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牛肉、ライ麦、チョコレート、にんにく、えび……18の食べ物を巡る知の冒険
ロンドン大学人気教授が書いたまったく新しい入門書
コカ・コーラで「新自由主義政策」、鶏肉で「不平等」、いちごで「オートメーション」……
知っておきたい経済学の知識が身につく!
【推薦の言葉】
「名著だ。チャンは20年にわたり、ネオリベラリズムに代わるものを提供しようと精魂を傾けてきた。今、彼は研究人生の絶頂期を迎えている」――ダン・デイビース(英『ガーディアン』紙)
「チャンは複雑なことをわかりやすく説明するのが、ほんとうにうまい。料理でも、経済学でも、チャンの手にかかると、すこぶるおもしろい話になる」――ビー・ウィルソン(英『サンデー・タイムズ』紙)
「経済学の本を読んで、こんなに笑ったり、よだれが垂れそうになったり、反省させられたりしたのは初めてだ。楽しくて、深くて、食欲をそそる本だ」――ブライアン・イーノ
「素朴なネオリベラル料理だけで政策立案者たちは生きていけるという通念への見事な反駁の書。まさにご馳走のような一冊だ。世界各国の料理にまつわる機知に富んだ話とともに、経済の代案がずらりと並ぶ。ハジュン・チャンは本書によってあらためて、世界でも指折りのエキサイティングな経済学者であることを証明した」――オーウェン・ジョーンズ
Posted by ブクログ 2024年03月15日
結論の章から引っ張ったアドバイスは
以下のとおり。
その1 いろいろなものを幅広く食べよう。
その2 こころを開き、新しいものを試そう。
その3 材料の出所を確かめよう
その4 想像力を働かせよう
これ、食べ物や料理の話ですが、
経済学についても上記なんだってさ。
おもしろかったです。
本筋よ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
経済学を料理と絡めて多面的に語ろうというところが野心的でステキ。
経済といえばアメリカ(何せノーベル経済学賞受賞してるのは、ほとんどアメリカ)のところ、序章は「にんにく」、にんにくで経済を語ろうなんて突拍子な発想、読まずにはいられない、まずここにこの本の多くのエッセンスが詰め込まれていると思う。
い...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
イギリスで活躍する韓国出身の経済学者による『経済学レシピ』。経済学?レシピ?と疑問を抱いて読んだが、バナナ、オクラ、麺、鶏肉など代表的な食材に加え、どんぐりやコオロギなどレアなものまで、多彩な食の話題を通じて、今日の経済問題について鋭い考察を展開している珍しい切り口な一冊。例えば、ライ麦の章では、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月01日
食べ物の話題から経済学ネタにつなげる手際はあざやかだけれど、その2つが混ざり合っていない感はある。無理に一緒にしなくてもよいような。
イギリスでキャリアを積んでいる韓国出身の経済学者なのだが、わりと珍しいことに師匠はマルクス経済学で、彼自身も新古典派から距離をおいている。歴史的にみれば英米は保護主...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月24日
食べ物をきっかけとした経済論
にんにく 韓国でひとり年間8㎏
唐辛子を使わないキムチはあるが、にんにくを使わないキムチはない。
韓国のどんぐりのゼリー トトリムク
ハモン・イベリコ・デベジョータ どんぐりで育ったイベリコ豚の豚足のハム
イベリア半島でキリスト教徒がイスラム教徒を追い出しスペ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月19日
1980年以降、経済学は新古典派だけになってしまった。イノベーションや行動経済学も組み込まれた付け足しでしかない。
アメリカでは奴隷は財産であり、貸付対象、担保にもなった。
1791年ハイチ革命で、フランスに反乱を起こし1804年に独立国となった。ルイ14世はルイジアナから撤退し、アメリカがこれを購...続きを読む
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