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「俺いま、すごくやましい気持」。ふとした瞬間にフラッシュバックしたのは、あの頃の恋。できたての喉仏が美しい桐原との時間は、わたしにとって生きる実感そのものだった。逃げだせない家庭、理不尽な学校、非力な子どもの自分。誰にも言えない絶望を乗り越えられたのは、あの日々があったから。桐原、今、あなたはどうしてる? ――忘れられない恋が閃光のように突き抜ける、究極の恋愛小説。(解説・窪美澄)
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Posted by ブクログ
由井の言葉の世界に入ってる間、痛くて辛いのに すごく居心地が良かった 言葉にしづらいというかできないけど、 こんな小説に出会いたかったっていつ一冊だった
その男とつがえという自分の核からの命令 という言葉がドキッとした。 恋をするということは ごちゃごちゃ考えなくても シンプルに、もっと本能で動いていいんじゃないだろうか そう思いました。 林檎味の大玉の飴、シュワシュワする味 とか 尖った喉仏 とか 学生時代を懐かしく思い出した、1章が1番好き。...続きを読む あとの章になるほど、どんどん息苦しくなってきた。 それにしても、涼しい切長の瞳、色白の骨ばった骨格の長身の男の子は、いつの時代もモテモテなんだなぁ。笑 自分も学生時代、そういう子が好きだったのを思い出しました。
最後の手紙で胸が苦しく切ない気持ちで一杯になった。1ミリの後悔もない、はずがないというタイトルもほんとにそうだよ、な…と思う。私も後悔している事はある。その気持ちは何年経っても心の中にあったりする。
少し生々しいところもあるけれども、男性の自分が読んでも共感できるところも多く、最後まですらすらと読めた。泣けた。 愛や恋とひとくちに言っても、身体の奥底から揺さぶられるもの、心が暖かくなるもの、分類などし尽くすことができないものだろうけど、それぞれ個々別々に多様な実態があって、個々別々に味わい深い...続きを読むものなのかもしれない。 そうしたことに、筆者は意識的であったのだろうか。 経験したことしか書けないのか。 経験したことも充分には書けないのか。 経験したこともないことすら、立ち表すことができるのか。
あの人と添い遂げていたら、告白していたら、想いに応えていたら、なぜあんな事を言ってしまったのだろう…様々な後悔を多角的に掬い上げる1冊。あの時ああしておけば、しなかったらーーそんな、「1ミリの後悔もない、はずがない」。そう、こんなにも人生はままならなくて、だからこそうつくしい。これだから本を読むのは...続きを読むやめられない。
ラスト1行が秀逸すぎます。 全部の短編漏れなく切ないです。 自分に重ねて読む場面も多くて、私だけが後悔に悩まされて苦しい訳じゃないのかと少し救われた気分になれました。
大好きな椎名林檎さんが帯を書かれていたので。 後悔、と聞くと重く感じられるけど文章はとてもなめらかで読みやすかった。 環境へ感じる苦悩、人間関係の歪みなど重さや深さを比較するものじゃないけど誰しも悩みがあって、悩む度に深くて暗い海に対峙した時のように先が見えないことに絶望するものだなと思った。 ...続きを読むどんな環境に置かれていてもどんな年齢でも悩みの対象はある。 ガラス片が波に揉まれ角がとれて丸みを帯びるように、私たちの人生も時を流れ様々な環境で様々な人と触れ合うことで過去の苦しみがゆるやかに溶けて形作られていく。 そしてまた新たな絶望に向き合った時にふと思い出したように過去への後悔が込み上げてくるけれど、ゆっくり作り上げてきた今のこの愛おしい造形を投げ捨ててまで全てをやり直したいという勇気を持つ人はどれだけいるのだろうか。 大人に終わりが無いことを想像して時折恐ろしくなるけど、きっと今答えが出ない悩みへの答え合わせを長い時間を経て出来るかもしれないと思うと未来に向き合う気持ちが持てる。 答え合わせが出来なかったとしても由井が桐原と出会えて初めてうまれてよかったと思えたようにどんな出会いによっても何か得られるものはあるはずだから。 小学校から中学校へ上がった時の友人関係が変化するグロテスクさ、家庭の目を瞑りたくなるような不和や逆に暖かい愛情、正しくない恋の湿っぽさ、少女時代の恋と大人に近づいてからの恋の違いなどを登場人物達の生活の少しの切り取られ方で感じられて良かった。 また時間を置いて読みたい。
一木けいさんの文章とてもすき。 等身大な感じがして、全身からすんなり沁みてくる。真冬のおでんみたいな嬉しい温かさ。 いろんな気持ちとタイミングが重なって変わっていく人生がそれぞれにあるって意外と忘れがちなことだった。 人の愛の形っていろいろだな、 葛藤もある、諦めもある。それでもその中で生活を営...続きを読むむ。 みんな幸せでいてほしいと心から願った。 中学のとき好きだったあの人も。
一木けいさんの本は初めて読んだ。 1ミリの後悔もない、はずがない の 、 が意味するもの。 子どもの頃に自分たちの力では何ともならなかったことが、大人になるにつれて自分の決断で人生を選んでいく。 それぞれいろんな事情がある人でも恋をする。 離ればなれになりたくても、その決断をしなければならない...続きを読む、自分以外のせいで。 生きるための強い意志を感じる。 足りない部分を埋め、誰かに埋めてもらう人生。 1人で生きていくのではなく、誰かと支え合うことのあたたかさを改めて感じた。
一編一編大切に読んだ。 絶対再読すると思う 一木けいさんの本、今まで読んだもの全て何度も読むぐらい気にいってる。 ストワリーはもちろん、心理描写巧みで心がきゅっとなるのに引き込まれる
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1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)
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一木けい
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愛を知らない
彼女がそれも愛と呼ぶなら
9月9日9時9分
結論それなの、愛
全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)
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