梅本勝博のレビュー一覧

  • 知識創造企業(新装版)

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    効果的なナレッジマネジメントとは?が分かる本
    この本が今から30年近く前に書かれたとは驚きだ。

    名著『失敗の本質』の作者、野中郁次郎さんの代表作と知り読み始めた。400ページを超えの分厚さだったが、無駄な話はなく、ぎっしりと中身の詰まった本だった。

    知を創造するためには、知をどう扱えば良いのかを、暗黙知を重視する日本企業、形式知を重視する西洋の両側面から検証していく。
    著者は、「どちらか」が優れているのではなく、「どちらも」取り入れたSECIサイクルが最善だと結論づける。

    また、ただの理論にとどまらず、実際の企業の例(新規開発)を取り上げ、組織の在り方や、マネジメントの在り方も分析し示し

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    2025年02月26日
  • 知識創造企業

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    SECIモデルは最近のものかと思っていましたが、こんな前から野中郁次郎先生が語っていたのですね。
    今読んでも斬新な内容です

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    2025年02月14日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ネタバレ


    知識創造のモデルとして、共同化→表出化→連結化→内面化という流れで個人の暗黙知を組織の形式知に変換する事を実例も交えて説明。そのサイクルを回すために、階層的なビューロクラシーの効率とタスクフォースの柔軟性を兼ね備えたハイパーテキスト型組織という新しい組織構造を提唱している。

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    2025年02月01日
  • 知識創造企業

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    イノベーションが不足する今の日本に必要な考え方であった。あとがきまで読み込んでいくと、野中郁次郎先生のアツい想いが込められていた点が印象的な一冊。

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    2024年08月22日
  • 知識創造企業(新装版)

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    SECIモデルとしても有名な知識変換モデルを中心に個人の知識創造をどのようにして組織として増幅し、組織的知識創造を行なっていくのかという理論の提示と実践方法の提案を行っている。
    この本を読むと「どのような知識変換に基づく知識創造が行われているのか?」という目線でさまざまなものを見れるので面白い。
    一方でいくつか出てくる事例が90年代の日本企業であるため2023年現在から見ると隔世の感がある。ただ、それについても現在世界のトップを走る企業ではどのような知識が創造されているのかという視点で見ればそのような事例はものの見方の具体例ととらえられると思う。
    全体のうち4割程度は理論の裏付けのための事例や

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    2023年09月26日
  • 知識創造企業(新装版)

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    野中郁次郎先生の代表的な著書。
    日本発で世界的に広まったマネジメント理論ということで読んでみた。
    有名なSECIモデルについてと、それを活用するための組織作りの仕方や事例が書かれている。

    500ページあるので後半は若干冗長な感じはあることと、30年前の話であるため読む人を選ぶところはあるが、今にも通じる内容である。

    一方で、30年間で実際にうまくこのシステムを実装できた企業はほとんどないだろう。
    続編のワイズカンパニー(2020発行)も読んでみて、それも含めて改めて評価したいところ。

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    2023年08月29日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ネタバレ

    私が2020年に読んだ本の中ではベスト。
    SECIモデルは有名だが、それでも以下の理由によりこの本は読む価値があるといえる。

    ・日本人の経営学者が日本企業の事例によりモデルを確立していること。
    ・いずれの事例もいきいきしていること。
    ・この本をよむことによって初めてナレッジマネジメントの本質を会得でき、SECIモデルを意識した活動ができること。

    私も対して経営書を読んでいるわけではないが、それでもこの本は現在出ている経営書の10指には必ず入るはず。

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    2022年05月08日
  • 知識創造企業

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    日本企業の成功は「組織的知識創造」、つまり組織的に新しい知識を創り出し、内部で広めた上で製品やサービスとして具体化させる能力、にあるとするのが主旨。
    中で紹介される形式知と暗黙知の概念、四つの知識変換モデルは非常に有名。主題理論だけではなく、西洋哲学史からの「知」の変遷についても解説されており、勉強になる。
    内容がそもそも難解な上に実例の紹介にもたっぷりと紙幅が使われているために長い。読むにはかなり気合いがいるが、20年以上前の本とは思えないほどに鮮やかな理論。読んで良かった一冊。

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    2021年08月11日
  • 知識創造企業(新装版)

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    世界的な権威、野中郁次郎先生の名著。
    海外で生まれた経営理論が多いなか、本著は日本人の経営学者が提言した、日本の文化に根ざした経営理論というところに価値があります。またそれは、私たち日本人が世界に誇れるものでもあると感じます。

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    2021年04月18日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ミドルアップダウンマネジメント、リレー・ラグビーなど対比を用いて組織論を語る本。実例も多い。
    東洋と西洋の対比を用いているのが、この本の一番の特徴だと思います。

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    2020年12月28日
  • 知識創造企業

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    改めて20年以上前の本を再読、やはり良書はさすがだと思う。 文句なしの★5つである。

    この本は僕が会社に内定した際に会社側から提供された本の中の一つで当時あまりに感動して、そのままずっと保持している本である。学生から社会人になる際に「こんな知的な本を読むのか、知識創造とはすごいプロセスだ」とものすごく感動したことを今でもよく覚えているし、それは再読した本日も改めて思った。

    野中郁次郎先生は、「失敗の本質」を書かれた共著者であったり、スクラム開発の考え方の根本を提示された方であったり、本当に自分の人生に大きな影響を与えた方ですが、先日読んだ「直観の経営」にもありましたが哲学の話、失敗の本質の

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    2020年05月10日
  • 知識創造企業

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    野中郁次郎先生の金字塔。
    SECIモデルを理解するならこの本から。
    ミドルマネージャーが成長し続け機能する組織に大事なのがよくわかる理論です。

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    2017年06月11日
  • 知識創造企業

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    またまたコヒーレンス。でも、さすがに学者さんなので、すごく綺麗に整理されていました。アプローチが20世紀風じゃないので、慣れてない人はかったるいかもしれないけど、このアプローチだからこそ、この「答え」に辿り着けたんだよ。
    これを実践するのが僕らの役目だね。

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    2016年10月26日
  • 知識創造企業

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    野中郁次郎先生の名著。組織における知識の創造プロセスにおけるミドル・マネージャーの役割をとらえ返している。そうしたプロセスについても丁寧に概念化することで内容に厚みが持たされている。定期的に読み返したい。

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    2016年06月07日
  • 知識創造企業

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    野中先生、ナレッジマネジメント、SECIモデルというキーワードに触れたらまずこの本を読んで欲しいです。日本企業が得意としてきた組織的な知識創造の型をモデル化した内容で、事例としては日本を代表する電機メーカーや自動車メーカーを取り上げていますが、業界問わずどの企業にも応用可能な理論だと思います。ちょっと読むのが大変ですが「積読」の最初の候補にしたい一冊。(和田)

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    2016年01月29日
  • 知識創造企業

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    学術的過ぎてよくわからなかった。
    この手の本を、普通に読み慣れている人にはキツイ。
    かなり読み慣れていないと、理解は難しいと思う。

    とはいえ、購入してしまったので、2度3度と読み直して理解に努めたいと思います。

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    2015年01月25日
  • 知識創造企業

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    今さらながらの野中郁次郎、だけど今だからこその野中郁次郎でした。知っているつもりで積読で放置していたのを解消しました。いつもロナウジーニュやメッシ、そしてネイマールと優れた個を常に迎えつつ、でもチームとして一貫したサッカーに磨きをかけていて、しかもそれが個人の存在感をさらに光らせているバルサこそが組織の理想形か?と憧れているのですが、日本の会社もバルサになりうる、というかもはやバルサになっている組織もあるかも、と希望を持ちました。年末の青色ダイオードのノーベル賞受賞により、イノベーションにおける「個」VS「組織」というテーマにもまた注目が集まっていますが、単純にアメリカ型になるだけではない我々

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    2015年01月14日
  • 知識創造企業

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    組織的知識創造を計画・実行するためにとるべき七つのガイドライン

    1.知識ビジョンを創れ
    2.ナレッジ・クルーを編成せよ
    3.企業最前線の濃密な相互作用の場を作れ
    4.新製品開発のプロセスに相乗りせよ
    5.ミドル・アップダウン・マネジメントを採用せよ
    6.ハイパーテキスト型組織に転換せよ
    7.外部世界との知識ネットワークを構築せよ

    これらを実現する基礎段階として、総合し、乗り越えなければならない二元論。

    1.暗黙的/明示的
    2.身体/精神
    3.個人/組織
    4.トップダウン/ボトムアップ
    5.ビュロクラシー/タスクフォース
    6.リレー/ラグビー
    7.東洋/西洋


    具体的ケースが豊富で、最終

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    2014年08月16日
  • 知識創造企業

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    マーケティングの傾倒本。
    経営とは商品開発と組織開発の両輪であることを教えてくれた本。
    良い企画、再現性はチームレベルで発揮されないと意味がない。

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    2012年03月17日
  • 知識創造企業

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    年齢,性別,職業,地位を問わずにオススメ.
    誰が読んでも得るものは多く,大きいとおもう.
    分厚く,400ページもあるがそれほど苦にならずに読める.
    内容は,日本企業がなぜここまで強いのかということを理論と実例を使って見事に説明したものである.
    そんなものがなぜ年齢や職業を問わずにオススメできるのか?
    それはタイトルにもあるようにこの本が「知識を創造する」ダイナミズムを初めて扱った本だから.
    従来の自然科学的方法論では扱いきれなかった「暗黙知」に焦点を当て,社会科学的手法を用いて見事に分析していることを私は非常に高く評価したいと思う.
    私のいる心理学の世界にも,このような流れは明白で,「拡張によ

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    2012年02月27日