ロビン・スペキュランドの作品一覧
「ロビン・スペキュランド」の「DBS 世界最高のデジタル銀行―テクノロジー企業を目指した銀行の変革ジャーニー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ロビン・スペキュランド」の「DBS 世界最高のデジタル銀行―テクノロジー企業を目指した銀行の変革ジャーニー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
世界最高のデジタル銀行となったDBSの変革についてまとめられた本。DBSは元々シンガポール開発銀行という政府系金融機関であり、シンガポールが金融都市として発展した後の役割は薄く顧客評判も良くなかった。しかし、2010年以降CEOピユシュ・グプタのもとで数々の改革を成し遂げていく。アジアウェーブ・デジタルウェーブ・サステナビリティウェーブと3つの戦略ウェーブを進め、シンガポール内のみならずアジア・世界でも戦える銀行へと生まれ変わった。DX推進の際、専門チームを作ってそこから広めるのではなく、全部署単位で徹底したデジタル変革を行った点は特に日本企業は見習うべきであると思う。
Posted by ブクログ
実務上学びになる点がたくさん。
顧客志向、カスタマージャーニー、データ分析、APIとこれまで散々聞いているテーマについて、具体的な事例を紹介してくれるので、これやってみようというアイデアがたくさん思いついた。テーマの概要をなぞるだけの本とか会社のPR本とかは溢れているが、これはなかなかの良作。これをケーススタディにしてチームディスカッションしたら色々アイデア生まれそう。
「バリューチェーン全体で生じるすべての作業を認識し計測し、その作業を排除、移動、最適化して生産性向上、コスト低減、そして顧客満足向上につなげる」(p87)
データ分析と何年も言われているけどなかなか分析切り口が出せずにいた
Posted by ブクログ
DBSはすごい。MVVを掲げて、いまいちだった2010年から2015年には世界随一のデジタルバンクになった。
事例もいろいろ載っている。
ただ、MVVを掲げて施策を打つだけならどこの経営でもできる。だが、日本の金融機関はそうではない。
だから、この本に欠けているのは実効性を持たせた要因の分析であると感じた。
年功序列も残る日本で、若手がベテランの1on1をすることを、どういうインセンティブ設計や文化があれば成り立たせうるのか?
ベテラン層をリストラせず、いかに新しいことを学んでもらったのか?これはなぜ成り立ったのか?
せめて、訳者あとがきで触れて欲しい。
とはいえ、ここに触れるとコンサル業的に