、初めてのお茶会のメニュー、アンが散歩したアヴァンリーの地図などを絵と文章で紹介。新しく書下ろしを加えた、ファンタジーな魅力満載の可愛らしい本。「赤毛のアン」の世界を夢見るあなたへの贈り物。
  • 赤毛の魔女と真空図書館〈山田佳江短編集〉
    -
    「自分の人生が間違っちゃったのかどうかいまだにわかりませんが、私は小説を書き続けています。」 表題作は新作書きおろし! ピヨ一号二号のこと 河川敷公園で営業をさぼっていた美智代は「おばちゃん」と突然声をかけられる。ピヨ一号とピヨ二号、それから少年たちとすごした、ある夏の日思い出話。 (初出:『月刊群雛』2014年02月号) 薔薇と春菊 麗奈はいつも「完璧な女性」として扱われてきた。だけど本当は、好きだった人に思いを伝えることすらできないのだ。 「私はどうすればいいのだろう」 友人・春子の幸福な結婚式をきっかけに、麗奈は思いを巡らせる。 (初出:『月刊群雛』2014年06月号) 赤毛の魔女と真空図書館 「俺はただのニートだよ」 学生時代に投稿した短編小説が、佳作を取り文芸誌に掲載された。次の日から俺のあだ名は「先生」になった。でも、掲載されたのはその1回だけだった。人数合わせで行った合コンでしこたま酔った俺は、気づくとホテルで赤い髪の女と一緒だった。 (新作書きおろし) 表紙イラスト:もりそば (『月刊群雛』2015年07月号表紙イラスト担当)
  • 赤坂ひかるの愛と拳闘
    -
    1巻880円 (税込)
    ボクシングの感動実話を、本人協力のもと完全小説化! 北海道のボクシングジムから、はじめて日本チャンピオンを出す――女性トレーナーと寡黙なボクサーの、感動と奇跡の二人三脚! 「北海道からボクシングチャンピオンは生まれない」 その定説を覆したのは、後にも先にも彼=畠山雅斗だけだった。 そして彼を育てたのは彼女=ボクシング経験のない女性トレーナー・赤坂ひかる。 境遇も性格もまったく異なる二人が、一心同体で駆け抜けた8年間の青春とは。 実話を元にした奇跡の物語。 解説・加茂佳子 ※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行の『無敵の二人』を改題した文庫版を底本としています。
  • アカシアの朝
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    少女たちはソウルで夢を見た。 K-POPデビューを夢見る陽奈と、大学進学する幼なじみに思いを寄せるソユン。日韓のふたりの少女は、それぞれの理由から芸能事務所の練習生としてソウルで暮らし始めた。ブラジル、タイなど各国出身の練習生とのつながりは深まる一方、韓国芸能界の荒波に心と体をすり減らしていく―― K-POP、韓国ドラマ、ヘイトスピーチ、領土問題、南北朝鮮、戦争、植民地。全てを描き抜いた傑作――スケザネ氏(書評家) 現代女性の抱える悲哀を題材とした中編『コークスが燃えている』で熱狂的な支持を得た著者による、初の長編小説!
  • 証 それぞれの道で
    -
    1巻594円 (税込)
    様々な人が肉親や友人を亡くすが、それが人と人とのつながりの契機となって、命のリレーを紡ぎだす。人の死は悲しいが、亡くなった人は必ずなにかを後に残す。たとえ世を去っても、思いは残された人の心の中で生き続ける。たとえば、交通事故に遭う女子中学生の晶が生前語っていた夢をその友人が受け継いでいたり…と。不思議な巡り合わせで命と命をつなぐ、オムニバス・ストーリー。
  • 明石元二郎 日露戦争を勝利に導いた「奇略の参謀」
    3.5
    1巻750円 (税込)
    世界最強のロシア陸軍を相手に勝利を重ね、日本海海戦でバルチック艦隊を完膚なきまでに打ち破った日本の陸海軍。しかし、ヨーロッパにおける明石元二郎大佐の活躍がなければ、日本がロシアとの戦争に勝つことはあり得なかっただろう。将来を嘱望された若き将校に下った密命――それは、辛くも勝ちを拾っている日本を有利な条件で講和へ導くために、遠き欧州の地でロシアの後方を攪乱することであった。誰が敵か味方かもわからず、まさしく孤立無援で手探りの戦いを強いられた明石は、持ち前の粘り強く奔放な性格もあって、一人また一人と同志を増やしていく。はじめは小さかった炎も彼が煽り続けるによって、やがてロシア革命へと燃え広がっていった。その明石の地道な活動こそが、ロシアに戦争継続を断念させたといっても過言ではない。日露戦争の表舞台には現れることのなかった活躍を中心に、「奇略の参謀」明石元二郎の波瀾に満ちた人生を描く長編力作。
  • アカシヤの大連
    3.6
    美しい港町、アカシヤ香る大連。そこに生れ育った彼は、敗戦とともに、故郷を喪失した。心に巣喰う癒し難い欠落感、平穏の日々の只中で、埋めることのできない空洞。青春、憂鬱、愛、死。果てない郷愁を籠めて、青春の大連を清冽に描く、芥川賞受賞の表題作。ほかに『朝の悲しみ』『初冬の大連』『中山広場』『サハロフ幻想』『大連の海辺で』の、全6編を収録。
  • あかしや橋のあやかし商店街
    -
    「あかしや橋は、妖怪の町に繋がる」――深夜0時、人ならざるものが見えてしまう真司は、噂のあかしや橋に来ていた。そこに、橋を渡ろうとするひとりの女性が。不吉な予感がした真司は彼女を止めたのだが…。「私が見えるのかえ?」気がつくと、目の前には妖怪が営む"あやかし商店街"が広がっていた。「真司、この商店街の管理人を手伝ってくれんかの?」――いや、僕、人間なんですけど!? ひょんなことから管理人にさせられた真司のドタバタな毎日が、今、幕を開ける!!
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて 改版
    4.0
    1巻607円 (税込)
    柔軟な少年の語り口を通じて描かれた、さまよえる若い魂の行方。機知とユーモアにあふれた青春文学の永遠の名作。「四半世紀たってのあとがき」を付す。
  • 赤ずきんの殺人 刑事・黒宮薫の捜査ファイル
    3.0
    裂かれた腹に石を詰められ、特殊詐欺グループの男が殺された。死体のそばに置かれていたのはグリム童話の一ページ。男は『赤ずきん』の狼に見立てて殺されたのだ。 その事件を皮切りに、焼けた鉄の靴を履かされて死ぬまで踊らされた『白雪姫』の母親、作中の妻たちのように吊り下げて殺された『青髭』の男など、童話の悪役を想起させる殺人が次々と起こる。 戦慄のサスペンス・ミステリー!
  • 紅だすき無頼
    -
    公儀直参五百石・織部主膳の嫡男に生まれながら、義母との不和から余儀なく家出して5年、今では渡世人「顎外しの勘八」と異名のある信太郎が、ふとした奇縁で雨中に武家娘の危難を救ったが、それがまだ見ぬ許嫁のお雪だったとは……。という、可憐な美女のひとすじの恋慕絵巻をくりひろげる「紅だすき無頼」ほか、主君の悲哀を察して処女妻を残したまま放浪10年を送る武士の意地を描く「めおと春秋」、天下の剣豪競い立つ幕末期、甲源一刀流の若い剣士が男谷信友・高柳又四郎の情の鞭に鍛えられてゆく「剣客」。ほかに、動乱期に狂い咲く仇花を描いた「夜の花道」などを集めた傑作集。
  • あかちゃんうまれた
    -
    1巻220円 (税込)
    幼い子どもの頃でした。家族で遊んでいる時にふっと思ったことがありあした。ボクがお父さんとお母さんのアカチャンになって生まれてくる前…どこにいたんだろう?。なんて。
  • 赤ちゃん誕生
    値引きあり
    -
    男児か? 女児か? どんな赤ちゃんか? 第1子誕生を目前に、不安と期待に胸おどらす若夫婦を中心に展開するホームドラマーー「まるで貴重な壺みたいなものだ。よほど丁寧に扱わないと、こわれてしまう」……愛妻・美和子さんのふくらんだ下腹を見ながら、光男は禁酒・禁欲の決心を新たにする。初めての子供が生れるのだ。あとしばらくの辛棒である。ところが、5年前に別れた初恋の女性・歌代が、いまはスターとなって出現、彼の禁欲をゆさぶったり、ネズミのフンと杉苔を妊婦にのませると、頭脳明敏な男の子が生れると信じてやまぬ故郷の父が乗りこんできたり、三田家は臨月をひかえてもユーモラスな騒動がたえない……。軽やかに淡々と、家庭の笑いをふりまく林文学の異色作。
  • 赤ちゃんをわが子として育てる方を求む
    4.9
    子をはぐくむのは血ではなく愛のつながり。  1970年代に起きた「赤ちゃんあっせん事件」の真実。命を守るため不屈の闘志を燃やした産婦人科医・菊田昇の信念の物語。1926年石巻に生を受けた昇は、母が営む遊郭で育ち、女達のおかれた厳しい現実を目の当たりにする。医学部へ進み産婦人科医となった昇は、子供の命を救うため、望まぬ妊娠をした女性と、子供を望む夫婦の橋渡しを始める。それは法を犯す行為でもあった。マスコミによって明るみになり、世間を揺るがす事件へと発展。それでも命を守るという信念を曲げることなく国を相手に闘い続け、悲願の「特別養子縁組」の法律を勝ち取った。  ノンフィクションの旗手・石井光太氏が取材を重ね、「赤ちゃんあっせん事件」の裏にある真実を描いた評伝小説。解説はTBS・久保田智子さん。 ※この作品は単行本版『赤ちゃんをわが子として育てる方を求む』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 暁町三丁目、しのびパーラーで
    4.0
    普通だけれど、何かが奇妙。 カレーに隠し味があるように、この店には秘密がある――。 両親を失い路頭に迷い、お腹を空かせた十五歳の少年が拾われたのは、サービス担当の秋月と料理担当の山蔭、たった二人の従業員で回すモダンな洋食店「しのびパーラー」。なかなかの繁盛ぶりを見せるこの店が、兎目と名づけられた少年の新たな家であり職場となるのだが…。オーナーと呼ぶには雰囲気が異質すぎる若様に、昨日はなかった秋月の傷。お互い身元は詮索しないとしながら、見てしまった違和感の正体とは!? 鏑家エンタ・装画
  • 暁の革命
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    1巻880円 (税込)
    1970年―ミュージシャン志望の拓郎と学生運動家・淳子の物語 音楽を通じて淳子への愛を表現する拓郎。彼女を学生運動の過激さから解放しようとする彼の思いは届くのか? 日本政府に対し抵抗を試みる、東京大学「全共連」。ミュージシャンを目指して広島から上京した三流大学4年生の拓郎は、偶然見かけた全共連の活動で東京大学4年生の淳子の美貌に魅せられ、全共連の集会へ通う。共産主義革命を目指す淳子の活動は過激さを増し、彼女が過激派「赤軍」に所属してから、状況が急速に悪化していく。赤軍派山岳ベースキャンプへの参加を決意した淳子の後を追う拓郎。二人は、互いの過去や思想を共有することにより打ち解けていく。淳子の計らいによって、拓郎はミュージシャンになるという夢をかなえるためにレコーディングスタジオへと向かうが――。 学生運動の盛んな1970年を舞台に、拓郎と淳子の関係性と学生らしい情熱を描く青春小説。

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  • 暁の合唱(1)
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    進学するのを諦めた朋子は、突然、バスの運転手になるんだと言って、周囲を驚かせた。持ち前の果敢さで、バス会社に就職したが、トラブル続出。愉快なラブ・ロマンスと生きることの楽しさを謳いあげる! <全2巻>
  • 暁の妃は愛を綴る
    NEW
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    暁の公国では、思いのこもった文章を綴ることで政治の手助けをするのが高貴な女性の役割だった。公女・リリアーナは母にかわり、国の平安のため、その大任を担っていたが、体制が揺らぎ、半ば人質のような形で嫁ぐことになった。なんと相手はかつて思いを寄せていた宵の王国の王太子。政略結婚とはいえ、初恋相手に嫁げる喜びを感じたのも僅かな時間で――。周りの妨害に負けず、幸せな結婚を成就させるシンデレラ・ストーリー!
  • 暁のキックスタート
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    1巻495円 (税込)
    バイクを愛するすべての人へ贈る、珠玉の短篇集 「オートバイ乗りの心には、埋めようのない深い穴ポコが空いている。オートバイ乗りは、表向きはタフな振りをしつつ、その穴ポコを埋めようとあがいている。オートバイ乗りがオートバイを降りるのは、穴ポコを忘れたときだ。若いうちは穴ポコが見えるけれど、大人になるにしたがって、だんだん穴ポコのことを忘れてしまう」  オートバイの孤独でワイルドなフィーリングに憑かれたぼくは、旅に出ることによって、自然の景観のありがたさを感じ、本当の自分の心のドアを開くことができる。自分を旅するオートバイ乗りの物語。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。

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