ビジネス・実用 - 東洋経済新報社作品一覧

  • 問題解決ファシリテーター―「ファシリテーション能力」養成講座
    4.0
    コンサルの間で注目されているファシリテーションの解説書。戦略型リーダーに必要とされる組織の力を発揮させ、問題解決を実現させる技術を事例をもとに指南。 【主な内容】 第1章 知識編:問題解決とファシリテーションの技術 第2章 技術編:ファシリテーションを構成するスキル 第3章 応用編:ファシリテーションを支援するツール 第4章 実践編:ファシリテーションの現場から学ぶ
  • 「数学的」な仕事術大全―結果を出し続ける人が必ずやっている
    3.0
    仕事ができる人は、みな「数学的」だった! 生産性・評価・信頼、すべてが爆上がり! 「事実から考える・仮定から考える・読む・書く・話す・資料をつくる」すべてのビジネスパーソンの仕事が劇的に変わる、「数学的なビジネススキル」を徹底的に解説! ★本書を読めば解決する悩み ・数字に弱い ・論理的に考えられない ・社内の膨大なデータの使い方がわからない ・伝わらないメールをダラダラ書いてしまう ・説明しても「何が言いたいかわからない」と言われてしまう ・魅力的なプレゼンテーションができない
  • 新自由主義と脱成長をもうやめる
    -
    岸田首相が提起した「新自由主義からの脱却」「分配と成長」「新しい資本主義」。 いずれも重要な方向性だが、これらを実現するための条件は何か。 本来であれば格差問題の解決に取り組むべきリベラルが、なぜ「新自由主義」を利するような「脱成長」論の罠にはまるのか。 自由主義の旗手アメリカは、覇権の衰えとともにどこに向かうのか。 グローバリズムとナショナリズムのあるべきバランスはどのようなものか。 コロナ禍を機に、先進諸国がこぞって積極財政に転換、社会主義的ともいえる政策を実施するにいたった状況をどう捉えるべきか。 東洋経済オンラインの人気シリーズ「令和の新教養」などをもとに大幅加筆し書籍化。 気鋭の論客が、2020年代の重要テーマを論じつくす。
  • 経営学者×YouTuber×起業家の著者が教える 一生使えるプレゼンの教科書
    5.0
    プレゼンは「この一冊だけ」読めばいい! 基本 内容づくり スライド作成 話し方まで 経営学、心理学、教育学、脳科学など 科学に基づいた再現可能な64の方法論を解説! 自己紹介から営業提案まで、あらゆる場面に使える! ◆たとえばこんな方法論を解説◆ ・聞き手目線でデザインせよ ・各項目は「結論」と「理由」の2つだけ ・原稿は絶対に読むな ・人の集中力は15分まで ・スライドのフォントはメイリオで ・あなたのボケは絶対に滑る ・自分語りをするな ・難易度の高い質問にはこう返せ
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    3.8
    格差の拡大は確かに問題ではあるが、それを「封建制」と言うのは大げさだと思うかもしれない。しかし、本書を読めば、そのような認識が甘かったことに気付くであろう。ーー中野剛志氏「日本版解説」 あなたは「新しい貴族階級」か。 「新しい奴隷階級」か。 私たちはどう生き残るのか。 階級や格差の固定化、社会的地位上昇機会の喪失がもたらす「新しいかたちの貴族制」を徹底分析。 アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。 <「新しい封建制」社会はこうなる!> 【第一身分】 コンサルタント、弁護士、官僚、医師、大学教員、ジャーナリスト、アーティストなど。 高度な知識を有し、支配体制に〈正当性〉を与える「有識者」(現代の聖職者)。 【第二身分】 GAFAなどの巨大テック富裕層が率いる「新しい貴族階級」。 >>>>>>>>>>>>>> 超えられない壁 >>>>>>>>>>>>> 【第三身分】 それ以外の人びと。中小企業の経営者、熟練労働者、民間の専門技術者など。 21世紀の「デジタル農奴」「新しい奴隷階級」。
  • デジタルマーケティングの教科書―データ資本主義時代の流通小売戦略
    -
    消費者起点のDXをどう進めればよいのか? 夕食の献立をどうするか? ワインをどう選ぶか? 海外旅行はどこへ行って何をするか? 顧客は「選択肢の多さ」に疲れている! 日本企業の多くがDXの必要性を感じながらも 「絵に描いた餅」にとどまっている。 流通小売業において、 「実際どうすればよいのか?」 に主眼を置いたのが、本書である。 「消費者との接点の構築」から、 「購買前」「購買決済」「購買後」のデータ取得、 「購買行動データ分析」まで、 「意思決定の疲弊」から消費者を解放する5つのステップを詳説。 【意思決定の疲弊から消費者を解放する5つのステップ】 ステップ1:消費者との接点を構築する ステップ2:「購買前」消費者購買行動データを取得する ステップ3:「購買決済」消費者購買行動データを取得する ステップ4:「購買後」消費者購買行動データを取得する ステップ5:消費者購買行動データを分析する
  • 武器としての図で考える経営―本質を見極め未来を構想する抽象化思考のレッスン
    5.0
    戦略、マーケティング、組織設計、コスト・・・・・・ その悩みは「図」を描けば解決できる! 数字(Excel)と文字(資料)だけで 経営を考えることは無理です! 本質を見極め、未来を構想するための 図を描くこと(=抽象化思考)のノウハウを解説! 頭と手を動かして考える新感覚の経営書、ついに登場!
  • 世界の学術研究から読み解く職場に活かす心理学
    -
    ウェルビーイング、目標設定、自己肯定感、信頼、自律学習、レジリエンス、道徳的判断、集団パフォーマンス、心理的安全性……。個人のキャリアから組織のマネジメントまで、人の心や現実を正しく理解するために知っておきたいのが心理学の知見です。本書では、世界の学術研究、120以上の論文から見えてくるエビデンスに基づき、働き方にまつわる問題解決のヒントを探っていきます。
  • 戦争と財政の世界史―成長の世界システムが終わるとき
    -
    1巻2,200円 (税込)
    「戦争」と「財政」によって形成された現代社会。防衛費倍増の財源として増税や国債発行が議論される今、その歴史的背景を探る。 現在、日本では5年間で防衛費を現在の2倍まで引き上げることが検討されている。その財源として、増税と国債発行という2つの方法が考えられる。 増税をすると、通常、経済は成長しない。しかし、その根底にあるのは、増税しても、やがて経済は成長するという一種の信仰ではないか。増税論者には、一時的に増税をしてもやがて日本経済は復活するという前提がある。 それに対し国債を発行すべきだと主張する人々は、増税で経済成長がストップすると考えている。経済は常に成長すべきであり、それを妨げるような政策はすべきではないと考えているように思われる。 一見すると矛盾しているように思われるこれらの考え方の基底には、持続的経済成長は当然のことだという前提がある。しかし、この前提自体が間違っているかもしれないのだ。 近世以降の世界で国債を大量に発行できたのは、経済成長が前提となっていたからであるが、現在の日本では人口が減少しており、さらに近い将来世界で人口が減少するかもしれず、経済成長が期待できるかどうかはあやうい。本書では、日本をはじめとする世界経済の債務超過が招く危機の可能性までを問う。
  • 2030年中国ビジネスの未来地図―9億人新市場が誕生する日
    -
    気鋭の研究者が中国の「新消費」・「新ブランド」・「新市場」を徹底解説! 日本人がまだ知らない一歩先の中国ビジネスとは? 「世界の工場」から「世界の市場」へと変貌した中国ですが、「常に変化し、唯一、変化していないのが変化していること」と感じる読者の方が多くいると思います。 想定外の出来事が次々と起きており、予測不可能な時代だと言われていますが、そのなかから確実性を見つけ、一歩先の中国ビジネスを考察するのが本書の役割です。 【豊富な事例】 〈健闘する日本企業〉 ユニクロ/ニトリ/明治/資生堂/蔦屋書店/村田製作所・・・ 〈揺らぐ海外ブランド〉 メイベリンニューヨーク/ZARA/H&M/GAP/イニスフリー/サムスン・・・
  • 科学と資本主義の未来―<せめぎ合いの時代>を超えて
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    AIならば可能なのか。 将来世代はどうなるのか。 今という時代を「限りない拡大・成長」と「持続可能性」に向かうベクトルの“せめぎ合い”の時代としてとらえ、 過去・現在・未来を俯瞰する超長期の時間軸から科学と資本主義の未来を展望する。 一貫して「定常型社会=持続可能な福祉社会」を提唱してきた著者が、『人口減少社会のデザイン』『無と意識の人類史』に続いて世に問う三部作完結編。
  • 「2030年日本」のストーリー―武器としての社会科学・歴史・イベント
    -
    2030年日本の向かう先はどこなのか。都市計画、経済学、社会学、メディア、政治学の次世代を代表する知性が分野を横断して論じる。 第Ⅰ部は、若手の論客、安田洋祐氏と西田亮介氏が、経済学と社会学の視点から未来を見渡す「武器としての社会科学」の可能性を論じる。西田氏はメディアのあり方を、安田氏はゲーム理論で言う「ゲーム」を取り上げる。 第Ⅱ部は、ノンフィクション作家として稲泉連氏が東京パラリンピックを題材に「ストーリー」、政治史家の村井良太氏が佐藤栄作政権という「ヒストリー」を描く。戦後の物語り方を問いかける、いわば「物語る歴史」がテーマである。 第Ⅲ部は、饗庭伸氏と牧原出氏が、都市計画・国土計画を素材に空間の変化をとりあげる。饗庭氏は都市のスポンジ化と過去に縛られがちな「経験の檻」を「反転」させようとするのにたいし、牧原氏は国土計画からフラット化する世界へと空間イメージを拡げつつ、空間を回転させる「パノラマ」を提案する。
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    3.5
    フィナンシャル・タイムズ、タイムズなど欧米メディアで絶賛!イブニング・スタンダード紙のブックオブザイヤー受賞。「資本家」対「労働者」から「大都市エリート」対「土着の国民」へ。左右ではなく「上下」対立の時代を読み解くバイブル!ポピュリズムは病原ではなく症状だ。民主主義を滅ぼす病原は新自由主義にある 【欧米メディア&識者が絶賛】 ◎これまでで最も優れたポピュリズム分析の書(「イブニング・スタンダード」紙) ◎力作だ。欧米の政治が簡潔ながらも繊細に分析されている。ポピュリズムは、大学を出ていない労働者たちから経済的交渉力、政治的影響力、文化的威厳を奪ってきたテクノクラート新自由主義に対する反動だとリンドは主張する(デイヴィッド・グッドハート、『The Road to Somewhere』著者) 【中野剛志氏】 ポピュリズムの原因は、新自由主義的な政策によって労働者階級を抑圧し、政治・経済・文化のいずれの領域においても労働者階級を疎外してきたエスタブリッシュメントの側にある。ポピュリズムは確かに健全ではないが、それは、エスタブリッシュメントの新自由主義的な支配という疾患に現れた症状に過ぎないのである。私は、リンドの思想に全面的に賛成である(巻頭解説より) 【施光恒氏】 本書は、戦後実現した「民主的多元主義」の安定した政治が、1970年代に始まった新自由主義に基づく「上からの革命」の影響を受けた結果、機能不全に陥り、米国の国民統合が現在までにいかに脅かされ、分断が進んだか、またどのように分断の解消を図っていくべきかについて考察したものである。民主的多元主義の再生を可能ならしめるために、現行の新自由主義に基づくグローバル化推進路線の転換が必要だと本書は論じる。新自由主義的な改革に明け暮れてきた欧米諸国や日本に新しい視点を与え、自由民主主義の意味や条件を考えさせる貴重な一冊だ(監訳者解説より)
  • 手数料と物流の経済全史
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    何もしなくても「手数料」を得られるシステムを構築した国家が覇権を握る。出アフリカから現代までの「プラットフォーム」経済全史。 覇権国家とは、何もしなくても収入が得られる国である。 多くの国は、覇権国家が形成したシステムを使用しなければならない。 それは、いわば「ショバ代」であり、国際的な経済活動に参入するために国家はショバ代を払わなければならない。それが有史以来続いてきたシステムである。 そのシステムは、資本主義の形成によって明確な形をとるようになった。近世のオランダによって明確になり、近代のイギリスによって完成した。アメリカの覇権はイギリスのそれの変形版である。 一方、中国は一帯一路により、これまでとは違った覇権を形成しようとしているように思われる。だが、それは世界の「物流」の中心となることを目指した政策である。「自動的」に利益が得られる仕組みを作り出せてはおらず、覇権国家としての中国は成立し得ないのではないだろうか。ただ、ロシア・ウクライナ戦争以後、ロシアとの「ユーラシア覇権国家連合」形成により、その結論は変わりうる可能性がある。 手数料と資本主義という枠組みから世界史を捉えなおし、覇権国家の成立条件について論じる。
  • 日本の消費者はどう変わったか―生活者1万人アンケートでわかる最新の消費動向
    3.6
    【コロナ禍を経た、日本人のリアル!】 足かけ24年におよぶ1万人の時系列データで「暮らし」「家族」「消費」の価値観が丸裸になる 20代で投資をしている        +7・1% できることなら子をもつほうがよい   -4・4% 好きなものは高価でもお金を貯めて買う +4・5% できることなら結婚したほうがよい   -4・8% 安全性に配慮して商品を買う      +3・7% 10代の生活満足度(満足・まあ満足)  -5・4% (数値はいずれも2021年と2018年の比較) 他に類をみないデータと分析で明らかになる、日本の消費者が本当に欲しいもの 〇アフターコロナに消費が戻るもの/戻らないもの 〇日本でいちばん幸福を感じているのはどのセグメントの層か 〇インターネット消費はどこまで伸びるか など、これからの消費キーワードが1冊でわかる! 【生活者1万人アンケート調査】 1997年より、3年に一度、NRIでは生活者1万人アンケート調査を実施している。 訪問留置法による大規模アンケート調査を実施し、インターネットの利用によらない日本人の縮図を長期時系列で把握している。生活価値観や人間関係、就労スタイルなど、日常生活や消費動向全般の幅広い項目のデータを取得しており、生活者のリアルな実態がくっきりと見て取れる。
  • 教養としての決済
    3.7
    ビジネスも戦争も犯罪も 「決済」を制する者が勝つ! 世界の決済コストはロシアのGDPに匹敵? 100ドル札の7割は米国に存在しない? 北朝鮮ハッカー集団の鮮やかな詐欺手口とは? イスラム独自の海外送金方法「ハワラ」って何? SWIFTの元CEOが解説する 「支払い」の歴史・仕組み・未来
  • 運を味方にする 「偶然」の科学
    4.0
    「私たちが運や偶然をどのように認識しているのか、その神経科学的、心理学的な裏付けについて興味深い洞察を提示する」 ーーV・S・ラマチャンドラン『脳のなかの天使』著者) 「運が私たちの生活で果たす役割とはなにかを考察してみせる」 ――デイヴィッド・J・ハンド(インペリアル・カレッジ・ロンドン数学科名誉教授、『「偶然」の統計学』著者 「運とはなにかを探求する、楽しくて情報満載な書」 ――ジェームズ・E・オールコック(ヨーク大学名誉教授) 私たちは、自分の努力が結果を左右しない、自分のコントロールの及ばない出来事が起こると、「運」のせいだという。 人間は予測できない不確実な世界を嫌い、ランダムな出来事のなかにパターンや意図を探すように進化した。このことが、「運」を信じる心を生み出したのだ。 私たちは幸運を神に願い、さまざまなおまじないやお守りに頼るが、不合理としか思えないこうした迷信にも、実は驚くべき利点がある。 「自分は運がいい」と思うことは、ランダムネスを恐れず、直観に従ってチャレンジすることを可能にし、不安感を減少させ、また、脳の「実行機能」を高めることが、研究によって明らかになっているのである。 運に頼ることで、困難な状況に直面してもやる気を維持できるし、運を信じれば自分には状況をコントロールする力があると思え、パフォーマンスが向上する。 「運がいい人」はランダムな世界に積極的に関わり、適切なタイミングで適切な場所にいるチャンスを高め、脳のエネルギーを問題解決に向けやすくなる。 いったん成功した人はさらに「自分は運がいい」と思えるので、さらなる成功を呼ぶのである。 「帰属理論」「反実仮想」「上方比較と下方比較」「ボトムアップ型注意とトップダウン型注意」など、心理学・神経科学の理論や知見を用いて、「運とはなにか」「なぜ運を信じるのか」「運がいい人はなにが違うのか」「どうすれば運を高められるのか」などといった疑問に答える、あなたの人生を変えるサイエンス書。 宝くじに4度も当選した女性や、何度も死にかけながらその度に命拾いした男性、呪われたミイラの逸話や、さまざまな文化や宗教における「幸運」の歴史、「呪術的思考」に見られる法則など、驚きのエピソードも満載!
  • ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する
    4.3
    なぜ私たちはあの人の論破にだまされるのか。 事実と物語は混ぜるな危険! 陰謀論とフェイクが溢れる世界で生き抜く「武器としての思考法」。 文明を築くのに一役を買ったストーリーテリング。その伝統あるストーリーテリングが近い将来文明を破壊するかもしれない。 ストーリーテリングアニマルである私たち人間の文明にとって、ストーリーは必要不可欠な道具であり、数え切れない書物がストーリーの長所を賛美する。 ところが本書の著者ジョナサン・ゴットシャルは、ストーリーテリングにはもはや無視できない悪しき側面があると主張する。 主人公と主人公に対立する存在、善と悪という対立を描きがちなストーリー。短絡な合理的思考を促しがちなストーリー。社会が成功するか失敗するかはそうしたストーリーの悪しき側面をどう扱うかにかかっている。 陰謀論、フェイクニュースなど、SNSのような新しいテクノロジーがストーリーを拡散させ、事実と作り話を区別することはほとんど不可能になった。人間にとって大切な財産であるストーリーが最大の脅威でもあるのはなぜなのか、著者は説得力をもって明らかにする。 「ストーリーで世界を変えるにはどうしたらいいか」という問いかけをやめ、「ストーリーから世界を救うにはどうしたらいいか」と問いかける書。 スティーブン・ピンカー、ダニエル・ピンク絶賛!
  • 東大生も学ぶ「AI経営」の教科書
    3.0
    東大の超人気講義「AI経営寄付講座」がこの1冊で学べる! AI経営は企業のレジリエンスを加速する ――オードリー・タン 台湾ソーシャル・イノベーション担当デジタル大臣 ビジネスが根本から変わる時代に必要な仕組みそのもの ――宮田裕章 慶應義塾大学教授 【AI経営を実践する6つのステップ】 ステップ1 エリアを決め、ビジョンを描く ステップ2 ロードマップを策定する ステップ3 プロトタイプを作成する ステップ4 データ基盤を構築する ステップ5 AI・デジタルシステムを実装する ステップ6 組織に定着させ持続的なDXを実現する 【主要目次】 PART1 AI経営の神髄に迫る 1 AI経営とは何か 2 AI経営の5つのレベル   レベル1:AI-Ready化着手前   レベル2:AI-Ready化の初期段階   レベル3:AI-Ready化を進行   レベル4:AI-Ready化からAI-Powered化へ展開   レベル5:AI-Powered企業として確立・影響力発揮 PART2 AI経営のベースとなるBXT思考 1 そもそもAIとは何か  2 AI経営に必要なBXT思考 PART3 AI経営を実践する6つのステップ ステップ1:エリアを決め、ビジョンを描く ステップ2:ロードマップを策定する ステップ3:プロトタイプを作成する ステップ4:データ基盤を構築する ステップ5:AI・デジタルシステムを実装する ステップ6:組織に定着させ持続的なDXを実現する
  • セレンディピティ 点をつなぐ力
    3.9
    なぜ、あの人には幸運が多く訪れるのか? 「運」と「努力」を正しく相互作用させて結果を出す、 最強メソッド、ついに日本上陸! ★あらゆる人が活用できる、幸運をはぐくむ科学とは? ★一流の人には見えている、「運」を「結果」につなげる方法がわかる! ★あなたの人生とビジネスに圧倒的な違いをもたらす、究極の思考法を解明! ★セレンディピティ・マインドセットを身につけると・・・  ・他の人には断絶しか見えないところに橋が見えてくる  ・予想外の事態が脅威ではなく、喜び、驚き、生きる意味の源泉となる  ・人生において、幸運なサプライズが頻繁に起きるようになる。 人生は、完全に計画どおりにはいかない。 かといって、完全に運任せでもない。 偉大なビジネスも、世界を変える科学的発見も、 計画通りに生み出されたものは少ない。 そこには、想定外の事態が伴っていた。 想定外をポジティブにとらえ、点と点をつなげ、 圧倒的な成果を生み出してきた人はどこが違うのか。 本書では、その思考と行動の秘密を科学的に明らかにする。 想定外の事態を恐怖ではなく、最高の機会に変える。 人生を変えるマインドセットを手に入れるための書。
  • リ・インベンション―概念のブレークスルーをどう生み出すか
    4.0
    「どうする?日本企業」の続編として、日本企業がとるべき道を示します。 経済の成長期に機能した戦略が、成熟期以降もそのまま機能するとは限りません。 成長ありきの戦略論はいったん忘れて、本書で提示する「リ・インベンション」に取り組んでみてはどうでしょうか。 他社と同じ次元で「イノベーション」に邁進すると、同質化競争は避けられません。 次元の違う製品を生み出し、ブルーオーシャンへといたる道をどう歩むか。 それには、個人の挑戦や、企業家精神をどう発揮させるかがカギを握ります。 「リ・インベンション」の9つの具体例を紹介し、具体的な日本企業改造案も提示します。 これからの時代をつくるビジネスパーソンの必読書です。
  • 人の顔した組織―あなたの会社は、賢い人を集めた愚かな組織? 凡人ばかりでも優れた組織?
    -
    個人の能力の総和と組織の能力は、 なぜ一致しないのか? どれだけ多くの優秀な個を集め鍛えたとしても、必ずしも強い組織となるとは限りません。 一方で、一般的にはさほど優秀な個を集めたわけではなくても、組織としては強くなり、高い業績をあげる企業も数多くあります。そうなると疑問がわいてきます。「人」すなわち「個」と、「組織」の関係です。 個人の能力の総和と組織の能力は必ずしも一致しません。 ではどうすればいいのでしょうか。 組織には組織の行動原理があり、それを構成するヒトにも固有の思考原理があります。 本書では、生きている存在としての組織やヒトの原理を探索していきます。
  • 現代語訳 暗黒日記―昭和十七年十二月~昭和二十年五月
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争である。筆を持つ者が、後世のために、何らかの筆跡を残すことは、その義務である。すなわち書いたことのない日記をここに始める。将来、大東亜外交史の資料とするためである。神よ、日本を救え。 昭和十八年十月一日 清沢 洌 *** 日本人はもう二度と戦争などするはずがない。恐らく日本人のほとんどはそう考えているだろう。しかし、その確信は極めて頼りない、むしろ大きな勘違いであることは、清沢洌の『暗黒日記』を読めばわかるはずだ。 清沢の日記に綴られている戦時下の日本人とその社会の姿は、驚くほど現代と似ている。まるで我々の現在のありさまが清沢に見透かされていたかのようだ。相手変われど主変わらずというが、何かひとつきっかけを得たならば、日本人はたちどころに、戦前のような好戦的な国民になってしまいかねないという危惧さえ覚えずにはいられない。 戦争というのは、どこまで行っても手段のはずだ。それも非常手段だ。目的ではない。にもかかわらず、戦時日本では、いつの間にか手段であるはずの戦争が目的となってしまった。 なぜ我々は、いや権力者は、殺し合いの決断をしてしまったのか。なぜ我々は戦争国、神の国日本への橋を渡ってしまったのか。なぜ300万人を超える犠牲者を出すまで戦争をやめることができなかったのか。そして、今の我々日本人のどこがその後変わったと言うのだろうか。問題の答えも、また『暗黒日記』の中にある。――はじめにより
  • テキストブック 金融入門
    -
    1巻2,200円 (税込)
    理論・制度・現状をバランスよく説明した、基礎から中級レベルの金融テキスト。コラムでは、近年の金融をめぐる時事的な話題を取り上げ、平易に解説している。
  • 数学的に話す技術・書く技術―文系の人も使える!
    3.8
    数字は単語、数学記号・数式は文章 数学は仕事のツールとして使える! 「論理的に考える・表現する」の本質に迫る 数学的に考えて表現するというのは、数式や証明はもちろん、普通の日本語を使う、総合的なコミュニケーションである。そして数学的に「話す・書く」ためには、まず自分のまわりで起きている状況を客観的に整理すること。それを、誰にでも理解できるように明確に構成することがスタートとなる。「数学的に考える」ことは、ありのままを見て、都合の悪いことに目をつぶらず、もっとも適切な解を探し、オープンに議論をすること。それは、いまの私たちと社会にもっとも求められていることだと思う。 「なぜ、仕事に数学が必要になったのか」「『解答がない問題』にどう取り組むか」…… 正解でなく、数学の本質がわかる1冊。
  • 責任あるAI―「AI倫理」戦略ハンドブック
    -
    「暴言」を吐くAIチャットボット 「人種差別」をする犯罪予測AI 「男女差別」をする人材採用AI・与信審査AI…… AIの「暴走」をどう防ぐか? 「技術」「ブランド」「ガバナンス」「組織・人材」 4つのアプローチで「責任あるAI」を実現する 「責任あるAI」のベースにあるのは 「人間中心」のデザインであり、人間が意思決定の中心となることである。 「責任あるAI」実現のために守るべき規範が「AI倫理」である。 【主要目次】 Part1「責任あるAI」「AI倫理」とは何か? ●なぜ今「責任あるAI」が重要なのか?  ・デジタルツインの波とAI  ・労働生産性におけるAIの貢献  ・意思決定におけるAIの役割  ・加速するAIへの法規制 ●求められる「AI倫理」とは?  ・アシモフの「ロボット工学原則」と抜け穴  ・AIのガイダンス制定の世界的な流れ  ・「責任あるAI」と5つの行動原則「TRUST」 ●AIの潜在的リスクに備える4つの観点からのアプローチ  ・AIに混入する潜在的リスクとは?  ・各産業分野におけるAI適用と考えうるリスク  ・AIの導入・定着のために求められる施策とは? Part2「責任あるAI」を実践する4つのアプローチ ●技術のリスクを防ぐアセスメントの方法  ・AIの開発プロセスで忍び寄るリスク  ・リスクを表面化させるアルゴリズム・アセスメント(AA)とは? ●ブランド価値を守り、高めるESGアプローチ  ・ESGによるブランド価値の創出・向上  ・AI開発においても無縁ではない「環境」意識 ●ガバナンスにおける効果的な「火消し」の方法  ・AIガバナンスのロードマップ  ・日本企業で導入が広がるAIガバナンス ●組織・人材に「AI倫理」を根付かせる  ・研修プログラムとコミュニケーション  ・具体的事例を用いた演習  ・リーダー企業になるためのチェックリスト
  • 決済インフラ入門【2025年版】―スマホ決済、デジタル通貨から銀行の新リテール戦略、次なる改革まで
    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    スマホ決済、デジタル通貨、新型決済インフラ、企業通貨・電子マネー、新紙幣発行、決済リスク、ハッキング・サイバー攻撃、仮想通貨・ビットコイン、銀行新新リテール戦略、インテグリティ、ゆうちょネットワーク、フィンテック、ブロックチェーン、基軸通貨となるCO2 etc. 急激に進化・拡大する「決済」の全体像を理解するために最適な一冊。 最新動向と2025年までのロードマップを書き加えた待望の改訂、最新版!
  • 大前研一 新・資本論―見えない経済大陸へ挑む
    4.2
    米国、英国で大反響を呼んだ大前研一が久々に放つ21世紀の“本格的な経営書”。『企業参謀』『ボーダレスワールド』に続く名著。経営の本質を詳らかにする。
  • M&A仲介会社の社長が明かす 中小企業M&Aの真実 決定版
    3.5
    【M&Aを考える全ての人が、まずは最初に読みたい「最高の入門書」! 】 【「売りたい人」「買いたい人」「人気の仲介会社で働きたい人」すべてに役立つ1冊! 】 【ポストコロナで、M&A絶好の好機! 政府目標のM&A件数は年間6万件! 】 新進気鋭のM&A仲介会社の社長が ★「売り手」「買い手」「ファンド」「仲介会社」の本音 ★プレイヤーとして知っておくべきこと ★業界の裏事情 すべてを完全公開!
  • LEADER’S LANGUAGE 言葉遣いこそ最強の武器
    3.8
    言われたとおりにやっただけです。 判断は私の仕事ではないので・・・ こんな残念な言葉を言わせないための6つのプレーとは? あらゆる組織のリーダーに役立つ、伝え方のパラダイム転換 ・話題書「米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方」の続編! ・組織やチームの暴走を食い止め、最強チームを作るための「伝え方」を学習! ・部下を持つ前に知っておきたい、正しい言葉でチームを導くための新しいパラダイム! ・海軍のお荷物だった潜水艦サンタフェ乗組員134人をたった一年で成長させたリーダーシップをフレームワーク化! ・部下に強要し、服従を強いるリーダーが後を絶たないのはなぜか? 悪いのは人ではなく、古い仕事の仕方である! ・上の人が話し、下の人が黙る、という構図からは正しい改善は生まれない! ・上の人=決断者、下の人=実行者という産業革命期の役割分担では変化の激しい時代で生き残れない! ・全員で仮説を構築し、検証する。能力を証明するのでなく、常に学習モードでいるための新しいプレーブックとは? ・チーム全員が安心して働けるリーダーの言葉遣いはここが違う! よい伝え方、悪い伝え方を徹底的に研究!
  • 新しい顧客のつくりかた―見えない消費者をあなたのお客さまに変える戦略
    4.5
    欧米のビジネススクールではじめての日本人学長による 【世界最先端】デザイン思考×競争戦略 =人を知り、理解し、新しい市場と顧客を発見する方法 この本は、新しい顧客をつくること、見つけることに関心がある方たちを、その読者と想定しています。 ただ、「新しい顧客」をつくるといっても、セールスやマーケティングの世界でよくいわれる「新規顧客獲得」を意味するものではありません。日本、そして世界の市場で、これまで思いもよらなかった顧客に出会うことに考えを巡らしている方、これから新しいアイデアで起業しようと企てている方、あるいは、現在の状況を打破して新しい事業をつくりたい、新しい市場をつくりたいと考えている方たちが読者となります。 本書は、デザイン思考を「ゆるく」使いながら、まずは顧客の「したいこと」と「のぞむこと」、欲求と希望をペルソナから推論していきます。そして、競争優位性、ドラッカーのいうところの「ビジネスの理論」を考えながら、新しい顧客の心を掴むのに必要なものを探っていきます。
  • アクティブ・ラーニングで学ぶ 日本の経済
    3.0
    本書は、大学生に主体的に経済学を学んでもらえるよう、実際の経済生活の中で身近に起こっている経済事象を紹介し、それらについて個人で考え、そのうえでグループワークを通して仲間と議論を交わすことで、自然と基礎知識が学べるように作られている。 そのため本書では、個人向けの事前学習やワーク、発展課題だけでなく、グループワークができるようなワークも用意した。またこれらのワークは、リアルな対面授業だけでなく、オンラインの遠隔授業でもできるものにすることを心がけた(実際、2020年度にこれらのワークをオンライン授業で利用し、実証済み)。 さらに、アクティブラーニングの準備をする先生方の負担を少しでも減らすことができるよう、テキスト採用の先生にさまざまなサポート教材(講義用PPT、事前学習提出シート、ワーク提出シート、インストラクターズ・マニュアル、オンラインテスト)を用意した。とくに、インストラクターズ・マニュアルには、ワークの目的やワークの工夫の仕方、解答例、学生の反応への対応例なども書かれており、すぐにでもアクティブ・ラーニングを実践できるような教科書になっている。
  • なんでも「はじめて」大全―人類と発明の物語
    4.5
    人類がはじめて靴を履いたのはいつのこと? 古代エジプト人が試みた手術とは? 世界最初のチェーンストアはどこの国で生まれた? 1977年に日本の研究所が世界に先駆けて生み出したものとは? ボタン、ホットドッグ、スーパーマーケット、コンタクトレンズ、数字、 タイプライター、歯科ドリル、電気自動車、裁判官、憲法、貨幣、小説、テニス…… 圧倒的な情報量! 驚きの連続! 「最初」を知れば、世界がわかる! ネジから女性の権利まで、人類文明における「はじめて」をこの1冊で網羅! イノベーションはどのように起きたのか? 文明はどのように進歩してきたのか? 世界を知り、未来を切り拓くための、知識と驚き満載の書!
  • The Big Zero ザ・ビッグ・ゼロ―成長、イノベーション、競争優位をもたらすゼロベースのアプローチ
    -
    「悪いコスト」を「良いコスト」に変える! ゼロベースで企業のコストをデザインする 「予算管理」を「成長戦略」に進化させる変革のマネジメント ゼロベースのアプローチとは何か? どのような企業が、どのように実践しているのか? ウォルマート、ユニリーバ、ABインベブ等々の先進事例に学ぶ「クローズド・ループ」の回し方 ゼロベースのアプローチは社員のマインドセットを変化させ、 大企業がスタートアップのような柔軟性と敏捷性を獲得することを可能にする。
  • 戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法―「頭の知性」×「心の知性」×「プロフェッショナル・マインド」を鍛える最強のバイブル
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    【ついに出た!累計30万部の大ベストセラー『現場力を鍛える』『見える化』の遠藤功氏、経営コンサルタント30年の「仕事論の集大成」が1冊に!】 【読めば、働き方の「スキル」も「マインド」も変わる!全く「新しい仕事論」が、「渾身の書き下ろし」でついに登場! 】 【こんな本が欲しかった!「戦略コンサルタントが実践している全エッセンス」が1冊に凝縮!】 【コンサル志望者は絶対に必読!実際のコンサル事例も多数紹介!】 【ビジネスパーソンなら誰が読んでも面白い!自分の仕事にも応用できる「究極の思考法」「人を動かす極意」「脳を活かすマインドと習慣」全部がわかる!プロ人材を目指す最強の1冊!】 【究極の思考法】 ★「クリエイティブ・シンキング」の秘訣 ★6つの発想法で「論理思考」を超える ★「筋のいいロジック」の組み立て方 ★「骨太のロジック」を生み出す「本質思考」のすすめ 【人を動かす極意】 ★「やってみよう!」と人を動かす秘訣 ★相手を「プロセス」に巻き込み、関係性を深める ★トップコンサルタントの「聞く力」「話し方」「動き方」 ★ 「耳で聞く」より「心で聴く」方法 ★熱意は行動で示す 【脳を活かすマインドと習慣】 ★プロとしての自覚・心構え ★「For the client」に徹し、「結果」にこだわる ★「刺さる」プレゼン・スライド作成術 ★「言葉の結晶化」で、「記録」よりも「記憶」に残す ★プロが実践している「新聞・読書術」+「時間術」 トップコンサルタント、30年の「仕事論」の集大成! この1冊で「頭の知性」「心の知性」「プロフェッショナル・マインド」を磨き、 どの組織でも一線で働ける「超一流のプロ人材」になろう!
  • Unlocking Creativity―チームの創造力を解き放つ最強の戦略
    -
    あなたの会社にはイノベーティブな人材がすでにいる! 生まれつき創造力が高い人と低い人がいるわけではない。 創造力の発揮を妨げる6つの思い込みを取り除くこと、それがリーダーの役割だ。 著者ロベルト教授が着目する6つの思い込みとは―― (1)過程に関する思い込み:「計画どおりにやること」が目的化していないか? (2)基準に関する思い込み:特定のライバル企業との比較ばかりしていないか? (3)予測に関する思い込み:アイデアの段階で精緻な利益予想を求めていないか? (4)構造に関する思い込み:組織構造を変えれば解決すると思っていないか? (5)集中に関する思い込み:集中して考えればアイデアが湧くと信じ込んでいないか? (6)反論に関する思い込み:とりあえず反論を出せば議論が活性化すると思っていないか? 著者の研究成果も多数盛り込み、チームや組織の創造力を目覚めさせる方法を説く。
  • 地球文明の危機〔倫理編〕―新たな倫理をどう構築するか
    -
    1巻2,200円 (税込)
    欲望の暴走を止めなければ、人類は滅亡する! 現代文明の危機は「人の心」に原因がある。「科学」「生命」「医療・福祉」「経済」について、人類共通の倫理を考える。 『地球文明の危機【環境編】』が環境面からの地球の危機を警告しているのに対し、【倫理編】では「こころ」の崩壊から、地球文明に対し警鐘を鳴らす。
  • 地球文明の危機〔環境編〕―新たな文明原理をどう構築するか
    -
    1巻2,200円 (税込)
    地球を激しく収奪する現代文明は、いつ、どのように崩壊するのか? 現代文明の崩壊を回避するためには、いかなる倫理・文明原理を、どのように創造していけばよいのか。 稲盛財団・環境文明倫理研究センターが主催した話題のシンポジウムを書籍化。地球文明の崩壊を食い止めるには、何が必要か? 稲盛氏が、宇宙物理学、環境学、文明史など、多分野の博識者らと、その「解」を求めて議論を交わす。
  • おっぱい110番―母乳育児は地球を救う
    -
    人間への信頼関係、母子分離、自覚を持ち理性を作る、といったことの基本になるのは、母乳を通しての母子の心と身体のふれ合い。おっぱい育児から、おっぱいのトラブルへの対処法、しつけなどについてわかりやすく紹介します。 ※このタイトルは1995年8月にたま出版が刊行した『おっぱい110番―母乳育児は地球を救う』を、再構成のうえ電子化したものです。
  • 「つながり」の創りかた―新時代の収益化戦略 リカーリングモデル
    3.7
    サブスクリプション、フリーミアム、レーザーブレード、リース、リピーター、……。企業と顧客との「つながり」方が大きな変貌を遂げている。顧客の価値観が「所有から利用へ」と変化し、ものづくり企業にも、もの売り企業にとっても、ビジネスの常識が根本から覆る。本書では、リカーリング(継続収益)を生み出す、ユーザーとのつながりの創りかたを提案する。現在、最注目の「サブスクリプション」をマネタイズ研究の第一人者が説き明かした決定版! 【本書より】  今、勝ち残るビジネスモデルとして注目されているのが、「サブスクリプション」です。実は、サブスクリプションは、「リカーリング」というビジネスモデルの1つです。  私は、実業で役立つビジネスモデルを研究しているので、企業の悩みを聞く場面が多々あります。その中で、リカーリングモデルに変えようとして失敗した話も見聞きしてきました。なぜ失敗するのか。その答えは明白です。「つながり」という視点が圧倒的に欠けているからです。  「つながりが不可欠な時代」に、どうしたら収益を生み出すビジネスモデルをつくれるのか。本書は、その理論を示すことが目的です。
  • Mobility 3.0―ディスラプターは誰だ?
    3.8
    Googleとソフトバンクが モビリティの覇権を握る!? テクノロジーによる大変革「CASE・Maas時代」到来! 通信、金融、エネルギー業界のビジネスチャンスから、 自動車メーカーの生存戦略まで、これ一冊ですべてわかる!
  • あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
    4.1
    1枚6ドルのTシャツが自分の手元に届くまでの顛末をたどることで読者をグローバル経済の世界へと誘うドキュメンタリー。グローバル化に対する一般的な通説を覆す。
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史
    4.3
    【全米で話題のベストセラー、Amazonレビュー500件超】 ニューイングランド幻想、ジェファーソン:独立宣言、西部開拓:フロンティア精神、フォード:大量生産モデル、ディズニー:夢の王国建設、ケネディ:宇宙計画…… アメリカとは何か!? なぜトランプ政権を生み出したのか!? 新世界を信じた夢想家たちとその末裔が創り上げた、狂信者の国家の物語 【絶賛の声、続々!】 「卓越した洞察に満ちた歴史書。既知の出来事が斬新な文脈で描かれる」 ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』著者) 「絶対的に面白い。読めば興奮で脳が踊り出す」 スティーブン・ダブナー(『ヤバい経済学』共著者)
  • 木下サーカス四代記―年間120万人を魅了する百年企業の光芒
    4.0
    大連での旗揚げ、戦争と平和、どん底からの再出発 驚異の観客動員力を誇る「百年企業」の波乱と進化の物語 木下サーカスとは、どんな共同体なのか。 百余年の風雪に耐え、現代人を惹きつける根源に何があるのか。 木下家四代にわたる経営者の軌跡から、 旅興行を実業に変えた執念と、波乱に富む人生が浮かび上がる。 四代目社長、木下唯志は、V字回復の理由に、「一場所、二根、三ネタ」を挙げる。 「場所」は公演地の選定、公演の現場を指す。「根」は営業の根気を、「ネタ」は演目である。 この三つを地道に磨き、世界トップ級のサーカスを率いる。 生き残るための「常道」がここにある。
  • HUMAN+MACHINE 人間+マシン―AI時代の8つの融合スキル
    4.0
    製造、サプライチェーン、会計、R&D、営業、マーケティング  ヒトと人工知能との「協働」が始まる GE、マイクロソフト、BMW、グーグル、アマゾン…… 先進企業に学ぶ「これまでと違う仕事」と「これまでと違う仕事のやり方」 AI革命とは「人間の能力を拡張する」ために業務プロセスを根本的に変えることである。 本書はこの新しい時代を理解し、勝ち抜くためのガイドとなる。 【主要目次】 イントロダクション AI時代における人間の役割とは パート1 「人間+マシン」の未来を現在から考える  第1章 自己認識する工場―製造・サプライチェーン・流通におけるAI  第2章 会計業務をするロボット―コーポレートファンクションにおけるAI  第3章 究極のイノベーション・マシン―R&Dとビジネス・イノベーションにおけるAI  第4章 フロントオフィスにボットがやってくる―カスタマーサービス、営業、マーケティングにおけるAI パート2 ミッシング・ミドル―AIで業務プロセスを再考する   第5章 アルゴリズムを正しく設計する―「責任あるAI」を実現する上で人間が演じる3つの役割  第6章 普通の人々が素晴らしい結果を生み出す―AIが新しいレベルの生産性を実現する3つの方法  第7章 業務プロセスを再設計する―リーダーのための5つのステップ   第8章 人間とマシンのコラボレーションを発展させる―AIが働く職場のための8つの新しい融合スキル  結論 人間+マシン時代を生き残るために  解説 日本語版監修によせて、日本と日本企業が取り組むべきこと
  • 経営戦略原論
    4.3
    有史以前からまだ見ぬ近未来まで―― 経営戦略の系譜をたどり、実践と理論の叡智を再編する 経営戦略論は何を探究し、科学として、実務として、どのような発展と進化を遂げてきたのか。本書は、有史以前からAI時代まで、戦略論の議論を俯瞰する壮大なストーリーである。最初に、経営戦略の定義を多面的に議論したうえで、経営戦略の歴史を紐解く。さらに、経営戦略をめぐる学術的な議論を、その原点から最新の議論に至るまでを紹介する。個々を断片的に解説するのではなく、それらの議論の変遷、流れを詳細に記述する。そして、経営戦略の未来として、IoTやAI、ビックデータなどが彩る未来の世界が、今後の経営戦略のあり方に対してどのような意味合いを持ち、それらを経営戦略立案の実務にどう落とし込んでいくべきかを考える。 実学としての経営戦略は「最適な処方箋」を、社会科学としての経営戦略は「普遍的な法則性」をそれぞれめざしてきた。本書では、この2つの異なる方向性をそれぞれ概観することで、経営戦略を理解し、実践するために必要となる根源的な知見を幅広く提供する。この両者を1つの筋道に収めたことこそが、本書の挑戦である。
  • ベンチャー経営論
    3.4
    多くの商学部・経営学部やビジネススクールでは「ベンチャー企業論」など起業に関する講座は人気科目です。自分で事業を興そうという意欲のある学生だけでなく、大企業内で新規事業を立ち上げようというビジネススクールの学生にとっても「起業論」は必須の知識です。 本書は、ビジネススクールで実際にこの分野を教えている著者が、この分野の「標準的テキスト」を目指して書き下ろしました。事業のアイデアを思いついてから、それをもとに実際に起業にし、ステークホルダーを説得して人材を獲得し、持続的成長から株式上場に至るまでを、現実の起業の流れに沿って平易に解説します。近年、多くの大学で行われている「ビジネスプラン・コンテスト」で良い成績を収める方法も解説。 大学を卒業したら自分で事業を興したいと考えている商学部・経営学部生や、何らかの形で新規事業の立ち上げにコミットしなければならないビジネススクールの学生にとっては、非常に手際よくまとめられた形で、起業の一連のプロセスを整理して理解することができる一冊です。
  • デジタルマーケティングの教科書―5つの進化とフレームワーク
    4.2
    MBAマーケティングの先を読む! 「そもそもデジタルマーケティングって何なんだ?」 「具体的に何をすればいいのか?」 と迷っているビジネスパーソン必読の「教科書」 データドリブン+オムニチャネル 新たなフレームワークと活用法が丸わかり データドリブン:データによって消費者を理解、消費者にアプローチする オムニチャネル:ECチャネルとリアル店舗をシームレスに統合する 「採寸データでアパレルの勝負は決まる」「自動運転で生まれる余暇時間をつかめ」 「Amazon Go での消費者行動変化」――マーケティングの近未来を徹底予測 「環境分析」「消費者理解」「セグメンテーション」「チャネル」「プロモーション」。 デジタルマーケティングは、従来型マーケティングのそれぞれの領域をどう進化させるのか。 その全体像をお見せするのが本書の目的だ。 【デジタルマーケティングの5つの進化とフレームワーク】  進化1:環境分析―FOAで未来を定義する  進化2:消費者理解―AISAS、ZMOTで消費者を理解する  進化3:セグメンテーション―「全体から細分化」ではなく「個からの形成」で考える  進化4:チャネル―シングルチャネルからオムニチャネルへ  進化5:プロモーション―「マス」から「One to One」へ
  • 業界分析ハンドブック―経営戦略が評価される企業75
    -
    日経平均株価は2017年6月に約1年半ぶりに20000円台を回復したが、1989年末の史上最高値に比べればまだ約半値である。欧米主要国の株価指数が史上最高値を更新中であることに対して、日本株のパフォーマンスは見劣りする。 2012年12月にアベノミクスがスタートし、2016年1月にマイナス金利が導入されたにもかかわらず、家計金融資産の約半分は現預金という状況は変わっていない。ベア・マーケット(弱気市場)が20年以上続いたため、個人投資家はまだ持続的なブル・マーケット(強気市場)に慣れていないのかもしれない。 コーポレートガバナンス(企業統治)改革は、アベノミクス開始時点から、アベノミクスの柱の一つだった。ROE(株主資本利益率)を重視する企業が増えてきたことは、株価に対してはポジティブである。 ここで、改めて求められるのが、中長期的な企業分析とそれに基づく株式投資である。 みずほ証券は、2014年から2017年まで『日経ヴェリタス』および米国のInstitutional Investor誌のアナリスト・ランキングで、会社として4年連続で1位を獲得した。前者は主に国内在住の機関投資家、後者は世界の機関投資家にアナリストの評価を尋ねて、証券会社ごとに集計したものである。 本書は、アナリスト・ランキング4年連続1位のみずほ証券のアナリストの中長期的な産業・企業分析を、読者と共有する目的がある。 個人投資家はインターネットで、機関投資家とさほど違わない情報を入手できるようになったが、大手証券会社が機関投資家向けに提供している情報を網羅的に読む機会は少ないと思われるため、本書はアナリストが中長期的な観点から産業・企業を、どのように分析しているかを理解するのに役立とう。
  • 技術屋の王国―ホンダの不思議力
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    シビック+翼… 空飛ぶ自動車に30年以上前に挑戦したホンダ ホンダは、じつに不思議な会社である。 なぜ、二輪、F1レースで世界の頂点にのぼりつめたばかりか、「ASIMO」やホンダジェットなど数々の“奇跡”を引き起こすことができたのか。 トヨタ、フォルクスワーゲン、GMのように世界のビッグスリーの一角を占めるわけではない。年間の世界販売台数はおよそ500万台で、1000万台のビッグスリーの半分に過ぎない。当然、研究開発費は、超巨大企業に比べて潤沢とはいえない。であるのに、ホンダには、「世界初」「世界一」「日本初」といった技術、製品が少なくない。 ホンダは、世界の最先端技術分野で、なぜか次々と成果を生み出す「不思議力」を備えた企業である。 数々の奇跡を引き起こす不思議力の源泉に迫る。
  • 経済成長という呪い―欲望と進歩の人類史
    3.5
    水野和夫氏推薦! 人類は無限の欲望から逃れられないのか。ピケティ、アタリと並ぶ欧州を代表する知性による、歴史的な観点から見た現代資本主義への警鐘と提言。 経済成長は、幸福という目的を達成する手段ではなく、むしろ生活の苦悩から人間を救い出す役割を担う宗教のような存在となった。 しかし、数億人の人々が経済成長という神を崇めたせいで、地球上の生命が危険にさらされている。 経済成長は、持続的ではない。 しかし、人が経済成長を求めるかぎり、成長は私たちの無限の欲望と化す。 歴史を振り返れば、人は、何度も、メンタリティを変化させてきた。 人と社会のメンタリティは、変化する。あるべき方向にメンテリティを変化させるために、進歩とは何かを、考え直さなくてはならない。 経済成長や進歩という概念を見直すためのガイドブックであり、欧州のインテリによる、歴史的な観点から見た現代資本主義への警鐘の書。 著者の前著『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』は、欧州でジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』を超えるベストセラーとなった。
  • 間接材購買戦略―会社のコストを利益に変える
    3.5
    ソフトバンクで2300億円を超えるコストを削減した驚異のノウハウを完全解説! 調達・購買に関わる担当者必読の書。 著者が代表取締役を務める(株)ディーコープは、主に間接材の調達の分野において、ソフトバンクグループをはじめ、JAL、マクドナルドといった著名な企業に対して支援やアドバイスを行い高い実績をあげてきた。本書では、ディーコープ社がこれまで行ってきた、間接材購買をアウトソーシングしてコストを大幅に削減するノウハウをわかりやすく紹介している。コスト削減を求められている多くの購買に関わる企業担当者にとって、格好の入門書である。
  • 不道徳な見えざる手
    3.3
    経済とは、釣り師とカモの永遠の闘いである! ノーベル賞受賞経済学者コンビによる、『アニマル・スピリット』の続編。 アダム・スミス「見えざる手」への盲目的な信仰を壊すパワフルな一冊。 賢明で誠実なあの人が、なぜたやすくだまされるのか? なぜ、不道徳なふるまいをしてしまうのか? 自由市場はすばらしいという「虚構」を明らかにする事例の数々。 すべてのビジネスパーソンに読んで欲しい、本当はこんなに恐い自由市場の話。 ●本書の主な主張 ・経済システムはごまかしだらけで、みんなもそれを理解するべきだ ・競争市場は、革新的なビジネスヒーローのやる気を引出し報いるのに長けている ・その一方で、誠実とは言い難い行動を促す圧力も奨励されてしまう ・人々は驚くほどしょっちゅうカモとして釣られている ・カモ釣りは、いたるところに存在している ・私たちの「肩の上のサル」は、私たちに深刻な影響を与える ・悪いのは釣り師ではない。釣られる人々でもない。カモ釣りをうながすシステムだ ・結婚式や住宅購入など、特別な買い物はカモ釣りの絶好の機会だ ・最悪の不景気をいくつも招いた最大の原因は、金融市場でのカモ釣りだ ・健康にとって有害な医薬がいまだに後を絶たない理由もカモ釣りだ ・政治(選挙)は最も単純な釣りを起こしがちだ ・カモ釣りとがんには類似性がある ・経済学者の市場理解には問題がある
  • イノベーターたちの日本史―近代日本の創造的対応
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    彼らはどのように未来を切り拓いていったのか?  従来の史実では描かれなかった躍動感あふれるストーリーがここにある 高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、益田孝、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏―― アヘン戦争、開国、財政政策、秩禄処分、士族授産、三井と三菱財閥、理化学研究所―― 本書は、明治から昭和初期にかけての日本のイノベーターたちが、津波のように押し寄せる大変化にきわめて創造的に対応し、思いもよらない独創性を発揮していった過程をたどる試みである。そこには、これまで歴史の片隅に追いやられていた重要な事実の再発見もある。たとえば、アヘン戦争で解任された中国の高級官僚が残した西洋に関する文献や著作が、さまざまな偶然を経て国境を越え、江戸幕府が開国決断へと至るストーリー、勤王の志士がわずか数年にして明治政府の経済政策を作り上げていくストーリー、研究所から新興財閥を作り上げた理研の創業者のストーリーなど、従来の日本史では注目されることの少なかった人物と、彼らが突破した難題と、それらが社会にもたらしたインパクトを紹介していくものである。
  • BCG 経営コンセプト 構造改革編
    3.5
    戦略を実行能力を高める 組織メソッドを鍛える 日本で設立50年を迎えた ボストン コンサルティング グループの最新経営手法 本書で解説されているのは、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の経営メソッド。 BCGは1963年にアメリカのボストンに誕生し、初期にはエクスペリエンス・カーブ(経験曲線)、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)など、経営史に残るコンセプトを開発・発表してきた。その後に開発されたBCGの経営手法をそのOBであり、そして、早稲田大学ビジネススクール教授である菅野寛氏が解説しているのが本書である。 ビジネスを取り巻く環境の変化は加速し、いくつもの変化が重なり合い、複雑さを増している。 こうした中で求められるのは、飛躍的な成長(イノベーション)を実現する経営手法、そしてそれを実現する組織能力である。 本書は飛躍的な成長を実現するための組織能力を高める経営手法に焦点を当てている。 プライシング、組織デザイン、調達コスト削減、リーン・オペレーション、ポートフォリオ再構築など、企業の本質を変え、戦略をきっちり実行するために「企業体質転換」を図るための経営メソッドがくわしく解説されている。 飛躍的な成長を実現する経営手法については、姉妹本である『BCG 経営コンセプト 市場創造編』(内田和成著)に詳しい。
  • BCG 経営コンセプト 市場創造編
    3.3
    日本で設立50年を迎えた ボストン コンサルティング グループの最新経営手法 本書で解説されているのは、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の経営メソッド。 BCGは1963年にアメリカのボストンに誕生し、初期にはエクスペリエンス・カーブ(経験曲線)、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)など、経営史に残るコンセプトを開発・発表してきた。その後に開発されたBCGの経営手法をそのOBであり、そして、早稲田大学ビジネススクール教授である内田和成氏が解説しているのが本書である。 ビジネスを取り巻く環境の変化は加速し、いくつもの変化が重なり合い、複雑さを増している。 こうした中で求められるのは、飛躍的な成長(イノベーション)を実現する経営手法、そしてそれを実現する組織能力である。 本書は飛躍的な成長を実現する戦略メソッドに焦点を当てている。 グローバル経営、デジタル化、イノベーション、リスクマネジメント、株主価値向上など、企業の本質を変える戦略メソッドがくわしく解説されている。 飛躍的な成長を実現する組織能力については、姉妹本である『BCG 経営コンセプト 構造改革編』(菅野 寛著)に詳しい。
  • 文書管理物語―ストーリーと解説で学ぶ電子的情報管理の実現
    4.0
    経営の透明性確保と経営力強化のために、すべての文書を電子化することが不可欠と、電子での文書管理が進み始めて久しい。文書管理システムを導入している企業が、既存文書の管理上で起こる課題や問題が数多いという。本書はこれまでに起こった問題をストーリー形式で表し、問題の捉え方や関連する技術・サービスを解説し、解決の指針やソリューションを示す。
  • 中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    三井物産に入社して以来、イランでのIJPCプロジェクトをきっかけに 中東、アメリカを中心に欧州など、世界と深く深くかかわってきた著者が、 自身の過去を語りつつ、いま世界で何がおきているかを整理する。 戦後、海外派兵をしなくなった日本で、ピーク時は3500人もの邦人がイランで働いていた 三井物産のIJPCプロジェクト。 イラン革命、イラン・イラク戦争の荒波に翻弄され、そのとき 世界で何が起きているのかを現地で調査するところから、 寺島氏の情報収集活動が始まった――。 そうして形成されたインテリジェンスが、 現在の知的活動を支えている。 寺島氏の経験を追体験することで、エネルギー面で見た戦後日本の歴史と、 これからの日本のエネルギー政策、中東との関わりがどうあるべきか、気づきを得られる。 宗教対立、グローバル・ジハード、エネルギーとしての原子力、アメリカの外交政策など、 現代を動かす重要な要素のそれぞれがどう絡み合っているかを読み解いていく。 21世紀の経済社会を生きる人へ、現場からのインテリジェンスに基づいた世界認識を示す。
  • モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法 ―センサーネット構想
    3.5
    ■嫌になるほど圧倒的なアメリカのイノベーション。 でも、虚心坦懐にその歴史に学べば、対抗策が見えてくる! 世界を席巻した「メイド・イン・ジャパン」。 あの圧倒的な存在感は完全に消えてなくなり、 モノ造りは新興諸国に、ネットの世界はアマゾンやグーグルを擁する アメリカに、完全に押さえられてしまいました。 おいしいところは諸外国に奪われ、「メーカー」として、 ニッチな市場で生きていくしかないのか? いや、そんなことはありません。 まだ世界に出て行くことはできます。 その構想を示すのが、本書です。 ■IoTとも、インダストリー4.0とも違う、 次世代のコンセプトで 本当の日米逆転に挑む! インターネットの世界では、ボトルネックは 情報を「ひきあわせる」ことにありますが、それを 追求していくと、プライバシーという問題に突き当たります。 このプライバシーの問題を解消しつつ、 インテリジェント・ソサエティの構築に 貢献する1つの方法が、センサーネットです。 日本は、センサーをつくる技術は世界に誇るものがあります。 必要なのは、それをどうつなげ、システム化し、 プラットフォームにもっていくか、という構想力です。 インテリジェント・ソサエティの到来を迎え、IoTとも、インダストリー4.0とも 違う、日本独自の構想をどう打ち出していくか。 その大きなヒントが、本書にあります。
  • 外資系コンサルのスライド作成術 作例集―実例から学ぶリアルテクニック
    4.3
    実際に使われたスライドだから、迫力が違う! 学びが違う! 経営者の意志決定を促し、巨額のビジネスを動かした、 珠玉のキラーチャートを一挙公開! スライド作成のテクニックを向上させるために一番有効なのは、スライド作成の達人が作成したスライドをたくさん見て、出来ればそれを紙に模写することだ。本書では、範例となるようなスライドを46例を厳選し、解説する。
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    3.8
    「相撲に八百長なんてないとはとても言い張れない」 データが示す八百長の証拠とは? 新聞・テレビ・ラジオ・雑誌で話題沸騰。 悪ガキ教授が日常生活から裏社会まで、 ユニークな分析で通念をひっくり返します。 不動産広告の「環境良好」の隠された意味って? 90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ? 勉強ができる子の親ってどんな人? 銃とプール、危ないのはどっち? 相撲の力士は八百長なんてしない? 学校の先生はインチキなんてしない? ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ? 出会い系サイトの自己紹介はウソ? ウィキペディアは信頼できる? アメリカに経済学ブームを巻き起こし、 400万部のベストセラーとなった話題の書が ついに映画化され、日本でも公開。 映画も原作もお楽しみください。 【主な内容】 序 章 あらゆるものの裏側 第1章 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ? 第2章 ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ? 第3章 ヤクの売人はどうしてママと住んでるの? 第4章 犯罪者はみんなどこへ消えた? 第5章 完璧な子育てとは? 第6章 完璧な子育て、その2―あるいは、ロシャンダは他の名前でも甘い香り? 終 章 ハーヴァードへ続く道二つ オマケ 『ヤバい経済学』増補改訂版での追加
  • 知識創造企業
    4.3
    これからはどんな企業も「知識創造」をしていかなければ生き残れない。『エコノミスト』等世界の一流誌が絶賛した、世界に誇りうる日本人による初の「経営理論」。 【主な内容】 序文 謝辞 第一章 組織における知識――序論 第二章 知識と経営 第三章 組織的知識創造の理論 第四章 知識創造の実例 第五章 知識創造のためのマネジメント・プロセス 第六章 新しい組織構造 第七章 グローバルな組織的知識創造 第八章 実践的提言と理論的発見 日本語版へのあとがき 参考文献
  • 21世紀のキャリア論 想定外変化と専門性細分化深化の時代のキャリア
    4.4
    調査からわかった21世紀型キャリアの課題と解決策! 21世紀のキャリア環境は、20世紀のそれとは大きく異なる。想定外変化によって予期せぬキャリアチェンジが生じ、一方で専門性の細分化深化という、2つが同時進行するからである。 20世紀のキャリアデザインには有効であったOJTは弱体化し、一方でMBAによる学び直しも掛け声倒れの状況にある。このような新しいキャリア環境においては、企業・社会・教育機関。さらに個人は、自分で自分のキャリアを切り開く「キャリア自律」の考え方をベースにスキルを磨かなければならない。 そこで求められるのは、専門性と普遍性を自分らしく組み合わせてキャリアを切り開いていくことであり、可能性を「絞るキャリア教育」ではなく、「広げるキャリア教育」へと再構築することが求められている。 慶應義塾大学SFCキャリア・リソース・ラボ&リクルート・ワークス研究所の共同研究「21世紀のキャリアを考える研究会」が実施した、6000人規模のアンケート&100人以上の個別インタビューから浮かび上がった、21世紀型キャリアの課題と解決策を示した人事論の集大成。
  • 金融中国語入門
    -
    1巻2,288円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国独特の金融システムと業務の知識を身につけながら、金融中国語をしっかりマスター! 中国語の決算書、数字表記、都市名、人名、金融機関一覧、業種一覧など、充実した資料も収録 (※注:この電子書籍版には書籍版付録の音声CDの内容は収録しておりません。) 【本書の学習の流れ】 初級レベルの中国語力を持った方が金融関連の中国語を効率よく身につけられるよう、以下のような構成になっています。 [序章]金融の世界で使われる基本用語を学びます。 [第1章~第3章]キーワード、本文、基本和訳演習の3セクションからなっています。まずはキーワードの読み方を頭に入れ、本文で中国の金融事情や金融の基礎知識を学びます。基本和訳演習では、単語や文法等の解説を参考にしながら文章にチャレンジします。 [第4章]中国語の読解力・表現力を磨くための「力試し」の問題文20題です。 [資料]財務諸表、数字、都市名などが一覧できます。 【主な内容】 序章 金融中国語ウォーミングアップ 第1章 中国の金融システムとマクロ経済政策      中国の金融システム/金融政策/財政政策/為替政策/経済指標 第2章 銀行取引       銀行の機能/貿易金融/シャドーバンキング/外国為替 第3章 資本市場      中国株式市場と資金調達/株価の変動要因・投資尺度/M&A/債券の種類と資金調達/格付け 第4章 力試し 資料 中国の金融機関一覧/主要業種一覧/中国語の決算書を読むための基本用語と読み方のコツ/中国語の数字表記/中国主要都市名・人名
  • 国家と財政―ある経済学者の回想
    3.0
    1巻2,288円 (税込)
    財政は国家の存立基盤を形成している。国家は賦与された徴税権を行使して税を徴収し、それを財源に国防や司法、国民の安全と安心を確保するに必要な様々な公共財・サービスを国民に供給する責務を担っている。このメカニズムが崩れると、国家は崩壊することになる。歴史上、このようなケースを人類は数多く経験してきた。 このような国の財政活動を研究する学問が、財政学である。今日、一昔前と比較してその活動範囲は非常に広がっている。予算、税制、公債発行など狭義の財政活動にとどまらず、社会保障、財政投融資、規制、行政指導、所得政策など、一国の経済政策を大きく支配している。現在、財政なくして経済政策を論じることは不可能であろう。 筆者の石弘光は、過去40年以上、政府税制調査会、財政制度等審議会、地方制度調査会、経済審議会などの多くの主要な審議会に参加し、政策が形成される現場を経験してきた。 それとともに、日本の戦後税制を構築したシャウプ博士、財政学の新たな体系化を企てたマスグレイヴ教授、税制の研究において第一人者のペックマン博士、大統領経済諮問員会委員長で実際にアメリカの財政政策を実践したアクリー教授、イギリスを代表する財政学者であるワイズマン教授などとの交流を交えながら、日本の財政学の第一線に立ち続けている。 すなわち本書は、財政の理論と政策の第一線に40年以上にわたって立ち続けた著者にしてはじめて語ることのできる、日本の財政と税制の歩みである。 【主な内容】 序 章 学問と「政策の現場」 第1章 戦後の税制再構築はいかに実現したか~シャウプ税制の果たした役割 第2章 戦後税制改革の展開とその背景~所得税改革の流れ 第3章 財政学のパラダイム転換~マスグレイヴ理論の展開とその影響 第4章 総需要管理としての財政の新しい役割~ケインズ政策とその欠陥 第5章 財政の政治的側面~ブキャナンの公共選択論 第6章 地方分権のフレーム~ティヴーの「足による投票」モデル 第7章 経済発展と租税構造~財政の長期分析とその応用
  • 入門経済学(第2版)
    -
    1巻2,288円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初級テキストの決定版、待望の改訂! 数式嫌いでも、読めば自然に経済学が身につきます。 「経済学は意外にわかりやすく、面白い」と思えるように、本書では以下の工夫をしています。 1つ目は、説明の流れを重視したことです。順を追って読んでいけば、自然に理解ができるようになっています。読者にとってなじみ深い論理の立て方で説明し、数式は可能なかぎり使用せず、図や表をふんだんに使って理解を助けるようにしました。 2つ目は、現実経済の理解ができるように、常に現実と対比しながら説明したことです。現実から遊離した形で経済学を学んでも面白くないからです。 本書をマスターすれば、新聞や雑誌の経済記事の内容を理解する上での必要な知識が身につきます。 経済学を初めて学ぶ人に最適な一冊です。
  • 競争戦略論(第2版)
    4.2
    経営戦略とは何か? どう具体的に役に立てるのか? 「企業間で業績の違いはなぜ生まれるのか」という問いをめぐって展開されてきた経営戦略(事業戦略・競争戦略)の主要な経営戦略の理論的な考え方をわかりやすい形で整理し、理論的な考え方の全体像を把握したうえで、現実に生じる物事を考えるための「概念的な」道具立てを提供することを目的としたテキスト。 数多くの日本企業を題材にした事例を多数交え、一般のビジネスマンの目線に立って考え、企業経営にまつわる疑問の答えを見つけるためのヒントを与えてくれる。2003年の刊行以来、多くの大学・大手企業で使われてきた日本人著者によるスタンダードなテキストを10年ぶりに改訂。
  • NISA(少額投資非課税制度)概論―~誕生背景から今後の改善まで、この1冊でわかる~
    -
    人生100年時代の多様な働き方とライフスタイルに対応する資産形成手段であるNISA(少額投資非課税制度)について、その普及・推進に当初から携わってきた日本証券業協会が体系的に解説した初の書籍。 2014年にスタートしたNISA制度は、その後のジュニアNISA、つみたてNISAの導入もあって、今や国民に広く利用される制度に成長しつつある。 本書は、そのNISA制度の導入以前から現在に至るまでの、NISA制度に係る政府並びに証券業界及び金融界の様々な取組みについて、日本証券業協会の知見を最大限に活かし、可能な限り体系的に取りまとめたものである。
  • ITロードマップ 2016年版―情報通信技術は5年後こう変わる!
    3.5
    人工知能、IoT(Internet of Things)、APIエコノミー、FinTech、デジタル・マーケティング…… ビジネス・経済・社会のしくみを変える技術トレンドを徹底予測  2015年は、IoT(Internet of Things)や人工知能、ロボット、さらにはFinTechといった技術が話題となった。 特に人工知能は、この2、3年のIT業界における大きなトレンドとなっているビッグデータの処理や分析を効率よく行い、 人間の意思決定を支援してくれる技術として、やや過剰ともいえるほど期待が高まっている。 また、ファイナンスとテクノロジーを組み合わせた造語であるFinTechも「金融業界に革命を起こす可能性がある」として、 期待と不安から急速に関心が高まっている。 本書は、ITをビジネスに活用する企業の経営者や企画部門の方、実際にITの開発や運用に携わる方々に対して、 2016年以降のIT利活用のナビゲーションとなるべく、以下のような構成としている。 ■第1章 「ITロードマップとは」  ITロードマップの概要を紹介するとともに、前作の簡単なサマリを記した。 また、「2030年のIT」として、2030年に向けての技術動向および企業に対する影響についても解説している。 ■第2章 「5年後の重要技術」  5年先までの間にビジネスや社会に広く普及し、さまざまな影響を及ぼすと考えられるITとして「人工知能」「IoT」「APIエコノミー」等の技術トレンドについて紹介した。また、関連するトピックスとして、「パーソナルロボット」「IoTのセキュリティ」「ハッカソン」等をコラム形式で取り上げている。 ■第3章 「複合的なITの活用による新サービスの可能性」  技術の観点からの切り口ではなく、特定業界と関係が深いテーマを扱っている。具体的には、金融業界と関係の深い「FinTech」、流通小売業界と関係の深い「リテールTech」、広告業界と関係の深い「デジタル・マーケティング」を取り上げた。  また、FinTechの中で特に注目を集めている「ロボ・アドバイザー」と「ブロックチェーン」については、やや長めのコラムとして、解説を加えている。
  • 未来を構想し、現実を変えていく イノベーターシップ
    5.0
    「未来構想力」「実践知」「突破力」「パイ(Π)型ベース」「場づくり力」 次世代リーダーに不可欠な5つの力を身につける MBA理論を学んでも変革リーダーにはなれない 野中郁次郎氏推薦 「スケールの大きな正しい野心を持ったリーダーの資質、いわば未来創造の起業家精神を持つリーダー像、それがイノベーターシップというコンセプトなのである」 「イノベーターシップ」とは、「マネジメント+リーダーシップ」を超えて、「高い志で未来の社会を創造していく力」。 本書ではイノベーターシップに必要な5つの力と、それらを身につけるためのトレーニング方法について詳述している。 また、自らの信念を打ち立て、イノベーションを実践している5人のイノベーターを紹介している。 5人のストーリー、インタビューから、5つの力をどのように身につけ、イノベーターシップをどのように発揮して、自分の思いを実現していったらいいのか、リアルにイメージできる。
  • なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか―サウンド・マーケティング戦略
    3.5
    ディズニーやヴァージン、メルセデス、AT&T、サウスウエスト航空、コカ・コーラなどの 「サウンド・マーケティング戦略」をコンサルティングした世界的第一人者による初めての書籍、ついに邦訳。 ビジネスにおける「音」の効果を科学的に立証するだけでなく、企業規模にかかわらず使える、 「無意識に働きかけ、気分、行動、嗜好、選択に影響を与える方法」を紹介する。 ■ 「パソコンの前で、あるいは手元のスマートフォンでこの文章を読んでいるなら、 ぜひ、耳を澄ませてみてほしい。 何が聞こえる? あなたはきっと、その『音』に無意識に影響されている。利用しない手はないだろ?」 ■ 【主な事例】 ・ディズニーの「音」にかける情熱 ・アップルの躍進を支えた「音」革命 ・肉を焼く「音」で大成功したレストランチェーン ・「早く帰りたい」と思う音、「ゆっくり買い物したい」と思う音 ・飛行機内では機内食を味気なく感じ、ミックスナッツをほしくなる理由 ・客が「あのテーブル」に座りたがらない理由は音にあった ・高級車は、エンジン音とドア開閉音に徹底的にこだわる
  • PDCAプロフェッショナル―トヨタの現場×マッキンゼーの企画=最強の実践力
    3.0
    トヨタの現場と マッキンゼーの企画から 得た最強の実践力 トヨタとマッキンゼー。 実践力と戦略立案力、一見、2つのまったく異なる志向性をもつ組織のように見える。 トヨタは、主要な実務の精度向上を目的とした、現場での展開がしやすい問題発見の考え方や実践手法のレベルを常に向上させ、それらを全社で使いこなす。マッキンゼーは、依頼主が放置していた、あるいは、見逃していた経営レベルの課題を明確にし、解決策をつくり上げるためのツールや方法論、そしてファームの能力の開発・向上にいそしむ。 この2つの企業に共通するのは、PDCAの精度の高さ、速さ。 PDCAはPlan(企画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(方法論の改善・進化)というあらゆるビジネスに必須のサイクルを精度高く、早く回す。新人研修で教えられる基本中の基本を、2つの優良企業が重んじている。 トヨタのグループ企業の豊田織機製作所、マッキンゼーを経験した著者・稲田将人氏がPDCAの本質的な意味合いと実践的な方法論をまとめたものが本書。最終の第6章には実際に組織としてPDCAを廻す事例を紹介している。実践に即したイメージを知りたい方はぜひ読んで欲しい。
  • アフリカ進出戦略ハンドブック
    5.0
    日本企業の成長機会はアフリカにある! 最後のフロンティア市場をどう切り拓いていったらいいのか? 進出国の選定方法、現地パートナーの探し方からコミュニケーションのコツまでがわかる。 GE、サブミラー、LGエレクトロニクス、住友ゴム、本田技研など先進企業事例も満載。 アフリカ大陸は、2015年時点で12億人弱の人口が2050年ににはほぼ倍増し、20億人を超える巨大市場になると予測されている。 全人口12億人弱の平均年齢は20歳代と若く、2030年時点でも若年者(24歳以下)が5割以上となる見込みである。 このアフリカの人口パワーは、将来の消費市場として無視できない、最後のフロンティア市場である。 日本企業のアフリカへの進出状況をみると、アジア地域へのそれと比べて圧倒的に少ない。日本企業においては、いまだにアフリカ大陸に対する現状認識に誤解が多い。 しかし、現在、アフリカでは、民主化、都市化も進展してナイジェリア・ラゴスのような1000万人都市も出現、購買力ある中間層も育ちつつある。その一方で、BoPビジネスや、社会インフラ整備に対する需要も旺盛である。 日本がアジアで貢献してきたビジネス経験を、アフリカ大陸で活かせる機会が豊富に存在している。 本書は、日本企業のアフリカ進出支援を行っているコンサルタントが経験と実践を通じて得た知見をもとに、今後のアフリカ市場に対する日本企業の戦略についての示唆を提示するものである。 アフリカビジネスに携わる企業経営者、ビジネスパーソン必携の一冊。
  • 経済統合の新世紀―元通商交渉トップの回想と提言
    3.0
    1巻2,376円 (税込)
    自由貿易は日本経済の生命線である――。 日本のFTAを推し進めてきた第一人者が綴る、わが国の通商政策の未来と、各国FTA戦略にひそむエピソード。 アジア太平洋地域は、世界経済の成長センターである。そこに、地域経済統合の波が押し寄せている。今世紀初頭から日本、中国が地域化に手を染め、ASEANは統合を深めようとし、TPPを通じて米国がこれに絡もうとしている。(中略)本書は、世界経済が20世紀末葉までのマルチラテラリズム、グローバリズムを中心とした体制から、特に今世紀に入って、バイラテラリズム、リージョナリズムに軸足を置いた経済統合へ急速に変革していく姿を、わが国を含むアジア太平洋の主要国の動きから跡づけ、筆者がその一部にささやかに係わり合った経験をご紹介するとともに、これらの動きの将来について若干の展望を試みたものである。(「序にかえて」より)
  • 湛山読本―いまこそ、自由主義、再興せよ。
    5.0
    1巻2,376円 (税込)
    「ジャーナリスト湛山の真価を知るようになったのは1990年代以降の日本のいわゆる『失われた時代』を経て、日本のガバナンスの不具合を痛感してからのことである。バブルが崩壊し、不良債権処理につまづき、経済停滞が慢性化する。財政が危機的状況に立ち至り、金融が十分に機能せず、デフレが深まる。中国の台頭と挑戦で国民が動揺する。少子高 齢化と人口減少が社会と企業にのしかかり、世代間公正が揺らぎ、所得格差が拡大する。ネット革命に伴うメディアの変質も手伝ってポピュリズムとナショナリズムが激化する。3・11大震災と福島原発危機。民主党政権メルトダウンと政党デモクラシーの揺らぎ。そして、安倍政権とアベノミクスの登場……。湛山が私たちの同時代に生きていたとしたら、それらのテーマをどう考えただろうか。私は、湛山の言葉にもう一度、しっかりと耳を傾け、そして語りかけたくなった。 『石橋湛山全集』のページをめくって、声を上げて原文を読む。ジャーナリスト湛山の肉声に耳を澄まし、その奥にさわだつ思想の息吹に触れてみる。そして、平成の『失われた時代』と第一次世界大戦と第二次世界大戦の『両大戦間』の『失われた時代』の2つの同時代の状況と課題を照らし合わせつつ、湛山の問題提起を切り口にして、私たちの時代の課題を考えてみる。」──本書「はじめに」より。 石橋湛山(1884-1973)は大正・昭和期に東洋経済新報社主幹として活躍したジャーナリスト。自由主義的論説で知られ、戦後は政治家に転じ、首相も務めた。本書は、近代日本を代表するジャーナリストである湛山の論説から珠玉の70編を選び、現代日本を代表するジャーナリストである船橋洋一氏が、その時代背景、現代的意義を説く。
  • CSV経営戦略―本業での高収益と、社会の課題を同時に解決する
    4.3
    CSV(共通価値の創造)とは、戦略論の泰斗マイケル・ポーター(ハーバード大学教授)が、2011年に提唱した新しい経営モデル。企業は、抜本的な社会課題を解決することで、経済価値を同時に増大できる。これは慈善や非営利の事業ではなく、本業としての経営戦略に組み込むことで初めて実現できる。CSVは、従来の戦略論を根本から見直す試みであり、世界的にも大きな影響を与え始めている。本書では、日本企業がCSVをいかに自社の経営戦略に取り込み、飛躍を遂げていくべきか。ポーター教授の下で学び、現在ビジネススクールで教鞭をとりながら、ファーストリテイリング、BCGをはじめとする企業のアドバイザーを務める著者が、ポーター教授の理論やCSRとの違い、豊富な内外の企業事例、そして、実践に至るまでを具体的に提案するものである。著者とポーター教授、グラミングループ総裁のムハマド・ユヌス博士との各対談も収録。
  • 「Jリーグ」のマネジメント―「百年構想」の「制度設計」はいかにして創造されたか
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プロ野球の危機が叫ばれるなか、Jリーグはなぜ事業として成功しているのか。ビジョン、ガバナンス、マーケティング、メディア戦略等、主に「制度設計」に焦点をあて、その要因を解明。
  • サービスの経営学
    4.0
    すべてのビジネスはサービス化する! 多様な事例を分析し成功するサービス企業のもつ「しくみ」を解き明かし、製造業とは異なる独自の戦略と組織を体系的に解説した初めてのテキスト。
  • 戦略シフト
    3.8
    経営者のブレーンとしても活躍中の著者による初の本格的企業戦略論。「オープン化によるORからANDへの転換」という戦略シフトで日本企業は新たな価値を生み出せるようになる。
  • 共通番号(国民ID)のすべて
    4.0
    1巻2,376円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 番号制度を設計するために、その哲学や理念を明確にし、諸外国の事例を参照しつつ具体化の道筋を明解に示す。さらに、それによって開かれる社会とビジネスを展望する。
  • 入門 経済学のための微分・積分―高校数学から経済数学へ
    -
    1巻2,376円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ☆経済学で使う数学を理解するための最初の一歩は、微分と積分の理解から 高校で履修した「数学」の知識を前提として、きちんとしたステップを踏んで学習をすれば、大学で経済学・社会科学を学ぶために必要な数学の考え方・知識・技法、社会人になっても役立つ数学の知識を身に付けることができます 【本書では経済数学を以下のステップで学習します】 (1)経済学における数学の役割を実感する (2)関数および関数の連続性について正しく理解する (3)関数の性質を記述する微分法を学ぶ (4)消費者や企業の最適化問題を解決する (5)変数が2つに増えたらベクトルを用いる (6)ラグランジュの未定乗数法がこれでわかる (7)確率論や統計学の基本の正規分布は積分から理解できる (8)行列を利用すれば2次元正規分布もわかる 本書「序」より………本書で行う数学の学習は高校の授業とは違った雰囲気になるはずである。もちろん計算は頻繁に現わるが、どうしてその計算がなされるのかという理由や動機に重点がおかれ解説は比較的長くなる。 したがって、焦らずにゆっくり読み進めてほしい。諸君がこれまでに学んだ数学の意味を再認識してもらえることを期待している。 本書で試みた高校とはいくぶん雰囲気の違う数学の学習を通じて、社会科学にとどまらず、これからの諸君の長い人生を豊かにする教養の1 つとして数学を付け加えてもらえれば、著者として望外の幸せである。
  • 選択と集中の意思決定―事業価値最大化へのディシジョン・マネジメント
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ディシジョン・マネジメントの決定版テキスト。ケーススタディを通して事業ポートフォリオ再構築に向けた戦略的意思決定の実践プログラムを明確に示す。 【主な内容】 序 章 「事業価値最大化プログラム」の提言 第1章 投資機会順位付け型プログラム:米国消費者向けヘルスケア製品大手A社 第2章 問題・機会フォーカス型プログラム:欧州電気・電子メーカー大手B社 第3章 抜本的構造転換型プログラム:米国大手素材メーカーC社 第4章 R&D再構築型プログラム:欧州医薬品メーカー大手D社 終 章 「事業価値最大化プログラム」の設計
  • マイクロファイナンスのすすめ―貧困・格差を変えるビジネスモデル
    4.2
    1巻2,376円 (税込)
    マイクロファイナンスは貧困者の自立を促すための少額無担保融資をいう。国内の貧困問題解決策として、この手法の可能性や具体的な導入方法を考察。貧困・格差の現状分析も詳しい。 【主な内容】 第1章 マイクロファイナンスのビジネスモデル 第2章 そもそもなぜ貧困対策が必要なのか? 第3章 企業にマイクロファイナンスは可能か? 第4章 金融機関及び一般企業へのマイクロファイナンスのすすめ 第5章 市民へのマイクロファイナンスのすすめ 第6章 政府へのマイクロファイナンスのすすめ 第7章 マイクロファイナンスの普及、そしてマイクロファイナンスを超えて
  • アジア進出ハンドブック
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国、インド、ベトナム、カンボジア、ミャンマー等々、アジア11カ国への進出を考えるビジネスマン必携の一冊。各国の投資環境から労働事情、リスク管理、そして生活事情まで必要な情報を満載。 【主な内容】 第1章 中国:課題を抱えつつも、引き続き成長が見込める巨大市場 第2章 インド:内需主導型の経済成長、潜在力ナンバーワンの巨大市場 第3章 インドネシア:存在感を増すアセアンの大国 第4章 マレーシア:バランスのよさで“ナンバーワン”の国 第5章 フィリピン:再評価される若い労働力 第6章 シンガポール:地域統括の条件が揃い、良好なビジネス環境 第7章 韓国:韓国グローバル企業とともに世界へ打って出る 第8章 タイ:アセアン製造業の中心国 第9章 ベトナム:チャイナプラスワンの最右翼 第10章 カンボジア:タイ・ベトナムの成長とともに発展 第11章 ミャンマー:アセアン最後の潜在投資大国への期待と課題 付録 アジア各国の基本情報、アジア各国の経済:基礎データ
  • ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ
    4.5
    ファシリテーションとは、会議や議論で参加者・チームの意見をどう引き出し、より良い結果を導き出せるか、そのマネジメントの手法である。著者は、大手企業やビジネススクールで数多くのファシリテーションを行い、ファシリテーターの「プロ」育成も手がけてきた経験を持つ。グロービスの講師育成に携わってきた。本書のアプローチは、リーダーシップの中核をなす総合的なスキルとして、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングを使いながら、参加者の個々の感情やコミュニケーションを重視している。ファシリテーターの頭の中(思考プロセス)をどう作り上げていくか、すぐに実践できるノウハウも収録している。 【主な内容】 chapter 01 ファシリテーション――変革リーダーのコアスキル part I 仕込み: あるべき議論の姿を設計する chapter 02 議論の大きな骨格をつかむ chapter 03 参加者の状況を把握する chapter 04 「論点」を広く洗い出し、絞り、深める chapter 05 合意形成・問題解決のステップでファシリテーションを実践する part II さばき: 議論を活性化し、思考を導く chapter 06 発言を引き出し、理解する chapter 07 発言を深く理解する chapter 08 議論を方向づけ、結論づける chapter 09 対立をマネジメントする chapter 10 感情に働きかける chapter 11 ファシリテーションは「合気道」
  • 実験マクロ経済学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ・世界初! マクロ経済学に関連する実験を集めた本 紙幣とインフレーション、貨幣錯覚、期待形成、価格の粘着性、 経済政策の裁量とルールなど、重要な概念がよりよく学べます。 ・30以上の実験を紹介! 重要かつ先端の実験を一覧できる便利な本。 学部生のためのテキストとしてだけでなく、大学院生にも読んでほしい一冊。 ・『実験ミクロ経済学』と併せて使ってほしい! 2012年に弊社より刊行された『実験ミクロ経済学』と併せて読むと、 実験経済学のケーススタディ集として、より多くの情報を得られます。 【主な内容】 第1章 一般均衡モデル 第2章 消費関数 第3章 リカードの中立命題 第4章 貨幣の発生 第5章 紙幣とインフレーション 第6章 貨幣錯覚 第7章 期待形成 第8章 サンスポット均衡 第9章 価格の粘着性 第10章 裁量とルール 第11章 金融政策の決定 第12章 投資関数と企業の資金調達 第13章 R&Dとスピルオーバー 第14章 経済成長と貧困の罠 第15章 国際経済
  • 新版 アジア進出ハンドブック
    3.0
    アジア主要13ヵ国の最新情報を満載。各国の投資環境、労働事情、リスク管理、生活事情がこれ一冊でわかる。 ラオス、パキスタンを加えた待望の新版! タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、ラオス、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、パキスタン、中国、韓国のアジア主要13ヵ国について、「投資先としての魅力」「現地当局の投資誘致方針」「投資優遇制度」「為替管理制度」から、日本人駐在員の居住環境、買い物事情、医療事情までを網羅。 生産拠点として、また市場としてのアジア各国の魅力に注目するビジネスマン必携の一冊。 アジア諸国は法規制をはじめとする投資環境が国ごとに大きく異なり、ときに独特の慣習もあって、進出を検討する際には、 きめ細やかな情報収集が極めて重要となります。候補国が複数ある場合は、比較検討することも不可欠です。 本書は、三菱東京UFJ銀行の世界約50ヵ国、1100拠点以上のネットワークを活用し、海外勤務経験のある、現地情報に精通したスタッフが各国の最新情報を織り込みつつまとめたものです。 【主な内容】 第1章 タイ――洪水後も変わらぬアセアン随一の製造業中心国 第2章 ベトナム――国内マーケットに注目した進出も増加 第3章 ミャンマー――市場として、製造拠点として、今後の成長が楽しみな国 第4章 カンボジア――タイ・ベトナムの間に位置する好立地 第5章 ラオス――経済回廊の要衝にあってタイとの分業が可能 第6章 インドネシア――アセアン随一の巨大消費マーケット 第7章 シンガポール――アジアの金融センター、地域統括会社が増加 第8章 マレーシア――バランスの取れたアセアンの優等生 第9章 フィリピン――見直される投資環境~百聞は一見に如かず 第10章 インド――潜在力ナンバーワンの巨大市場、世界最大の民主主義国家 第11章 パキスタン――アジアの知られざる巨大市場の魅力と課題 第12章 中国――中間層、富裕層が急増する大市場 第13章 韓国――グローバル展開する韓国大手企業と手を組むチャンス
  • 企業分析シナリオ(第2版)
    4.3
    「評価される企業」に必要な条件は何か。定性的データと財務データを結びつけ、勝ち残るための意思決定への実践指針を提供。新会計基準に対応し、ケーススタディも全面刷新。 【主な内容】 序 章 企業の目標と企業分析 第1章 企業評価の方法 第2章 定性的な分析と財務データとの関連付け 第3章 財務データの見方 第4章 財務比率分析 第5章 会計方針と企業分析 第6章 総合的な評価
  • 意思決定のマネジメント
    4.3
    経営者・ビジネスパーソンは何をどのように分析して判断を下すのか。マネジメントの根源というべき意思決定を最新の研究成果を踏まえて解説し、行動の指針を提供する。 【主な内容】 第1章 「成功要因」の神話と現実 第2章 規範的意思決定論の特徴と限界 第3章 データの分析と確率認知のバイアス 第4章 未来予測と投資の意思決定 第5章 市場への参入とM&Aの意思決定 第6章 市場からの撤退と事業売却の意思決定 第7章 経験とアナロジーの意思決定 第8章 感情と意思決定
  • 日本の成長戦略と商社
    -
    医療、食品、資源・エネルギー、コンテンツビジネスなど、いまや世界を席巻する商社の事業&ビジネスを紹介するとともに、強い日本を取り戻すために何をなすべきかについて商社の視点から提言する。 商社の業界団体である日本貿易会では、2013年度~2014年度の重点事業のひとつとして、わが国の成長戦略の実行において、商社はどのような役割を果たしてゆけるかについて掘り下げていくことを目的として、特別研究会を立ち上げた。研究会においては、まず、わが国を取巻く内外環境を分析し、対処すべき課題を整理したうえで、中長期的な世界経済と日本経済の潮流について考察した。さらに、時代と共に大きく変貌を遂げてきた商社機能の変遷をたどりながら、今後日本が目指してゆく成長戦略の実現に向けて、商社業界が貢献し得るビジネスモデルについて研究し、できる限り、当該ビジネスモデルの各社における具体的な事例を紹介することを主眼とした。総合商社は事業分野が多岐にわたり、ビジネスの手法も複雑化しているため、わかりにくい、といわれることがあるが、本書においては、分野ごとの、具体的な商社のビジネス事例を中心として記述しており、現在の商社活動および商社が目指す未来像について少しでも多くの方にご理解いただければ幸いである。(「はじめに」より抜粋) 【主な内容】 序 章 日本の成長戦略と商社 第1章 大きく変わる世界と日本 第2章 進化を続ける商社の機能 第3章 日本を元気にする商社ビジネス 第4章 経済成長の経済学から見た商社
  • 新版 人材マネジメント論―儲かる仕組みの崩壊で変わる人材マネジメント
    3.8
    人材マネジメントの今やスタンダードとなった旧著を全面改定。最新の事例を豊富に取り入れ、成果を生み出す能力と人物像を徹底的に分析・解説する。大手企業人事部担当者必読の本。 【主な内容】 第1章 企業ビジョンと人材マネジメント 第2章 人材マネジメントの3つの分野 第3章 組織マネジメント 第4章 成果を生み出す能力
  • 組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト
    4.3
    経営学の必須科目「組織行動」の考え方を、ビジネスマンのために9つのキーコンセプトに絞ってわかりやすく論じた書。 【主な内容】 第1部 組織行動という分野への招待 第1章 経営学と組織行動の間柄 第2部 組織の中の個人 第2章 コンピテンシーとは何なのか 第3章 モティベーション論のミッシング・リンク 第4章 「キャリア・デザイン」のデザイン 第3部 成果と評価の問題 第5章 成果を意識した組織行動を目指して 第6章 人事評価をめぐる根本問題 第7章 360度全方角からのフィードバック 第4部 個を活かし組織の力を高める 第8章 変革の時代におけるリーダーシップの求心力 第9章 職務満足と組織コミットメントから見る職場の幸福論 第10章 現実を変えることから生まれる知識創造のパワー
  • ルポ年金官僚―政治、メディア、積立金に翻弄されたエリートたちの全記録
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    100年安心は、まやかしなのか、不安を煽ったのは、誰か──。  2025年、国民の5人に1人が後期高齢者になる。この国の年金制度はどうあるべきなのか。その解は、年金官僚たちの壮絶な攻防のドラマの中にちりばめられている。 ***  私は「年金ブーム」の1年半ほど、ほぼ毎号、『週刊ポスト』の年金取材に明け暮れた。徹夜もしょっちゅうだったが、20代後半という若さ、知識を吸収する喜びがあり、記者としての手ごたえを感じた時期だ。私の記者人生の〝青春〟であった。  ただし、いくらメディアが激しく批判をしたところで、法律が大きく修正されることはなく、順調に成立した。社会保険庁は解体に追い込まれたが、それで国民生活が良くなったのか、今もって実感がない。  恥を忍んで言えば、「マクロ経済スライド」が人口減少、平均余命の延びによる調整に過ぎないことを、私は本書の取材で初めて理解した。制度の本筋とずれた所を、懸命に掘り下げていたのである。年金取材にどっぷり浸かった私ですらそうだから、一般国民が知るよしもないだろう。  2005年に『週刊文春』に移籍してからも、編集部は私に、年金の記事を数多く担当させてくれた。年金は、私にとって〝背骨〟のような取材対象であり続けた。  本来、私は記者として何を報じるべきだったのか。こうまでメディアを、私を、惹きつける年金とは一体何なのか──。それを解き明かし、ノンフィクション作品として世に問いたいと決意したのが、本書執筆の動機である。
  • 人材獲得型M&Aの成功法則―「賃金デューデリ」で買収先の人材レベルを確認する
    -
    小さな会社のM&Aは、賃金・労務管理で成否が決まる! 急増する人材獲得型M&Aを成功に導くポイントを解説。 ・信頼できる仲介業者の選び方 ・買収前デューデリの実践 ・買収後の労務管理のコツ ・買収後の賃金・退職金制度の見直し ・人材が定着する適切な処遇のあり方 etc. 中小企業の賃金・労務管理に精通した著者が説く実践知識
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた
    3.7
    牛肉、ライ麦、チョコレート、にんにく、えび……18の食べ物を巡る知の冒険 ロンドン大学人気教授が書いたまったく新しい入門書 コカ・コーラで「新自由主義政策」、鶏肉で「不平等」、いちごで「オートメーション」…… 知っておきたい経済学の知識が身につく! 【推薦の言葉】 「名著だ。チャンは20年にわたり、ネオリベラリズムに代わるものを提供しようと精魂を傾けてきた。今、彼は研究人生の絶頂期を迎えている」――ダン・デイビース(英『ガーディアン』紙) 「チャンは複雑なことをわかりやすく説明するのが、ほんとうにうまい。料理でも、経済学でも、チャンの手にかかると、すこぶるおもしろい話になる」――ビー・ウィルソン(英『サンデー・タイムズ』紙) 「経済学の本を読んで、こんなに笑ったり、よだれが垂れそうになったり、反省させられたりしたのは初めてだ。楽しくて、深くて、食欲をそそる本だ」――ブライアン・イーノ 「素朴なネオリベラル料理だけで政策立案者たちは生きていけるという通念への見事な反駁の書。まさにご馳走のような一冊だ。世界各国の料理にまつわる機知に富んだ話とともに、経済の代案がずらりと並ぶ。ハジュン・チャンは本書によってあらためて、世界でも指折りのエキサイティングな経済学者であることを証明した」――オーウェン・ジョーンズ
  • DBS 世界最高のデジタル銀行―テクノロジー企業を目指した銀行の変革ジャーニー
    4.0
    ユーロマネー、ザ・バンカー、グローバルファイナンスが 世界のベストバンクに選出! ハーバード・ビジネス・レビューが選ぶ 過去10年間のビジネストランスフォーメーション トップ20ランクイン! 顧客満足度最下位だった アジアの元政府系銀行、 DBS銀行(旧称The Development Bank of Singapore)は いかにして最先端テック企業へと生まれ変わったのか? その変革ジャーニーを完全解説!!
  • MBAのExcel―即戦力になる!
    4.0
    エクセルは道具。 しかも、高度な機能が装備され、進化を続けている道具です。 道具なので、知識よりも活用法を習得してください。 実際のビジネスシーンで直面する課題に対して、エクセルをどのように活用して定量分析すれば、経営判断につながるような意義のある示唆を生み出すことができるか」、これが本書の趣旨となります。 料理にたとえるなら、包丁や調味料といった「道具」の説明を中心に据えるのではなく、アウトプットである「おいしい料理」を仕上げるために、「道具」をどのように活用したらいいのか、を念頭に置いて書きました。
  • 図解 コンプライアンス経営(第5版)
    -
    経済安全保障、国際的な人権対応の変化、サスティナビリティ、ESG等の動向を踏まえた最新法令等を反映し、全面改訂!  豊富な図版を使い実例を織り交ぜながら、さまざまなケース別、法令別にノウハウを提示。 企業法務の最前線で活躍する著者がやさしく解説する。
  • アッテンボロー 生命・地球・未来―私の目撃証言と持続可能な世界へのヴィジョン
    4.0
    今、地球は6回目の大量絶滅の危機にある。 過去数十年の「大加速(グレート・アクセラレーション)」の時代において、人類が地球環境を大きく変えてしまったからだ。 《プラネットアース》などで知られる、世界的な自然番組のプレゼンターであるデイヴィッド・アッテンボローは、「グリーン成長」と「再野生化」こそが、人類が、そして地球の生命が生き残るための鍵だという。 もし、私たちが何も手を打たなければ、アマゾンの熱帯雨林や極地方の氷は減少し、永久凍土が融解して炭素が放出され、海は酸化して水産資源は枯渇し、人類は食料生産の危機やパンデミックに直面し、強制的な移住を強いられ、6回目の大量絶滅へと至るであろう。 この悪夢を避けるためには、経済成長に固執することをやめ、サステナブルな形で資源を使う「グリーン成長」を追究し、海や森などを再び自然な状態に戻す「再野生化」に取り組まなければならない。 私たちは今こそ、ふたたび自然と調和した種にならなければならない。人類は今、地球に住み続けられるかどうかの、瀬戸際にあるのだ。
  • エコシステム・ディスラプション―業界なき時代の競争戦略
    -
    ボーダレスな世界で勝ち抜くために。DX時代の新しい競争戦略論。 現在、ビジネスの競争原理が変わりつつある。今までは明確に定義された業界が存在し、ライバル企業と同じ目的を持って、コストや品質で顧客をめぐって争っていた。しかし今は、より幅広い価値提案を行うエコシステム(生態系)の構築が重要視されてきている。自動車からモビリティソリューション、金融はフィンテック、薬局はヘルスケアサービスへと変革し、業界の垣根は消失してしまった。そのため、今まで予想もしなかった、かつての競合とはまったく異なる指標や目的を持つ相手が次々に参入し、競争せざるをえなくなっている。こうした世界で生き残り、正しく勝つためには、競合、成長、リーダーシップに対する考え方の変換が必要となる。その分、リーダーにならなくても、顧客への価値作りの要所を押さえるなど、勝つための方法は何通りも存在する。本書では、必要となるコンセプト、ツール、フレームワークについて、スポティファイ(音楽ストリーミング)、ウェイフェア(家具)など、GAFAの激しい攻勢を受けながらも鮮やかにかわした企業の事例なども紹介しながら、成功を収めるための戦略を探っていく。

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