ユーザーレビュー 知識創造企業(新装版) 野中郁次郎 / 竹内弘高 / 梅本勝博 SECIモデルとしても有名な知識変換モデルを中心に個人の知識創造をどのようにして組織として増幅し、組織的知識創造を行なっていくのかという理論の提示と実践方法の提案を行っている。 この本を読むと「どのような知識変換に基づく知識創造が行われているのか?」という目線でさまざまなものを見れるので面白い。 一...続きを読む方でいくつか出てくる事例が90年代の日本企業であるため2023年現在から見ると隔世の感がある。ただ、それについても現在世界のトップを走る企業ではどのような知識が創造されているのかという視点で見ればそのような事例はものの見方の具体例ととらえられると思う。 全体のうち4割程度は理論の裏付けのための事例や説明のための具体例なので400ページ超の経営理論の本の割には読みやすいと思った。 Posted by ブクログ 知識創造企業(新装版) 野中郁次郎 / 竹内弘高 / 梅本勝博 野中郁次郎先生の代表的な著書。 日本発で世界的に広まったマネジメント理論ということで読んでみた。 有名なSECIモデルについてと、それを活用するための組織作りの仕方や事例が書かれている。 500ページあるので後半は若干冗長な感じはあることと、30年前の話であるため読む人を選ぶところはあるが、今にも...続きを読む通じる内容である。 一方で、30年間で実際にうまくこのシステムを実装できた企業はほとんどないだろう。 続編のワイズカンパニー(2020発行)も読んでみて、それも含めて改めて評価したいところ。 Posted by ブクログ 知識創造企業(新装版) 野中郁次郎 / 竹内弘高 / 梅本勝博 私が2020年に読んだ本の中ではベスト。 SECIモデルは有名だが、それでも以下の理由によりこの本は読む価値があるといえる。 ・日本人の経営学者が日本企業の事例によりモデルを確立していること。 ・いずれの事例もいきいきしていること。 ・この本をよむことによって初めてナレッジマネジメントの本質を会得...続きを読むでき、SECIモデルを意識した活動ができること。 私も対して経営書を読んでいるわけではないが、それでもこの本は現在出ている経営書の10指には必ず入るはず。 Posted by ブクログ 知識創造企業 野中郁次郎 / 竹内弘高 / 梅本勝博 日本企業の成功は「組織的知識創造」、つまり組織的に新しい知識を創り出し、内部で広めた上で製品やサービスとして具体化させる能力、にあるとするのが主旨。 中で紹介される形式知と暗黙知の概念、四つの知識変換モデルは非常に有名。主題理論だけではなく、西洋哲学史からの「知」の変遷についても解説されており、勉強...続きを読むになる。 内容がそもそも難解な上に実例の紹介にもたっぷりと紙幅が使われているために長い。読むにはかなり気合いがいるが、20年以上前の本とは思えないほどに鮮やかな理論。読んで良かった一冊。 Posted by ブクログ 知識創造企業(新装版) 野中郁次郎 / 竹内弘高 / 梅本勝博 世界的な権威、野中郁次郎先生の名著。 海外で生まれた経営理論が多いなか、本著は日本人の経営学者が提言した、日本の文化に根ざした経営理論というところに価値があります。またそれは、私たち日本人が世界に誇れるものでもあると感じます。 Posted by ブクログ 梅本勝博のレビューをもっと見る