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高校二年の橙子は、クラスメイトとほとんどかかわることなく日々をやり過ごしてきた。支離滅裂な言動をとる変わり者と思われ、親しい友人もいないが、クラスメイトのヤマオからの推薦で、合唱コンクールのソロパートを任されることに。当初は反発したものの、練習を進めるにつれ周囲とも次第に打ち解けていく。そしてある事件をきっかけに明らかになった橙子の秘密とは―。心を強く揺さぶる感動の青春小説。
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Posted by ブクログ
序盤の内容のまま進んでいくのかと思ったら、どんどん肉付けされていって、初めと違う印象になった。それぞれの思いに久しぶりに読書で 泣いてしまった。 最後の橙子の判断が本当に良かったと思った。 その判断に行き着くことができたのは、友達と合唱コンクールの力だと思う。 追い詰める人は、追い詰められてる人。 ...続きを読む橙子を育てているのか、それとも管理しているのか。 その通りだなと思う。 母親がひどいことしてるのはわかるんだけど、わかるところも多く、全てを責められなかった。 みんな苦しくて、だけどまずは大人が自分の気持ちを止めなくてはいけないよね。 その後の皆が幸せに生活していると良いな。
一木けいさん2冊目。やっぱり好きだ。いろんな感情が湧き出てきて、ここまで本にのめり込んだのは久しぶり。
いやぁ、一木さんやっぱりいいわ。 ヒリヒリする。 もう読む手が止まらなかった。 出てくるキャラクターがみんな良い。
血の繋がらない母と娘の感動作。 といっても、虐待やクラスメイトとの関係などテーマはいろいろあった。 一木けいさんの作品は、読み始めからぐっと引き込まれる。登場人物の心理描写が生々しいからか、臨場感もある。 久しぶりに読書にのめり込んだ。
高校で同じクラスになった親戚の橙子は、まわりから浮いている存在だ。クラスでも一目置かれるヤマオの推薦で橙子は合唱祭のアルトソロになる。ピアノ伴奏する涼と指揮者の青木さんの四人で練習をはじめるが...。 「愛着障害」この言葉を最近になって目にすることが多くなってきた。 橙子は、ネグレクトされて保護され...続きを読むて芳子の家に里子として引き取られた。里子にだされた子供は、度が過ぎる程のイタズラや、悪さを繰り返し、里親の反応を試しくるのだそう。 クラスに馴染めない橙子も、そんな可哀想な子供だから、わかって欲しいと芳子は言った。 しかし、芳子の本当の姿を涼とヤマオは知ってしまう。 「恩にも時効はあっていいと思うのよ」涼のピアノの先生が言った言葉が印象に残った。 芳子の日記を読むと、育てにくさを感じながらも懸命に子育てしていたのが伝わる。 あの子を遠くからそっと守るように大切にする。そんな愛し方もあると最後に気付いてくれて良かった。 「誰かに大切にされた経験は、どんなつらいことでも生き抜く力になる」に胸が詰まる気持ちになった。 「愛を知らない」はやっぱり「愛されたい」の裏返し。 橙子はきっと強く生きていけると思う。
母と橙子、それぞれの「愛してほしい」が切ない程伝わってくる小説。これをクラスメイトで親戚の涼の視点から書いているのが凄いと思った。青木さんとヤマオのキャラクターも魅力的。 母娘の関係という地球上最も近い存在の愛の形を描いてると思う。恋愛の男女の関係とは別の視点で、人間として1番関係性が密接で深いのは...続きを読む母娘だと思っていて、それをここまで描ききっていることに感動した。 男の人は、あまり読んでも分からないかもしれない。 母として、娘として、女として、愛されたいと望む人間性を切なく描いている。 そんなに長くないのでスッキリすぐ読める。 197ページあたりは、スピードアップして、私はゾッとした。
合唱祭をめぐる、高校2年生の涼(りょう)とその同級生たちの物語り。生まれた子供は全ての出来事が初めての経験であるのはもちろんだけれども、親にとっても子育ての全ては初めての経験であり、その中で起こる様々なことを丁寧に語った良作と思いました。星4つの評価としました。
一木けいさん、初読み。 『女による女のためのR-18文学賞』出身の作家さんで、このタイトル。 勝手に大人の恋愛小説をイメージしていたが、心に闇を抱えた登場人物達が織りなす青春小説だった。 主人公は高校2年生の橙子。 クラスで浮いた存在だった橙子が合唱コンクールのソロパートを任される。 橙子が...続きを読む発する言葉や奇妙な行動に首を傾げていると徐々に明らかになる真実と、その背景に胸が苦しくなる。 そして橙子の母である芳子の裏の顔には人の心の奥底に潜む狂気を感じ背筋が凍る。 愛に餓え、愛を求める人達の不器用さが、痛い程に胸に突き刺さる。
自分の中の引き出しに分ける 描き切れてないものもあるけど、描きたい・描こうとするものを明確に持っている作家さんだと思う。続けて読んでいきたい。
「愛を知らない」塔子。でも、実は「愛」をよく知っているのかもしれない。 愛したい、愛されたいという気持ちがうまく噛み合わなくて、とても苦しい。 冬香先生の「恐いほど追い詰めてくる人は、すでに恐怖の中で生きているから、仕返しをしようとか考える必要はない」という言葉。 嫌な事があった時に、思い出そうと思...続きを読むう。
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愛を知らない
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一木けい
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1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)
彼女がそれも愛と呼ぶなら
9月9日9時9分
結論それなの、愛
全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)
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