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彼らはどのように未来を切り拓いていったのか?
従来の史実では描かれなかった躍動感あふれるストーリーがここにある
高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、益田孝、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏――
アヘン戦争、開国、財政政策、秩禄処分、士族授産、三井と三菱財閥、理化学研究所――
本書は、明治から昭和初期にかけての日本のイノベーターたちが、津波のように押し寄せる大変化にきわめて創造的に対応し、思いもよらない独創性を発揮していった過程をたどる試みである。そこには、これまで歴史の片隅に追いやられていた重要な事実の再発見もある。たとえば、アヘン戦争で解任された中国の高級官僚が残した西洋に関する文献や著作が、さまざまな偶然を経て国境を越え、江戸幕府が開国決断へと至るストーリー、勤王の志士がわずか数年にして明治政府の経済政策を作り上げていくストーリー、研究所から新興財閥を作り上げた理研の創業者のストーリーなど、従来の日本史では注目されることの少なかった人物と、彼らが突破した難題と、それらが社会にもたらしたインパクトを紹介していくものである。
Posted by ブクログ 2018年11月12日
明治維新の解釈として独創的であり印象的
植民地化の危機意識→天皇を中心とした絶対国家→富国強兵
武士の廃止→国民軍の創出 士族の政府が武士制度を廃止 明治維新のイノベーション
「自己否定」
明治維新を資本主義経済のインキュベーターに
(1)経営人材 武士を充当 職種転換 必ずしも成功しなかったが・...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月26日
幕末から明治に掛けて、諸外国からの脅威もある中、愛国心、野心を持つて活動した男達の話
以前に高杉晋作の本を読んだが、(というのも高杉晋作の没地「東行庵」に行き、具体的に何をした人かを再確認したかったため)本書にも少しでてきた。やはり鎖国、攘夷の考え方では日本は海外から大きな遅れを取り滅びる。進ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月09日
幕末から明治、戦前までの時期、日本における産業、科学の勃興の物語。この時代を語るのに、いわゆる幕末志士伝は数多くあるが、起業家や科学者を主役に描いたものはあまりなく、本書ではその志や自立精神、未来志向などは志士の物語と変わらない迫力や情熱を感じることができる。作者がなんども強調しているように日本人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月23日
アヘン戦争から幕末、明治維新の頃の日本のイノベーターらのサクセスストーリーを追う一冊。高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏らが紹介されている。
圧倒的な列強国を前に江戸幕府が崩れていく様、明治維新によって秩序維持に貢献してきた武士らが見捨てられていく様を見...続きを読む
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