プラットフォームをどう我がビジネスに活かしていくか?
いくつもの会社の実例を引き合いに、その重要性を説いた内容。
プラットフォームに関する本について、これまで何冊か読んでみたが、
基本的にはプラットフォームを構築することの重要性を説いた内容が多く、
構築できた暁には、自社の大きな強みになるのは理解
...続きを読むできども、現実的には・・・という内容だった。
本書においては、その側面もあるが、
既に他社が構築しているプラットフォームをどう活用していくのか?という面にも言及され、
プラットフォームを手段として捉えた非常に現実的な内容であり、納得感も高かった。
重要なことは、自社として何に取り組みたいのか?(解決したい課題は何であるのか?)をまず明確にすること。
その実現に至るプロセスの中で、プラットフォームをどう位置付けるか?ということ。
そして、そのプラットフォームをどう構築、もしくはどう取り込んでいくか?
日本企業にありがちな自前主義を捨てる時代になっていると感じた。
自社のコアコンピタンスをどう活かしていくか?というビジネスの基本が重要となるが、
この自社の強みや既に当たり前になっている取引先との関係を再定義し直すことも重要。
事業を拡大させる近道を日頃から意識し、如何にプラットフォームを取り込んでいくのか?
これを押さえ続けない限り、プラットフォームを利用してのビジネスは難しいと感じる。