コモン・センス 完全版 アメリカを生んだ「過激な聖書」

コモン・センス 完全版 アメリカを生んだ「過激な聖書」

1,699円 (税込)

8pt

3.5

1776年の新大陸で、独立戦争の起爆剤となった大ベストセラー『コモン・センス』。アメリカについても戦後日本についても、本書を知らずに語ることはできない。それどころか、本書には面白い特徴が見られる。イギリスに対するアメリカの従属ぶりを批判し「自由のために決起せよ」と叫んだトマス・ペインの議論は、「イギリス」を「アメリカ」に置き換え、「アメリカ」を「日本」に置き換えるだけで、「真の独立のために決起せよ」と叫ぶ日本の反米保守の議論とそっくりなのだ。『コモン・センス』は新大陸の人々に対して「独立アメリカはかくあるべし」というイメージを説いた書だが、そのイメージには「原理主義的な宗教性」「合理主義・啓蒙主義的な虚構性」という二つの大きな柱がある。この二つが結びついた結果、理想と矛盾を孕む国となった……。これまで日本では不完全版でしか読めなかった歴史的名著が、華麗な訳文のもと全面復活!

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コモン・センス 完全版 アメリカを生んだ「過激な聖書」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ――――――――――――――――――――――――――――――
    レキシントンの戦いから八ヶ月以上が過ぎた十七七六年一月の時点においても、独立を積極的に主張するアメリカ人は少数派だったのだ!

    イギリスの態度に不満はある、けれども戦争に訴えてでも独立をめざすのは行き過ぎではないか――多くの人々はこんな葛

    0
    2015年09月23日

    Posted by ブクログ

      トマス・ペイン「Common Sense コモンセンス―アメリカを生んだ「過激な聖書」」(佐藤健志訳)を読む。
      もともとアメリカの歴史にあまり興味はなかったのだが、独立の背景となる本書を読んで、目からウロコが落ちた!と云えるかも知れない。この「コモンセンス」、アメリカとイギリスが武力紛争に突

    0
    2015年02月12日

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