1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

「俺いま、すごくやましい気持」。ふとした瞬間にフラッシュバックしたのは、あの頃の恋。できたての喉仏が美しい桐原との時間は、わたしにとって生きる実感そのものだった。逃げだせない家庭、理不尽な学校、非力な子どもの自分。誰にも言えない絶望を乗り越えられたのは、あの日々があったから。桐原、今、あなたはどうしてる? ――忘れられない恋が閃光のように突き抜ける、究極の恋愛小説。(解説・窪美澄)

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1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月12日

    学生の頃の「好き」だけで成り立っていた恋愛は、今も私の記憶の中でとても輝いている。過去に戻りたくなったり後悔したりすることはたくさんあるけど、結局は自分で選んだ人生。輝いていた思い出も後悔も丸ごと愛しながら、前を向くしかないのだと強く思った。

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    Posted by ブクログ 2023年05月24日

    中学、高校のころを思いながら読みました。

    あの頃に戻りたいとはちっとも思わないけど、1ミリの後悔もない、はずがない。いや、ちょっとでいいから戻ってみたいかな。

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    Posted by ブクログ 2023年05月02日

    何度読んでも切なくなる本当に大好きな本です。

    もう過ぎた事の後悔をしないなんて絶対に無理だし払拭することもできないけど、
    登場人物全員の今が幸せであってほしい。

    少し重たいかもしれないので、好みはあると思いますが多くの人に読んでもらいたい本。

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    Posted by ブクログ 2022年11月26日

    椎名林檎ちゃんおすすめと帯にあったからつい買ったら一気に読んでしまった。

    ところどころ自分にも経験がある気持ちの描写があり共感が持てた。妻が大好きな夫と、昔の恋を思い出す妻....という男女の違いみたいのがわかるー....となった。

    めちゃくちゃ良くて、最後ずっと泣きっぱなしだった。この方の別の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月29日

     めちゃくちゃ、めっっっちゃくちゃ、いい本だった。風呂で読みながらひぃーんって馬みたいな音を立てて泣いた。
     複数の登場人物がいて、章ごとに一人あるいは二人についての物語が描かれる。物語同士が互いに絡み合って、本人たちが気付くことのなかった過去とかすれ違いとかを、読者だけが知ることになる。読めば読む...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月17日

    めちゃくちゃ好みだった。中学時代の初恋・切ない終わり、大人になった由井とその周り。わたしはこういう連作短編が大好きなんだなあと改めて思いました。 刺さった言葉もたくさんあって、初読みの作家さんですがいろいろ読んでみようと思います。悩んだ過去・後悔したこともきっとどこかで繋がっているものなんだと改めて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月10日

    なんだかすごく引き込まれた〜。
    それはきっと誰もがこういう気持ちや思いを持っているから。

    キツい生活の中でもキラキラした思春期を過ごした由井。
    大人になった由井とまわりの人たちが、過去を振り返った時の思いを綴った連作短編集。

    私達はみんな、日々色んな選択をしながら生きている。
    意識してない様な小...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月01日

    2022/01/01
    結構読むのに時間かかったけど、それだけ内容が濃い恋愛についての話でした。
    主人公は由井という中学生と、同じ中学校での桐原の出会いから始まるのですが、彼女らに関わる友人も含めて家族関係や、人間関係が結構複雑な状況です。
    浮気や不倫なども去ることながら、住む場所を家庭の事情で転々と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月15日

    どんなバックグラウンドの子も同じ制服を着て過ごす、学校生活。その暗い時間を生き延びる主人公が、好きな人からもらう幸せ。
    暗さの中にある光、みたいなのがきらきら感じられる作品だった。有島武郎のことばが自分にも刺さった。

    ひとつだけうーんと思ったのは、嫌な人を描く時の描写がやりすぎに思えるところ。姑の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月23日

    短編で構成された連作集。
    様々な青春だったり人間関係だったり、見ていて学生時代のことが蘇りました。
    毎日少しずつ読み進めましたが、1週間ほどで読み終えました。

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