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「私は決して猫が好きなのではない。猫を飼うのも下手だ。ただ、友達になった相手がたまたま猫だった」-猫たちのために都内のマンションを引き払い、未知なる土地千葉S倉に住むことになったものの、そこも彼らの安住の地ではなかった。新しい闘いが今、始まる。涙と笑いで読む者の胸を熱くする、猫と文学を巡る奮闘記。
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Posted by ブクログ
90年代終わりの保護猫地域猫個人活動文学の最高峰でしょ、コレ。猫嫌いが猫によって変わっていく。悪意と善意と敵と味方と、作家として多忙な時期によくここまで猫にコミットできたなぁ、と作者の意思の強さとぶっ飛びに感服。マジですごい。もっと評価されても良い。人間の身勝手で嫌な部分もすごく細かく(ほぼ実話だし...続きを読む)描かれてる。綺麗事ではないがそれもリアリティがあってグイグイ引き込まれる保護猫版アウトレイジ! 善人もいるがほぼ全員悪人! 池脇千鶴とか主演で映画化されてもいいくらい。 人間嫌いの猫好きは読むべき! 闘え!!!
ある種の「気色悪さ」が文体のみならずこの人を包むオーラとして漂っていて、本人も自覚のことだからいいのだけれど、ちなみに最近、猫殺しを告白してバッシングを受けてるのは別の女流さんです。
猫がそれほど好きではない筆者が、自宅そばにいた野良猫をいかに守り、また引っ越しまでして郊外で飼うことになったかを、感情のおもむくままに記した書。筋がまともに追えないところは、確かに「雑記」であるなぁ。ゆえに、彼女の周囲の人間に対する怒りが、文字と共にぶつかってくるので、読むのがつらかった。不愉快なの...続きを読むは「猫嫌い」だけではなく、「猫好き」でもある…確かにその通りだ。
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愛別外猫雑記
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笙野頼子
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