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経営者のブレーンとしても活躍中の著者による初の本格的企業戦略論。「オープン化によるORからANDへの転換」という戦略シフトで日本企業は新たな価値を生み出せるようになる。
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Posted by ブクログ
現在の事業環境における、日本企業の戦略の転換の必要性を示唆したもの。 グローバルな競争環境がある中で、 世界を市場と捉え、 自社の競争の源泉、差別化のロジック(仕組み)を残して、 後はオープンな協力体制により、イノベーションを実現する ことが慣用と。 台湾、米国の企業が中心であったが、シンガポー...続きを読むル、オランダ、香港など自国市場が小さい国の企業について、成功事例があれば良かったと感じた(そんな企業があるのか不明だが)。
一橋大学大学院の教授の本。 キーワードはICTに加えて、「オープン化」と「OrからAnd」の2つ。 ダイアモンドモデルなどのクラスター戦略や、堀場製作所や日本電産などがどう成長していったのかなどを通して、オープン化とICTの重要性を説明されている。また日本の問題点も触れられており、典型的な大企業社員...続きを読むの自分としては考えさせられることばかり。また忘れたころに最終章などを読み直すと良いかもしれない。
著者は、石倉洋子氏である。一橋大学大学院の教授で、Mck出身者として非常に 有名な人である。そして、本書はその彼女の久しぶりの書籍となる。 本書の内容は、いつの時代も常に問われていることで「戦略を変えろ」という事、 そしてその変える道先、つまり現在はいかなる状態で、どのように変化しているのか。 そ...続きを読むの時代におけるキーワードは何か。という事が述べられている。 そこで、著者が主張するキーワードは2つあり、 1.オープン化 2.ORからANDへ である。 オープン化は基本的にはシステムの話であるが、システムだけに留まることではない。 イノベーションを起こす際、ダイナミックな戦略を考える際、アイデアを考える際に 自社だけに留まらず周りを巻き込み動いていく。それが講義のオープン化だ。 ORからANDは、トレード・オフの概念と真っ向対立する形。相反するものを 含ませ、臨機応変にしろって事だろう。 本書の内容を読むと、意外と既知な内容が多いが二つのキーワードにまとめたことは やはり著者は“上手いな”と思わせられた。そして、オープン化は極めて大切。 これは、自らの体験を持って語れる。 特に、これだけ情報が流れる時代において、ネットの情報は価値が薄い状態で、 このような時代だからこそ、実際に体験した人、企業の話(情報)がリアルさを 持って、価値を生み出していく。 いわゆる螺旋階段を上るように、これからまた人と人との密接なつながりが 重要になってくるのだろう。 以上
ICTの進歩と人口の爆発的増加により、変化が日常茶飯事となりりオープン化が進む。結果として、これまでトレードオフの関係にあったものが両立できるようになり、「ORからAND」になりつつある。 企業は従来ORと考えられていたものをいかにANDとして結んでいくかが重要になっている。その際に、オープン・シス...続きを読むテムの活用がカギになる。
経営戦略で有名な一橋大学大学院教授石倉先生の本です。これからの企業のあり方について書いてあります。内容はかなり専門的です(汗)。
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