愛の人 やなせたかし

愛の人 やなせたかし

803円 (税込)

4pt

4.3

朝ドラ主人公のモデル、やなせたかし
アンパンマンを生み、「詩とメルヘン」編集長として多くの才能を育てた愛と献身の人生を、数々の名作詩とともに愛弟子が描く。
文庫化に際し『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』を改題、書下ろし掌篇小説「シークレット・ラブ」を収録。解説:永田萠

「君はなんのために生まれたか」
「ぼくは『誌とメルヘン』を
編集するために
この世に生まれました
これが僕の仕事です」
1987年12月臨時増刊号「詩とメルヘンの15年」より

先生は、笑顔で人にパンを分け与えながら、胸の奥に、まるで海のような悲しみを抱きつづけた詩人だった。――やなせたかしが思いを込めて編集を続けた「詩とメルヘン」の”卒業生”が、恩師の作品と人生を貫く「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という思想を名作詩の数々とともにひも解く感動作。

【内容】
プロローグ----やなせ先生、ありがとう
第一章 あこがれよ なかよくしよう----裏町ぐらしの下積み時代
第二章 さびしいひとをなぐさめたい----「詩とメルヘン」の創刊
第三章 死んでもひとをよろこばせたい-----絵本『やさしいライオン』
第四章 愛がなければ生きられない----アンパンマンの奇跡の始まり
第五章 しあわせよ カタツムリにのって----アンパンマンワールドの魅力
第六章 戦場にも花は咲いていた----『おとうとものがたり』
第七章 今日はすぐに思い出になる-----最愛の人、暢さんの死
第八章 書いては消し、消しては書く----「いい子いい子」
第九章 かわりのメダカはいないんだ----なにが君のしあわせ
第十章 夢の中にも夢はある----『詩とメルヘン』の三十年と幻の生前葬
あとがきにかえて----この人生が好き
解説 永田 萠
シークレット・ラブ----文庫版のための書き下ろし掌篇小説
※電子版では、イラスト・写真の一部をカラーで収録しています。

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愛の人 やなせたかし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    朝ドラあんぱんを視聴してから
    やなせたかしさんの考え方を始め、
    紡ぎ出される言葉や詩の数々に
    すっかり魅了され
    まだまだやなせワールドに
    どっぷり浸りたいと思い
    表紙がとてもかわいらしい
    この本を手にとった

    あまり詩を目にすることは
    普段ないけれど
    やなせさんの詩はすーっと
    入ってきてなんだか心地

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    旅行で高知を訪れた際に立ち寄った本屋さんで、やなせたかし特集が組まれたコーナーに置いてあった本。表紙のイラストに惹かれ、自分への旅のお土産として購入しました。

    やなせ先生の優しさと、小手鞠るいさんのやなせ先生への愛が、本から溢れそうなくらいたくさん詰まっていて、1ページ1ページ大切に読み進めたくな

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    作者である小手毬るいさんのやなせたかし先生への愛でいっぱいの一冊です。
    もちろん、やなせたかしさんの事が好きになります。
    カバーに書いてあるアンパンマンのマーチの歌詞にはこんなに深い思いがあったのかと。
    やなせたかしさんの人生は愛とは何かを人に伝えるための人生だったからこそ本のタイトルのとおり「愛の

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    小手鞠るい(川滝かおり)さんを通してのやなせたかしさん。
    アンパンマンだけではない、詩人として、編集者としての面を知ることが出来た。
    こんな偉大な人に見出された小手鞠さんはやはり才能と魅力を持っているのだろう。
    小説はずいぶん昔の尖った自分が読んだので、当時はあまり刺さらなかったのに、読んでる自分か

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    やなせたかしの伝記っぽいものなのかと思って手に取ったら、小手鞠るいにとってのやなせたかし先生エピソードと、やなせ先生の詩の紹介みたいな構成。連ドラもやっているし、光村国語とも相性良いので手にとったけど、小学生には向いてない内容でした。でも、小手鞠るいさんの人生を読みながら詩も味わえる良い本です。なか

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    アンパンマンのイメージが強いやなせたかし氏だが、詩の世界、とりわけ雑誌「詩とメルヘン」の刊行において大きな功績を残されていたことを、本書を通して知った。

    やなせ氏がいかに繊細に、敏感に物事を感じ取り、優しさに溢れた人だったかを垣間見ることができた。

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小手鞠るいさんが、やなせたかしさんについて書いた本。やなせたかしさんの詩も多く掲載されている。
    児童小説家の小手鞠るいさんを前から知っていたが、デビューして成功するまでに長い時間がかかり、苦労したことはよく知らなかったし、やなせたかしさんとの関わりについても知らなかった。
    小手鞠るいさんは、やなせた

    0
    2025年08月13日

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