佐藤健志の作品一覧
「佐藤健志」の「新自由主義と脱成長をもうやめる」「[新訳]フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤健志」の「新自由主義と脱成長をもうやめる」「[新訳]フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
新自由主義のようなリベラルな考え方が、実は同じような価値観を押し付ける帝国主義的な考え方ではないか?と言う視点は面白いと思いました。
とは言え、世界で盛り上がりを見せているナショナリズムが単純に正解と言うわけはなさそうですし、それぞれの国の文化や習慣と言った内的なものと、地政学など外的なものを、その国にとってベストな政策を選んでいく必要があると理解しました。
個人レベルの話としては、グローバル化により株価は上がっても、実際に多くの国民は苦しんでおり、一人一人は弱い国民が団結して中間団体を形成し、資本家や国に立ち向かうと言う形が必要なのかもしれませんが、それも今やなかなか難しそうです。
地域や
革命思想にご用心
一部ご紹介します。
・「革新」に憧れる精神とは、身勝手で浅はかなものだ。自分たちの祖先を顧みない者が、自分の子孫のことを思いやるはずがない。
・人は自由や権利を相続財産のように看做せば、「前の世代から受け継いだ自由や権利を大事にしなければならない」という保守の発想と、「われわれの自由や権利を後の世代にきちんと受け継がせなければならない」という継承の発想が生まれることをわきまえる。そしてこれらは「自由や権利を、より望ましい形にしたうえで受け継がせたい」という進歩向上の発想とも完全に共存しうる。
・社会が複雑なものである以上、「多くの目標が不完全に、かつ途切れ途切れに達成される」ほうが、「い
Posted by ブクログ
保守の前提と革新の前提
自由・平等・博愛といったおめでたい夢幻を掲げ、過去の権威や伝統を根絶やしにして達成されたフランス革命を「保守の父」エドマンド・バーグが痛烈にコキ貶したのがこの「フランス革命の省察」。
新訳 フランス革命の省察―「保守主義の父」かく語りき
その貶しようは、イギリスの首相ピットに「この罵倒は芸術的だ」と言わしめるほどの内容。
この本は、まだ保守という言葉すらないフランス革命当時に書かれたものですが、人名や党名、地名を現代風にアレンジすれば、現代十分通用する普遍性を備えています。
保守も革新もその目的や手段は時代や洋の東西によって変化していますが、それぞれの前提とな