梅本勝博のレビュー一覧

  • 知識創造企業(新装版)

    Posted by ブクログ

    かなり学術的な表現になっていて、長い時間をかけて読み込んで腹落ちさせないと、オーディブルレベルで流し聞きする程度では意味は薄い本だと思った。トップダウンでもボトムアップでもなくミドルアップダウンマネジメントアプローチとか面白いけど大変だなと思った。国際的な大企業のヒット商品誕生の事例分析は分かりやすかったが、では自社でどう取り込んで実践できるかと考えると、うーんと思ってしまった。初版は四半世紀以上前に出たこともあって、事例も古く、現在の(自分がいるような)IT企業としては国際間の協調とか参考にすべきところもありそうだけど、だいぶ事情も変わっているのでは...と思った。

    0
    2023年02月04日
  • 知識創造企業(新装版)

    Posted by ブクログ

    日本と欧米との違い、それぞれの強み、を少し古めのケースを元に立証している論文形式の本。
    参考になる部分もあるが、僕が読んだタイミングの問題なのか、本の分量の割に発見は少ない

    0
    2022年12月21日
  • 知識創造企業(新装版)

    Posted by ブクログ

    「ワイズ・カンパニー」がでたのにあわせて、新装版がでたので、久しぶりに「知識創造企業」を読みました。20年ぶりくらいかもしれない。。。

    最初に読んだときは、前半の理論的部分は難しいし、後半の事例とか、企業へのインプリケーションの部分は、少数の事例しかでてこなくて過度に一般化されている感じがして、今ひとつ、ピンときませんでした。

    今回、あらためて読んで、後半部分の事例は、実証的なものではなくて、未来にむかって役に立つかもしれないヒントみたいなものなのだと思い、ちょっとなるほどと思いました。

    一方、前半の理論部分は、ちょっと大雑把すぎるというか、この研究の世界的な独自性を強調したいがために、

    1
    2021年10月25日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    野中先生のSECIモデルを学びたく手に取ったが、日本語版へのあとがきの中の以下の一文がもっとも印象的であった。
    『たとえどんなにその情報処理能力が優れていても、人間不在の情報システムが吐き出すものは、データや情報とは呼べても知識とは言えない。なぜなら、知識の背後には常に人間の「思い」がなければならないからである。あくまで人間を中心に、情報技術を知識創造の道具として使いこなさなければならない。』

    0
    2021年10月20日
  • 知識創造企業(新装版)

    Posted by ブクログ

    組織と学習の関係について、新しい福音書とも言えるか。
    ただ、プラクティスを説く本ではないし学術的な考察を述べるものなので、どう活かすかは課題として残るし、ハッとする気づきを得るとかいったのは難しい

    0
    2021年03月18日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    知識ではなく、知識創造が利益を生み出す。従って、効率よく知識創造できる組織構造が企業の競争力となる。この本は、この前提により、「効率よく知識創造できる組織構造」とはどのようなものかを考察する。主張は理解できるが、ケーススタディに登場する企業がその後、未曾有の危機に立たされた例が多く、理論と現実の世界に乖離があるようだ。

    0
    2018年10月23日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    ハイパーテキスト型組織、つまり、プロジェクト・チーム、ビジネス・システム、組織ベースというレイヤーに要員を分けて配置する考え方が面白い。

    0
    2015年05月24日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    企業における知識そのものではなく、「知識の創造」プロセスに着目した研究が画期的、とのこと。



    <目次>
    第一章 組織における知識 ――序論
     1 競争力の源泉としての知識に関する最近の議論
     2 日本的知識創造の特徴
     3 暗黙知を形式知に変える
     4 知識創造の三つの特徴
     5 知識創造の主役
     6 ここからの旅路
    第二章 知識と経営
     1 知識とは何か
     2 プラトン vs. アリストテレス ――西洋認識論の基礎
     3 デカルト vs. ロック ――大陸合理論 vs. 英国経験論
     4 カント、ヘーゲル、マルクス ――統合の試み
     5 二〇世紀における「デカルトの分割」への挑戦
     6 

    0
    2015年04月26日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    知識は、暗黙知と形式知に分かれる。知識の蓄積、創造は、個人の役割。それを促進するのが、組織の役割。暗黙知と形式知は、共同、表出、内面、連結と四つの知識変換を行う。

    0
    2012年01月16日