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Posted by ブクログ
序盤の内容のまま進んでいくのかと思ったら、どんどん肉付けされていって、初めと違う印象になった。それぞれの思いに久しぶりに読書で
泣いてしまった。
最後の橙子の判断が本当に良かったと思った。
その判断に行き着くことができたのは、友達と合唱コンクールの力だと思う。
追い詰める人は、追い詰められてる人。
橙子を育てているのか、それとも管理しているのか。
その通りだなと思う。
母親がひどいことしてるのはわかるんだけど、わかるところも多く、全てを責められなかった。
みんな苦しくて、だけどまずは大人が自分の気持ちを止めなくてはいけないよね。
その後の皆が幸せに生活していると良いな。
Posted by ブクログ
高校で同じクラスになった親戚の橙子は、まわりから浮いている存在だ。クラスでも一目置かれるヤマオの推薦で橙子は合唱祭のアルトソロになる。ピアノ伴奏する涼と指揮者の青木さんの四人で練習をはじめるが...。
「愛着障害」この言葉を最近になって目にすることが多くなってきた。
橙子は、ネグレクトされて保護されて芳子の家に里子として引き取られた。里子にだされた子供は、度が過ぎる程のイタズラや、悪さを繰り返し、里親の反応を試しくるのだそう。
クラスに馴染めない橙子も、そんな可哀想な子供だから、わかって欲しいと芳子は言った。
しかし、芳子の本当の姿を涼とヤマオは知ってしまう。
「恩にも時効はあっていいと思うのよ」涼のピアノの先生が言った言葉が印象に残った。
芳子の日記を読むと、育てにくさを感じながらも懸命に子育てしていたのが伝わる。
あの子を遠くからそっと守るように大切にする。そんな愛し方もあると最後に気付いてくれて良かった。
「誰かに大切にされた経験は、どんなつらいことでも生き抜く力になる」に胸が詰まる気持ちになった。
「愛を知らない」はやっぱり「愛されたい」の裏返し。
橙子はきっと強く生きていけると思う。
Posted by ブクログ
母と橙子、それぞれの「愛してほしい」が切ない程伝わってくる小説。これをクラスメイトで親戚の涼の視点から書いているのが凄いと思った。青木さんとヤマオのキャラクターも魅力的。
母娘の関係という地球上最も近い存在の愛の形を描いてると思う。恋愛の男女の関係とは別の視点で、人間として1番関係性が密接で深いのは母娘だと思っていて、それをここまで描ききっていることに感動した。
男の人は、あまり読んでも分からないかもしれない。
母として、娘として、女として、愛されたいと望む人間性を切なく描いている。
そんなに長くないのでスッキリすぐ読める。
197ページあたりは、スピードアップして、私はゾッとした。
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小説・文芸
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